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#21_Cross Talk:MUCAP新谷氏×NDV小竹氏|なぜ「非アカデミア発」のugoに賭けたのか?財務リターンと戦略シナジー
2026-04-20 28:33

#21_Cross Talk:MUCAP新谷氏×NDV小竹氏|なぜ「非アカデミア発」のugoに賭けたのか?財務リターンと戦略シナジー

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【今回のエピソード】

資金調達リリース後、第1弾となる今回のugo Robotics Radioは、ugoの成長を支える2名のトップキャピタリストをお迎えした豪華クロス・トークをお届けします。

ゲストは、2021年のリード投資以来、社外取締役として経営を伴走する三菱UFJキャピタル(MUCAP)の新谷圭次郎氏。そして、ugoへの投資を「キャピタリスト人生の1号案件」としてNTTグループとの連携を牽引してきたNTTドコモ・ベンチャーズ(NDV)の小竹有馬氏です。

20社を超える株主陣の中でも、エンジニア出身の新谷氏、ニューヨーク州弁護士の資格を持つ小竹氏という、極めて鋭い「眼」を持つお二人。

  • 「大学発ではないロボット企業」のどこに真価を見出したのか?

  • 200件中数件と言われる「CVCから事業会社本体出資へ」の理想的なシナリオをどう実現したのか?

現場感溢れる投資判断の裏側を深掘りします。


【出演者】

新谷 圭次郎 氏(三菱UFJキャピタル株式会社 投資第一部 部長、ugo株式会社社外取締役)

小竹 有馬 氏(株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ ディレクター )

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サマリー

本エピソードでは、ロボットスタートアップ「ugo」を支える2名のトップキャピタリスト、三菱UFJキャピタル(MUCAP)の新谷圭次郎氏とNTTドコモ・ベンチャーズ(NDV)の小竹有馬氏を招き、投資判断の裏側を深掘りします。アカデミア発ではないロボット企業への投資理由や、CVCから事業会社本体への出資という理想的なシナリオの実現方法について、両氏の異なる視点から語られます。新谷氏はエンジニアとしての現場感を活かした技術評価を、小竹氏はNTTグループとの戦略的シナジーを重視する姿勢を語り、それぞれの投資哲学が明らかにされます。

