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2024-02-28 21:55

ささきるの水曜回帰φ瑠 [2024.02.28]

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サマリー

ささきるさんは同じ部署のメンバーと楽しく新年会を過ごしています。ウクライナ料理の美味しさやNHKスペシャルのウクライナ戦争ドキュメンタリーに感銘を受けています。さらに、田中総一郎のサインポッドキャストやポケモンカードラウンジ、書籍の話題も紹介しており、小凡地宇宙論についても話しています。情報空間におけるアテンション・エコノミーと小凡知宇宙論の対比、一般名詞のカルチャーと情報ツールに魅力を感じているささきるさんの水曜回帰φ瑠の考察が行われています。

新年会とウクライナ戦争ドキュメンタリー
おはようございます。2024年2月28日、水曜日。ささきるです。
水曜回帰ファイル、始めていきたいと思います。
昨日はですね、久々にスマートニュースの仲間、しかもですね、同じ部署で
メディアテックっていう、メディアとテックを掛け合わせたオウンドメディアをやっていたメンバーと
ちょっと遅くなっちゃったんですが、新年会をやりまして、非常に楽しく過ごしてきました。
会場がですね、ウクライナ料理のお店だったんですけども、お店のチョイスがですね、
ウクライナの戦争が始まってから2年ということで、そういうお店選びをしてくださった人がいたんですけどね、
料理がすごい美味しくて、いわゆるよくあるロシア料理というか、ロシア料理としてよく知られているボルシチとかね、
パンなんだっけ、ピロシキとかね、そういうやつだったんですけど、個人的にすごく感激したのが、
紅茶とそれに一緒に出てくるバラのジャム、これバラのジャムが売ってたら買って帰りたいくらい美味しかったのと、
あとメイン、何か選べたんですけども、ロールキャベツ選んだんですね。
そしたらロールキャベツがですね、トマトクリームソースの結構濃厚なオーブンで焼いたやつで、
食べたことのない感じのロールキャベツで、これ大正解でしたね、すごい美味かった、家でもやりたいっていうような話をしていました。
ウクライナといえば、先週末はNHKスペシャルで、2週にわたって放送するのかな、ウクライナ戦争から2年ということで、
その間の兵士の様子を、戦場の様子をスマートフォンで撮った、撮られたビデオを編集して流してたのをやったんですけども、
その戦場に行って帰ってきた兵士たちが、過度のストレスというか、いわゆるPTSDとか呼ばれる状態で、
インタビューを受けて喋ってる時にも、目とか声がこわばって震えてる様子がすごくよくわかって、
そういうところから、むしろ戦場の激しい様子だけではなくて、
そういう静かに語ってるインタビューの中の、こわばった震える表情から、戦争の恐ろしさみたいなものを感じさせるような映像作品というかドキュメンタリーになってて、
今週もまたあるみたいなんで、ぜひ見たいと思います。
サインポッドキャストやポケモンカードラウンジの話題
この週、いつもニュースを紹介しようと思ってるんですけど、今パッと思いついたニュースというかコンテンツなんですけども、
田中総一郎がやっているサインポッドキャストというプログラムがあるんですけども、
そこで2回にわたって充実回線が取り上げられてて、それが非常に面白かったです。
田中総一郎がいろんなこういうポップな現代コンテンツを取り上げるときっても、
なんていうか、腐す方向でいつも盛り上がるわけですよね。
ドラえもんも、進撃の巨人も、ファイナルファンタジーも、こう全部腐す方向で話が始まっていくんですけども、
今回は乗っけから大絶賛というかですね、あの褒め方はなんだろうね、
ゲームオブスローンズと同じくらいの手放しで褒めるみたいなコンテンツとして、
すごく楽しそうに喋ってたんで、充実回線、僕も面白いと思って読んでるんで、
そういう意味でも面白かったんですけども、田中総一郎、テルヌマケンタ、
出演者の皆さんがね、ワッキワイワイと楽しくやってるのが、それがまず何より面白かったですね。
ちなみに充実回線そのもので言うと、私ね、そこまで言うほど歴史的な傑作かと言われると、
そうでもないんじゃないかと思ってるところがあってですね。
いや、田中総一郎の代わりに僕が腐すわけじゃないんですけども、
作品を成立させている魅力の中に、物語、キャラクター、セリフ、絵とかって、
いろんな要素があるとすると、キャラクターに関しては本当にずば抜けた良さを持っている作品だなと思うんですけども、
ストーリーに関しては、ちょっと僕はその不自然さ、オーガニックでないというか、改造人間みたいなことを感じることがありまして、
