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2023-09-29 07:35

65.コミュニケーションスキルその4 「DESC法」でスマートな提案を

人気シリーズ「コミュニケーションスキル」の紹介を、前回の続きものとしてお話しします。

アサーショントレーニングには「DESC法(デスク法)」という、自分が言いたいことを上手く伝えるテクニックがあります。

自分の言いたいことを4つの段階に分けて順番に伝えていくというもので、その4つとは、Describe「描写」、Express「説明」、Specify「提案」、Choose「選択」です。それらの単語4つの頭を取って「DESC法」です。

自分が言いたいことをどう整理すればいいのか分からない方、言いたいことがいまいち伝わらないことが多い方、ぜひ詳細を聴いてってください。


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心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネル。 今回はコミュニケーションスキル
デスク法について、前回の話とも絡めてお伝えしていきます。
みなさん1週間お疲れ様でした。公認心理師臨床心理師のわたるんと申します。
このチャンネルでは、みなさんの週末のお時間を少ーしだけいただいて、
昼食や復食など働くのサポートをしてきたカウンセラーが、
主に社会人の方々に役立つようなカウンセリングの豆知識や、心理師のあれこれを簡単にお伝えしています。
前回連前回と、過剰適応についてお話ししてきました。
過剰適応というのは、めっちゃ無理して周りに会わせることですね。
何を隠そう、僕が過剰適応代表みたいな人間なんですけれども。
真の過剰適応代表の方は、そんな大それたことは言わないと思うんですが、
なんというか、一個人として共感、同感できる傾向でして、
で、前回はその対策として、アサーションについてお伝えしました。
相手も自分も大切にしたコミュニケーションを取ろうぜ、という話ですね。
気になる方は、前々回前回のエピソードを聞いてみてください。
そして、聞いていただいた方の中には、もしかしたら、
相手も自分も大切っていうのはわかったけれども、
それを具体的にどう伝えるようにすればいいんだ、
そういうの苦手だしわからん、と思った方もいるんじゃないかなと思います。
僕は実際初めてアサーションの話を知ったとき、そう思いました。
そこでですね、このアサーションには、じゃあ具体的にどんな風に伝えることが、
相手も自分も大切にしやすいコミュニケーションになるんだろう、という疑問にも答えられる、
かゆいところに手が届くコミュニケーションテクニックも織り込まれているんですね。
それが今回紹介するデスク法になります。
では詳しく解説していきます。
まずデスク法というのは何なのかというと、
自分の言いたいことを4つの段階に分けて整理するというものです。
その4つとはデスクライブ、描写、エクスプレス、説明、スペシファイ、提案、チューズ、選択です。
ちょっと英語苦手なので発音あってるかわかんないんですけれども、ちょっと多めに見てください。
で、この段階に沿って自分の言いたいことを言っていくんですね。
これだけではわからないので、また具体例を出して考えていきましょう。
じゃあせっかくなので前回と同じ例でいきます。
あなたはある会社に雇われています。
わりかしホワイトな会社で定時で帰れることが多いです。
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なので今日も定時後にディナーの予約を入れています。
でも定時になって帰ろうとしたタイミングで、いつも必要以上に業務の経緯や詳細について共有してきて、
悪気はなくて丁寧なのはいいんですけど正直こっちの時間の薄に繋がっちゃいがちな人から話しかけられたとしましょう。
その人の話を聞いていたらおそらく予定には間に合いそうにありません。
そんな時どうしますか?
実際そういう時にどう切り抜けるかは人それぞれかと思います。
例えば前回ご紹介したポッドキャスター、働く人の立ち話を配信している小島さんは、
お客さんから電話がかかってきたふりをして乗り切る、とツイッターで答えてくださいました。
いや便利ですよね、ピッチや携帯、あの僕もよくやります。
で、同じく船田さんは、
すいません、今日ケツカッチンなんで、テヘッと言って帰られるそうです。
あのケツカッチンっていう表現いいですね。
重くなりすぎない雰囲気づくりって結構大事かと思います。
じゃあせっかくなので、すいません、今日ケツカッチンなんで、テヘッをですね、デスク法に沿って少し変えてみようと思います。
じゃあまずディスクライブ、描写というのは事実を客観的に伝えるというものです。
今現在その人たちが置かれている状況をまず共有します。
この場合は定時ギリギリの時間であるということを伝えられるといいですね。
次にエクスプレス、説明というのは、自分の意見や感情を伝えるというものです。
今回はケツカッチンだから早めに帰りたいというところを伝えたいですね。
3つ目のスペシファイ、提案するというのは、相手のお願いに対する大対案を提案するというものです。
そうですね、明日こちらから話しかけるとかその辺を伝えられるといいですかね。
それで最後はチューズ、選択ですが、提案に対する相手の返事を伺うこと、つまりどうですかと相手に選択返答の余地を与えることですね。
なんとなくチューズはスペシファイと抱き合わせ感がありそうですね。
今のを踏まえて、すいません今日はケツカッチンなんで、てへ、をデスクフォーナイズするとどうなるかというと、
すいません、もう定時で今日ケツカッチンなんですよ。明日お引きするって感じで大丈夫ですかね。
で、になるわけですね。
ちょっと僕こういうノリは苦手なのに慣れてると言いますか、相手の気持ちを魚でしちゃうときとうまくいくときとか半々なので、もしムカついたらすみません。
でもですね、真面目な話、これを場面の雰囲気や相手との関係性に合わせて、時には軽く、時には冷静に伝えることで、効果的に相手と自分の要求を擦り合わすことができる可能性が高くなるはずです。
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この4つの段階すべてをいちいち入れ込むまではいかなくとも、ちょっとこの方法が頭の片隅にあるだけでも伝えたいことを整理するのに役立つんじゃないかなと思います。
どうでしょう?自分が言いたいことをどう整理すればいいのかわからない方、言いたいことがいまいち伝わらないことが多い方、ぜひこの出伏法、後で気になるケースに沿って考えてみてくださいね。
さてみなさん、今回はいかがでしたでしょうか。
自分が言いたいこと、伝えたいことを話すときって、思い返すと思ったように言葉にできなかったことも多いんじゃないかなと思います。
僕もこういう仕事をしてますが、やっぱりうまくいかないときも、うまく伝わらないときもありますね。
こういうのはノウハウを抑えたら実践あるのみかなーなんて思ったりもしています。
もしこういうときにうまくいかなかったとか、こういうときにどう伝えたらいいとかありましたら、お気軽にお便りフォームまでいただけましたら嬉しいです。
では今回はここまで。おやすみなさい。ご視聴ありがとうございました。
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