今回は、株式会社識学の安藤広大氏にお越し頂きました。
2013年に「識学」と出会い独立。講師として数々の企業の業績アップに寄与し、識学を1日でも早く社会に広めたいと株式会社識学を設立。
組織マネジメントに関する著書を執筆しながら、上場企業へと導いたお姿から経営のヒントが得られます。ぜひ、インタビューをお聞きください。
なお、過去にこの番組で配信した内容は、経営者インタビューメディア「経営ノート」にも掲載しています。ぜひこちらもご覧ください。
■経営者インタビューメディア「経営ノート」
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サマリー
安藤広大氏が識学の広め方や会社設立の経緯について語り、上場を果たすまでの苦労と成功の秘訣が紹介されます。また、識学を活用したコンサルティングサービスやマーケティング戦略についても詳しく解説されています。安藤氏は、努力が運を支配する重要性について話し、事業の社会的意義と成功の原則についての示唆を与えます。さらに、株式会社識学の成長とそのリーダーシップの背景についても触れられています。
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社長に聞くin WizBiz
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
識学の設立と広げ方
それでじゃあ、その識学を広めていくと言いますか、そういったのをやろうと思って、最初は個人授業みたいな感じでやられたんですか?
そうですね。初めは2012年の10月ぐらいに識学を学んで、識学を自分でちょっとお金を払って教えてもらってやっている中で、いやこれすごいなと思ってたんですけど、2013年の1月に仕事がなくなって、2012年までいっぱいだったので前の会社です。
仕事がなくなって、ちょっと誘ってもらったベンチャー企業に1回転職をして、そこで識学のロジックみたいなのを少し試しながら半年間ぐらいいたんですけど、それ辞めて、でもその半年間の間に、このロジックはかなり正しいし、世の中が言っていることとはちょっと違うけど、
多分こっちの方が正しいなっていうことが、なんとなくわかったということで、じゃあこれをちょっと広げる仕事にチャレンジしてみようということで、2013年の7月ぐらいから個人授業として独立の方をしたという形ですね。
その識学と出会ったきっかけはなんとあられるんですか?
きっかけはですね、本当にたまたま偶然当時の友人の一人が人材系の仕事をしていて、そこで紹介してもらったっていうのがきっかけなんですね。
なるほど、ありがとうございます。
その後2015年に株式会社識学を設立されていらっしゃるんですが、これは個人業種から会社に変えていくのは何かきっかけとかそういうのはあられるんですか?
個人事業主として始めたときは、僕もまだ学んでみて、実際にこう式約を使ってみるっていう経験がほぼない状態で個人事業主スタートしましたんで、今でも結構大きな会社になってるんですけど、
僕と同年代ぐらいの経営者の人に、ちょっとコモン契約みたいなのしてくれない。要は僕がこの式約を使う場所を与えてくれということである契約をしてもらったんですね。
ただ、いきなりこう式約っていうのができるっていう契約してくれないんですけど、
さっき言ったように、僕は携帯電話業界向けの派遣会社の営業トップとしてずっとやってましたんで、携帯電話業界にはかなり人脈があったんですね。
なので、彼らは携帯電話業界での商売をもっと広げたいというニーズもありましたんで、その営業の顧問もやるから、営業顧問兼組織の立て直しというか、いうのをやらせてくれるということで、契約をしてもらったんですね。
そこで初めにやったことっていうのは、自分も一人の事業部長みたいな形で一つの部署を罷化してもらって、そこを式約で立て直すっていうのを一回やらせてもらったんです。
つまり、それが初めて僕が式約を実験した場所なんですけど、そこで3、4ヶ月すると数字が急激に伸び始めてきたんですね。
これは間違いないなっていうふうに思ったんですけど、そうするとそこの社長もそこの事業部以外にも展開してほしいということで、他の事業部に展開しようと思ったら、自分が事業部長やるわけにいかないので、
なので、ある程度今のコンサルとか研修に近いノウハウにしていかなきゃいけないということで、そこでもいろいろコンテンツ作りみたいな基礎みたいなことをやらせてもらって、他の部署にも展開するっていうのをやりました。
