2024-10-04 09:35

第145回『Season3-ep.30 Encountering people at the bottom of the caste system (カースト最底辺の人々との出会い)』

第145回『Season3-ep.30 Encountering people at the bottom of the caste system (カースト最底辺の人々との出会い)』というテーマで語っていきます。


【ハイライト】

・インド滞在中で印象に残ったエピソード

・ブッダガヤはダライ・ラマさんもよく来られる地だった!

・ダリットの方が多く住む場所を訪れた話

・ダリットの方が外国人を快くもてなしてくれる理由

・ダリットの歴史と背景

・「ダリット」という呼称の使用の肯定・否定的側面

・身分制の名残とあるべき社会保障を考える


~お知らせ~

私たちイッポラボ合同会社は、子供たちの第一歩や一歩一歩の成長を後押し出来る商品やサービスを提供しています。


『国際協力キャリアコーチ 田中大一の世界を舞台に働こう』は、アジアやアフリカの10カ国以上で、学校建設や教育支援に関わってきた「国際協力キャリアコーチ」の田中が、国際協力に関するお話のほか、海外で働くことの楽しさ、英語学習のお悩みなどにお答えする番組です。


将来は海外で働いてみたい、開発途上国の発展に貢献したい、そう願う高校生、大学生、社会人の方々に向けて発信するポッドキャストです。


田村ディレクターと時より掛け合いながら番組を配信していきます!


メインパーソナリティー:

田中大一 (イッポラボ合同会社代表)

鳥取県生まれ。大阪教育大学教育学部卒業後、東京外国語大学大学院に進学し、国際協力専攻を修了。

日本の政府開発援助(ODA)プロジェクトのマネジメント業務に就き、東南アジア、中央アメリカ、アフリカの国々に小学校などの教育施設を建設する案件を担当した後、インテリア家具の商品開発、大手広告代理店の営業を経て、2018年にイッポラボ合同会社を創業。鳥取県を拠点に、木製玩具を中心とした子どもの成長に役立つ商品作りや運動スクール運営等の「教育関連事業」や、発展途上国の子どもたちの学習能力が向上するよう、子どもたちに学習道具を提供する「国際協力活動」の二つの軸で事業に取り組む。


番組プロデュース:サンキャリア


カバーアート制作:Taichi Tanaka


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サマリー

今回のエピソードでは、インドのカースト制度の最底辺に位置するダリットの人々との出会いが語られています。田中さんはビハール州の村を訪れ、彼らの生活環境や文化的背景、そして残る差別の実態について考察しています。

