推し活の思い出
12時41分、ふじこひろのひとり声日記です。 今日はイベント参加回です。
ポッキャトークテーマ、ヤングアダルト編ということで、 テーマにまつわる話をします。
主催の水城真琴さんの番組名、「推し活2次元LIFEラジオ」というのを見たときに、
推し活と若い頃かとふと蘇った光景がありまして、 それは
私のかつてのアルバイト先でした。 私が二十歳前後の頃に、とあるテナントビルに入っている書店で初めて通年のアルバイトをしまして、
そこの人々が今でいうところの推し活に励んでいまして、 その推し活のしている様子が、なんか好きなのはすごく伝わってくるんだけど、
押し付けがましいとか、 すごくワーキャーっていうのだけじゃなくて、
穏やかに情熱を持って、 自分の好きなものを大事にしているという感じがあって、
それを見習って、自分も好きなものが出てきた時にやりたいなぁというのを
思ったのを思い出しました。 ここからはちょっと人物名とかは
伏せて話していきます。 そのアルバイト先には
社員Aさんと社員Bさんがいまして、 社員が中心になって、時間によってパートやアルバイト数名とシフトを調整しながら営業しているという形をとっていました。
それで私が会ったことがあったり、
お世話になったのは、その社員2名の方と、あとはパートのCさん。 他のパートやアルバイトの方は、シフト表で名前は見かけるんですが、時間の都合であまり顔を合わせてなかったので、
会話をしたり、一緒に一緒の時間に働いていたのは、
その社員2名の方と、 ちょうど
シフトの切り替わりで一緒になるCさんでした。 社員Aさんは、
声優のDさんをとても推していまして、 その頃は推し活という言葉は広く使われていませんでしたが、
今で言うところの推し活に励んでまして、 声優Dさんが出てくる作品は
すべてチェックし、（Dさんが登壇する）イベントがあれば地方から
イベント会場に向かい、 そしてお土産を書店のみんなに買ってきてくれたり、
1回だけだったか、2回だったか、 その声優Dさんと一緒に写真を撮っている写真を見せてくれたりとかもありました。
Aさんは主にその声優Dさん関連の作品が好きだったんですけども、 他にもたくさん好きなものを持っている人で、
漫画もアニメも好きでしたし、
あと他にもそれらとは全く関係ないものでも好きなものがあって、 それで時折出かけているという話も聞いたことがありました。
Aさんは書店の一緒に働いている メンバーにもお客さんにも
穏やかに接していて、 そのお店が
暇な時には声優Dさんが出ていた作品だとか、 あと自分が今
面白いと思っているものを教えてくれたりして、 私はそれまでは
漫画アニメは見ていても割と少ない作品を長く見たり読んだりするという方だったんですが、
Aさんのおかげでだいぶ 見るものの幅が広がって、その中の一つが
特撮でして、 その声優Dさんが特撮によく出演されているということで、
Aさんは特撮、特にヒーローものを
よくチェックしていたようなんですけれども、 そんな時にDさんが出ているわけではないんだけれども、
アルバイト先での交流
もう一人自分が好きな声優さんが出ていて、
見てみたら面白かったと言っていた 作品がありまして、それを
見たら どっぷりハマりまして、
そこから 特撮を追いかけるようになって、日曜の朝から始まり、
その後は、それ以外の時間のものですとか、 いろいろな会社の作品だとか、紆余曲折を経て、
現在ではタローマンに行き着いたという感じです。 特撮はロケ地巡りというのも楽しくて、
Aさんがフットワーク軽く、 その声優Dさんのイベントに行くのを見ていたので、
じゃあ自分も同じような感じでお金は使ったりとかはできないけれど、 できる範囲で行きたいところに行ってみようと思って、
その時は確か18きっぷを使ってかなり節約して、 それでロケ地巡りをしたりしています。
今はしてないんですけども、ロケ地巡りをするようになったおかげで、 今までよりはフットワークが軽くなったなぁという気がしています。
そして社員Bさんもいろいろ好きなものがあったみたいで、 BさんとはAさんに比べるともう本当会話の量は少なかったし、
Bさん自身もAさん以外とはあまり話しているのを見なかったんですけども、 どうもAさんと話している様子や聞いたことからすると、
ゲームが好きで、結構やりこんでいるみたいで、 この人もきっと好きなものがあるんだなぁというのが伝わってくる人でした。
そして2次元以外だと可愛い動物がとても好きだったみたいで、 動物のカレンダーが入荷したりすると、
普段めったに他の人と話してなかったような気がするんですが、 私とかにもこのカレンダーが可愛いということで話しかけてきたりすることがありました。
そしてパートのCさん。パートのCさんは時間が合うときがちょっと少なかったんですけども、
勤務が終わった後に好きな本だとかを買いに来てて、
あとAさんが好きな声優Dさんが出ている作品の中に、 そのCさんが好きなものが原作なのも入っていて、
私もその作品を好きになって、 共通の話題ができて話すようになったということもありました。
今はもうそこの地域にもう長いこと行ってなくて、 その書店自体もどうなっているか、今はわからない状況です。
というのも、 私がアルバイトをしている途中から目に見えて経営が悪化しているのがありまして、
社員Aさんはおそらくそれが一因となって途中で退職して、
Bさんも（在籍を）続けていくのかちょっとわからないような雰囲気になり、
そしてAさんが辞めてしばらくして、 Cさんと街中で偶然会った時にはお店の雰囲気が変わってということで、
自分も辞めたという話を聞きました。 そしてその書店が入っていたテナントビルも自分がアルバイトを辞めて、
アルバイトを辞めたのは自分の生活環境の変化で、 シフトに入れなくなったというのがあり、
2年ぐらいで辞めたんですけども、 そこからさらに数年経ってテナントビルを経営していた企業が撤退するというニュースがあり、
今はもうビル自体はあるようなんですけども、 もう経営者は変わっているようでした。
だから今となってはもう記憶がだいぶ薄れているのもあって、 一瞬幻だったのかなぁと思うようなこともあるんですが、
その声優Dさんの名前を見かけるたびに、 アルバイト先のこと、Aさんのこと、Bさんのこと、Cさんのことを思い出したりしています。
今日の声日記はここまでです。
