1. ライターのホンネ
  2. 原稿はどこまで編集されるもの..
2024-03-08 27:50

原稿はどこまで編集されるもの?「勝手に手直し」のOK/NGラインとは #169

▼Podcastリンク

https://listen.style/p/writernohonne

Youtube、Spotify、各種Podcastアプリでご視聴いただけます。

▼投稿フォーム

https://bit.ly/2Kdog2q

▼パーソナリティ情報

・伊藤謙三

横浜出身。青山学院大学経済学部卒業後、フリーランス活動を経て株式会社YOSCAに入社。2020年にライティング講座「あなたのライターキャリア講座」を立ち上げ、現在は主に講座の開発運営およびライターの育成マネジメントを行っている。趣味はカラオケ、スケートボード、DTM。2020年に第一子が誕生。

https://twitter.com/kenzo_ysc

・西東美智子

広島県出身。一橋大学社会学部卒業後、国立大学事務局、文芸雑誌編集部を経て、2015年にフリーライターとして独立。2020年以降は「あなたのライターキャリア講座」講師も務める。執筆における得意分野はEdtech、バックオフィス改善(働き方、業務効率化)。趣味はミュージカル鑑賞、ゲーム、文学創作、犬・猫と過ごすこと。

https://twitter.com/msaito_writer

▼関連企業/関連サービス

・株式会社YOSCA

https://yosca.jp/

・あなたのライターキャリア講座

https://yosca.jp/school/career/

サマリー

ライターと編集者の視点から、原稿の編集に関する体験談や修正依頼のあり方について話し合われます。 編集側はライターを育てたいという意識でダメ出しをしておりますが、中には頑固な状況もございます。原稿が修正される範囲は状況や関係性によって異なり、提案されることもございます。 役立つ情報として、本屋、ラジオ、小説、Twitter、本、電子書籍、紙の本、クリエイター、ドラマ家、映画家、そしてステップなどの要素が取り扱われております。

