1. 建築設計とまちづくりの日々
  2. 特命と相見積もり
2025-03-04 18:03

特命と相見積もり

1.Small talk()
マルシェまであと1週間(もない)
2.Main theme()
特命と相見積もり

設計が終わると工務店さんへ見積もりをお願いします。
見積もりは1社だけに出す場合(特命)と複数社出す相見積もりがあります。
安いもしくは適正な金額をだしてもらうために相見積がいいと思われがちですが、工事規模や技術などで必ずしもそうとは言えないところがあります。
一社見積もり、相見積もりのメリットデメリットのお話です。
いつも聞いてくださりありがとうございます。

#ヤドリギ建築設計舎
#ヒロマチ
#特命と相見積もり
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/67a8097c11be6ce817c09d9b
00:06
どうも、宿木建築設計者の吉田よしはるです。
大阪を中心に、つながりが濃くなる場所づくりをコンセプトに建築設計をしたり、
学生とのまちづくり集団、ひろまちの代表として活動をしています。
設計やまちづくりでの過程や考えていることを届けていきます。
どうぞよろしくお願いします。
違う回で、5月11日にひろまちの活動として、マルシェに参加する話をしていたのですが、
もっと近いところで、3月の8、9日、大阪のATCというところで、
子ども向けか、家族向けのワークショップをやるのですが、
こっちはひろまちではなくて、妻と一緒にやっているプロダクトブランドのマハットというところから出展で、
木を使って、ボタンとかネジを使って、ものづくりを楽しんでもらうというようなワークショップなんですけど、
残り1週間切って、めちゃくちゃバタバタ準備にバタバタしているのですね。
今回、何回目?3回目くらいかな?
ワークショップはもうちょっとやっているのですが、
ハットとして、もしくは今回は前回とはワークショップの内容が違うんですけど、
全く違うわけじゃなくて、やっぱり木工をするとか、コンセプトというか、子どもたちにどういったことを感じてほしいとか、
そういったものは全く180度違うわけじゃなくて、近いところがいっぱいあるし、
準備物もね、今までの準備したものも、備品とかも使えるものがあるし、
だんだん経験と準備物で楽になる、楽にはなっているんでしょうね。
楽になると思って、これぐらいでできるだろうというふうに準備をしていくと、
予定どおり進まないということになってしまっています。
皆さん予定ってどうなんですかね?予定は予定どおりみんな進んでいるんですかね?
予定が予定どおり進まないのは、もちろんダメですけど、
どこかで、自分のどこかで、予定は未定じゃないけど、予定どおり進まなくて当たり前っていうどこかであるから、
たぶん予定どおり進まない予定を毎回組んでしまう。
これちょっと反省しないとダメですけどね。
今も残り1週間切ったところでバタバタと追い込まれ、追い込まれないとできないわけじゃないんですけどね。
こういうのをしようというイメージが100点としたら80点ぐらいにはなるかなと、
そういったところで着地したいなとは思っています。
03:02
またちょっと終わったら、ここでもどんなことをやって来てくれた子どもたちが、
どんな風に楽しんでくれたかとかは、また報告したいなと思います。
今日はですね、何回か前に設計が終わって、
図面が描き上がって、そこから工事が始まるまでの間の期間の話をさせていただいてたところなんですけど、
その期間の中で公務店さんに見積もりを出すということが絶対必要になってくるんですけど、
そこで見積もりを何社に出すか、1社がいいのか、2社、3社、4社、5社がいいのか、
何社が一番いいのかというお話をさせてもらいたいと思います。
というのも、仕事で私がやっている中では、やっぱり見積もりは多い方がいい。
見積もりを取る価値が多い方が安くなるだろうと。
だから多い方が一番安い出る確率が上がってくるので、多い方がいいということなんですけど、
多ければいいこともなくて、実は少ないからこそいいことがあるみたいなお話をしていきたいなと思います。
まずは、1社で取るか数社で取るかで話が変わってくるんですね。
1社見積もりのことを、他の業界で言うのかわからないんですけど、匿名って言うんですよね。
複数社取るのは、他のところでも言うと思うんですけど、相見積もりという言葉で言ってるんですね。
まず、相見積もりの方のメリットから言うと、一番安い金額が取りやすい。
これは比較なんですけど、匿名の場合だと1社だけ、1つの金額しか出ないので、
それが本当に適正なのか、高いのか安いのかってわからないじゃないですか。
でも、相見積もりを取ると、何個か出てきたら、例えば3社見積もりして、
