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はい、5回に1回、シンポタとは離れてお話もさせていただく、995回目の配信です。
今日は、最近の読書というお話をしてみたいと思いますが、こんなんご存知でしょうか。
開始から12年、全国1000カ所以上に広がるマチ・ライブラリー。
提唱者の体験と運営者、利用者、関係者への聞き取りを元に、実質的な場作りの鍵を考察するという、マチ・ライブラリーの研究という、磯井さんの本ですね。
大阪では森の宮のキューズモールにあるマチ・ライブラリーが有名ですかね。
かつて大阪府立大学の中にもマチ・ライブラリーがあったわけですけど、大阪には本当にたくさんのマチ・ライブラリー、大阪発祥ですから。
たくさんのマチ・ライブラリーがあるんですが、副題に子が主役になれる社会的資本づくりというタイトル、副題がついている本ですが、
マチ・ライブラリーを提唱した磯井さんが、この全国1000カ所以上に広がったマチ・ライブラリーがどんなふうにスタートして、どんなふうな思い出、どんなふうな実態を伴ってこうやって発展してきたか、そして今どうなっているかということを書いた本でございます。
この間ご本人にお会いをしていまして、半日いろんなお話を聞かせていただいたり、行動をご一緒にさせていただいた機会があったんですけれども、面白いですね。
マチづくりというか、市民活動をやっていらっしゃる方にとっては場づくりをする、人とつながっていくということはとても大切なベーシックなところ、いろはのいいやと思いますけれども、
マチ・ライブラリーという場づくりを通じていろんな場をこうやって作ってこられた磯井さんのお話は大変参考になりましたしね、何よりもこの本を読ませていただいて大変勉強になりました。
組織でこうやっていく中の限界と個人が実現、自分の思いを実現していくことの限界と両方あると思うんですけど、その中でも個人がどのように思いを実現していくか、
それの中でマチ・ライブラリーというか、場づくりがされているその場所がどんな役割を果たすかということが詳細に書かれていますので、これからの市民活動、私も加点にさせていただこうかなと思えるような本との出会いになりましたので、ご紹介させていただきました。
最近の読書ということで、マチ・ライブラリーの研究、三鶴書房さん、ご紹介させていただきました。今日も聞いていただいて大きに。