ゲスト紹介と自己紹介
こんにちは、ugo Robotics Radio、ugo株式会社代表取締役CEOの松井です。本日もよろしくお願いいたします。
本日は、スペシャルゲストとして、ugoの株主である2社のキャピタリストをお迎えしています。
では、1人目のゲストとして、三菱UFJキャピタル株式会社部長、新谷慶次郎さんです。
はい、新谷です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
そして、2人目のゲストは、株式会社NTTドコモベンチャーズディレクター、インベストメント&ビジネスデベロップメント、ニューヨーク州弁護士、小竹雄馬さんです。
弁護士の小竹です。よろしくお願いします。
お二人ともよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
では早速、新谷さん、簡単に自己紹介をお願いしていきますか。
三菱UFJキャピタル、通称ミューキャップと呼んでいますが、新谷と申します。
ちょっと会社の紹介と、あとは自分の紹介とさせていただきたいと思います。
ミューキャップはですね、三菱EFJフィナンシャルグループ、いわゆるMUFGの関連企業で、スタートアップに資金投資させていただく、いわゆるベンチャーキャピタル、VCとして50年の歴史がある老舗の金融系ベンチャーキャピタルです。
私、新谷はですね、新卒でKDDI株式会社に入社して、その後十数年エンジニアとして勤務した後に、このミューキャップに上位しました。
現在まで8年間、日本、イスラエル、アメリカのテックスタートアップへの投資を担当しております。
ちょっと優吾との関わりについて、簡単に補足しますと、5年前の2021年の資金調達ラウンドをリードしたことをきっかけに、社会取締役に就任させていただいておりまして、外部の人間としては一番近い場所で優吾の経営に携わってきています。よろしくお願いします。
ありがとうございます。
ミューキャップさん、50年ってすごいですね。長いですね。
そうですね、50年。たぶん日本のベンチャーキャピタルの中では、ジャフコさんに追うぐらいの長さですね。
ミューキャップさんの投資先を見ると、ほぼほぼすべての領域というか、主要なところのスタートアップは投資してるなっていつも思ってましたね。
そのリサーチ力というか、探し出す力っていうのはやっぱすごいなと思いましたね。
そうですね。会社の紹介になってしまうんですけども、どちらかというと広く投資をさせていただくのを目標にしています。
なぜかというと、やっぱりMFGとしては銀行金融業なので、次の銀行にとってのメインとなるようなお客様、金融業として一緒にやっていけるようなお客様を広く招く、探しにいくっていうミッションがミューキャップです。
そういう歴史がある上で、いろんなジャンル問わず、いろんな企業に投資させていただくという戦略を取っています。
すごい。投資第一部がディープテッククロスボーダーっていうテーマ。
ディープテックなんかうちもロボットなので、ディープテックっていう領域なのかなと思うんですけど、他にディープテックっていうとどういうところも見てるんですか。
そうですね。ちょっと自分に限った話をさせていただくと、イスラエルにも投資しているので、やっぱり半導体。
イスラエルはすごく半導体が強い国なので、半導体でしたりとか、もちろんロボティクスもイスラエルにもあるので、そういったところとか。
結構私はやってないんですけども、会社としては素材とかエネルギーとか、そういうところ。
あとは投資としてメキャップで成功しているのは宇宙領域なんかは上場した会社も出ているので、そういったところに力を入れてます。
本当に幅広いですね。ありがとうございます。では続いて、こたけさんお願いいたします。
三菱UFJキャピタルの投資哲学と新谷氏の経歴
よろしくお願いします。NTTドコモベンチャーズのこたけと言います。私も会社の紹介と私の紹介をしたいと思います。
NTTドコモベンチャーズは2008年からファンド運用しているNTTグループ向けのコーポレートベンチャーキャピタルでございまして、
ドコモベンチャーズという名前なんですけども、NTTドコモのためだけに活動しているわけではなくて、NTTグループ全体のコーポレートベンチャーキャピタルとして活動しております。
NTTグループ実は先者近いグループ会社があるんですけども、そういったグループ会社とスタートアップをつないで、
ミューキャップさんと同じように当然スタートアップ投資なので財務リターンをもちろん目的として動いているんですけども、やはりコーポレートベンチャーキャピタルですので、
スタートアップとNTTグループの連携を通じてどういった戦略的なリターンが得られるのか、あるいはどういった将来が追いかけるのかというところを重視して活動しております。
優吾さんとの関わりなんですけども、私キャピタリストとして紹介をいただいたんですけども、キャピタリストの歴はまだ浅くてですね、約3年前の2023年の7月にドコモベンチャーズにジョインをして、
