孔子の誕生
みなさん、お久しぶりです。 牛の声、ウシワカでーす。
今日は、 牛の声って番組の中でも
初めて牛の声が入るであろう収録です。 先ほど
孔子が生まれたので、それを見に来ました。 初産のお母さんだったんですけど、
なんとか頑張ってくれまして、 ちっちゃくて可愛くて元気な子は
生まれましたよ。 生まれたばっかの子は
別に猛とも命とも言わないので、 静かなもんなんですが、今目の前で一生懸命お母さん牛が
孔子のことを舐めてます。 僕のことを軽減な表情で見つめてる。
何しに来たんやと言わんばかりの。 この同じ牛舎には
他の孔子もお母さん牛もいるんで、 あれですけど
ちょっと見て回ろうかな。 ちょっと大きくなった子もおるし、
今から生まれまんねんっていう お母さんたちもいる。昼下がりのめっちゃ落ち着いた時間なので
誰も興奮しないからモーモー言ったりしないんですけど。 近く歩いとったら何か言うかな?
言わんかな?
なんか独り言を喋っている人間が珍しいんか知らんけど。 すごいこっちの方を見てくる。
おーい。 うわ、スマホ舐めるな。
牛は可愛いですよ。
お、何か言ってるわ。
牛って常日頃モーモー言うてるわけじゃないんでね。
何か文句ある時に言うたり、
何か言いたいことがある時に モーって言うわけですけど。
牧場っていうこの環境なので仕方ないんですが、
大きな大きな換気扇が回ってたり、
牛たちが この柵のパイプをガシャンガシャンしてたり、鎖をいじってたり、
そういうノイズがめちゃくちゃいっぱい入っているような気はしますが、
うまいこと聞こえてるでしょうか?
どうなるかなぁ。 ちょこちょこ
僕が歩いていることに何か言いたげな牛が モーって言ってるけど。
はい。 お母さん牛たちは体重が400キロから500キロぐらいになるんですけど、
さっき生まれたような、本当に新生児の子は
体重がまあ 30キロあったらいいぐらいかなぁ。
特に家で飼っているような田島牛っていうのはすごくちっちゃく生まれるので、
いわゆる牛乳を生産する白黒のホルスタインなんかはもうちょっと大きく生まれるそうなんですが、
ちっちゃい、もう中型犬ぐらいのサイズ感かな。 で生まれてきますね。
それが生まれてすぐ15分か30分もたたむうちにヨロヨロと立ち上がって、
歩き出すんですからすごいですよね。 そういやこいつらお昼ご飯まだやな。
なんやそわそわしてんなと思ったらそういうことか。 じゃあちょっと向こうに戻って、
この牛たちのお昼ご飯の準備してきます。 ここだね。
