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はい、こんにちは、山口です。今日はですね、歯ぎしりの話をちょっとしたいと思います。
どうですか、皆さん、歯ぎしりとかしてます?
これって難しいのがですね、寝てる間にしてる歯ぎしりっていうのは、一般的によく言われてる歯ぎしりで、寝てるので自分がしてるかどうかわからないよっていう感じなんですけども、
実はですね、歯ぎしりには大きく分けて2つパターンがありまして、起きてる時の歯ぎしり、そして寝てる時の歯ぎしりっていうのがあるんですよ。
はい、なので寝てるばっかりじゃないよってところですね。要するに噛み締めるんですけども、ここの症状もですね、大きく分けて3つあります。
3つがですね、1つがグラインディングと言ってですね、歯をですね、この
うすをスリスリするような、奥はグリグリグリってやるような感じの噛み締めるパターンと、クレンチングと言って、ギューって噛み締める。
もうなんかもう力が盛り盛りに作ってるみたいな感じのですね、噛み締めるパターンと、あとタッピングと言って、
パチパチパチパチ鳴らすやつですね。この大きく分けてそのパターンが3つあるんですけども、これが起きてる時にあるのか、寝てる時にあるのかっていうのがまあその
いわゆる噛み締めですね、の中にあります。ブラキシズムと英語では言うんですけども、このブラキシズムに関してですね、論文ちょっと調べてみました。
で、出てきたのがですね、そのいつもお話する論文の中の論文みたいなですね、リタラチュアレビューっていうのが2010年、
インドのシルファー・シェティ先生がまとめた論文として出てるんですけども、ここでまあその
ハギシリとは何ぞやっていうのをもう一度そのいろんな論文を漁ってですね、調べましたっていうような内容で出てました。
で、どうですか?原因がわかったと思います。要するにそのハギシリってまあそういうふうにじゃあ寝る時に噛み締めるんだとか、
例えばストレスがかかってるんじゃないかとかっていう話をよく耳にするわけですけども、本当の原因ですね。なんでそもそもハギシリすんのっていう噛み締めとかタッピングなんでもいいんですけど、
すんのっていうのを原因知りたくないですか?
ねえ、全く意味わからへんじゃないですか。やることによってですね、いいことってあんまりないんですよね。歯は当然摩耗して減ってしまいますし、
顎関節ですね、この部分にストレスがかかってしまって顎関節症になってしまったり、噛み締めることによってこの側頭筋がギュッとしてるからなんとなく頭痛が出たりとか筋肉痛が出たりとかですね、
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この部分の緊張が肩につながって肩こりが出たりとか、もちろん睡眠障害もそうですね、噛み締めることによって目が覚めてしまうパターンの人なんか安眠ができてないというようなことになるわけですから、それが起きない方がいいわけなんですけども、この原因って何なのっていうのを調べてるわけですね。
リタラシャルレビューの中ではですね、原因としてはまだ全てがわかったわけではないんだけども、どうやらドーパミン由来の神経が悪さをしている可能性がありますよというふうな示唆が出てました。
ここにだからドーパミンの活動を抑えるようなお薬を使うと、短期的には噛み締めの作用が良くなる、逆にこれも長いこと使うと症状が悪くなるというのが出てたりとか、
よく飲酒とかですね、タバコの喫煙というのを噛み締めを悪くするというふうな話があるんですけども、これもその大脳規定核の部分で神経細胞にですね、そのドーパミンの部分に作用してしまうみたいなのがどうやらありそうだというところまでは今は出てきているみたいなんですけども、
結局のところバシッとした答えは今の科学の中ではまだ答えが出てきていない。
こういう噛み締め、ブラキシズムというものはパラファンクションだと、要するにその本来の機能ではなくて、あまり意味がない機能としてあって、
覚醒反応と言ってですね、それをすることによって体が起きるというふうな一つのスイッチが現代では誤って使われているんじゃないかというふうな仮説ですね、これはまだ答えは出てないんですけど、
そうしたら上がっています。なので少なくとも原因ははっきりわかってないんですけども、こういう状況だと歯ぎしり悪くなるよねっていうのは結構わかってるんですね。
一つ目、ストレス。何かわかりますよね。起きてる時のストレスって寝てる時の、あいつムカつくみたいな、
ムカつくみたいなのになってるってやつ。これも起きてる時も寝てる時もですね、ストレス、心のゆどりがなくなるとそういうふうな心位反応が出ちゃいますよ。