漫画作品として人気になるために、ジャンプで人気になるために、
あれやこれやのストーリー的なひねりとか、順番の前後とか、複雑な設定とかっていうのを、
加えて加えて加えていった形、だからオーガニックでないとか、人造人間っぽいっていうのはそういう意味なんですけども、
そういうところがかなり目立っているなと思うので、必ずしもストレートにのめり込めないところがあるなぁなんて思いながら漫画読んでたんですが、
ただですね、これがアニメになると、さらに絵の力が動きの力に変わって、さらに声優の力っていうのが乗ってくるので、
漫画読んでて不自然だなとか、力みがあるなとか、歪んでるなと思った物語のポイントが、ちゃんと時間をかけて語られる、
人の声で演技されるみたいなことを通した時に、ちょうどいい服に仕立てられてるっていうか、それを通した時に気持ちいいなみたいな感じになってるんですよね。
あら削りだった素材がちゃんとした物になってるみたいな感じがあったんで、そこまできて、僕はすっごい面白いと思うようになったんで、
腐す必要もないっていうか、そんなこと言う必要もないと思うんですけども、そんなこと思いながらね、私もハマりました。
特にね、アニメのシーズン2の冒頭、開局、曲席編はかなり、もうあそこで田中聡一郎あれでハマったって言ってましたけど、
僕と完全に同感ですけど、あれでこれ田中聡一郎じゃない作品だなって思いました。
いつもですね、水曜書きファイル撮る前に自分が1週間見てたニュースとかを振り返るんですけども、何があるかな。
僕最近ゲームのことよくつぶやいてますね。
例えば、ポケモンカードラウンジ。
これ、TSUTAYAが経営しているポケモンカード、ポケカをプレイするための高級なラウンジを渋谷に作るっていう、
いわゆる子供向けだと思われてたカードゲームの高級展開みたいなものって、
過去にマジック・ゼ・ゲザリングとかをやってうまくいってなかった例があったんですけども、
ポケカっていうね、最もメジャーなタイトルがそれに挑戦するということで、これすごく応援してます。
僕もね、ぜひ行ってみたいと思います。
小凡地宇宙論の説明と地理に関する話題
あとはですね、冒険家で作家の高野英之さんが、山系文庫ですごく話題になった大地の五億年っていう、
土の研究をした傑作と言われる本があるんですけども、昨年大きな話題になったんですけども、
その著者の藤井和志さんと一緒に対談してるノートがあって、それがね、めちゃめちゃ面白かったですね。
僕、大地の五億年、そういえば前半まで読んで放り投げてたのを思い出して、めちゃくちゃ面白かったんですけど、
ちょうどそのタイミングでKindleのハードの買い替えがあって、
なんかそのタイミングでうっかり続きを読むの忘れてほっといちゃったんですけど、
あれまだ読んでなかったと思って続き読んだらめちゃくちゃ面白かったですね、大地の五億年。
これ、ぜひリンク載せておきますので、ぜひ見てみていただきたいなと思います。
まあ、とかとか、なんかそんな話をしてたんですけども、
今日はですね、珍しくお便りが来ました。
水曜回帰ファイル、いつぶりだろう。結構久々ですね。
ちょっとそれ読み上げてみたいと思います。
ササキルさん、おはようございます。
小凡地宇宙論、民族学の文脈で気になっていたキーワードですが、テックの文脈でも使われるのですね。興味深いです。
民話の里であり、美しい凡地風景を持つ東野には、いつか必ず行こうと心に決めているのですが、こんなにも東野の風景に心惹かれるのは、私が奈良凡地出身だからかもしれません。
小凡地宇宙論について、機会があれば、ぜひササキルさんの目線から語っていただきたいです。
追伸、エンディングテーマ、ファンです。
ついにエンディングテーマについて言及されてしまいましたが、
あのー、基本恥ずかしいことをしていると思ってやっていますので、
あのー、ただ恥ずかしいことをするときになるべく言い訳せずにやろうと思っているので、
これで照れたり照れ隠ししたりせずに、淡々とね、やっていこうと思うんですけども、
歌の練習して、だんだん1年かけて上手くなるって言ったんですけど、
全然朝歌う時間ないんで、最初に撮った撮りっぱなしのままで恥ずかしい感じなんですけども、
ただですね、あの歌の内容、歌詞の内容、あれまだ1番までしか公開してないんですけど、2番まで撮ったんですけど、
歌詞の内容がね、この気だるいね、水曜回帰割に合ってると思って流しているので、
だんだんお互いに板についてくればいいなと思って、番組も板についてくる、歌も寄ってくるみたいなことをね、
なんか時間かけてやれたらなと思っています。
まあそれはそうとして、小本中中論ですね。
えーと、これ私どこで言ったんだろうか、いろんなとこで言ってるから、水曜回帰割の中でも言ったような気がしますし、
イベントとかメディアループの中でも言ってると思うんですけども、
