ログハウスカフェの訪問
わたし、とろけま~す。
木々の木漏れ日、鳥のさえずり。
二人はログハウスカフェへと足を運びます。
この番組は、音で味わうフィクションストーリーです。
ようやくカフェに到着!
ああ、素敵。
木のいい香りがしますね。
だね。席は、どこでもいいみたい。
せっかくなら、見晴らしのいいテラス席に行こっか。
わあ、絶景。海の青さと山の緑のコントラスト。
頑張ってここまで来た甲斐がありました。
だね。空気はきれいだし、鳥の鳴き声もすごくいいね。
ですね。
でも、さすがに寒いね。
はい。今10℃らしいですよ、ここ。
なんか、あったかいもの飲みたくなりました。
あ、そう、それ。ホットドリンク。
これが私が探してた、ふわふわしてあったかい音。
マシュマロが乗ってるホットドリンクです。
えー、マシュマロに顔が描いてあってかわいい。
でしょ?このマシュマロが雪っぽくて冬な感じもするよね。
さてさて、私はマシュマロコーヒー頼もうかな。
じゃあ、私はマシュマロココアにしよっと。
すみません。マシュマロコーヒーとマシュマロココアください。
できた。おいしそう。
早くあったかい飲み物飲みたいですね。
え、ちょっと待って。まずは音とらせて。
はい、どうぞ。
あ、最高においしい。
このマシュマロが溶けてさらにおいしい。
とろける。
もろりさん、とろけてる。
このドリンクふわふわしてるじゃん。
たぶんこれのことだと思うんだよね。
確かにふわふわしてるけど、これのことなのかな。
うーん、えっと。
あ、そういえば、店内にも雑貨売ってたじゃん。
それ見に行かない?
あ、もろりさんごまかしたな。
わー、お着物とかアクセサリーすっごくかわいい。
だね、暖炉もおしゃれ。
家にこういうのがあったらいいのにな。
暖炉のある家って憧れますよね。
そうそう、火を囲んで語らうとかしたいよね。
あ、あれ見て、めっちゃかわいい袋のお着物。
あそこに天然の木のツリーもありますね。
来月はもうクリスマスか。
もう12月になるもんね。
またクリスマスも一緒に過ごそうね。
いいですね。でも今度は何かに取り憑かれないでくださいね。
電車での移動
あー、なんかその時の記憶あんまり覚えてないんだよね。
ハロウィンの時もろりさん猫に取り憑かれたような言動してましたよ。
えー、そうだっけ。
ま、次の日には治ってたし、もう大丈夫なはず。
さ、次行こう。
はーい。
また電車に乗って次の目的地に行こう。
見て、もみじがいっぱい。
ほんとだ、秋を感じますね。
え、なんか電車急に後ろに戻ってない?
スイッチバックですよ。
勾配があるからジグザグに行き来して、登ったり降りたりするんですよ。
えー、うたのちゃん物知りだね。
やっと次の目的地着いたー。
もろりさん、ここにフワフワしててあったかい音があるんですか?
私の勘では絶対そう。
えー、その勘合ってるんですか?
その前にせっかくだし足湯しよう。
あー、あったかーい。
足の疲れが取れる気がしますね。
あれ?もしかしてですけど、フワフワしてあったかい音ってこれのこと?
いや、違うよ。あれのことだよ。
あれあれ。
ホットドリンク、暖炉、足湯。
一つ一つの音たちがマシュマロのようにとろけあって、
温かい記憶のパーツとして思い出に刻まれていきます。
二人の音探しはまだまだ続きます。
とろけまーす。
とろけすぎでしょー。