他の部署に展開していけたので、これは他の会社にも売れるなっていうことで、2社ぐらいでやってみたんですね。他の東京の会社なんですけど、やってみた。
そうしたら2社とも割と評判良くて、業績もちょっと強くなった。ということで、これはもう広げれるなと。個人事業主としてもそこそこいきなり儲かったし、多分2、3000万ぐらいの印象あったと思うんですけど、
これを1人で抱えておくのはちょっともったいないというか、本当に日本の課題にも合ってるなっていうふうに思って、2015年の3月に会社化してこれを広げていこうというふうに決めたっていう感じですね。
なるほど。ありがとうございます。当初より上場は狙ってらっしゃったんでしょうか。
会社作った時から、上場はできるだけ早くしたいなっていうのは思ってました。けど、創業時に上場しようって思うなんて誰でも思えるわけだし、多くの経営者はひょっとしたら思ってるかもしれないんですけど、それぐらいのレベルだったなと思います。今振り返ってみるとですね。
上場への苦労とか会社経営の苦労とかはございましたでしょうか。
実はこの上場は本当に2年目の2期目の途中から準備を始めて、4期目の終わりに上場してますんで、そういう意味では会社作って3年11ヶ月での上場っていうことで、上場するまでっていうのは本当にほぼノーエラーっていう感じなんですよね。
すごくうまくいったし、当然ね、細かい話をすると、新世紀最後の大事な1年を始まるときに社員の引き抜きにあったりとか、細かい話をすればちょっと情報漏洩に近いことが起きたりとか、ピンチなことは何個かあったんですけど、とはいえクリティカルなことが起きて会社がつぶれかけたとかですね。
上場が伸びたとかですね、っていうのは全くなくですね。
創業から上場までは本当に無風で来たという感じでしたね。
だったんですけど、やはり経営者っていうのは失敗で学ぶというか、いうことがすごい大事だなっていうふうに思うんですけど、本当に無風のまま、たぶんだから上場後2年間ぐらいも、2年間、3年間ぐらいも本当に計画通りというか、進んでいって。
コロナとかあったりもしたんですけど、順調に来たんですけど、拡大をしていく中で、今期10期目なんですけど、去年一昨年、8期目、9期目っていうのが急激にダメになっちゃいまして、赤字にもなってっていうことで、大変苦労しましたね。
だから今まで本当に失敗してこなかったので、いろんな部分が緩くなってしまっていたんだと思いますし、成長できてない部分っていうのはたくさんあったんじゃないかなというふうに思うので、そういった意味では創業時に苦労しなかった分、8期目、9期目、後半のところですごい苦労して、ようやくこの10期目で盛り返してきたというか。
今そういう状況かなというふうに思っています。
なるほど、ありがとうございます。
ちょっとその前に戻りますが、上場までノーエラーでいけたとお話でございましたが、そのノーエラーでいけた要因は、安藤社長さんはどういうふうに分析なさっていらっしゃいますか。
大きく2つあるかなと思ってまして、やっぱり上場までいくにあたり、当然初めに苦労するのは、創業期に初め苦労するのは、マーケットにニーズのあるサービスであったり商材を作ることができるかどうか。
マーケットにニーズがあり、かつ成長性のある事業を作ることができるかどうかっていうのが最低限必要なラインかなと思うんですけど、それともう一つは、会社のサービス自体はニーズにマッチしていたとしても、拡大するにあたりやっぱり組織運営で困る。
組織運営でエラーを起こすっていうことも起きてくるじゃないですか。っていうので苦労されてる会社もいっぱいありますし、実際その上場審査においてもですね、売り上げは順調なんだけど、都市議員のほうのガバナンスが取れなくて上場できないっていうシーンもたくさん見てきたところで言いますと、
一つ目のサービス、市場のニーズがあって、かつ成長性のあるサービスっていうところに、やはりこの式役というコンサルティングサービスっていうのが本当に日本のマネジメントというのはどんどん労働者迎合というか、
左翼的というか、左傾化していく現状の中で、このままじゃいけないっていうところの危機感みたいなところがやっぱり最大限芽生え始めてるタイミングだったと思うんですけど、そこにやっぱりニーズがマッチしたっていうことが一つ。これはかなり大きなポイントだと思うんですけど。
なので、今でもニーズは拡大し続けてると思うんですけど、その初動のタイミングでマッチしたサービスを作ることができたっていうのが一つです。