ライターと編集者の視点
伊藤謙三
ライターの本音。悩めるライターの疑問や不安を解消すべく、現役の編集者・ライターが本音で語り合うポッドキャストです。
こんにちは、株式会社YOSCA編集者の伊藤謙三です。
西東美智子
フリーライターの西東美智子です。
伊藤謙三
本日のテーマはこちら。
原稿はどこまで手直しされるのか。
西東美智子
ライターの方だったら経験があるんじゃないかと思うんですけど、
お客さんに原稿を納品して、あれ、いつの間にか上がってるなと思ってネット上の記事とか見るとですね、
あれ、結構変わってるっていうね、ちょっともやっとしたりする経験ってあるんじゃないかなって思うんですね。
私自身もよくあるんですけど。
一方で、私は編集もやるし、謙三さんももちろん編集もやると思うんですけど、
やっぱり編集側としても、ここはどうしても直さなきゃいけないっていうところもあるし、
なんか直そうかどうしようか迷いながら、結構直したりしてるところもあるんですよね。
なので、原稿がどこまで直されるかみたいなところを、編集者目線、ライター目線、両方でね、
ちょっと体験談から話していければなという回でございます。
伊藤謙三
なるほど。確かに僕は普段編集者という立ち位置でね、
ライターさんの原稿を見て、必要に応じて手直ししたりフィードバックしたりという立場なんですけれども、
実際ね、どこまで攻めていいのかというかね、攻め込んでいいのかとか、
どこまで手を加えようかっていうのは確かに悩みどころだなと思いまして、
斎藤さんは多分どちらもね、ご経験豊富だと思うんですけど、
両方の意見をぶつけ合いながら、
そもそもどのくらい手直しすべきなの?みたいなところまで掘り下げられたらいいかなと思っております。
はい、この番組はプロライターの思考力が身につくオンラインスクール
あなたのライターキャリアコーナーのサポートでお送りしています。
ライターの骨第169回始まります。よろしくお願いします。
西東美智子
はい、お願いします。
伊藤謙三
さて、今回は原稿の手直しという話でしたけど、
何か思うところあります?これは斎藤さんに。
編集後の変更と修正依頼
西東美智子
どうかな、ライターとしてはっていうところなんですけど、
まず、これを実はこの話を持ってラジオでやろうと思ったきっかけになったのが、
ライター同士の話でね、結構大きいライティングのプロジェクトとか、
大きいメディアに掲載すればするほど、関係者が多くなってきたりすると思うんですよ。
なんかお客さんがいて、そのメディアの運営する人がいて、
メディアの持ち主がいて、メディアの運営する人がいて、インタビューを受ける人がいてとか、
すごい関係者が多くなるじゃん。
だから、修正ってやっぱり、どんどん原稿をライターが納品された後の修正って結構生じやすいんだよね、みたいな話ってあると思うんですよ。
その中で、こっちが結構ライターとしてそれなりに日本語を整えたのがさ、
そこがぐちゃっとなっちゃうのは、どうしてもショックを受けちゃうよね、みたいな話はしたんですよ。
これ実は最近もあって、なんかインタビュー記事、対談記事か、
名前があってセリフがあって、名前があってセリフがあって、みたいな題材でまとめたんですけど、
会社の代表の社長の方へのインタビューだったんですけど、公開された後を見たら、
社長が自分の社員に対してめっちゃ敬語を使ってるみたいな感じで出てきたんで、
これはさすがにダメじゃないと思ったことがあるんだよね。
それは、私が書いた記事っていうか記名じゃないにしても、ここはちょっと突っ込んだ方がいいかなとかって思うことはあるから、
やっぱり日本語的なところは結構私は気になるかなと思いました。
伊藤謙三
そうですよね。もう多分いろんな工夫を重ねて提出した記事ですもんね。
やっぱり今聞いたと思ったのが、最終的にはその掲載先の意向って大事だと。
インタビューした相手の方の意向って大事かなと思うんですけど、
こうした方がいいんじゃないかなっていう気持ちの背景に2パターンあると思って、
