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今回は、星が生まれるタイミングと死ぬタイミング、生と死、こちら両方が観測される銀河についてご紹介していきたいと思っております。
で、今回紹介するのは、星が生まれる、これって宇宙空間に漂ってるガスとか塵とか、そういうのがギューッと集まって、太陽みたいに自ら輝く星、
恒星っていうのを作り出します。一方で、それらがどんどん成長、進化していくと、最終的には超新星爆発と呼ばれるような、
死に際の大爆発みたいなのを起こしたりするんですね。で、こういったものっていうのは、本当に何億年とか何千万年とかっていうような差ができるはずなのに、
同じ銀河の中で、それが一気に観測できるようなものが存在するというところで、今回はそちらについてご紹介していきたいと思っております。
で、今回紹介するこちらはですね、大人気宇宙ポータルサイト、ソラエとのコラボ企画になっております。
文字でも音声でも両方で楽しめるようになっておりますので、興味がある方はぜひ概要欄から飛んでみてください。
それではどうぞ。
3,2,1, Ignition.
Space to the black hole.
Japan to the black hole.
佐々木亮の宇宙話。
5月28日土曜日始まりました。佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、最新の宇宙トピックスをお届けしております。
ということで、今回でエピソード599というところで、明日でなんと600回を迎えるという節目を迎える直前となっておりますが、
今日はちょっと更新が遅くなっております。
というのも、今回は冒頭に話したみたいに宇宙ポータルサイト、ソラエとのコラボ企画というところで、
ちょっと記事の公開のタイミングに合わせて一緒にドンって出したいなというところで、このタイミングになっているというところですね。
文字と音声、これ多分普段文字めっちゃ触れる人と音声触れる人って多分ちょっと違うと思うので、
そういったところで、なんか違う宇宙の楽しみ方してほしいなと思ってのコラボ企画ですので、ぜひ楽しんでいただけたらと思ってます。
僕自身の近況報告もちょっと今日は話しておこうかなと思うんですが、
本日ですね、5月28日は僕、大学の講師をやってまして、
もともと出身が中央大学っていう駅伝で有名なところをですね、あそこでやってるんですけど、
そこで大学講師をやらせてもらっていて、今日はデータサイエンスの仕事について語るみたいな、そんな感じの授業をやってきます。
これはですね、卒業生だからというところで声をかけていただいたのと、プラスで今いる会社で僕メインの仕事がデータサイエンスっていう、
いわゆる企業のデータを分析したりとか、そこからビジネス的な目線の意見を出したりとか、っていうようなことをやっていたりするんですけど、
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この仕事が結構めちゃめちゃダサい売り文句がいろいろあって、
今世紀最もクールな仕事みたいな、英語で謎の歌い文句が出ていたりするような仕事だったりするんですね。
実際やってみると意外と泥臭くて、あんまりクールなのかなとは思うんですけど、そんなような仕事で、最近は大学にもそういう新設学部みたいなのが、データサイエンス学部みたいなのができていたりするので、
そういったところにですね、現場での感じみたいなのをお伝えしていく、そんな授業になっています。
受講生が、去年もやったんですけど、100超えてくるはずなんですよね。
で、しかも僕自身が大学で授業を受けてた時とは違うハイブリッド型、オンラインとオンサイト、現場にだいたい半分ぐらいの学生いて、オンラインに半分ぐらいいて、みたいなところなんですけど、
それをやるのも初めてなので、ちょっとそわそわしつつ、なかなか楽しい機会だと思うので、頑張っていきたいと思います。
もともとね、大学と大学院の時、5年6年ぐらい受講師みたいなのをやっていたので、多分授業自体は問題ないかなと勝手に思ってるんですけど、
まあね、多分大学での授業だと勝手が違うと思うので、頑張ってみたいと思います。
これを皮切りに、今年は何個もあるんだ?結構あるんですよね。なんか3種類授業ぐらい授業を持たせてもらってて、
データサイエンス系の授業を2つと、なんかキャリア系の授業と、みたいな感じなので、ちょっとまあ大学講師っていうかっこいい響きを持ちつつ、いろいろ試してみたいなと思っておりますので、
またなんか気づきとかあったら、ポッドキャストの中で話していけたらなと思っております。
はい、ということで、じゃあ早速今日の本題いきたいと思います。今日の本題は、キリン座の方向にある銀河、そしてこの銀河の中で見られる、
星の生まれる姿と死ぬ姿、これを両方観測できる、なかなかお得な面白い天体があるので、こちらについてご紹介していきたいと思っております。
で、今回紹介するのは、キリン座っていう北極星の近くにある星座ですね。
世の中に星座ってめっちゃあるんですけど、実はなんか数えきれないほどあるとかではなくて、確か88とかっていうの、
しかも夜空を単純に88区分に分けたうちの、このエリアを何座って言いますよ、みたいな。
これ88っていう数字間違ってたら大変申し訳ないんですけど、そういう感じで夜空の位置って決まってるんですね。
