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2026/06/15 湧き水のほとり #120 グリム兄弟「ヘンゼルとグレーテル」2
2026-06-19 14:30

2026/06/15 湧き水のほとり #120 グリム兄弟「ヘンゼルとグレーテル」2

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サマリー

今回はグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」の第2話。貧しさから子供たちを森へ捨てる計画が再び持ち上がり、ヘンゼルはパンくずで道しるべをしようとしますが、鳥に食べられてしまいます。森の奥深くで迷子になった二人は、空腹と疲労で倒れてしまいます。次回に続く。

ヘンゼルとグレーテルの帰還
湧き水のほとり
FM八ヶ岳をお聞きの皆さん、各種インターネットからお聞きの皆さん、ご機嫌いかがですか。開運小天です。
ここからの15分間は、菊読書の番組、湧き水のほとりの時間です。
児童文学や、昔懐かしい物語、様々な文豪の短編などを、少しずつ読ませていただきます。
美味しいお水を召し上がりながら、一息ついてくださいね。
今月は4回に分けて、グリム兄弟の作品、ヘンゼルとグレーテルを読んでいます。
本日は、その2回目です。
主人公である男の子ヘンゼルと、その妹のグレーテルは、森の近くの家で、お父さんとママ母と一緒に暮らしていました。
普段から貧しかったのですが、ある大飢饉の年、食べる物がなくなり、ママ母はお父さんを言いくるめて、ヘンゼルとグレーテルを森の奥へ捨てることにしました。
その計画を知った兄ヘンゼルは、庭の小砂利を隠しポケットいっぱいに詰め、森への道中、落し落ししながら来ました。
焚火の傍で眠り込んだ2人は、夜中に目が覚め、グレーテルは泣き出してしまいました。
それでは、続きをどうぞ。
「あたしたち、どうしたら森の外へ出られるでしょう。」
とグレーテルは言いました。
ヘンゼルはでもグレーテルをなだめて、
「なあに、しばらくお待ち。お月さまが出て来るからね。
そうすればすぐと道が見つかるよ。」
と言いました。
やがてまんまるなお月さまが、たかだかとのぼりました。
そこでヘンゼルは小さい妹の手をひいて、小砂利を落したあとをたどりたどり行きました。
小砂利は吹きあがって来たばかりの銀河みたいにぴかぴか光って道しるべをしてくれました。
ひとばんじゅう歩き通しに歩いて、もう夜のしらしら明けに、
二人はやっとお父さんの家に帰って来ました。
二人が表をコツコツとたたくと、
おかみさんが扉をあけて出て来ました。
そしてヘンゼルとグレーテルの立っているのを見ると、
このろくでなしめら、いつまで森の中でねこけていたんだい。
おまえたち、もう家に帰るのがいやになったんだと思っていたよ。」
と言いました。
お父さんのほうは、でもああして子供たち二人きり置き去りにして来たものの、
心配で心配でならなかったところでしたから、
よく帰って来たと言ってよろこびました。
再び森へ捨てる計画
そののちもうほどなく、うちじゅうまた発砲ふさがりになりました。
子供たちが聞いていると、夜おそく、
ねながらおっかさんがお父さんに向かって、
「さあ、いよいよ何もかも食べつくしてしまったわ。
天にも地にも、パンが半切れ。
それも食べてしまえば、うたもおしまいさ。
こうなりゃどうしたって、子供らをおい出すほかがないわ。
こんどは森のもっとおくまでつれこんで、
もうとてもかえりみちのわからないようにしなきゃだめさ。
どうしたって、ほかにわたしたち、たすかりようがないからねえ。」
こんなことを言われて、ていしゅはむねにぐっときました。
そして、
そんなくらいなら、いっそでめえ、
しまんにのこった、じぶんのぶりのひとかけを、
子供たちにわけてやっちまうのが、ましだ。」
と考えました。
それでも、
おかみさんは、ていしゅのいうことをまるでみみにいれようともしません。
ただもういきりたって、あくぞもくぞならべたてました。
それは、たれだって、
いったんああといってしまえば、
あとはべえとつづけなければならなくなるので、
このていしゅも、
いちどおかみさんのいうままになったからは、
こんどもそのとおりにしなければならなくなりました。
ところで、
子供たちはまだめがあいていて、
このはなしをのこらずきいていました。
そこで、おとなたちのねてしまうのをまじかねて、
へんぜるはおきあがると、
そとへとびだして、
このまえのようにこじゃりをひろいにいこうとしました。
でもこんどは、
