2023-08-01 10:37

#162 せかいでさいしょにズボンをはいた女の子

子どもと、性差別に関する絵本を読んだら、
想像以上に興味をもってくれたというお話をしています。

そこから、予測不可能な時代を生き抜くスキルを身につけるには、歴史や当たり前がすぐ変わるということを
よく話すと良いのかもしれないと考えました


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こんにちは、わかまろです。採用支援を行う会社の営業マネージャーで、現在は産休中、3歳・0歳娘の育児をしております。
記憶喪失にありそうなくらい慌ただしい毎日の中で、日々の気づきを忘れないため、そして同じく慌ただしい日々を送る同志の皆さんとこのドラマと分かち合いたい、そんな目的でこのチャンネルをお送りしております。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。今日東京では午前中にすごい雷が鳴ってまして、多少雨も降り、ちょっと湿度は高くなった気がするけど、基本的には涼しくやや過ごしやすい日々が過ごしやすい感じに久しぶりになっているという感じです。
最初にちょっと余談なんですけども、日本人ももうちょっと緩くてもいいんじゃないかって思ったっていう話なんですが、
私の家の近くにインドカレー屋さんがあるんですね。私そこのほうれん草カレーが大好きで、結構常連なんですよ。いつもテイクアウトで買ってます。
ほうれん草カレーなので、当然緑のちょっとドロドロっとした感じのカレーで、塩加減とコクの感じが結構絶妙でして、大好きでいつも買うんですね。
ただ今日もそのインド料理屋さんに行ったらですね、先にお客さんが並んでて、その方もほうれん草カレーくださいって言うんですよ。
そしたらそのほうれん草カレーが、いつも深い緑色なのに今日赤かったんですね。
その先に並んでたお客さんが、あれこれほうれん草カレーじゃないですよねって当然質問してたんですけど、店のインド人の男性はですね、いやいやこれほうれん草ですよっていうのを言い張ってて、
いやでもほうれん草、緑色のカレーだと思ってるけど赤いじゃないですかって言ったら、そのインド人の店員の男性が、いや赤いほうれん草を使ったんだって言い始めて、えーっと思ってちょっとびっくりしてしまいました。
結局その私の前に並んでた方は買わなかったんですね、そのほうれん草カレーを。違うカレーを買って帰ったんですけど、私はそのあえて赤いほうれん草カレーにチャレンジしてみました。
そしたらそのインド人の男性が、いやこれすごいおいしい赤いほうれん草使ってるからすごいおいしいよみたいなことを言って、あ、そうか面白いなと思いながらちょっと家に帰ったんですね。
で案の定ですね、全然ほうれん草の味はしないんですよね。多分何か違うものが入ってる赤いカレーでしたが、まあでもおいしかったです。
もしこれ日本人のお店、ちょっと人種で語るのはよくないかもしれないですけど、日本人だったらなんかすいませんとか言ってすぐ作り直しそうというか、そもそもその赤いカレー、赤いほうれん草カレーは出さないと思うんですよね。
ただそのインド人の方のですね、今日はたまたまインド人だったんですけど、その大らかさというかすごいいいなって思いました。
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こちらとしてはおいしいカレーが食べれればそれでいいので、まあ緑だろうと赤かろうと、そのお店が好きだから買ってたので、まあいいかなと思いつつ、
赤いほうれん草を使ったんだという言い訳ができる、いい意味でのずぶとさがすごくいいなって思いました。
ということですいません、今日の本題はですね、娘と最近読んだ絵本がすごく良かったっていう話と、その絵本が取り扱っているテーマがですね、
女性差別に関する本なんですが、それでも3歳でも十分に楽しめたことと、ちょっとそこから思ったことっていうのをお話ししたいなと思います。
その絵本が何かなんですけれども、世界で最初にズボンを履いた女の子という絵本です。
これ中身がですね、どんな本かというと、アメリカで実際にいた女性の実話をもとにした絵本なんですね。
その女性はですね、女性がスカートしか履いてはいけないとされていた時代に、あえてズボンを履いて、周りからすごい反対にあうんだけれども、生涯ズボンを履き通したと。
女性が医師になるとか、従軍するっていうことが認められづらかった時代に医師となって、南北戦争に従軍して、そこでその栄誉ある賞を獲得して、将来、賞外装のさっき申し上げました通り、ズボン履き続けたっていう勇敢な女性の話を絵本にしたものなんですね。
3歳半ちょいの娘なので、ちょっと難しいかなと思ったんですけど、すごく食いつきが良くてですね。
子供っていうのは親が思っている以上にいろいろ考えてるし、いろんなことに意見も持てるし、だから子供だからといって甘く見ない。ある意味バカにしないでですね、いろんな難しいことも話していった方がいいんだろうなというふうに思いました。