予算が3000万円だったとして、値爪も3000万円くらいかなという形で設計しました。
そうしたら、例えば2800万円、3000万円、3800万円みたいな、1つだけ飛び抜けている場合は、
3800万円だけが飛び抜けていて、他は3000万円前後だったら、3800万円は高いなというのがわかる。
これは一番ですね。値段がわかりやすい。
そして安いやつに見つけやすいというか、適正な金額が取りやすいというのが一番のメリットですね。
06:11
それ以外にも、これはケースバイケースなんですけど、
お客さんと公務店さんと契約する前では、見積もりの段階で会うこともあるんですね。
そうすると、人柄というのも色々見れるというところですね。
建築機関自体も長いお付き合いですし、
例えば劣化してきた、悪くなってきたという時に修理してもらおう、直してもらおうと思うと、
そこの公務店さんじゃなくてもいいですね。
まず相談するのはそこの公務店さんに相談しやすいじゃないですか。
建物のことはよくわかっているのでね。
そういったことで何年にもわたってお付き合いする。
もしくは新築の場合だと1年点検、3年点検、5年点検とか、
それは最初の約束で決まるんですけど、
でも大体は何年かおきに最初は確認に行くんですね。
調子が良くても悪い場合は連絡くるから行くんですけど、
調子が良くても建物に違和感がなくても調査に行くんですね。
どうですかみたいな感じでお客さんと話しするんです。
私たちの設計事務所も行くんですけど、
そうするとわざわざ連絡するまでもないけど、
実は気になることがあったっていうことがあるじゃないですか。
お金云々関係なしにちょっと気になるけど、
いやでもこれ気のせいかな、ちょっと言いにくいなっていうことは、
そういった時に、訪問した時にね、
そういえばこんなことちょっと気になっているんですよ、
っていう話もあったりするんですね。
なのでお付き合いがとにかく長いので、
やすければいいっていうのもちょっと考えもので、
やっぱり話しやすいとか困ったことが将来あった場合に、
この人ちょっと言いにくいなっていうのはやっぱり避けた方がいいので、
そういったことも医者さんだけだとこういうもんかってなりますよね。
普段そういう公務員さんとお話しする機会がない場合は、
特に例えば公務員さんだから業界的に頑固な人が多いのかな、
みたいなイメージを持たれている方は、
しゃべってみたらちょっとツッケンドーな感じだったりすると、
まあ業界の人だから仕方ないか、みたいなと思ったら、
何社さんか会うと結構親しみやすい方もいらっしゃる。
09:02
ちょっとこの人の方がいいな、みたいなこともあるので、
選ぶときに比較しやすいというのがあります。
大体メリットがそこですね。
デメリットと何社がいいかっていうのは一緒に話したいんですけど、
まずは何社がいいか。
2社は基本的にあんまりお勧めしてないですね。
値段で言うと、例えば2,800万と3,800万2つ出てきたら、
どっちが適正か分からないですよね。
3,800万円の方が高いんじゃなくて、
それが普通で2,300万円安いのか、
2,800万円が普通で3,800万円が高いのか、
これは分からないんですね。
だから3社以上取る。
もうアイミス取るなら以上がお勧めです。
で、多くていい何社かってあるんですけど、
デベロッパーさんというか大事業は置いといて、
それほど出ない場合、
それほど出ない場合、
法人さんがいるよりも数億でもですね、工事費が。
でもやっぱり3社か5社だと思います。
6社7社なんと多いなと思います。
ここが出てくるのがデメリットなんですけど、
基本的にアイミツモリの場合は、
必ず事業者さんには、
これはアイミツモリですというご連絡をするんですね。
もちろん何も言わなかったら向こうも聞きますしね。
これ何社ミツモリですかとか、
匿名ですかみたいな質問をされます。
で、例えば3社ミツモリですってなったら、
もちろんこれ選ばれるのは3社のうちの1社なので、
頑張ろうかなってなりますよね。金額によりますけど。
それは5社ですよってなった場合は、やっぱりやる気が変わるんですよね。
5社で戦うのと3社で戦うの。
で、もちろんこれミツモリなので、
さっき言った人柄っていうのも判断材料の1つですけど、
基本的には価格勝負になるんですね。
どういった会社さんが入るかもわからない。
例えば中堅、ある程度中堅の公務員さんだった場合、
小さな公務員さんが入っちゃうと、
小さな公務員さんのほうが入れば経費が低くなるので、
安くなりがちなんですね。
その確率を考えると、やっぱり5社だったらやる気が出ない。
やる気が出ないと何が起きるかというと、
金額があまり頑張らなくなるんですね。
だから5社だと取れる確率が低いから、
一生懸命というか値段をね、
価格を精査して、ここまでならギリギリいけるかみたいなことを、