日本語の整えと内容の修正
伊藤謙三
そのままだと掲載先の方たちに損しないですかっていうパターン。今はそうですよね。
社長さんがその敬語を使ってるの変じゃないと。原稿としてなんかちょっと変になってるから、
直した方が良くないっていうのもあると思うんですけど。
あともう1個は、例えば記名記事の場合、私の記名記事なのにそんなことされちゃうちょっとね、
今後困るよと。
西東美智子
たしかに。
伊藤謙三
カットはありますよね、きっとね。
今の斉藤さんがおっしゃったのは前者ですよね。
西東美智子
そうですね。いい整理ですね。
伊藤謙三
後者もちょっとあるか。若干あるか。名前が載ってる場合は。
西東美智子
だからさっきの社長さんのインタビューのやつは、そうなんですよ。
ブックライティングみたいな感じだったんだけど、
公正協力って名前私クレジット載せてもらったんだよね。
だからそれもあって、やっぱりちょっと気になることがあって。
日本語を整えるために公正協力のライターはいるんじゃないのかみたいなツッコミが生じてしまうんじゃないですか。
だからね、参考までにこうした方がより日本語としてすっきり読めるかと思いますのでとか言って、
ウェブだったので後出しでダメ元で言ったら結構直してもらえたんで、
理由をちゃんと伝えたらここ修正しないでっていうのはね、
何か交渉の余地もあるのかなっていう体験がつい最近ありましたね。
伊藤謙三
アドバイスという形ですね。
西東美智子
そうですね。
伊藤謙三
確かにこれなんかトラブルとかになりやすいのって、
何これがトラブル、そのね、なんか直しすぎだよみたいなトラブルって多分後者のパターンですよね、なんとなく。
私そんなこと書いてないんだけどみたいなとかね。
そういうトラブルであったり、そのなんか今言ったように、
このクオリティ出されちゃうとちょっと名誉に関わるよみたいなところかなと思うんですけど。
なんかふと思ったのが、名誉に関わるって部分は、
例えばそれが実績として世に広まっちゃうと、
ライターとしてのみたいなところがあると思うんですけど。
なんか前提として、多分どのライターさんも編集者さんも依頼する人としても、
原稿って編集されてるものっていう前提はありますよね、きっとね。
まずちょっとこの、ちゃんとこの業界に携わっている人であれば、
誰かのある種の恣意的な編集がね、意図的な何かいじられてる部分があるっていうのは、
わりと認識しているので、なんか名前が載ってるからといって、
この人の実力はこれなのねって思うことはあんまないですよね。
完全にそう思うことはないかなっていう気がしましたね。
西東美智子
そうそう、だから今その業界では編集されるのが当たり前みたいな話があったと思うんですけど、
だからやっぱ一番びっくりするのは、やっぱり駆け出しの頃だと思うんだよね。
なんか全然無機名の記事だけど、やっぱそれなりにさ、気持ちも結構盛り上がってるわけじゃん。
ついに自分で文章を書いて、それでお金を稼げたみたいなさ。
したらこう上がってきたものを見ると、あれ?なんかこれは俺の記事なのか?みたいなさ。
だからそこのやっぱりギャップ感みたいなのは、駆け出しの頃、私自身も感じたなと思います。
伊藤謙三
感じますよね。多分編集側は別にいじりたくはないですよね、多分ね。
いじる必要があるなと思っていじってるんだろうけど、編集してるんですけど。
僕も極力いじりたくはないですよね。
西東美智子
じゃあその、今タイトル、今回のタイトルにもあった、どこまで手直しされるのかみたいな、どこまでっていう部分ですけど、
何かあります?けんぞうさん編集として、基準というか何か設けてたりするんですか?
伊藤謙三
そうですね。まず日本語表現の部分は、ちょっと徹底して欲しいなっていうところはありますね。
まあまあ、基本的に話ですよ。5字脱字とか1文1字切りとか、そういう部分はできればこう、難しいね、それも。
もちろんフィードバック前提ですよ。こうしたいんですよ、どうですか?みたいなところで、一応合意を得た上でいじることはあるだろうなと。