これ何かというとですね、兄弟の米山先生、ちょっと待ってね、正しくいきません。
米山俊男、兄弟、名誉教授というかもう亡くなられてますけれども、
米山俊男先生が、これ文化人類学者、民族学者だったことだと思うんですけども、
その方が唱えていた小本中中論というお話があるんですね。
小本中、それは京都もそうだし、奈良もそうだし、東のもそうだし、あと笹山とかね、
日本にだいたい数え方によるんですけど、40箇所ぐらいの盆地があると。
あるいはその海に面した湾を海と山に挟まれた盆地だと数えると、
百何十箇所あるみたいな数え方になるんですけども、
そういう場所、地形、地理が揺りかごになって、文化とか文明とかっていうのが生まれてきているというふうに理解すると、
文化人類学者なんでね、あるいは民族学者なんで、そういうものを読み解きやすくなりますよということを言った人なんです。
で、これ自体はその後というか、深く掘り下げていまだに研究されているという感じの考え方ではないんですけども、
僕自身も盆地の生まれなのもあって、すごくその考え方が馴染んだんですね。
つまりどういうことかというと、盆地っていうのは山、峠で区切られている場所ですよね。
だから峠を登らなきゃいけない、越えなきゃいけないという意味では大変さはあるんだけれども、歩いてくれば別に来られる。
だから壁ほどその周囲を拒絶しているわけでもなく、出入りは自由なんだけれども、
平野ほどどこまでまっすぐ、その遠くまで伸びているわけでもないっていうその、なんかゆりかごみたいな感じなんですよね。
で、これ別の言い方をするとというか、島宇宙とかっていうふうに言う人もいるんですよね。
おそらくその人は小さな島に生まれたんでしょう。沖縄、天見大島とか、加藤とか、たくさんありますけども。
僕的には盆地も島も多分同じで、地理的に緩やかに拡絶されているところっていうような意味なんですけれども、
それが何の対義語になっているかというと、盆地に対する平野、島に対する海。
海っていうのは世界中につながっているネットワークという意味だし、平野も世界中にっていうかもうまっすぐつながっている広大な場所というところなんですけれども、
そういう対比の対象の関係にあるんですよね。
で、ちょっと今日ご質問いただいたんで、これがテックの文脈でも使われるんですねっていうびっくりマークつけていただいてるんですけれども、
これをこんなふうに使っているのは僕ぐらいかもしれません。
あるいは僕が言っていることに共感してくださる方がいたら他にもいるかもしれませんけれども、あんまり使う人いないですね。
サブスタッグっていうニュースレターを説明するときに島宇宙の集合のようだとかっていうふうにサブスタッグを作っている人たちは自分たちで自分のことを言っていたりしたので、
そういう意味では近しい感覚は共有されていると思います。
アテンション・エコノミーと小凡知宇宙論
ただ小凡中中論というのは日本の米山先生の考え方なんで、それを直接用いているのは僕ぐらいなのかなと思っています。
これどういうことかというと、インターネットって基本的には平和宇宙とか平和的な感じですよね。
例えば昔から言えばホームページに何か書く、ブログに何か書く、ツイッターに何か書く、今であればTikTokとかYouTubeに何か動画を上げるっていう、
何かそういうところに情報をアップロードする、あるいは受け取る方はダウンロードするっていうことが、
もう瞬時に地球の裏側まで人と人、リアルタイムにつなげちゃう。
これってものすごく広大な平和というか、どこまでもフラットな空間ですよね。
誰でもアクセスできて、誰でも去っていける。
でもそういう平和的なフラットな空間を本来目指していたはずなんだけど、
そういうフラットな情報空間ができて、みんなが等しく良い情報に平等にアクセスできるようになったかというと、
実はそんなことはなくて、何が起こったかというと、
アテンション・エコノミーとか注目経済とか評価経済とかいろいろ言いますけども、
情報が無料な分だけ情報ってたくさん出てくる。
しかもフラットな分だけアクセスできるものがたくさんある。
でも無限にそれをアクセスして消費するほどの時間もない。
何か情報を選び取らなきゃいけないっていう時に、
誰か偉い人はこう言ってたとか、有名な人はこう言ってたとか、バズってたとか、
何か結果、そういうものでしか情報を選べなくなったんですよね。
注目されたもん勝ち、注目させたもん勝ち。
そういうのがアテンション・エコノミーの見えていますけども。
結果、情報を平等にフラットに平和宇宙にしようといってテクノロジーが現れた結果、
一部のすごく偏った心の引っ掻き方をするところに全部の集中が集まるみたいな、
より貧劇的なディストピアみたいなのが現れていると思っていて、