実は優吾の投資が私の記念すべき投資第1号でございました。なのですごく思い入れのある案件で、そこから3年いろいろ伴奏させていただいて、その間いろいろ資金調達のお手伝いをしたり、協業のお手伝いをしたりいろいろさせていただいて、すごく3年前と違う会社になってきたなといい意味でですけど、
もう全然スケールも違う、本当に投資してよかったなって思える会社になってきているので、非常に感慨深いというか、ここで辞めるわけじゃないんですけど、なかなかいい案件に最初の案件を引けてよかったなと思っているところでございます。
うれしいですね。名刺にも書かれてますけど、すごい気になったのがニューヨーク州弁護士。これはNTTだからこそキャピタリストになるためには弁護士じゃないとダメなんですか?
全くそういうことはなくて、極めて珍しいというか、どこまでベラベラ喋っていいのかわからないですけど、もともと、意外に弁護士出身のキャピタリストって結構他にも、どこのベンチャーズにはいないんですけど、業界見渡すと結構いて、神話性はあるんですよね。
弁護士って一番厚い仕事としてはM&Aとか出資とか、そういったところのプラクティスが一番法律的には面白いと思っていて、私も自分のキャリアとしては最初はM&A、特に海外のM&Aとか結構ドコモの最初期からやっていて、自分でやりたくなるんですよね。
フォームって所詮サポートなので、連携を促進するためにどういう契約座組にしたらいいのかっていう、そういったアドバイスはできるんですけども、よりこう自分で事業を作ったり、自分で投資先を見つけてきて投資をするみたいなことがやりたくて、VCの道を選んだというところがございます。
なんか言われてみると確かにM&Aってそういう観点で投資のサイドに入ってくるっていうのは自然な感じがしますね。
そうですね。特に私がいたドコモって、昔からマイノリティ投資を結構やってたんですよ。このシナジーを得るためにこんだけ奨学出資するのでござるみたいな。
M&Aではなくて、20%持ち文法適用とか、34%特別奨するとか、そういった出資をシナジーと金合わせ実現するってことをやっていて、結構CVCの業にいたことをやっていたので、自分でやったほうが絶対面白いと思ってこちらに移ってきたってところですね。
面白いですね。2人のお話聞いてると、同じキャピタリストでも考え方とかスタンスとか、もちろん会社の方針っていうのは全く違うんだろうなと思ってまして、
ミューキャップさんはまさに投資に対するリターンを最大化するためのキャピタリストとして動かれてるし、一方でNTTグループにおけるいろんな事業シナジーとかそういったところをちゃんとフォーカスしていくっていう小竹さんの観点と、なんかお二人ってどうその投資に対するスタンスで取り組まれてるのかなってちょっと詳しく聞かせてもらえますか。
そうですね。多分小竹さんと自分とでバックグラウンドが全然違いますと。小竹さんはやっぱり弁護士の方から入ってらっしゃるんで、さっきおっしゃってたM&Aとか経営企画みたいなところからの持ち分をどうやって取っていくかみたいな、もうちょっと大きい戦略を見てらっしゃるのかなと。後でちょっと補足していただければいいと思うんですけど。
自分の場合はミューキャップっていう会社自体はそのMFGに何かシナジーがあるかないかは別に関係なく投資できるっていうビークルなので、そもそも投資としてリターンが出るか出ないかだけでまず判断しますと。
それ以外にどの分野に投資するかは割と個人に任されている部分が大きくて、自分が所属しているこのチームは書いてある通りディープテックとかクロスボーダーといわゆる海外投資をやりますっていうふうになっていて、そこに自分は入ってますと。
で、その細分化された中で、じゃあどこにやるかっていったときに、自分も元々の出身が通信事業とかデータセンター事業とかっていうところだったので、エンジニアとして技術面白いのかどうなのかみたいなところと、あとはビジネスとしてこれで成り立つんだっけっていうところを結構よく見ています。
で、多分他の投資の担当者の皆さんとの違いは、やっぱりちょっと技術としてエンジニアとしての現場感っていうのはやっぱり自分は持っているので、そういったときにこれって本当に現場で使えるんだっけみたいなところはかなり細かく実際の自分の体験を通じていろいろ質問させていただいて、本当に腹落ちするかどうかみたいなところから判断して投資するしないっていうのを上げていくっていうことをやってます。
深谷さん、エンジニアのバックグラウンドってことは、このファイナンスの領域はどうやって学んでったんですか?
これは本当に実地訓練というか、やってみたところ勝負なところがあります。もちろんミューキャップも歴史が長いVCなので、いろいろなノウハウとかマニュアルみたいなものはあるので、一定のサポートは当然得られるんですけども、
例えばどういう株式の設計にするのかとか、株価ってどうやって決めるのかとか、そういうところって結構アートの世界もあるので、いろんな案件を見ながら自分なりにやったり、例えば他の会社の投資の担当の方がどうやってるのかを盗んだりとか、やって徐々にキャッチアップしていくっていう感じしかないんじゃないかなと思いますね。