内容をいじるかっていうと、これもまだ難しいですね。基本あんまりいじんない気がしますね、4本の言葉の内容では。
西東美智子
なるほど。ちなみに、その内容と日本語表現の間だと思うんですけど、構成っていじる?
こっちのパラグラフこっちの方がいいじゃんとか、ここは込み出し設けた方がいいじゃんとかって、けんぞうさんはやりますか?
伊藤謙三
そうですね。いじらないですってのは提案しますね。
西東美智子
なるほど。
伊藤謙三
基本的にそこはいじらない。別にいじりたくないとかじゃなく、そうした方がスムーズだよなって思って、合意を取りながら進められるから、提案しますね。
西東美智子
なるほどなるほど。だから、要は修正依頼を出しちゃうみたいな感じ。
伊藤謙三
そうですね。修正依頼っていうと若干ネガティブなところなんですけど、すり合わせという形で、こういうことを伝えたいのであれば、このオブブロックをここにした方がいいとか、この部分を入れた方が良くないですか?みたいな。説得に近いんですかね、どっちかというと。
西東美智子
なるほど。
伊藤謙三
みたいなことはすると思います。
西東美智子
でもなんかちょっと線引きされてる感じしますね、けんぞうさんの中で。やっぱり編集はどっちかっていうと、日本語表現のところを編集する。
伊藤謙三
そうですね、いじるとしたら。でも前提としては、たぶん僕が日本語表現に、こんなこと言ってあれですけど、自信を持ってるからこそできるのかなっていう気がしてね。僕がいじれば、より読みやすくなるみたいな、自分勝手ですけどね、自信がある程度あるので、ここは僕にお任せくださいと、みたいな気ではいますね。
西東美智子
でも今の話聞いて、そうなんですよ。私、編集の経験があるって言いましたけど、どうもライターさんとうまくいかないことが結構あったりするんだけど、例えば構成とかも結構変えちゃうんだよね。こういうふうに変えましたって。
で、自己報告にしちゃうんだけど、それは確かにライターの立場に立ってみると、すっごい変わっとるやんみたいな気持ちにはなるんだろうなと思って。そこをうまく修正依頼と自己報告で使い分けた言語を手直ししていく手腕なんだろうなと思って聞いてた。
伊藤謙三
いやー、でもそれも多分スケジュールとかの問題もありますよね。僕は多分丁寧な対応ですけど、そんなことばっかりしてられないシーンも多分あると思うんですよ。その時はね、もしかしたらいじるというか、いじった上でこういうパターンもあるけどどうですかみたいな。
あー、なるほど。選んでもらうのか。 出してくれたものと僕がいじったもので、こんな感じすると読みやすくなるかどうですかみたいなのはありますね、それは。
西東美智子
いやー、なるほどね。でも丁寧だな。そうなんですよ。スケジュールが許せば丁寧にこうしたことはないなっていうのはやっぱあるなと思ってて。なんかね、これ、私が今度はライターとしてのお話なんですけど、本当に全然記名記事でもなんでもない企業のサービスの導入事例とかだったかな、書いてるときに、
ダメ出しと編集者の意図
西東美智子
本当にね、細かい一語一句直すのでも、なんかこう、要はワードの修正履歴残してこれを確認してくださいみたいな。で、斎藤さんの手で直してくださいって言って、言ってくださるお客さんがいらっしゃるのね。で、それ大変じゃないのかなと思うんだけど、いいですよ、全然記名でもなんでもないので、いじってしまって大丈夫ですよって言ったこともあると思うんだけど。
でも、言ってもらえる分には、丁寧に修正に対して、原稿を修正することに対して丁寧に言ってもらえる分には、心象は全然悪くないというか、いいなとは思いますよね。
伊藤謙三
そうですね。心象はかなり大事にしてますね。ワンマンプレイではしませんよっていうアピールはしてる気がしますね。
西東美智子
なるほどね。
伊藤謙三
あと、ともすると編集者さんって依頼する側みたいな、ライターさんが依頼される側みたいな感じで、ちょっと主従関係っぽく見えちゃうんですけど、実はそんなことはないんですよ。
