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2023-05-15 11:15

第55回「歯周病になると太るの?」/「歯を大事に!よく噛むことは痩せる一歩!!」

今回より通常配信に戻ります!


今回の内容

・歯周病は全身に悪影響!?

・歯周病になると太りやすくなる!?インスリンの邪魔をする!?

・歯周病は動脈硬化の原因に!?心臓、血圧、、色々ヤバい!?

・8020運動って知ってますか?歯は大事に!?

・歯周病対策!!よく噛むのが超大事!!リンゴを食べると特に良い?

・よく噛むことは太らないのに大事な方法。現代人は噛まないのが太る原因?

・食前食後にガムが良い?


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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、ラジオ置きの方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についてお話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
第50回配信からしばらく、いつもと違う感じの配信をしておりました。が、今回から通常放送に戻ります。
第50回置きの方はご存知かもしれませんが、都合により現行配信状況がピンチになりました。
第51回と第52回配信の内容は、あちこちの勉強会とかで話をしていたことなので、現行を作らないで済む内容でした。
それと、第53回、54回放送では、おじさんのアウトプットのドスコイさんに来ていただきました。
おかげで、急場を拾うことができました。ドスコイさん、本当にありがとうございました。
今回のテーマは、最近増えてきた歯科とか、歯医者の受診に関してのものです。
コロナウイルスが猛威を振るっていた頃は、感染予防対策などで、歯科での受診や受診人数を制限しているという、そういったクリニックが多かったです。
が、コロナが語呂になるようというニュースがよく流れるようになった頃から、歯を抜いたりとか、神経を抜く、
顎の関節部分の治療、そういったのをされる人が増えてきているなというふうに感じられます。
では、そんな歯科に関することでいただいた質問を今回ご紹介させていただきます。
それでは今回の質問はこちら。
刺繍病になると太るの?
歯科受診をされた患者様からいただいた質問なんですけども、その患者様はやや大きめの体格をされております。
で、その患者様が歯科に受診をして治療をしている時なんですけども、医師へ、
歯を治したら食べ過ぎないように気をつけるよと話したところ、歯科の医師からは、
刺繍病とかは太る原因にもなるから、歯とかは本当に注意してねといった話をされたと。
治療中ということもありまして、あまり詳しく医師には聞けなかったけども、
刺繍病がなんで太りやすいのかというのをもっと詳しく聞きたいよということで、薬局の方で質問をいただきました。
この刺繍病、ここ数年なんですけども、刺繍病が様々な病気を引き起こすよと言われるようになってきております。
刺繍病の悪化による歯茎の炎症、これが続きますと、よく刺繍病菌というのが増加するんですけども、これが血液の中に入っていきます。
その刺繍病菌が血糖を下げるインスリンの働きを邪魔して、血糖コントロールを悪くするよ、妨げるよと言われるようになりました。
血糖値を悪化させやすくなるので糖尿病になりやすくなるよとも言われるんですけども、それと付随してインスリン、これインスリンは糖を下げる時に糖を脂肪に変えて体に脂肪を蓄積させるよという作用があるんですけども、
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インスリンの邪魔をすることでインスリンが血糖を下げるのにより多く必要になります。
そしてインスリンが増えると脂肪を作りやすくなるとなりまして、結果的には太りやすくなる原因になると言われます。
なので刺繍病になると太りやすくなるよと最近言われるようになっております。
またこの刺繍病菌なんですけども、血管の中に入った時に血管の壁にくっつくと、
そうして血管にどんどんどんどん蓄積、溜まっていきまして血管の中で出来物のようになると、
そうすると出来物によって血の流れが悪くなってしまうよとか、出来物が熱くなっていくことで血管の動き自体を悪くする、
そういうのが起きると言われております。
これによりまして血管の動きが悪くなる、血の流れも悪くなって、動脈効果という病気を進行させるよと言われたりもします。
血の流れが悪くなったり動脈効果こういったのが起こりやすくなることで、心臓病のリスクを上げるとも言われております。
心臓病までいかなくても血管の状態が悪くなるので血圧が高くなる、こういったのも出やすくなると刺繍病には言われております。
このようなことから刺繍病が全身のケアをするためにも注意が必要な病気と言われるようになっております。
8020運動という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
これ8020、80歳でも自前の歯が20本以上あるような生活習慣をしましょうねということなんですけども、
歯がたくさんあることでよく噛むというのは認知症とかあとは糖尿病とかに対してもそういったいろんな病気に対して重要な対策になるよと言われております。
なので歯は大事だよと言われているんですけども、こういった刺繍病にも注意が必要だよということで8020運動は最近ではより多くのところで聞かれるようになっております。