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国際協力キャリアコーチ田中大一の 世界を舞台に働こう!
この番組は、イッポラボ合同会社の提供でお送りします。
アジアやアフリカの10ヶ億以上で、学校建設や教育支援に関わってきた 国際協力キャリアコーチの田中です。
この番組では、国際協力に関するお話のほか、海外で働くことの楽しさ、 英語学習のお悩みなどにお答えしています。
将来は海外で働いてみたい、開発途上国の発展に貢献したい、 そう願う高校生、大学生、社会人の方々に向けて発信していきます。
カースト最底辺の人々の出会い
みなさんこんにちは。国際協力キャリアコーチの田中です。 今回は、カースト最底辺の人々との出会いの話、
Encountering people at the bottom of the caste system っていう話をしたいと思います。
この8月にもインドを出張してきました。 前々回ぐらいからインド出張の話をしてきたんですけれども、
今回もそのインド滞在中にあった話、 特に今回はカースト最底辺の人々との出会いの話をしたいなと思います。
今回滞在中には、鳥取県から5名の方々が同じスケジュールで滞在されました。
インドのブッダガヤという場所に滞在したんですけれども、 そこは仏教の聖地ということもありまして、
仏教徒の人が来る場所であったりします。 なので、これ今回聞いた話なんですけれども、
チベット仏教のダライラマさんも、 1年間のうち2、3ヶ月はこのブッダガヤの場所で過ごすみたいです。
仏教の聖地で仏教徒が多いとはいえ、 元々はインドですからヒンドゥ教を信じる方が多くて、
このブッダガヤがあるビハール州はインドの中でも貧しい州の一つと言われていますので、
その分以前あったカースト制度の中でも低い身分の方が多く住んでいる場所だったりします。
今回滞在中にインドのビハール州のラージギルという場所を訪れることがありました。
この場所の一部の地域なんですけれども、 ダリットと呼ばれる人が多く住む場所があります。
ダリットはちょっと後ほど説明をしたいと思います。
この方々が住んでいる場所なんですけれども、 本当はおそらく住む用の場所じゃないと思うんですよね。
村になっているんですけど、そこにレンガ作りの家が10軒から15軒くらい並んで集まっている場所がありまして、
そこを村と呼んでいるんですけれども、 その周りには結構レンガを作るレンガ工場があったりとか、
この村にアクセスするためには田んぼと田んぼの間の細い道を歩いていくしかなくて、
車とか絶対無理ですね。
くっつくみたいなちょっとした自動車も無理ですね。
自転車だったらいけるかなっていう感じなんですけど、 要は人が一人歩けるくらい。
二人横に並んでも多分無理ですね。
それぐらい狭いところの道だけがアクセスする通りになっているような村。
そこにはダリットの方が多く住んでいるんですけれども、
ここの場所にも今回訪問させてもらいました。
この村は電気、来てるところは来てるんですけど、
全県には無いので夜になると真っ暗な家があったり、水は井戸を共有していたり、
あとトイレも共有で、ガスはもちろん無いです。
なので料理するときは共有のキッチンで薪をくべて火をつけて料理をしていました。
こういう村なんですけれども、訪問するととても心よく迎え入れてくれまして、
写真も沢山撮らせてくれたんですよね。
なんでここまで我々外国人を気さくにおとなしくれるんですかって聞いたら、
この村にもほとんどと言っていいくらい外国人が来ることは無いと。
だから珍しさもあるし、よく来てくれたっていうのもあるしで、
多分我々5人と、あと我々のインド人メンバーですよね、
カースト制度の影響
7人8人ぐらいで行ったんですけど、来た時にはこの村の100人ぐらいの人が出てきてくれて迎えてくれました。
それぐらいのお待ちなしをしてくれました。
ダリッドってさっきから言ってるんですけど、これ何かっていうと、
かつては不可植民と呼ばれていたヒンドゥー教のカースト制度の中でも最も低い地位の方々の故障です。
このダリッドという言葉は長年差別と抑圧の歴史の象徴として使われていた言葉なので、
あまり使わない方がいいんじゃないかと僕も思っていたし、考えられてはいるかなと思うんですが、
ただ実際その党の本人たち、彼ら自身が自分たちのアイデンティティを表明する時に使うことがあるそうなので、
一応言葉としてはまだ残っているそうですね。
そのダリッドという故障についてちょっとまた僕はこの村に今後も行くことがあるので、
まだ使われているとはいえちょっと敏感になった方がいいのかなと思っておりまして、
今回ちょっとダリッドという不可植民と呼ばれている人たちのダリッドという表現についてちょっと調べてみたんですね。
そうすると肯定的な側面と否定的な側面があることがわかりまして、
まずダリッドという言葉を使う肯定的な理由としては先ほどもお伝えしたんですけれども、
当事者の方たちが自分たちのアイデンティティを表明するために使うこともあれば、
この言葉をこのダリッドという故障を使うことで社会の中に彼らの存在を示すことができる、
きちんと社会の中に存在しているんだっていうことを他の層の人に伝えるためにあえて使う、
使わなければならないっていうことがあるそうです。
なのでこういった場面には使うべきですし、
否定的な意味合いではやはり一つ目は歴史的な差別を想起させるので使わない方がいいっていうこともありますし、
あと差別を助長する可能性があるのでダリッドという言葉は使わない方がいいと。
こういった形で前向きなことと後ろ向きなことと両方あるんですけど、
現地のインド人の親しくしてもらっている人にちょっと聞いてみたら、
やっぱり基本的には外国人だから使わない方がいいんじゃないかっていうことを言われましたね。
なので今回みたいに何かを説明したりするときにはダリッドという表現を便宜で使うんですけれども、
実際当時の方々を前にしたときには使わない方がいいだろうっていうことでした。
なのでこの件はちょっと今回僕も非常に勉強になりまして、
ちゃんと覚えておきたいと思う点だったんですけれども、
改めまして今回滞在中にこのテイカーストの方々が暮らす村を訪問させてもらって、
インドの中にはまだまだ身分の違いによる差別とか区別があるなっていうのは実感しました。
カースト自体はもう憲法でも否定されているのでないものとされているんですけど、
ただやっぱり社会には全然残っていて全然なくなっていなくて、
その中でインド人の方々を生活しているんだっていうことを実感します。
田村D、こういう身分制の名残を実際に目の当たりにすると生活保護と社会保障も重要になってくるのだなと、
あるべき社会システムとは何かを考えさせられました。
そうですよね。
インドでも例えば議員の何割かはテイカーストの人にするみたいな配慮とかはされているみたいなんですけど、
実際その現地の人々の一人一人の人レベルで考えた時に生活保護とか社会保障とかそのあたりはおそらくないと思います。
このあたりはインドどんどん人口が増えてますし、
元々行政とかも脆弱だったりするんで、なかなか社会システムを広げるって容易ではないような気はするんですけど、
でも大事なところですよね。
はい、ということで今回はカースト最底辺の人々との出会いの話、
Encountering people at the bottom of the caste systemという話をしました。
それでは。
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