音楽制作AIの魅力
おはようございます。
2025年4月30日、水曜日、笹切です。
水曜回帰ファイル、始めていきたいと思います。
という感じで、4月30日って言ったんですけども、
今日は珍しくっていうか、初めて、前日に、前日までにこれを撮っています。
おそらくゴールデンウィークとかで忙しいかなと思ったんで、
あらかじめ撮っておこうかな、みたいな気持ちもありつつ、
あとちょうどいいネタがあったんで、やっちゃおうということで、
今日はですね、前回、先週に引き続きSU-NO AIのお話です。
音楽制作AIのSU-NO、先週使ってこんな風に使ってますよ、とかっていう話をしたと思うんですけども、
この1週間ぐらい、SU-NOのAIにハマっているんですけども、音楽制作AIですね。
いろんな種類があって、どれでもいいのかもしれませんが、
私が特に面白いなと思ったきっかけが、カバー機能ですね。
カバー機能は、自分が制作した音源をアップロードして、
これ確かね、無料プランだと数十秒、有料プランだと最長2分までアップロードできるんですけども、
そのアップロードした音楽を元に、AIがそれをカバーしてくれると。
なのでカバーなので、メロディーとかコードとか、演奏のスタイルなんかも維持してくれる。
もちろんカバーとしてね、全然変えてほしいっていうふうに依頼をすれば変わるわけですけども、
維持した上で、ちょっとしたアイデアを足してくれたりなんかみたいな、そんな機能なんですけども、
そこにですね、過去作っておいた音源とか、デモテープとか、あとはもらった曲、
これどういうことか後で説明するんですけども、
人からもらった曲とかを突っ込むと、一応なんか前よりも聴ける状態になるっていうのがなんか面白くて、
なんかいろいろ音楽を突っ込んでやってみるということをしているうちに、
新しい曲も作りたくなったりということで、ハマっているという感じです。
風鳴りの精の聴き比べ
でですね、今日ちょっと推薦回帰ファイルの時間をわざわざ使ってやってみようと思ったのが、
じゃあその元々アップロードした曲、デモテープというか、昔の自主制作の音源がどんなもので、
それをSU-NOが素直に演奏するとどういうふうになって、
それをさらにどういうふうに指示していじっているかみたいな、この3バージョンぐらいを上げてみようかなと思ってですね、
自分自身聴き比べて整理したいというのもあるんですけども、
ちょっとその様子を1回吹き込んでみようかなという感じです。
というわけで、今回ご紹介する曲がですね、タイトルは風鳴りのせいという曲です。
これ作詞作曲は沼ガッパさん、これはメディアンヌップのリスナーさんを、
昔から聴いている人はゲストに出たのを聞いたことあるかもしれないんですけども、
沼ガッパさんという、ポトキャストもやっている人で、私の古い友人ですと。
その友人が2001年ぐらいかな、2002年だったかもしれない。
大学生の時にですね、今から23、4年前ですね。
23、4年前じゃないか、24、5年前に私に送ってくれたアルバムがあって、
当時友達の間で流行ってたんですよ。
作ったオリジナルの楽曲とかミックステープをプレゼントしちゃうというのが流行っていて、
その一環でアルバム1曲分、10曲とか入ってたと思うんですけども、
丸ごとプレゼントしてくれるみたいなのがあって、その中に入ってた1曲だったんですね。
その時は録音状態があまり良くないというかね、ボーカルがあまりうまく取れてなくて、
繰り返し聴こうと思う感じにはなってなかったんですけども、
印象に残ってた曲で、なんとなく好きな曲ではあったんですね、好感を持っていたと。
ちょうどね、完成度が高い曲よりも、ちょっとあと一歩惜しかった曲の方がカバーしたり、
AIで作り直すのに相応しいと思ったんで、これをちょっと取り上げようと思います。
まずはオリジナルを冒頭ちょっと聴いていただこうと思います。
それではどうぞ、風鳴りのせい、オリジナルバージョン。
これがオリジナルですね。
おそらくやりたい感じとしては、当時ね、トミタラボ、トミタケイジ、キリンジのプロデューサー、アレンジャー、作曲家のトミタケイジとか、すごく好きだったんで、
沼ガッパさんも私もすごい好きだったんで、曲調もアレンジも当時持っている技術と機材で、
なんとなくそれっぽい感じを出そうとしているっていう感じだと思います。
そこそこ僕ね、よくできていると思うんですけども、ボーカルが多分普段歌い慣れていない人なんで、あまり思った表現力が出なかったという感じだと思います。
想像します。ちょっとボーカル誰が歌っているか今となっては分からないんで、
もし万が一この番組を聞いているってことはないとも限らないんで、当時歌ってプレゼントしてくださってありがとうございますという気持ちがありつつも、
これちょっと一つの題材にさせてください。
じゃあこれをカバー機能を使ってSUNOにアップロードして、なんて指示したんだったかな、ちょっと思い出した。
Modern Soundsのようにギター、ベース、ドラム、あとちょっとのピアノを使ってこれをカバーしてください。
女性ボーカルはそのまま維持してくださいみたいな、確かそんなような指示でやったものがあります。
これをちょっとお聴きいただきたいと思います。
あかねさす私の 消えず歩き
正体に 風の鳴る街で
転がる胸 紡ぐおとぎ話
風は水晶のように手を伸べ
君も連れて行くよ
落ちる花びらのもの
手のひらに点一つ
風が雲を射る力で