あとはさっき言った喫煙とか、お酒もそうですね、飲酒なんかもそうです。
合わせて歯並びが悪い方なんかも安定性が悪くてですね、末症側の原因で歯ぎしりが起きるんじゃないかって話が出たりします。
じゃあそういうふうな原因を減らすっていうふうなのは僕たちとしては対処していけるわけですけども、
なかなか現代人の生活というのはですね、ストレスまみれでして、卵とかお酒とかっていうのは制限できても、ストレスを減らすっていうのはですね、
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生きてるだけでストレスするって方も当然いるわけで、そうなってくるとなかなかコントロールが難しいわけですよね。
そうなってくると、せめてですね、歯が減っちゃうとか関節が痛むのを予防したいとか、朝起きたときの筋肉痛とか肩こりを減らしたいという方の場合には、
何かいいのがないのって言うと、このリタラチュアレビューの中でも書いてますが、ボトックスの治療ですね。
ボトックスって筋肉の動きを止めるやつですけども、筋肉の動きを3ヶ月から4ヶ月ぐらいですね、部分的に動きを止めてあげることによって、
その関節へのダメージは減りますよというような論文としても紹介されていました。
実際ちょっと症例を見てみましょうか。
こちらの方をちょっと見てもらいましょう。
こちらもエステティッククイズの中で出てたやつですね。顔出しモニターさんのやつなんですけども、
この1番から2番、2番から3番に変わっていってますけど、それぞれ何をしましたかっていうクイズで、
これのクイズの答えが実はですね、これが術前の状態で、まず実はボトックスだと言ってますね。
これいわゆる小顔になりましたっていう状態。
ここからこっちは骨の治療して、まだちょっと術後1ヶ月ちょっとなのでむくんでますけども、お顔がシュッとしましたよっていう話ですね。
ここで見ていただくのがこの1番から2番の変化。
ここの部分なんですけども、このエラーの部分、この部分にボトックスの注射を打ってます。
そうすることによってどうですか。お顔の大きさが、いわゆる下側がぷっくりしてるような下膨れタイプですね。
この下側がどうしてもぷっくりしてしまうっていうのが、何となく痩せた感じがする。
この量が減ってますよっていうのは見た目上の変化なんですけども、
この患者様の場合はやはり噛み締めとか噛み合わせが悪いというのが原因で、
ハギッシーが結構しているというような感じなので、
この機能的に肛筋という筋肉がめちゃめちゃ発達しているのを抑制してあげたという形になっているわけですね。
もちろん全てが良くなるわけではないんですけども、
少なくとも力くぶの部分が力が発揮できなくなることによって、
要は関節が痛まなくなったりとか歯が減るのがマシになったりというのがありますので、
こういうふうなコントロールの仕方がありますよというところですね。
あくまでもですね、
噛み締め、歯ぎしりに関しては、
マウスピースですね、今治療としてありますけども、
こういったもので歯を直接ダメージが来ないようにとか、
噛み合わせのバランスを変えてあげてみたいな感じで治療する保存的治療といいますけども、
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根本的な治療じゃなくて保存的治療というのが主流になっていますので、
この歯科医院ですね、歯医者さんのほうでご相談してもらったらいいと思います。
歯科医院でボトクスされているところも当然ありますし、
病気化でももちろんしていますので、
エレアのボトクスをしてあげることによって、
関節炎のダメージをなるべく減らすというところで
ケアしていってあげればなというふうに思っています。
ということで、今日は歯ぎしりの話ですね、ブラキシズムの話をしました。
まず自分が歯ぎしりしているかどうかというのを認識するところが、
この歯ぎしりのブラキシズムの治療の第一歩ということになりますので、
奥歯がやたらすり減っていないかとか、この辺が痛くなっていないかとかですね、
それこそ一緒に寝た方にギリギリ言っていたよとかカツカツ言っていたよ
みたいなのが出ていないかというのを確認してもらって、
もしご自身にそういうふうなことがあった場合にはですね、
早めのケアというのがいいかなと思います。
実際にすり減ってしまった歯もそうですし、
傷んでしまった関節もなかなか元に戻りませんので、
早めのケアというのがいいのかなと思います。
ということで、人間の体の不思議の一つですけれども、
今日は歯ぎしりの話をしました。皆さん気をつけてみてください。
以上です。じゃあね。バイバイ。