もう、あくまで対等ですし、なんなら僕的には、僕がそういうライティングができないからこそ、お任せしてるみたいな気でいるので。
なんか、もうありがとうございますですよ、マジで。なので、僕はそこで偉そうには絶対したくないなっていうのはありますね。
西東美智子
素晴らしい。素晴らしいし、私も反省した。これからライターさんに依頼するときにちゃんと、スケジュールに追われないようにまずスケジュール引かないといけないし、丁寧な対応できるようにさって思いました。
でも綺麗ごとですよ、どっちかというと。
なんかね、その間が私難しいと思った経験があって、どこかで言ったかな。私、去年、ライター講座の、よすかが、けんぞうさんがいる会社じゃない、別の会社というか別の団体のライター講座の講師をやったんですよ。
それが、自治体のね、サッシとかあるじゃん、なんとかセンターの広報誌みたいなのがあると思うんですけど、それを区民ライターさんと一緒に作るっていうやつだったんですよ。だから、ライター講座兼一緒に制作するみたいな、教育と実際に脳を出すっていうか、制作法を作るみたいな間だったんで。
それもまたすごい難しかった。ライター講座の教育というか、勉強目的だったら、結構、なんていうんですかね、こうしたほうがいいよって、ちょっと違うじゃないですか、修正の原稿の手の入れ方も。その辺とかけんぞうさんどうですか、添削のときと修正のときの違いとか。
伊藤謙三
でも確かに添削は、求められてやってるケースがほとんどだと思うんですよ。添削って。これをこう、悪いとこ指摘してくれとかね、いいところ見つけてくれって頼まれてやってると思うから、なんかガンガン行くというか、ここはいいね、ここは悪いねと。なんですけど、編集のときはちょっと伝え方はかなり工夫する気がしますね。
西東美智子
なるほど。
伊藤謙三
極論言えば、編集ってその人を育てるみたいなニュアンスはそんなないと思うんですよ。結果的にあるかもしれないんですけど。ところで、なんかちょっと違いますね、やっぱ扱いは。
西東美智子
なるほどね。でもなんかここまで話してきたけど、やっぱりその、例えば完成した最終的に手直しされた原稿の形が一緒であったとしても、やっぱ伝え方だよね。いかに手直ししましたかって事前に伝えるのか事後に伝えるのか、修正以来にするのか、選んでもらうのかみたいな。そこが関係性をすごい左右する、編集者とライターの。なんだなと思ったわ。
伊藤謙三
意識しないと本当にダメ出しになるんですよね。
西東美智子
ああ、なるほどね。
伊藤謙三
多分それはね、編集もそうだし、添削もそうなんですよね、多分ね。本当。でね、ダメ出ししてると結構気持ちいいんですよね。
西東美智子
スッキリしちゃう。
伊藤謙三
ちょっとそう、俺が悪いとこ指摘してやってるぐらいの気分になってくるんですよ、ああいうのやってると。そこはね、徹底的に抑えないとダメですね、そこはね。
西東美智子
確かにね、人がいるということをちゃんとね、原稿を書いた人がいるということをちゃんと持っていかないといけないんだ。思わず反省する。
伊藤謙三
ダメ出しのほうがね、全然楽なんだよね、正直ね。ダメ出ししてるだけのほうがね。
西東美智子
そうだよね。
伊藤謙三
だからそこなんかこう、本当、まあ伝え方の話ですけど、9割バッチリだったよと。1割、ここちょっとこうした方がいいかもしれないから、こういうのどうですか、みたいな。
9割バッチリだったことをまず伝えてあげたいですよね。
西東美智子
確かに。それは私も編集でも添削でもやるわ。なんかいいところをまずいっぱい言うとか、じゃないと全部ダメだったんかみたいな感じで凄いへこむもんね。
伊藤謙三
だから修正箇所だけ投げるとちょっとムカつきません?なんか普通に。ラライターとかじゃなく普通の生活の中でもなんかね。たまにそういう人いると思うんですよ。会社とかでもね、上司とかでね。
西東美智子
向井 ああ、ここ直してよみたいなね。
伊藤謙三
そうそうそう。ここ変じゃないとかしか言わない人とか。なんか思ったことだけポンポン言ってくる人とか。
