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神経質やせです。
今日は書評回として、【宮島 美奈さん著 成瀬は天下を取りに行く】を読んだ感想をお話します。
この本は日経の文庫ランキングで上位に入っていたのを見て、小説ですが手に取ってみました。
物語は主人公、成瀬あかりを、友人や町内議会の人など、複数の視点から描く、性立ての構成になっています。
そして最後は成瀬あかり本人の視点で物語が進んでいきます。
さらにおまけとして仮想設定ではありますが、著者と成瀬あかりのやりとりまで物語として描かれていて、構成そのものがとても面白い作品です。
小説を読むのはかなり久しぶりでしたが、冒頭の数行でこれは読むなと引き込まれました。
やはり最初の一文でインパクトを与えられないと続きを読む気にはならないものだと改めて感じました。
舞台は詩画のゼゼ、実在する場所で背景描写もとても細かく、フィクションでありながら現実感があります。
時代設定はコロナ禍の真っ最中、そんな中でも世論に迎合せず、ここを貫きながら様々なことに挑戦していく成瀬あかりの姿が多くの人の目に留まり、元気を与えたのだろうなと感じました。
M-1出場カルタ大会、町内会のイベントなど次々挑戦していく姿は青春そのもの、正直青春を謳歌してきたおじさんには少し眩しすぎる内容です。
物語は中学から高校までが描かれていますが、既に続編も出ていて、おそらく大学以降の話が描かれているのだと思います。
一見主人公と接点がなさそうな町内会のエピソードも最後にはしっかり繋がっていて、伏線の回収がとても見事でした。
作品が人気になるタイミングや物語の組み立て方について純粋に感動した一冊です。
以上、書評ナルセは天下を通りに行くを読んでについてまとめました。
次回はPiWebView Web×Pythonで始める第一歩についてお話しする予定です。
ご静聴ありがとうございました。