今回は、肉眼でも彗星、ほうき星が見えるんじゃないか。
そんな時期が、なんと9月末から10月にかけてやってくる。 こんなワクワクする話はないので、今回はその彗星が一体どういうものなのか、
いつ見つかって、どんな特徴があって、今どんな議論を巻き起こしているのか、 この辺りを中心に話していきながら、
9月末を楽しみにしていこうよっていう、そんな企画になっておりますので、 ぜひ最後までお付き合いください。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の
亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしています。 今日のエピソードが1427話目になってますね。
基本的には1話完結でお話ししているので、 気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
ということで、僕もまだまだ見たことない、ほうき星、彗星ですね。 これが直近見れるってマジでワクワクすると思うんで、早速本題に行きましょう。
今回お話しするのは、 至近山アトラス彗星と呼ばれるものです。
これまあ、紫の金の山って書いて、一応なんか日本語だと至近山でいいと思うんですけど、
正確にはツーチンシャン、ツーチンシャンアトラス彗星っていう風に呼ばれるものになってますね。
で、この彗星、まあなんかいろんなイメージあるじゃないですか、彗星って。でもやっぱり夜空に王を率きながら、
滞在しているその星を見れるってなんかすごいワクワクするイベントのような気がするんですよね。
これみんな見たことあるのかな?多分彗星ってそこまでいいタイミングがないと思うので、見たことないっていう人も多いんじゃないかなと思うんですね。
で、そんな中で今回はこのツーチンシャンアトラス彗星、 めっちゃ綺麗に見えそうっていうお話です。
で、これそもそも何なのかっていうと、2023年に発見された、比較的こう、知られてから期間が短い新しい彗星になりますね。
で、2つ名前あります。ツーチンシャンアトラス彗星。 これは見つかった場所に由来する名前になってます。
ツーチンシャンっていうのが、中国のツーチンシャン天文台っていうところでの観測。
そしてもう一つが、南アフリカ共和国にあるアトラス望遠鏡。 この2つの観測によって発見された彗星なので、ツーチンシャンアトラス彗星となってます。
これなんか星もそうなんだけど、投資番号みたいなのを一応なんか額名というかもついていて、C2023A3という名前になってますね。
まあなんか無機質なよりもこうやってツーシンシャンアトラス彗星って言われたほうが、 ほうほうほうってなるんでいいかなと思うんですけど、
で、これが2023年に見つかったから、比較的こう、あ、そんなのあるんだっていうのが、世の中の通説というかになってるんですね。
で、しかもこれ面白いのが、結構離れた場所で見つかったんですよ。この彗星っていうのが。
えーと、他の情報で今手元に揃えてたはずなんだけど、確か7.7、
えーと、天文単位。
地球と太陽との間の距離っていうのを1とした時に、それの7倍8倍ぐらい離れた場所にあるっていう状態で見つかった。
で、彗星ってそもそもなんで輝いてるかっていう話なんですけど、ね、輝いてないと見つけられないじゃないですか。
彗星っていうのは、なんかこう氷とか水とかそういうのを含んでいる、まあちっちゃい天体になっていて、
あの、おを引いているのは、その太陽の熱のエネルギーを受けて、で、その熱エネルギー受けた時に、
まあ、熱風みたいなのを感じるわけですよね。星からすると。うわ、あっちへ太陽みたいな。
僕らが、あの、夏とか外出た時に、一瞬なんか熱気でブワってなったりするじゃないですか。
あれに比較的近いものというか。で、その熱気を受けた時にどうなるかっていうと、
宇宙空間でそれ受けると、自分の後ろの方向に自分が持っている氷とか水とかの成分が蒸発するような感じで、後ろにバーって飛んでいってしまう。
剥ぎ取られるような感じというか、蒸発するような感じというか。 それによって、後ろにおを引くような形になってる。
で、そこに対して太陽の光が当たったりとか、 っていうそんな状態から、明るく輝く。
まあ、塵を伴って明るいおを作るっていうのが、一般的に彗星の輝き方になってるわけですよ。
で、そんな中で、ってことは、その明るさを捉えないといけないから、で、このおを引くのが大きくなるタイミングっていうのは、やっぱり太陽に近づいたタイミング。
なので、太陽から離れている時っていうのは、単純にこう静かに存在しているとか、ちょっと蒸発する程度なんですよね。
彗星っていうのが。で、それがだんだんおを引いて、輝き始めて、ようやく見つけられる。
だから、地球から比較的遠い場所で、このシキンザンアトラス…ツーシンシャン。
ツーシンシャンアトラス彗星っていうのが見つかったのは、当時結構インパクトは大きかった。
わ、こんなん見つかるんだっていう。で、それにさらにプラスして、注目されたのは、今の軌道のまま来ると、地球にめちゃめちゃ近づくよねっていうところでした。
君の名はとかが彗星めっちゃ有名ですよね。 ああいうのがちゃんと目で見えるっていうところは、かなり楽しみにしていきたいポイントかなと思っております。
で、やっぱ明るく輝くっていうところが非常に重要になってくるので、 なかなかないですよこのタイミングはということで、
皆さんぜひ 見上げてみてください。で、ちょうどいいタイミングっていうのは
10月9日から10月の12日が一番良さそうっていう話は出てます。 で、これ何でかっていうと明るさが最も一番高くなるタイミングで、
マイナス3等とかってなってるんで、本当に一等星とかよりももっと 明るいって感じですね。だから見ればわかるみたいな。
ってなってるんで、そのタイミングが狙い目かな。 その頃になったらどこの方角見るとかっていう話はポッドキャストでしていこうかなと思うので、
皆さんのポッドキャスト引き続き、ここから1ヶ月ね、聞いてみてください。 この彗星が実はやっぱりなくなってたっていう話とかが出てきたらすぐに紹介していこうかなと思っております。
はい、ということでじゃあ今回は、 なんと25年ぶりぐらいに見えるんじゃないかというふうに期待されている
コメット、大きい星、彗星に関するお話をさせていただきました。 楽しみにしていきましょう。アフタートークです。
はい、ということで、 いいですね。こうやって天文イベントがあるとこのポッドキャストも盛り上がるし世間全体的にも注目度が上がるんで、
うまく天気とかが被ってくれたら嬉しいな。月も暗いっていうね、いいタイミングなんですよ。
はい、ということで、 じゃあ一つ紹介していきたいと思います。リスナーネームテンテムさんからいただきました。
Xでのハッシュタグですね。生命見つけたいですよね。昨日のエピソードで。 生命見つけたいですよね。
彗星か? これは太陽系のマーキュリーの方ですね。マーキュリーではな彗星。
と思ったら、ほうき星の方の彗星だった。 俺的、彗星と木星の綱引きの体育祭だなぁ。面白いですね。
木星の話ばっかりしてて、確かに彗星の話したら、 普通ね、太陽系の方の惑星の話だと思うんですよね。
まあでも、こうやっていろんな天体現象を見れるっていうのも、いいタイミングですね。
はい、ということで、ありがとうございますテンテムさん。 テンテムさん、いつもコメントくれるからマジで励みになってます。
皆さんからもコメントお待ちしておりますので、 じゃんじゃんお寄せください。よろしくお願い致します。
でですね、一つお知らせがある前に月のお話ししておきましょうか。 忘れる前にね。
本日9月の6日、9月の6日三日月になってます。 新月から3日経って、ようやく月の形が見えてくる頃。