西東美智子
向井 確かにね。それなりにね、頑張ってさ、時間をかけて原稿にしても何かの資料にしてもさ、これでいくんだって最高の状態にさ、ある程度してから見せるのに、ダメだけ出されたらちょっと。
ライターと編集者の関係性
伊藤謙三
そうそうそう。なんか俺はあんまセンスないなって思っちゃうタイプなんでね、そういうのとかね。
西東美智子
向井 いやーすごい。
伊藤謙三
それも最終的に関係性の構築の話なんですよね。そうやってライターさん一緒に仲良くなるって言ったらちょっとチープな表現ですけど、信頼をね、信頼関係を結ぶみたいなところで。
さらに言うと、お互いが分かっていれば変な相互は生じないんですよね。
西東美智子
向井 確かにね。うんうんうんうん。
伊藤謙三
それこそ一発目初めて初対面の、初対面ってあれか、初めてお仕事するライターさんとかだったら、やっぱり事前に進め方の説明はする気がしますね。
西東美智子
向井 確かにそこでも違いますね、その心象とかにしてもね、原稿がこう変わってて、もうすでにアップされた原稿が変わってても、あ、はいはいはい、あのお客さんだったらこういう感じで書いてくれたんだね、わかるわかるみたいな。
なんか悪気はないよねって思うんだよね。悪気なんかさ、みんなあるわけないんだよ。あるわけないんだけどさ、下手だなとか思ってないよねってこう、やっぱライターが思えるかどうかなよね。
伊藤謙三
僕は味方だよ、みたいなアピールをね。そうそうそう。あと最後に質問として、斎藤さんライターさんという立場なんですけど、斎藤さんが納品した原稿があるとしましょうと。
何パターンか考え方があると思うんですけど、極端に二極化すると、別に何されても構わないと。
最終的なハンドルはそちらが握るから、正直何されても構わないって人もいるし、いやいやこちらの考えがあって作ってるものだから、逐一相談してくれよって思うパターンもあると思うんですけど、どっち派ですか、斎藤さんは。
西東美智子
グラデーションだけどね。
伊藤謙三
タカトリヤ もちろんそうなんですけど、基本スタンス的な。
西東美智子
基本スタンス、いや。
伊藤謙三
タカトリヤ 提出した向こうのものだよって思うか、いやこれはもう私が作ったものだよっていう。
西東美智子
タカトリヤ そうやって考えると前者というか、私が頑固にここは絶対譲らないっていうことはないですかね。
なんでかっていうと、私が結構コラムニストとかじゃなくって商業ライターで、わりと著作権が向こうに渡ってるお客さんに渡ってることが多いから、こっちとしても頑固に言うこともないよなって思うのが基本かも。
で、その上で例えばさっきの厚生協力、斎藤美智子とかってなったら、今後のブランディングにも関わるし、ちょっとやっぱりライターとしてもやもやするから、参考までにこうするとどうですかって、常に向こうが直した原稿に提案するっていう。
それをサービスとして組み込んで提案するみたいな感じするから。
伊藤謙三
タカトリヤ これもやっぱり難しいですよね、本当グラデーションですよね。1か0かの話じゃないですよね、これはね。
西東美智子
向井 でもマジで逆に、私が本当に私自身の気持ちとして発信してくださいというか、SEO記事だったんだけど、ただのSEO記事じゃなくて斎藤さんの気持ちとしてちょっとまとめてくださいって言われたときに、かなり変えられたときは、私の名前載せないでくださいって言ったこともあります。
伊藤謙三
タカトリヤ それはそうですよね。ねじ曲げられたり事実と違うことが載ってたり、法律に触れそうなことが変えられ方しちゃったりしたら、それは言うべきですよね。
タカトリヤ 結論としてどこまで提案されるのかっていうと、本当に時と場合によりますね、これはね。
西東美智子
向井 まあね、それこそ関係性とか、時と場合にすること、編集者側のスケジュールとかにもよりますしね。
伊藤謙三
タカトリヤ ライターさんがどこまで許容するかみたいな話ですよね。
原稿修正の範囲と提案
西東美智子