刺繍病予防にはよく言うフラーク、刺繍とか歯の赤と言われるものですね。
これを除去するのが大事だよと言われております。歯の表面とか歯と歯茎の境目とか歯と歯の間こういったところに付着している白いネバネバーとした塊ですね。
これは歯の汚れというだけでなく菌の塊という面もあります。
なので定期的に歯磨きをしてこの刺繍とかフラークを除去するのが大事です。
また時間とかに余裕のある方ですと歯医者さんで歯石とかを除去するのも大事と言われております。
あとこういった刺繍病予防にとって大事なことはよく噛むことです。
よく噛んだりすると唾液が出やすくなります。この唾液には殺菌作用がありますので刺繍病菌などが増えるのを防ぐという抑えやすくしてくれます。
特に食物繊維の多いキノコとか野菜、海藻などは唾液を出しやすくする用と言われております。
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その中でもリンゴ。リンゴは果物なんですけどもこのリンゴは食物繊維が取れるだけでなくてリンゴ酸という成分が入っているんですけどもこのリンゴ酸が口の中のアクダマ菌を殺菌する効果があると言われております。
なのでリンゴをよく食べようねとお勧めしている歯科の医師も多いと言われております。
ここまでが質問に対する僕なりの返答です。そしてここからは本日のワンポイントです。
本日のワンポイント。歯を大事によく噛むことは痩せる一歩。
別のテーマの際に食欲を抑えるレプチンというホルモンの話をした際にも触れているんですけども
歯科絡みということで今回また話題にさせていただきます。よく噛むこと。これによって唾液が出やすくなります。
その唾液と反応して食事が美味しく感じられることで食事満足度が高まりやすくなります。
また咀嚼をすることで脳が刺激されまして満腹中枢を活性化して満腹感を感じやすいことも言われております。
その他にもよく噛んだりすることでレプチンという食欲を抑えるホルモンの分泌も刺激されますのでより満腹感を感じやすくなるという点もあります。
が食事を開始してからレプチンが分泌されるまでは20分から30分くらいかかるとも言われております。
ゆっくり食べた方がいいと言われるんですけども時間をかけるという意味でもよく噛むことはとても大事です。
食後にガムなどを噛めそうであればガムを噛むということは咀嚼効果もありますのでガムを噛んでいる間にしっかりとレプチンが分泌されやすくなるので
食事の満腹感を得られやすいので食後のガムを噛むのもいいよーとも言われております。
ただ食後でなくても食事の前にガム噛んだ方がいいよーという話をする医師も大変多いです。
というのも食後にガムを噛んでもどか食いをした後でガムを噛んでも意味ないじゃないかという話をする医師が多いです。
なので食事の前にガムを噛んでおくことである程度満腹感とかを得られやすい状況
レプチンが出やすい状況を作ってから食事に入る方がいいという医師も大変多いです。
またガムなどでは糖分が気になるということでキシリトール入りのガムをお勧めするという歯科も大変多いです。
キシリトールとかノンシュガーのガムですね。こういうのを活用するといいよーというのは多くの歯科でお勧めされています。
僕自身のキシリトール入りのガムは食べすぎると下痢をしやすくなるとか糖分が少ないといっても摂取してしまうのは
結果的な血統値どうなの?というところもあるとは思っているんですけども、ただ普通のガムを噛むよりは圧倒的にキシリトールガムとかノンシュガーのガムの方がいいですし
結果的な食事満足度を上げるという意味では、食後のガムとか食前のガムは個人的にもいいんじゃないかなと思っています。
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食事に時間をかけれないからこそ試してみるのをお勧めしております。
実際のところ食事に時間をかけれないというのはデータでもしっかりとあります。
古くなってしまうデータでもあるんですけども、1日の食事の咀嚼回数と食事時間、これを調べた報告によりますと
戦前の一般的な食事においては1回の食事で1420回噛み、食事時間は約22分あったと。
それに対して現代の食事では1回の食事の咀嚼回数が620回、食事時間は約11分と噛む回数食事時間ともに減っているというデータがあります。
近年ですが日本人の肥満率の増加が問題になっております。
これ年代がずれるんですけども、あまり古いデータすぎると食事があまりにも文化が違いすぎるからということで、昭和50年代頃から統計データになってしまうんですけども
日本人男性の肥満率が昭和51年では15.2%だったに対して平成30年頃では約30%、2倍くらいになっています。
ちなみに女性は昭和51年で21%頃、平成30年頃でも20%くらいでほぼ変わらずなんですけども、男性の肥満率がかなり増えていると言われております。
これは男性の場合は仕事なので外食が多いこととか、アルコールをよく飲むことなどが理由として挙げられますが、
根本的に咀嚼回数が減ったり、仕事とかで食事の時間をかけないことも理由の一つじゃないかと言われております。
忙しい現代だからこそ、食事に時間をかけれないからこそ、よく噛むことを意識すること、
キシリとルインのガムなどを活用するのをお勧めしております。
今回はこんな感じです。今回も最後にお聞きいただきまして誠にありがとうございました。
また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
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