2つ目は、やはり次にエラーが起きてくるのは組織だと思うんですけど、組織に関しては僕らが組織コンサルのプロの会社ですので、そういう意味では組織のエラーに関しては起きないような運営をお客さまに教える立場ですので、本当に組織のエラーっていうのは起こさずに、ゼロとは言いませんけど、最小化した状態でいけたんじゃないかなと思います。
識学のサービス内容
なるほど。ありがとうございました。大変勉強になるお話でございました。そうしましたら、事業内容をぜひ宣伝があったらご説明いただきたいんですが、どんな事業をなさっていらっしゃいますでしょうか。
事業は先ほどから何度か申し上げた式学という独自のロジックを使った組織運営のコンサルティングをやっておりまして、コンサルティングも大きく2つに分かれておりまして、一つは僕らマスタートレーニングとかトレーニングっていうふうに言ってるんですけど、式学のロジックを経営者もしくは管理職の方々に学んでいただくサービスです。
それと、あとはプラットフォームサービスで、こちらのほうは式学の内容を知っていただいた上でなんですけど、式学の組織運営を組織にインストールしていくことをお手伝いさせていただくサービス。
これはクラウドのサービスがあったりとか、あとは定期面談のサービスがあったり、あとは会議のチェックとか、そういうような形でしっかり式学が浸透しているかどうかっていうのを、僕ら6段階5項目ぐらいチェックをさせていただいてまして、そのスコアを上げていくことによって式学の浸透度を測っていくっていう、この大きく2種類のサービスをしておりまして、
要はロジックをしっかりしていただいて、それを会社にインストールしていくことで、式学的組織ができる会社を増やしていくっていうことをやっているのがメインのサービスですね。
そこに付随してですね、僕ら何で伸びてきたのかっていうところを分解していくと、やっぱり採用のところ、もう式学的組織で無駄なく採用することで、なかなか難しいコンサルとかのそういう採用のところでもつまずかずにできたっていうのがあるので、その採用代行のところを1つサービスさせていただいているっていうことと、
あとは最近では、僕らマーケティングでB2Bのマーケティング結構やってきたので、B2Bマーケティングには結構ノウハウがたまってますんで、こちらもマーケティング代行という形で、採用代行、マーケティング代行の2つのサービスっていうのは、2重サービスとしてやらせていただいているというのが大きいサービスですね。
あとは、こっち側は式学というサービスの有用性の証明ということで、ファンド運営もやってます。子会社にバスケットボールチームの経営もやってるんですけども、これらは式学を使うことによって自分たちが出資したり、自分たちの子会社の経営を良くするということで、有用性を証明するという目的でやってるということでございます。
なるほど。ありがとうございます。そうしましたら、全く違うご質問もさせていただければと存じます。好きなもの好きなことを事前にお聞きしまして、焼き鳥、ワイン、スポーツ観戦、バスケ、ガラグビーとのことですが、ワインを飲みながら焼き鳥というのがお好きみたいな、そんな感じで。
焼き鳥のときは日本酒が多いですけど。
失礼いたしました。割と結構飲まれる感じですね。
そうですね。お酒はスッキリですね。
ラグビーやってらっしゃるからね。量も飲めそうな感じでいらっしゃいます。
そんなことないですけどね。
ありがとうございます。
座右のメモをお聞きしまして、これ本当に素晴らしくて私はいいなと思ったんですが、努力は運を支配するというお言葉で、こちらを選ばれた理由を教えていただけたらなと思います。
これは大学のラグビー部時代に教えてもらった言葉で、私はラグビー部から三井専用銀行に行って、遠取り候補って言われてた祝沢さんっていう方の言葉なんですけど、山で死んじゃったんですけどね。
その方の言葉で、ラグビーって楕円球のボールでどっちに転がるかわかんないじゃないですか。それを努力をすることによって、どっちに転がるかの運も支配できると。
なので、日々の練習の努力を怠るなみたいな、そういうような文脈で使われていたんですけど、結局、自分以外のところっていうのはコントロールできないという意味では、誰と出会うかとか、どういうお客様とたまたま出会えるかっていうのは楕円球と一緒だと思います。
であれば、今、自分ができることにフォーカスして、しっかり努力していくことによって、自然にその確率が上がっていく。楕円球がいい方向に転がる確率が上がっていくもんだということなので、自分がコントロールできない領域をいくら投げ入れてもしょうがないから、運を支配できるぐらいしっかり努力していこうということで、大事にしている言葉かなと思います。