傘をほうり投げよ
指の隙間を
時が追い越すよ
こういう感じになります。
ボーカルのアシスト、すごい恩恵を受けてるって感じがわかると思います。
で、これ結構いいなと思いまして、カバー機能をやるとこういう風になるのすごいいいなと思って、
で、ちょっとやる気が出ましてですね、この曲をちょっとリメイクしてみようという気が、この時点で湧いてきました。
で、リメイク何したかというと、まずですね、歌詞を歌い間違っているところを聞くとよくわかると思うんですけども、何か所かあるんですよね。
例えば小説って言ってほしいところをなんか小越って発音してるとか、あとショータイムって二音節で言ってほしいことをショータイム、無って発音してちょっと音節増えてて座りが悪いとか、
なんかそういうとこあるんですけども、そういうのはまあ部分的に選択して歌い直しして直していくってのがあるんですけども、それをやってるうちに気になったのが、この歌詞、24、5年前に作られてると思うんですけども、
なんか季節感がバラバラで、岩し雲って言って秋の雰囲気かと思ったら春の日がさすみたいな、結局これ春の歌なんですよね。
楽曲のリメイクプロセス
風鳴りのせい、その風、春風、なんか新しいことが始まる季節の、なんかそういう明るい感じを歌の中では季節としては取り扱っていると思うんですけども、
水晶のような風とか、それでどちらかというと寒そうなね、秋とか冬の感じもするし、結構季節バラバラなんですよ。
じゃあちょっとそれごと直しておってことで、作曲者にちょっと連絡もしてですね、歌詞をちょっと一部書き換えることにしました。
春寄りにするか秋寄りにするかだったんですけど、元の曲が根本的には春っぽいっていうか、もともと春を目指してるっぽいんで、四半世紀ぐらい経ってリメイクするにはもう季節の終わりの方の秋の方がいいんじゃないかということで、秋寄りの歌詞に書き換えました。
で、書き換えた部分を再度歌わせ直したりということをします。してるうちに、どうせそこまでリメイクするんだったら、この曲調も当時のというか、富田圭一っぽいのを狙ったとか、僕自身はモータンっぽくって指示したんですけど、そうじゃない方がいいだろうと思ったのと、
あとはその、これ一番大きいあれなんですけども、僕が最近やってるあのアストラルウィークエンズっていう架空のオカルトアイドルグループの誰かのメンバーの歌にしようと、そのカバー曲ということにしようということにしたんで、そのキャラがね、そのキャラの雰囲気にふさわしいやつにしようと思って。
で、そのキャラクターの窓川良っていうんですけど、幽霊とか妖精とかそういうものの好きな、そういうものの存在を信じてるってキャラクターなんで、これ風鳴りのせいっていう妖精の話なんで、妖精の歌なんでちょうどいいかなと思って歌ってもらうことにしたんですけども、すごい儚いダークな幽霊とかね、妖精とかキャラなんで、白のイメージの儚いダークな存在とか、儚いダークなキャラなんで、
ちょっとそういうふうにしようと思ってですね、アレンジをそのキャラに合わせた感じに直したというのをもう一回作りました。これ何度もやり直してるんですけども、何十回とやり直してるんですけども、一旦最新バージョンというのがこれから紹介するやつです。
改めまして、風鳴りのせい アストラルウィークエンズ フィーチャリング マドカ・リョー
歩き ショータイム 風の鳴る街で 転がる麦わなし
風一緒の手を伸べて 消えていくよ 落ちない
はい、という感じです。で、この特に後半部分ね、うまくいってない演奏とか歌がうまくいってない部分があって、それをごまかすためにフェードアウトとかしてるんですけども、ちょっとそれ気に入らないところはありつつも、
アレンジの雰囲気と、あとボーカルの雰囲気が、そのマドカ・リョーっていうキャラクターにピッタリなのができたんで、一旦これで止めました。
いじるとね、どんどんもっと変になっちゃうみたいなのがあって、一旦止めました。
これ以上さらに細かいところいじるのどうしたらいいのかなと思ったんですけども、調べるとですね、DTMとかDAWのソフトウェアに突っ込んで分離していじっていくと、そういうことになるらしいですね。
これはね、やりかねないなと思ってますね。
これもともとやってたのは、そのDTMソフトで作った曲をアップロードして、カバー機能でSU-NOに演奏とか歌とか入れてもらったものがあると。
それをもう一回ダウンロードして、あるいは分離してダウンロードして、DTMソフトにやろうとしてるってことなんで、
この2つのソフトウェアを往復しながら、連携をサポートする機能なんかをついてるアプリケーションなんかもあるみたいなんで、それやるともっとできるみたいなんですけど、
これはね、面白い遊びを手に入れたなと思ってますね。
なぜ面白いかって言ったら、こういうことに使える素材がすごいいっぱいあるんで、過去のやつもあるし、今のも、比較的最近のもあるんで、
これは時間が溶けるなと。
よく時間が溶けるって言葉を言いますが、この楽曲生成して、待って、聴いて、やり直してっていうのを、なんか5回ぐらいやってると1時間ぐらい経ってるんですよね。
5回って感覚的にあっという間ですから、溶けてるって感じがしますね。そんな感じです。
これなんかいいね、水曜回帰ファイルっぽいな、一人でなんかやってると、ボソボソ喋ってるって感じが。
はい、じゃあそんな感じで、よかったらまた次回お会いしましょう。それでは良い一日を。
字幕視聴ありがとうございました。