なるほど面白いですね。こたけさんはいかがですか?
NTTドコモ・ベンチャーズの役割と小竹氏の経歴
僕はミューキャップさんとの違いという観点だと、コーポレートベンチャーキャピタルっていつも戦略リターンと財務リターンどっちに重きを置くのかみたいな、これ実はCVCごとに全然色が違う面白いところではあるんですけども、
ドコンベンチャーズは最近はやっぱり戦略リターンのところを強く見るようにしていて、そうするとやっぱりスタートアップと連携して何を生み出すんだっていうところを具体的に描けるかどうかっていうところに軸を置いて私は活動しています。
ただとはいえなんですけど、どれだけ協業の協業仮設というか投資仮設が出来上がっても、結局財務的なところで絶対見られるんですよね。
投資委員会だとそこってすごく厳しく見られるし、事業計画の見立てとかIPOの改善性とかって、やっぱり戦略リターンを達成するために不可欠な要素でもあるんですね。
やっぱりその会社が順調に伸びていくっていうところの確からしさっていうところは、より厳しく見られるというか、戦略リターンを重視するからこそそこの部分も結局かなり厳しく見られるところなので、財務のところもきちんと見る癖はついているというところですね。
投資なので、もしかするとシンタイさんと結構違うところは、特定の領域が好きで見てますっていうようなスタンスでスタートアップのお話を聞いているわけではなくて、やっぱりそのスタートアップの経営者、例えば松井さんであったり、そのCEOの方とお話をしたときに、どういう魅力的な未来がNTTのアセットを使って描けるのかっていう。
そのストーリーラインが踏み落ちるかどうかっていうところはすごく大切にしていて、5年先10年先の未来っていうのが、この会社とだったら具体的に描けるっていう物語が自分でできたときに、よしやろうとなって、そこで本格的にリリージェンスに入るっていうような、そういうスタンスの投資アクティビティをやっております。
すごいですね。でもNTTグループって本当にたくさんの事業をやっていらっしゃって、それぞれ事業計画というか、こういうプランでやっていこうっていうものを持っていらっしゃると思うんですけど、それ全部小竹さんの頭の中にインプットしてからスタートアップをソーシングしてるんですか?
そこまでは当然できていなくて、どうなんですかね。やっぱり充填領域っていくつかあるんですよね、NTT。特にオープンイノベーションにおける充填領域。今だと当然AIとか入ってくるんですけど、今AIの中にロボティクスも入っちゃってますけど、フィジカルAIとか。
あとはIOWNという独自の通信企画をNTTやろうとしているので、光と電子を融合して何がしいみたいな話であったり、あとは漁師とか、そういった特定のジャンルがある中でスタートアップをソーシングさせていただくっていう話が多いので、当然その領域っていうのは各事業会社でどういうことをやろうとしていて、どういうミッシングピースがあるのか、どういったスタートアップを探しているのかっていうところは定期的に把握をして、
それにかなったスタートアップを見つけてくるお話をするということは心がけています。
なんかスタートアップと出会うきっかけっていうのは、いくつかパターンあると思うんですけど、小竹さんがたまたま出会ったスタートアップがすごく面白そうだな、良かったなと思って、それをグループの事業会社に紹介するっていうパターンもあれば、事業会社側がスタートアップと協業していて、そこに対して出資するっていうパターンってあると思うんですけど、どっちが多いとかどういうパターンが小竹さんは
小竹 大体、スタートアップとお会いする件数って年間で100から120ぐらいの件数をあってるんですけども、イベントとか、あるいはスタートアップから直接コンタクトを取っていただくケースも多いんですけども、具体的に実際に投資に結びつく案件ってやっぱりベンチャーキャピタルからの紹介であったり、
あるいは事業会社がこういうことやりたい、でも投資が求められてるみたいなケースのほうが、どうしても投資に結びつきやすいとは言えると思いますね。
ユーゴのケースだとこれちょっと面白くて、このドコモベンチャーズが独自に送信をしていたっていう裏で、NTT西日本は独自に協業を進めていたっていう、どっちが先とかそういう話ではなくて、我々もいいスタートアップが見つかったときに関連しそうなNTTの事業会社に紹介をしたりするんですけど、このユーゴの場合はもう是非やりたいと思っていたところなんだよみたいな、
お互いの思惑というか、やりたいことが一致して、よし本気でデュデュデュするかっていう話になったという、滅多に見ない例ですねそれは。
本当タイミングが合ってたってことですね。
よくあるのは事業会社がこういうことやりたい、スタートアップ見つけてきました、やらせてくださいって言うんだけども、どうしても本格的にデュデュデュするとちょっとこれさすがに無理なんじゃないかみたいなケースもありますね。