じゃあ実際に娘とどんな話をしたかなんですけども、女の子がね、昔はズボンが履けない時代があったんだよっていう話をしたら、えーなんでなんでって驚くんですよね。
そこから性役割、男性だからこう、女性だからこうっていうのがあるし、日本でもつい最近まで日本で一番権限がある人を選ぶ選挙だったりには参加できなかったんだよっていう話をしていたらですね、そんなのおかしいよねっていうのをすごく言っていました。
でじゃあこの主人公の絵本のですね、主人公のメアリーはいろんな人の反対にあいながらもズボンを履いて、結局そのズボンを履く仲間っていうのができた。
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そして実際の人生でも最終的には賞を得たみたいな話のところでですね、娘ちゃんはこういう勇敢なかっこいいことできるかなって言ったら、いや難しくてできないよ、だって悲しいこととか言われちゃうもんって言うんですよね。
でママはできるって聞かれたので、ママもなかなか勇気がないから周りの人にどう思われるかとか気になって、こういうできないとそのメアリーみたいな勇敢な行動はできないと思うけど、小さな行動でいいからなんかやろうとやりたいなと思ってるよって言ったらですね、そっかーっていう話をしてました。
娘がですね、じゃあ今はズボンを履けるように、女の子もズボンを履けるようになったからいいよねっていう話をしてきたので、私からはですね、ズボンという一点においてはそうかもしれないけども、まだまだ目に見えない性差別っていうのはあるし、逆に例えば男の子ってスカート履けないよねっていう話をしたんですよね。
男の子がスカート履けないのは何でなんだろうねっていうのをその後話をしました。
娘はじゃあ本当はスカート履きたいのに履けない男の子もいるのかなっていう話をしてくれて、その後にじゃあもし男の子がスカート履いてたら、
レッチャン、自分のことレッチャンって呼んでるんですけど、レッチャンは応援するよって言ったんですよね。
で、これ結構びっくりというか感動してしまって、この絵本の中にもですね、そのメアリーがズボンを履いたことを笑ったりとかバカにしたりとか、そんなのやめなさいって大反対する人と、
あと応援してくれるそのお父さんとか、あと周りの友達もいるんですよね。
なのでその娘にじゃあ男の子がスカート履いてたら悲しい言葉とかを言わないで応援してあげられるって言ったらですね、絶対に応援するっていう話をしてました。
この会話からですね、さっきも申しました通り、子どもってすごく難しいと親が思ってしまいがちなこともすごくよく分かっているし、
子どもなりのなんかそういうみずみずしい感性でですね、ちゃんと受け止めることができるから、なんか差別とか社会問題とかそういう難しいことももっとちゃんと話していきたいなと思いましたし、
あと、例えば女性が今ズボンが履けるっていうのは点で見ると今当たり前のことなんですけども、過去の歴史からの線で見ると全然当たり前ではない。
今の現代の当たり前って過去では当たり前じゃないことっていっぱいあると思うので、なんかそういった線になることをたくさん話したいなっていうふうに思いました。
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例えば今その同性愛がなんちゃらって言われてますけど、過去はちょっと昔になれば男性同士が恋愛するっていうのは当たり前のことでしたし、
例えば子どもも今すごく可愛がられてますけど、ちょっと昔であれば半分はなくなって当たり前の、ただの労働力としかみなされていない時代もあって、ちゃんと教育をしようとか愛情をかけようっていうのも近代になってからなわけです。
ここら辺は古典ラジオからの受け売りなんですけども、今は当たり前であることも時代が変われば簡単に当たり前ではなくなるんだっていう過去のことを話すことで、
娘がこれから生きていく時代、これから何十年も生きていきますけども、今の当たり前って絶対50年後は当たり前じゃないですよね。
なので、そういった先が見えない時代っていうのを、点ではなくて線の会話をすることで、予測不可能な時代も生き抜いていく力が身についていくことにつながると良いな、なんていうことを思いました。
ということで、今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。
この世界で最初にズボンを履いた女の子はですね、男の子もぜひぜひお勧めの絵本ですので、ちょっとリンクを貼っておきますので、興味のある方は見ていただければと思います。
それでは最後まで聞いていただいてありがとうございました。また次回も聞いていただけると幸いです。
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