しなくなっちゃうんですね。
取れない可能性が高いんだったら、
あまり見積もりに時間をかけずに、
ここだったらうちできますよっていう、
勝負どころがちょっと緩くなっちゃうというか、
高くなりがちになります。
それも金額によるんですね。
12:01
だから予算が、例えば工事金額1000万のやつと、
もちろん5000万のやつと、
もちろんそれは売り上げも変わるし、利益も変わってくるので、
高い方がやる気は出るんですね、ビジネスとしては。
だからそのあたりは、
その金額、工事予算の金額と、
掛け合わせて何社にするかっていうのを、
決めた方がいいかなと思います。
とにかく多ければいいっていう、
すると結果3社の方が、
例えばね、安いのは出てくるけど、
5社になったら、どこもちょっと頑張らないっていうかね、
価格を厳しいところまで狙っていかないっていう風に、
全社がなってしまったら、
結果5社取ったけど、
どこも3社と比べたら高くなってたっていうことにも、
なりかねないので、
そのあたりはいろいろ設計事務所さんと、
相談した方がいいかなと思います。
そのあたりですね、
相見積もりのメリット、デメリットみたいなの。
もう一つ特命、
一社見積もりの場合のメリット、デメリットなんですけど、
デメリットは、相見積もりの反対ですよね。
適正な価格かどうかがわからない。
人柄も、この業界でこういう人が普通なのかどうかがわからないので、
いい人だったらいいですかね。
話しやすいとか、
予算通りだったらいいとか、
というのはあるんですけど、
わからないんですよね。
価格は特にわからないですよね。
というのがデメリットですね。
メリットは、
価格がさっきの勝負をよりしてくれる可能性が高いということですね。
これはちょっと、
いきなりネットで調べて知らない人に頼むと、
こういうことは起きないんですけど、
基本的に特命という場合は、
設計事務所とか、
うちからでもお客さんの方でも知り合いから、
お付き合いのところから、
特命して小棟で選ぶ場合になるんですけど、
その場合だと、
必ず取れるので、
そんなに変な値段はつけないですね。
だからもう一社で取れるから、
ちょっと割増ししとこうかみたいな、
そういうことはしないんですね。
全く知らないところに、
インターネットで検索して見積もりを取ると、
そういうことになる感じですけど、
もちろん知った中でやと、
今後のお付き合いもあるので、
変なことはしないんですね。
見積もりをしっかりしてくれる。
見積もりに時間をかけてくれるということですね。
そうすると、
設計事務所から見えてないところも、
15:00
例えばこういう材料やったら、
実はこれ同じ性能があって、
こっちの方がお得なんですよみたいなものも、
いろいろ教えてくれたりとか、
提案もしてくれたりするんですね。
そこでいろいろお話して、
より良いものを追求するのは、
特命のメリットになります。
特にその効果が出るのは、
金額が低いときは、
特命でやる方がいいかなと思います。
あともう一個あった。
例えば設計事務所に特徴があって、
特徴があってなくてもいいか。
例えばこういうデザインをしたい、
特定のちょっと特殊なデザインをしたい場合は、
作る方も難しくなるんですね。
そういった場合は、
そういう似たようなデザインをやっている
公務店さんに頼むと、
安心して頼める。
出来上がりがうまくいくので、
もちろん図面を描いているので、
どこの公務店さんも、
結果は同じようになるはずなんですけど、
やっぱり微妙なクオリティの差というのは
出てくるので、
そういった時も、
こういうデザインをしたい。
私たちの知っているところで、
そういうのに得意な公務店さんがいる。
だからそこで匿名でいきましょうというのも一つですね。
だからその公務店さんの特徴というか、
そこの強みのところが活かせるところを
匿名で選ぶというのもあるかなと思います。
こちらにしてもですね、
最終は設計事務所さんと何社見積もりにするかということは、
相談しながら決めていければいいかなと思うんですけど、
起きればいいことになる。
特にお金的に、
予算的にいいことになるというわけではないというところは、
片隅に置いておきながら何社にするかということは、
検討してもらったらいいかなと思います。
私のところでいうと、
本当に今みたいなことね、
メリット・デメリットを伝えして、
何社にしますかというところで、
お勧めは言うんですかね、
この金額とか、こういったデザインとか、
こういう規模だから、
何社とかお勧めですというんですけど、
最後はお客さんが決めてもらった方が、
納得できる形になるかなと思うので、
そんな感じでいつも進めています。
今日も聞いていただいてありがとうございました。
18:03

コメント

スクロール