おかみさんがとにぴんとちょうをおろしてしまったので、
へんぜるはでることができなくなりました。
へんぜるは、
それでもちいさいいもうとをなだめて、
くらえてる?
おなきでない。
ねえ、
あんしんしておやすみ。
かみさまがきっとよくしてくださるから。
といいきかせました。
森での迷子
あくるひはあさっぱらからもう、
おかみさんはやってきて、
こどもたちをねどこからつれだしました。
こどもたちはめいめいパンのかけらをひとつずつもらいましたが、
それはせんのよりもよけいちいさいものでした。
それをへんぜるはもりへいくみちみち、
かくしのなかでぼろぼろにくずしました。
そしておりおりたちどまっては、
そのくずしたパンくずをじびたにおとしました。
おいへんぜる、
なんだってたちどまってきょろきょろみているんだな。
とおとっさんがいいました。
さっさとあるかないか。
ぼく、ぼくのこばとをちゃんとみているんだよ。
そら、やねのうえにとまって、
ぼくにさよならしているんじゃないか。
とへんぜるはいいました。
ばあか。
とおかみさんはまたいいました。
あれがなんではとなもんか。
あれはあさひがけむだしのうえできらきらしているんだよ。
へんぜるはそれでもかまわず、
パンくずをみちのうえにおとしおとしして、
のこらずなくしてしまいました。
おかみさんはこどもたちをもりのもっともっとふかく、
うまれてまだきたことのなかったおくまでひっぱっていきました。
そこでこんどもまたじゃんじゃんたけびをしました。
そしておっかさんは、
さあこどもたち、
ふたりともそこにじっとしていればいいのだよ。
くたびれたらすこしねてもかまわないよ。
わたしたちはもりできをきってきて、
ゆうがたしごとのおしまいになれば、
もどってきていっしょにうちへつれてかえるからね。」
といいました。
おひるになるとグレーテルがじぶんのパンを
へんぜるとふたりでわけてたべました。
へんぜるのパンはみちにまいてきてしまいましたものね。
パンをたべてしまうとふたりはねむりました。
そのうちにばんもすぎましたが、
かわいそうなこどもたちのところへ
たれもくるものはありません。
ふたりがやっとめをあけたときには、
もうまっくらなよるになっていました。
へんぜるはじいさいいもうとをいたわりながら、
「グレーテル、まあまっておいでよ。
おつきさまがでるまでね。
おつきさまがでりゃこぼしておいたパンくずもみえるし、
それをさがしていけばうちへかえれるんだよ。」
といいました。
おつきさまがあがったのでふたりはでかけました。
けれどパンくずはもうどこにもみあたりません。
それはもりやのんをとびまわっている
なんぜんともしれないとりたちが
みんなつついてもっていってしまったのです。
それでもへんぜるはグレーテルに
「なあに、そのうちみちがみつかるよ。」
といっていましたがやはりみつかりませんでした。
よなかじゅうあるきとおしてあくるひも
あさからばんまであるきました。
それでももりのそとにでることができませんでした。
それになにしろおなかがすいてたまりませんでした。
じびたにでていたくさいちごのみを
ほんのふたつみっつくちにしただけでしたものね。
それでもうくたびれきって
どうにもあしがすすまなくなったので
いっぽんのきのしたにごろりとなると
そのままぐっすりねこんでしまいました。
番組からのお知らせ
というところでおじかんとなりました。
ほんじつはグリムきょうだいさく
へんぜるとグレーテルをとちゅうまでよんできました。
それではまたないしゅうです。おたのしみに。
さて、FM八ヶ岳をおききのリスナーのみなさまにおしらせがあります。
アーカイブス配信のはっしんもとがあたらしくなりました。
ポッドキャストリッスンでこうかいされています。
スマホやパソコンでFM八ヶ岳のホームページにあるリンクからとんでいただくか
Googleなどのけんさくまどに
わきみすのほとりとにゅうりょくしてみつけてみてください。
いつでもなんかいでもおききいただけます。
いぜんよんださくひんもぜひきいてみてくださいね。
おききいただきありがとうございました。
番組ではみなさまからのリクエストやかんそうをおまちしております。
FM八ヶ岳のホームページの問い合わせフォーム
またはスマートフォンアプリレディモのメッセージ欄からおよせいただけます。
おおくりしましたのはかいうん商店でした。
このあともFM八ヶ岳でおたのしみください。
本日もいいあんばいにすごせますように。
またおあいしましょう。
14:30

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