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皆さんこんにちは、わだきなこです。さて、今日は自宅からお送りしようと思います。
今日の放送のテーマは、対話業、相談業が心得ておきたいネガティブフィードバックの注意点についてお話ししようと思います。
私は1歳の男の子と女の子の双子の子育てをしながら活動している漢方ライフコーチです。
このラジオでは、役剤師やライフコーチの経験を皆さんの暮らしに落とし込めるような形で、皆さんの日常がより豊かにご機嫌になるようなヒントをお送りしております。よろしくお願いします。
はい、ということで、皆さま、今日はいかがお過ごしでしょうか。急に寒くなってきましてね。
なんかいきなり秋到来やなっていうので、慌ててコート引っ張り出してね、保育園に送ってきたところなんですけれども。
前置きはこのぐらいにしてね、本題に入っていこうかなと思います。
今日のテーマ、相談業が心得ておきたいネガティブフィードバックの注意点というかポイントというところですね。
これはね、結構ね、私が新人役剤師の時にね、えらい頭を打ったところからね、気をつけているところで、この今のライフコーチっていう仕事にもね、すごく意識しているところです。
これネガティブフィードバックってどういうことっていうと、自分が例えばクライアント側を見た時に、相手に対してこういうことをしたらいいんじゃないかって、相手の要は悪いところですよね。
っていうのを指摘してアドバイスをする時の注意点ということになるんですけど、これ皆さんどういうところを気をつけていらっしゃいますでしょうか。
言い方とかももちろんありますよね。私が一番気をつけていることっていうのは、これはまず一つ、相手が私にそのアドバイスを求めてきているか、これを確認します。
相手が私のネガティブフィードバックを欲しがっているかですね。
2つ目は、自分とクライアントさんとの関係性の深さ、この2点を必ず気にするようにしています。
ここを注意しないとどうなるかというと、自分が良かれと思って言ったアドバイスっていうのが、場合によっては余計なお世話になってしまって、相手との人間関係を壊しかねない、そんなことにもなってしまう。
結構ネガティブフィードバックって、使いようによっては諸刃の剣なんですね。
なのでそれが包丁だと思ってもらっても変わらないと思います。
それが毎日のお料理に欠かせない生活必需品、場合によってはお料理をよりよく美味しく仕上げるための道具として使うこともできますし、
場合によっては殺人じゃないですけれども、人を傷つけることだってできてしまうので、ほんとここに注意が必要なんですよね。
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だから良かれと思って相手に言ったけど、それが相手を深く傷つけてしまったっていうこと。
これね、専門職であればあるほど起きがちなので、注意した方が本当に良いと思います。
これ私が新人薬剤師の時に大きくやらかしたことがありまして、血糖値のことを気にしていらっしゃる患者さんがいたんですよね。
薬剤師なので、どういう疾患でお薬を飲んでいるかっていうのは、薬剤師だったら薬を見ればだいたいわかります。
今この人がどういう症状で病と向き合っているのか、もしくはその病の重症度って言ったらあれですけど、程度とかね、その辺もわかります。
で、カルテが残っているのでどのぐらいその薬を続けているかっていうのも一目でわかるようになってるんですよね。
で、その時に私が新人薬剤師の頃、もう本当に薬の治療を通して患者さんの役に立とうと。
もう薬器になってね、目の前の患者さんのとにかくお役に立ちたいと。
たったその気持ちだけで、血糖値が気になる方に対してあれこれアドバイスをしたことがあったんですよね。
で、その時に患者さんは私の食生活の指導を要望したかって言ったら全然要望してないんです。
いつもの薬をただ取りに来ただけ。
なのにね、求めてもないアドバイスを若造の薬剤師からペラペラペラとしゃべられるわけですよ。
逆の立場になってみたらわかるけど、うるせえわじゃないですか。
言ってる側はもう本当に目の前の方の役に立ちたいから、とにかく自分が持ってる情報をあげたいと思ってお伝えするわけですよ。
でもそれは患者さんからしたら暴力でしかないわけなんですよね。
自分の痛いところをどんどんどんどん言われてるからね。
これ、ズボシであればあるほど痛いんですよ。
だから、まずこれ1点目がね、患者さんが求めてたかってことは求めてないよね。
で、2点目、患者さんとの関係性が深いか。そこまで深くないよね。
かかりつけ薬剤師に指名されるほど、全然関係もできてないし、和田ちゃんと言われるほどの関係性もできてない。
そんな状態でいきなり自分の痛いところをペラペラペラペラとしゃべられたら、それは不快でしかないじゃないですか。
それで、それはわかってるから時間ないし、ちょっと帰るわみたいな感じで患者さんを怒らせてしまったことがあるんですね。
で、その時に私はすごく鈍感だったので、良かれと思ってしゃべったのになー、あかんかったんかなー、ぐらいにしか思ってなかったんだけど、
それ以上のことですよね。前によっては患者さんを深く傷つけてしまっていたかもしれない。