タカトリヤ 最後に改めて伝えたいのが、本当に編集側の人は悪意とか、こいつ下手だなとか思って、何でもかんでも直してやれってやってるわけじゃなくて、すごく気をもんでるってことは、ライターとしてみんな安心しようよねっていうのでね。
タカトリヤ はい、ということでですね、もしこれ聞いてらっしゃるリスナーの方もですね、原稿こういうふうに直されたけど、こういうふうに言ってもらって安心したみたいなエピソードがございましたら、皆様からの質問・感想も募集しております。
YouTubeの概要欄またはPodcastの詳細欄に記載している投稿フォームからお寄せいただけると嬉しいです。
伊藤謙三
タカトリヤ ありがとうございます。それでは後半でございます。後半はフリートークの時間でございます。
西東美智子
タカトリヤ 前回のラジオで、このラジオでお話しした、私が小説の本を作ってイベントで売りますっていう予告をしたと思うんですよ。
伊藤謙三
タカトリヤ 広島でやってる文学フリマっていうイベントに直接ブース出して、私が行って手売りをしたっていう。
西東美智子
タカトリヤ その報告をしようと思っててですね、結構売れました。ありがたいことに。
タカトリヤ 5年ぶりとかに出たんですね、あのイベントに。出たので状況が結構変わってたなっていうのもありましたね。
タカトリヤ 例えば文学フリマっていうイベント自体がメジャーになって、広島の人がよく撮ってる新聞、中国新聞っていう新聞があるんですけど、それに載ったらしいんだよね。
タカトリヤ だからかしいんだけど、すっごい人で、めっちゃ混んでるんだよみたいなのもびっくりしました。
伊藤謙三
これ緊張しますね。嬉しいというかね、緊張ありますね。
西東美智子
タカトリヤ そうそう。で、あとはやっぱり広島の人だけじゃなくて、大阪とか兵庫とか関西からも結構出展してる人が多くて、隣のブースの人もそうだったし、
タカトリヤ あと全然、都心の方、私もそうか、都内の方から、関東の方から来てる人もいたりしました。
タカトリヤ なので、いい成熟とかイベントとして成熟をしてるなっていうのをまず感じたのと、
タカトリヤ 私自身はというと、確か前回のラジオで売りたいんだ、自分の本をみたいな。さっそく急に燃え始めたみたいな。
タカトリヤ 言ってたんですけど、そうなんですよ。今までとの比較で言うと、今までって結構広島でやるんで、知り合いから買ってもらうことって多かった。
タカトリヤ やっぱり久しぶりに中高の先生とか同級生が来てくれたりとか、親戚が来てくれたりとかっていうのがあったんですけど、
タカトリヤ 今回はね、どっちかっていうと知らない人によく買ってもらったんですよ。
伊藤謙三
タカトリヤ めちゃめちゃすごいことじゃないですか、それ。
本屋とラジオ
西東美智子
タカトリヤ ありがたいっていうか、どこの馬の骨ともわからないわけじゃないですか、本当に。
伊藤謙三
タカトリヤ 言ってしまえばそうですね。
西東美智子
タカトリヤ 全然本屋さんに本が並んでるわけでもないし、今このラジオってやってる斉藤美知子とは別の名前でやってたりするからさ。
タカトリヤ しかも小説を出してるんで、イラストとか漫画とかじゃないじゃん、写真集とか。
タカトリヤ だからちょっと見ただけではさ、わかんないの面白いかうまいか下手かとかさ。
伊藤謙三
タカトリヤ そうですね、確かにジャケ買いですよね、実質。
西東美智子
タカトリヤ そう、それでもなんか、一応見本誌コーナーみたいなのがイベントで設けてあって、それで読んでくださってきた方もいるんだけど、
タカトリヤ Twitter見たりとかっていう方もいたんだけど、それで本当に結構賭けというかさ、すごい気持ちで買ってもらって、
タカトリヤ 本当奇跡的だよなみたいな。それで20冊以上売れたりしたので。
タカトリヤ 奇跡的だよなとか思って、ありがたく。
伊藤謙三
タカトリヤ それはでもすごい貴重な体験ですね、それはね。知らない人に手に取ってもらえるっていうのはね。
西東美智子