そうですよね。で、なんか事業会社から直で投資するっていうのはなかなか多分ハードルが高いんだろうなと思うんですけど、そこはNTTドコンベンチャーズさんはどういう役割で関わってらっしゃるんですか。
そうですね。NTTの事業会社が本体出資をするケースってやっぱりかなり強いエンドースメントが事業会社になければいけなくて、それに加えてかなり固く事業計画、このスタートアップと組んでおそらく二桁多くの売り上げを立てるのであるみたいなところにかなり説得力のある理屈がないとなかなか本体出資っていうところにはいけないんですけども、
なかなかスタートアップ連携ってそんな二桁多くとかいきなりいくはずがないじゃないですか。だけども将来的にはそれぐらいを目指していく。その前にまず信頼関係を築いていきたい。ステップバイステップで協業を育てていきたいっていうところで、とはいえそのスタートアップってお金がなかなかないと本格的な協業にはいけませんみたいなケースもあるんですけども、
だからCBCはきっかけづくりをまず、リスクマネーを少し投下してその協業を促進するためのきっかけづくりをする機能を果たしていると思っていて、そのスタートアップに投資をさせていただいたことをきっかけに事業会社とスタートアップの連携がスケールしていって、ゆくゆく目指していた二桁多くに届いていくみたいな世界観を我々としては目指しているところですね。
なんかそういうやっぱりこう戦略的にこう段階を踏んで深めていくっていうのはなんかすごい良い狙いですよね。
投資スタンスの違いと判断基準
このポッドキャストはあれか、この発表が終わっているというところなので、NTT西日本がまさにそのオープンイノベーションジャーニーじゃないですけど、CBCが投資をして協業を促進してうまくいったので、さらにスケールするために事業会社が出資するという。
まさにこうザCBC、みんなこうやりたいと思うんだけどなかなかできないCBCの理想的なシナリオをうまくいった経由な例かなと思っています。
NTTコンベンチャーズさん、毎年たくさん出資してると思うんですけど、こういうCBCが出資して、その後事業会社が本体出資するっていう、こう繋がるケースって件数としてはどれぐらいなんですか?
もうこれ言っていいのかわかんないですけど、すごくレアで、多分二桁言ってないですね。我々投資件数としては17年ですかね、200件以上やってるんですけども、本体出資まで一旦限定、多分7、8件ぐらいかな、そんなもんなのでかなりレアですね。5%とか6%とか。
かなり厳選して絞ってやってるんですよね。
今まさに戦略リターンを重視するっていう中で、そういう案件を増やしていきたいっていうふうに今我々は思っているので、本当にそれをブーストさせるためのすごくいい案件になったかなと思います。
これを見て多分NTTグループ各社も逆にモチベーション上がるじゃないですか、オープンイノベーションに対して。
NTT西ができたなら俺でもできるに違いないみたいな感じで、特にNTT東とか、そういうのが出てくるとNTT全体にオープンイノベーションの空気感が醸成されていくっていうことになって、すごくNTT西さんと優吾の取り組みっていうのは非常にそういった意味でも良かったなと。
ドコンペンチャーズさんが出資いただいたのって2023年なんですけど、その当時優吾以外にもロボットの領域、ディープテックの領域ってどういうふうに見られていましたか。
ロボティクスは、先ほど別に私ロボティクスのプロじゃないっていう話をさせていただいたんですけども、やっぱり優吾に出資するタイミングで勉強はしましたと。
当時ってやっぱり、僕の浅はかな知識で代表しかないんですけど、3年前って今ほどソフトウェアドリブンじゃなかったと思うんですね、ロボティクス業界って。
今でこそロボティクスって重要ならOSであってソフトウェアであるみたいなのが一般常識みたいになってますけど、3年前ってまだまだハードウェアとしていいものを作ってる会社がすごいのであるみたいな空気感があったんですけども。
やっぱり事業会社が求めてるのってそこではなくて、やっぱり事業会社、NTTのグループ会社はソリューションを提供したいっていう人たちなので、いいハードウェアを見つけてくるというよりかは、
デカい、より大きな絵の中でロボティクスというソリューションを組み込むにあたって必要なものは何なのかっていう目線で事業会社は探索を求めていて、そうするとやっぱりOSであったりソフトウェアのところに強みがある会社、そういったところと比較検証しながら、
融合の良さって何だろうね、みたいなところを分析したことはよく覚えています。
分かりました。ミューキャップさんはだいぶ早いタイミングで出資していただきましたけど、その当時の融合に出資した背景だったり、あとはその状況だったりっていうのはいかがでしたか。
CVCから事業会社本体への出資シナリオ
そうですね、ミューキャップが融合に出資、最初にさせていただいたのが2020年、ほぼ6年前。