ありがとうございます。大変勉強になるお話でございました。最後のご質問なんですが、この番組経営者向け、全国全世界の社長様向け、もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、もしよろしければ社長の成功の一つを教えていただけたらなと思います。
そうですね。特にこの苦しかった2年間、ずっと思い続けたことというか、いうことだと思うんですけど、まずはやはりその事業をやっていく上で、本当にこの事業は心からですね、社会のためになっているか。
僕らの会社が伸びることで、僕は最近よく言うんですけど、自分たちの会社が伸びることで社会の利益の総和が増えているかどうかっていうのがすごい重要だと思ってまして、その逆はですね、ただの利益の搾取で一定儲かることはもうできると思うんですね。
誰かの利益を奪うっていうことによって一定儲かることはできると思うんですけど、それだと永続しないというか、しっかり僕たちのサービスが増えることで利益の総和、幸せになる人が増えるサービスなのかどうか、それを心から信じれるかどうかっていうのがまず一番初めに重要かなと思ってます。
そうだと自分が信じて疑わない状況になっているのであればですね、あとは目の前うまくいかなくてもですね、コツコツそれに向けて積み上げていけば絶対どっかで反転するということを信じて、この2年間やってきたんですけど、実際やはり反転のタイミングになってきたかなっていうのを最近実感としてあるので、
そういう社会性のある事業をしっかり作る、そしてその社会性のある事業を作れているという確信があるのであれば、目の前の数字に踊らされずにですね、コツコツ前に進めていくということがすごく重要かなというふうに思います。
事業の社会的意義
ありがとうございます。大変私にとっても素晴らしい言葉で勉強になる。ありがとうございました。リスナー皆様も本日はお忙しい中お聞きいただきまして誠にありがとうございます。是非皆様の参考にしていただければと存じます。安藤社長様、本日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の社長に聞くインウィズビブは株式会社四季学の安藤社長様、上場企業の社長様であります。ノーエラーで3年ぐらいで上場されるなんてのは、もう久々に見る企業様で本当に素晴らしいですね。
やっぱり安藤社長様のもともとの持っているものでしょうかね。リーダーシップも、体育会ラリーでやってた部分の努力をする部分も、全て四季学を成功させるためにあったんだろうなと思いますし、そのご努力が本当に素晴らしいですし、努力は運を支配するらしいんで、
それは本当に素晴らしいですね。宿川さんというのは本当に有名な人ですが、日本代表の方も委員長とかで支援された頭のいい素晴らしい方がいらっしゃるんですが、その方が言ったお言葉ということで、なるほどと思いますね。
かつ私もそうしなきゃな、やっぱり努力をすることによって運が転がり込むようにせねばならないなとつくづく思った次第です。四季学も大変素晴らしいものでございますので、私どもでもご紹介を時折させていただいてますので、もしよろしければ皆様方もウィズビュー株式会社のウィズビューのセミナーサイトなどから、資料ダウンロードサイトなどから、
ぜひ四季学の方も調べて勉強していただけたら嬉しいなと思います。本日の社長に聞くインウィズビューはここまで。また来週。
本日も社長に聞くインウィズビューをお聞きくださり誠にありがとうございました。この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。これまでにたくさんの生光社長、生光経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
この内容はすべて適当化いたしまして、私どもウィズビューが運営するウェブサイト、KAノートでも閲覧いただけるようにしております。音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、皆様の会社系に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、サイトの方にもさせていただいてます。
ぜひネット検索でKAノートスペース社長インタビューと入力いただきKAノートのサイトをご覧になっていただければというふうに思っております。本日の社長に聞くインウィズビューはここまで。また来週。
21:38
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