タカトリヤ 普段こうやってウェブで発信してると、それはそれでいいんですよね、反応が数字となって見えるからいいんですけど、
タカトリヤ でもその数字の一つ一つの重みがすごいなっていうか。
伊藤謙三
タカトリヤ そうですよね、1万PVとかそういう話じゃないんですよ、だってね。
西東美智子
タカトリヤ うん、そうそうそう。っていう経験をしたのがかけがえなかったかな。
伊藤謙三
タカトリヤ これはもうプロですね、これはね。
西東美智子
タカトリヤ プロじゃないよ。
伊藤謙三
タカトリヤ これはプロですよ、これは。これはプロと言っていいと思います。
西東美智子
タカトリヤ 最後宣伝にもなっちゃうんだけど、結局売るのも楽しくなっちゃったしということで、2つ更に展開をすることになったんです。
タカトリヤ まず1つは電子書籍をまた売ります。
電子書籍と紙の本
西東美智子
タカトリヤ 新刊の電子書籍売るので、それもツイッターで、ツイッターXかで案内させていただこうと思います。
タカトリヤ Amazon、Kindleとか全然見れるんでね、それも宣伝させていただくっていうのと、
タカトリヤ あともう1個ね、紙の本の通販もね、ちょっとこの度始めます。
伊藤謙三
タカトリヤ もうね、全部網羅できましたね、これでね。
西東美智子
タカトリヤ クリエイターの人がよくやってる、ブースっていうウェブサイトとか、ECサイトみたいなので売るのでね。
タカトリヤ ちょっと楽しくなってますよ、5年ぶりにこういう活動をして。
伊藤謙三
タカトリヤ これはもうだって、日本のみならず海外でも読めるわけですよね、これはもう。
西東美智子
タカトリヤ 確かにそうだね。なんかそれまで見れば、日本語分かるのかな?
伊藤謙三
タカトリヤ 日本語か、確かに。いずれは翻訳も視野に入れてね。
西東美智子
タカトリヤ すご!
伊藤謙三
タカトリヤ 映画家もあるかな、ドラマ家か、まずね。
西東美智子
タカトリヤ やりすぎやん、それ。
タカトリヤ なんか家がいい。
伊藤謙三
タカトリヤ 真ん中はドラマ家か、映画家かなとね。
西東美智子
タカトリヤ 休息や。
伊藤謙三
タカトリヤ これでもすごい大きなステップですね、これはね。今までにない。
西東美智子
タカトリヤ 本当にこのラジオでもよくくすぶってて、ずっと小説かけてなんだって言ってたのが、
タカトリヤ 本当久しぶりにそういうかけて売れてっていうのでね、嬉しいんで。
タカトリヤ モチベーション高く今後も生きていけそうだわと思いました。
伊藤謙三
タカトリヤ いいですね。元気そうでよかったな。
タカトリヤ 先週なんか体調崩してたんで。
西東美智子
タカトリヤ それは文学不備は頑張りすぎてバテてたっていう話なんですね。
伊藤謙三
タカトリヤ 何かあったのかなと思ったんですよ。
タカトリヤ 落ち込んでんのかと思ってね。
西東美智子
タカトリヤ すいませんでした。
伊藤謙三
タカトリヤ 元気そうで、なるようです。
タカトリヤ これはもうね、電子書籍とかまだ出てないですか?
西東美智子
タカトリヤ 出てるかな。
タカトリヤ Kindleとかキノクニ屋とか、そのショップによってタイミングがずれるらしくて、
タカトリヤ 一応動いてはいるので、ちょくちょく案内していこうかなって。
伊藤謙三
タカトリヤ なるほど。ぜひこちらでもいろいろアナウンスしていきたいなと思います。
西東美智子
タカトリヤ ありがとうございます。
伊藤謙三
タカトリヤ ありがとうございます。
タカトリヤ 閉めますか、そろそろね。
西東美智子
タカトリヤ 今回もご視聴ありがとうございます。
タカトリヤ 少しでも面白いなと思った方は、YouTubeの高評価ボタン、チャンネル登録、Podcastのサブスクリプション登録よろしくお願いします。
タカトリヤ 質問・感想の投稿やコメントもお待ちしています。
タカトリヤ ありがとうございます。
伊藤謙三
タカトリヤ それでは来週の金曜日にまたお会いしましょう。さよなら。
西東美智子
タカトリヤ さよなら。
27:50

コメント

スクロール