そこから継続的に何回も追加出資させていただいていますが、2020年って多分ロボティクスに投資するベンチャーキャピタルってまあまあ限られている。
かなりほぼ少ないですと。なんですけども、ミューキャップとしてはもうその時からかなり多くのロボティクスには投資してきていた事実があって、いくつかはM&Aでエグジットしたりとかしてましたと。
そういう意味ではロボティクスそれ自体の投資がミューキャップとして経験がなかったわけでもないし、しないと思ってたわけでもないし、普通にするよねっていうふうに思ってきていましたと。
あとはその融合に何で投資したのかみたいな話にちょっと松井さんにはお伝えしたことがあるかもしれないんですけど、それまでにミューキャップが投資してきたロボティクスのスタートアップはかなりアカデミア初だったと。
よくあるパターンは大学の先生が何らかの研究開発をして、それを技術シーズとして起業する。誰か外部からCEOとして連れてきて会社を経営させるっていう形が多かったり、もしくは教授上がりの先生が起業経営をするっていうのがほとんどでしたと。
融合はもう松井さんのバックグラウンドの通りそうじゃないですと。アカデミア以外の方々が特にこのロボティクスじゃない領域から来た方々がロボティクスを経営したときにどうなるのかなっていうところをずっとミューキャップとしてやりたいと思っていたというのが一つの仮説。
なぜなら、アカデミアの別に否定をするわけじゃないんですけども、やっぱりどうしても技術ドリブンになってしまうっていう部分が、いわゆる企業経営の成功を妨げてるのかもしれないなっていう仮説のもとに、そうじゃないスタイルのスタートアップ、ロボティクススタートアップに投資したいという意味で、松井さん当時別の会社を経営されたりとか経験があったっていうところで。
ある意味も松井さんに別途したというか、投資させていただいたっていうのがU-Go!にの最初への投資ですかね。
なんかコメントがめっちゃ重いですね。
重いですか。
なんかすごいこれまでの投資した経験が滲み出るコメントだなと。
そうですね。やっぱりミューキャップは本当に歴史が長いので、いい意味でも悪い意味でも経験があって失敗例も非常にたくさん見てきたっていうところをどうやって新しい投資成功例に結びつけるのかっていうのは会社としての市場命題ですし、
日本のスタートアップエコシステムを見たときに別の成功例をやっぱり排出しなきゃいけないっていう何というか使命感みたいなものは多分会社としてはありますね。
ミューキャップさんって今投資家、キャピタリストって何人ぐらいいらっしゃるんでしたっけ。
ロボティクス分野への投資とugoへの評価
そうですね、会社としては今40人ぐらい。
40人すごいですね。40人のキャピタリストのノウハウというかそういう成功経験失敗体験みたいなものをどうやって共有してるんですか。
これはちょっとコメントしづらい部分もあるんですけども、一個あるのはそのいわゆる投資委員会投資にかける時の資料っていうのはもう何十年前とは言わないですけどずっと残っていますと。
だから過去のロボティクスで投資した企業がどういう投資テーマに基づいて投資されたのかっていうのは全部資料として残っているのと、
あとはそのいわゆるCRMじゃないですけど企業内データベースとしてこのスタートアップがどういう決算だったかとか株主がどうだったかとか、
あとはどういうこう接触をしていてどういう会議してたのかっていうログは残っているので、後から見直すってことは担当者がやる気があればできるっていう感じですかね。
すごいななんかその過去のデータというか実績経験に基づくっていうのはすごい活かされてますね。
ある意味活かすも活かさないも投資担当者次第な部分は当然あるし、チームとしてそれをどこまでやるかはチームごとのマネジメント次第ってところはもちろんあります。
私あの新谷さん社外取締役でも入っていただいてるんですけどやっぱり新谷さんにこう意見を聞くっていうのは僕いつもお世話になってまして、
やっぱりいろんなスタートアップのなんか経験をこうスタートアップの社長やってるとなかなか他のスタートアップがどうだとかって情報を得る機会がないので、
そこの部分ですごいなんか学びインサイトをもらえるなっていうのは日々感謝してますね。
ありがとうございます。なんかこれって一長一短ではあると思ってて、それをこう欲している社長様もいるし、別に他関係ないっておっしゃる方もいるので、
社外取りとしてじゃなくて、例えば投資担当としてもそうなんですけど、それをどこまで伝えるか、どの流度で伝えるかっていうのも、
多分考えなきゃいけない、投資担当者としては考えなきゃいけないって部分があるのかなとは思ってますね。
そこはまあ多分相性もあるんでしょうね。
非アカデミア発のロボット企業への投資
ありがとうございました。非常に面白いお話を聞くことができました。お二人とも今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
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