だから、相手にネガティブなフィードバックをする時は、患者さんとの関係性とか、患者さんが本当にそれを求めたのかとか、
その辺をよく考えた上で、自分が発する言葉が、それがちゃんと相手をケアするものになっているのか、それとも包丁になっているのかっていうのは、
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それまでの関係性によって全然変わってくるんですね。
っていうのを、そのやりとりを見ていた薬剤師の大先輩が後からそーっと教えてくれたんですね。
で、私はこの苦い経験を学びに変えて、今は薬局でお仕事をする時は、患者さんが本当にその情報を求めているか、
場合によっては耳の痛い話かもしれないけれども、ちょっと言うこともあります。
でも、相手が求めていなかった場合っていうのは、かなりオブラートに包んで、相手を立てるようにしてお話をしたりしています。
で、コーチの仕事ですね。コーチの仕事をして、相手のところに対してネガティブフィードバックをする時っていうのは、
そもそもクライアントさんになっている時点で、かなり深い関係性を築けているので、
その辺はクライアントさんの時点で、そこも含めて、私を求めてくださっている人しか今はお相手にしていないので、
全然何でも言うようにはしてるんですけれども、それ以前ですよね。
なお、関わりでは、基本的に例えば発信見ましたとか、きなこさんの発信見てこうでこうで、これについてどう思いますか?みたいな、
言われた時は、基本的にはあまりネガティブフィードバックっていうのは返さないようにしています。
なぜなら、そこには大きなリスクを伴うからですね。これお互いショックなんですよ。
自分も良かれと思って言ったけど、相手も傷ついてしまって、例えばきなこにこんなことを言われてしまったってなったら、私としても不本意なわけなんですよね。
お互い良くないのよね。だから特にこの個人事業主フリーの方の関係性っていうのは、
こっちの一方的な発信でつながった方っていうことに関しては、ネガティブフィードバックは特に慎重にしていますね。
このフリーになってからのフィードバックの注意点っていうのは、私は尚人さんに教えてもらったんですね。
ゴールデンウィークぐらいだったかな。1回セッションでお世話になった時に、かなり尚人さんも私に何回も聞いてくれました。
これ本当に言って大丈夫?とか、どこまで言ったらいい?とか、どこまでだったら大丈夫?とか。
私はその時に、すごく気を使って念押ししてくださっているなって。私も若造の時に、薬剤師の時に痛い目に遭ったのを覚えているから、
尚人さんも対話業、本業にされているから、そういうネガティブフィードバック、良いことも含めてフィードバックの重要性っていうのをものすごく大事にしているんやな。
やっぱりこの仕事においても、フィードバックっていうところがどういうものか。
場合によっては諸刃の剣になるっていうところを、やっぱりすごく心得られているんだなっていうのを聞いてて思いました。
で、ちょっとね、その対話の途中でなぞさんも言ってくださったんですね。僕かなり確認したでしょって。
だから今これ、これだけ念押しして、僕とキナちゃんの関係性ですらもめちゃめちゃ確認したでしょって。
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このぐらい、やっぱりこの仕事相談業にとって、フィードバック、特にネガティブな内容っていうのは、相手が本当にそれを求めているのかっていうのを確認しないと、時折ね、すごくリスクを伴う。
だから、ここは重々気をつけないといけないっていう風に教えてくれた時に、これはやはり薬剤師の経験だけではなくて、薬剤師の業界だけじゃなくて、どの業界にでも置ける。
ひいては人間関係もそうですよね。
人にアドバイスをする時に、そのアドバイスを本当に相手が求めているのか、特にネガティブなフィードバックだった場合。
相手との関係性が浅ければ、浅いけど求められた場合っていうのは、オブラートに包むオブラートの枚数を増やさないといけないかもしれないしね。
良かれと思ってアドバイスをしたのが、結果的にお互い気持ち良くなかったっていうのは、本当にお互い悲しいことですので、
ここをよくよく、これからコーチをしていきたいとか、誰かの相談に乗って対話をして人を救っていきたいっていう方がいらっしゃったら、
自分の気持ちが、情熱が大きければ大きいほど、ついつい良かれと思って、言葉を選ばずに相手を傷つけてしまうっていう場合があると思います。
これね、本当に場合によっては、人間関係に大きな溝を生んでしまいがちになりますのでね、
特に相談業をされている方っていうのは、今一度ね、ご自身が今まで相手に投げてきた言葉、良かれと思って言った言葉に対してね、ネガティブフィードバックに対して、
相手が本当にそれを求めてきたかどうか、そしてそのボールの投げ方っていうのも、トゲトゲしたボールを投げすぎていなかったか、
トゲトゲしたボールを求められているなら大丈夫なんですよ。でも勝手にこっちがね、トゲトゲしたボールを用意してポイって投げてないかっていうところを、
今一度対話支援されている方っていうのは特に気をつけていただけたらなぁと思います。
私のね、苦い経験をここで成仏させようと思って、今日はこんなお話をさせていただきました。最後まで聞いてもらってありがとうございました。ほな、またねー。