それが平和宇宙の弊害というか良くない部分だったと思うんですけども、そういうのがあると。
それに対して、ネットの情報空間の中に盆地とか島宇宙みたいなものがあったらどうだろうかって考える。
つまりそこ平和じゃないから、島宇宙にある情報にアクセスするのに何かちょっと一手間いるんですよね。
ニュースレターを購読するとか、ディスコードの中に入るとか、
あるいはトークンを持っている人たち、NFTを持っている人たちだけが集まって何か一緒に作り上げているものがある。
これってNFTを手に入れることも、ニュースレターを読むことも、ポッドキャストで聞くことも難しくないですよね。
でも、Twitterでバズってきたものが目に入るよりは一手間かかる。
フォローするとか、買うとか、どっか行くとか、
それっていうのが、なんか峠を越えるとか、船に乗って海を渡るみたいな、無理じゃないけど一手間かかるっていう、
角絶を、緩やかな角絶を生み出しているわけですよね。
で、その緩やかな角絶の中で、何か良い情報が回っているとか、
信頼できる人同士で何か一緒に作り上げている状況っていうのが、
ボンチとか島っぽい感じがすると思うんですよね。
あ、する、するんですよ。
で、それって、なんかすごい究極にフラットな、
平和宇宙の中で、
アテンション・エコノミーだけが生き続ける世の中よりも、
楽しいんじゃないの?ってこう、僕は思ってまして、
あ、思ってるんです。
あのー、なのでですね。
なので、まあその、
小凡知宇宙論みたいなことを、
一般名詞のカルチャーと情報ツール
言ったりするわけですね。
僕、モノの尋常としては、小凡知宇宙論があるからこういう考え方を始めたんじゃなくて、
そもそも、こう、すべてをフラットにする、
情報技術、情報空間みたいなものは、
僕、気に入らないほうなので、
気に入らないほうだったので、
あのー、そうじゃなく、
ポッドキャストとかね、ニュースレターとかね、
ブログとかそういうものに、
どうしようもなく惹かれちゃうわけですけども、
あのー、それを表す言葉として、
後から、あ、小凡知宇宙論って昔から知ってたけど、
これ当てはめられるなってことを、
2年前、1年半くらい前に気づいて言うように、
という感じですね。
ちなみに、あのー、
さっき、ニュースレターとか、
ポッドキャストとか、
ブログって言葉が出たんですけど、
それと、その他のものには、
その他のものって何かっていうと、
TikTok、YouTube、
あとは何だろう、
Spotifyとか、
他何でもいいんだけど、
共通点があるんですけど、
片方が、前者は一般名詞で、
後者は固有名詞なんですよね。
固有名詞がプラットフォームで、
一般名詞の方が、
単なる情報のスタイルの在り方、
誰のものでもない。
当たり前ですよね。
誰のものでもないから一般名詞なのであって、
誰かのものだから固有名詞なのであって、
だから私は、
昔からTwitterもMixiも、
全部だろう、
YouTubeもTikTokも、
基本的にはあんまり気に入らないんですけど、
気に入らなくて、
好きなのはブログとか、
ニュースレターとか、
ポッドキャストみたいな、
誰のものでもない一般名詞のカルチャーとか、
情報ツールが好きなんですよね。
なので未だにこんなことをやってます。
未だにじゃないな。
未だにこんなことやってるし、
今こそかな。
今こそこんなことやってるんですけど。
あ、でも、
これもっと上手く喋りたいな、今。
なんか、これ収録に際して、
収録のね、
1分前にこのお便りを見るんですけど、
それで今バッと喋ってるから、
なんか上手く喋れなかったような気がするけど、
僕この話、すごいこだわりがあって、
上手く伝えたいと日々思ってるんで、
なんか、
ちょっと機会をとらえてまた、
書くか喋れかしたいと思います。
めんどくさいなぁ、
もう返事も書きたくない、
携帯の充電も、
携帯の充電も、
携帯の充電も、
携帯の充電も、
携帯の充電も、
携帯の充電も、
携帯の充電も、
携帯の充電も、
携帯の充電も、
携帯の充電も、
携帯の充電も、
携帯の充電も、
携帯の充電も、
携帯の充電も、
携帯の充電も、
携帯の充電も、
携帯の充電も、
携帯の充電も、
携帯の充電も、
教わったばかりの
名前も忘れる
今夜すぐに
布団に潜ろう
夢も見たくない
カレー丼の
そこに沈む夜 僕らは
誰の言葉も 思い出さない
くたびれたフラクタル 歌うボソボソと
はいあの村田さん 村田智博さんですね
またぜひねお便りいただければと思います はいというわけで今週の水曜回帰ファイルでした
お便りもらうと嬉しいですね なんか
今日1日が何か良い日になりそうな気がする それではまた来週お会いしましょう
良い1日を
21:55

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