で、そんな中でキリン座っていうのは、実はあんまり多分夜空を見上げても、日本から見上げたら普通に北極星の近くに見えるんで、
あれなんですけど、実はあんまり星がぱっと見ないので認知度がすごい低いっていうところが特徴としてあるみたいなところですね。
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で、そんな中でこのキリン座の方向にある1000万光年離れたところにNGC2403という銀河が存在します。
で、銀河っていうのは私たち自身も天の川銀河って呼ばれる銀河の中にいて、
中心には先日写真を撮ったって言われるブラックホールが、巨大なブラックホールがドーンってあるみたいな、そんな感じなんですよね。
で、そんな私たち自身も銀河の中にいる中で、宇宙空間にはたくさんの銀河が存在してます。
銀河っていうのは本当に星、太陽みたいに自ら輝いてる星とか、その周りに回ってる惑星とかっていうところで何千万何億とかっていうのが星が集まった一つの中心みたいなところなんですね。
で、これものすごく重力で言ってしまえば、一つの大きい重力で固まった星たちの集団なわけですから、そこにはもちろんいろんな年齢の星も生まれてますし、
逆に星になる材料とかも一定豊富に揃っていることから、あるエリアでは星が活発に作られて、逆にあるエリアでは年をとった星がもう最終的に死ぬ姿を迎える、
なんていうところが一緒に観測できるっていう結構面白い場所なんですよ。
そんな中で、このNGC2403っていうのも今回比較的面白い展開になっていて、今回の話っていうのは結構写真を見ながら話を聞くと結構面白い部分も多かったりするので、
今回はポッドキャストのサムネイルを話の題材になっているNGC2403っていう展開にしておりますので、なんか画面見ながらちょっと音声楽しんでいただくっていう方向でもいいかなと思ってます。
まあ、記事のほう飛んでいただいてもいいんですけどね、そらやのほうで。
はい、っていうところで、今回のこのNGC2403、別名コードウェル7っていうなんかめちゃめちゃかっこいい名前がついてるんですよ。
で、この中で特に写真とかに映ってるので言うと赤い光る点ですね。ここら辺、銀河の中にはさっき言ったみたいな星をめちゃめちゃ作る場所とかがあるっていう話したんですけど、そういったエリアが点在していると、銀河の中で。
で、そこでは星の形成活動っていうのがどんどん活発に行われて、数百万年間の間にだいたい数千個の星とかっていうのが誕生することもあるというふうに言われるようなものだそうです。
一方で、ここの中では超新星爆発と呼ばれる、星が最終的に死ぬ姿っていうところも捉えられていて、こちらはですね、超新星爆発の名前で言うとSN2004DJというところで、SNっていうのがスーパーノバ、超新星の略ですね。
で、2004っていうのがもう多分見つかった年代なので、2004年に見つかった超新星爆発っていうところが、実はこの銀河から見つかっているというふうに言われております。
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で、この超新星爆発はものすごくレアで、何がレアなのかっていうと、まず、星がいつ死ぬのかみたいな、その超新星爆発が起こるタイミングっていうのは、宇宙空間で予測するっていうのがなかなか難しいんですね。
そんな中で、爆発をした瞬間から、何なら爆発をする前から、この天体っていうのは結構、観測が、データが残っていて、それによって爆発前、そして爆発中、そして爆発後、全ての観測のデータが残っているっていう、非常にこの爆発の時系列を追えるっていう意味でも、データ、そして天文学の中でも非常に重要な爆発として定義されていたりします。
で、基本的に星ができる長さとか、死んでいく一瞬のタイムスケールとか、そういうのって人間が生きているよりも全然長かったりするじゃないですか。
で、そういったところを言ってしまえば、この銀河の中を見ることによって、生まれる瞬間も見れるし、死ぬ瞬間も見れるし、何なら死んでった過程までこの銀河の中で追うことができたっていうところで、なかなか世界中でも認知度の高いというか、注目度の高い銀河になってるんですね。
ただ、宇宙空間全体を見てみると、まだまだたくさんの銀河っていうのが存在してます。
なんかこう、今の銀河の中に何億とかっていう星があるみたいな話をしてるんですけど、そういった銀河が本当に無数にあるんですよ、宇宙空間の中に。
で、さらにもっと引きで宇宙空間を見ると、銀河同士が固まって一つの固まりを作っているっていうような、銀河団と呼ばれるものもあったりします。
っていうところで、宇宙のスケールっていうのは結局、引きで見ていけばいくほど、なんか小さい要素っていうのが生まれていって、一つの星の固まり、一つの銀河の固まりっていうような、そういうスケールで見えてきたりするんですね。
なので、そういったところの宇宙のスケールとかも感じつつ、私たちが地球にいるとあんまり実感できない銀河の全体像みたいなところを、今回は少し理解していただけたらなというふうに考えております。
ということで、今回は星の生と死、両方が見れる銀河についてご紹介させていただきました。
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