アルテミス計画の現状
トランプ政権になって、アメリカの中がごちゃごちゃしている。そしてその流れで、NASAのアルテミス計画、みんなで月に行こうっていう計画の主要人物たちも切られていってしまった。
そこからアルテミス計画どうなってっちゃうのっていうところのお話を今回はしていきたいと思います。
特にこのNASAの整理が行われたのは、トランプ政権へのアドバイス役みたいな形で入っているイーロン・マスクのコメントが大きいんですね。
そうすると周りがそうやって止まりかねない状態になっている中で、SpaceX自分の会社大丈夫なの?その先の日本への影響は大丈夫なの?その辺りまで踏み込んでいく回となっております。
まず是非最後までお付き合い下さい。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
あーもう噛んじゃったけどいっか。はい、今日のエピソードが1638話目となっております。
基本的には1話完結でお話ししているので気になるところから聞いていただけたらと思いますが、昨日今日はそんなことを言いながら前後半となっております。
昨日今日でお話しするのはトランプ政権になってアメリカ内ごちゃごちゃして特にNASA大幅に人が切られている。
やばいんじゃないこの状況っていうところね。ちょっとお話しさせていただいております。
それも僕がなんかこう見たニュースを話すっていうよりはアメリカで実際に事業をしている、アメリカで宇宙企業のCEOをやっているジュンレギュラーのヒロに
現地での雰囲気も含めてお話ししてもらうというようなところになっております。
SpaceXへの影響
ぜひですね、そのあたりリアルな熱量のある部分聞けると思うので最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。それではどうぞ。
スペースX自体もその宇宙開発の流れがゆっくりになると厳しいところ出てきそうな感覚もちょっとあるというか、
そこは上手く見てそうな雰囲気があるのか、それとも一旦もう見直しの時期って感じでスペースXもやっぱ被害受けてるよ。
被害というか影響を受けているように見えるのか。
いいポイントですね。ちょっといろいろ良い面悪い面が多分いろいろ見えて、公開情報ベースでいうと、
自分の好きなのに動かしてる感もあるけど、そのせいでその通り自分が好きすぎてるようにやったら今度は反発があってネガティブ要素があってのもあるじゃないですか。
まあまあ確かに確かに。
本来は上手く気遣えず自分に言うようなことをじわじわやれる人はいるけど、明らかに目立たずやれてないので。
彼が何やっても全部見てるし。でもあれですよね、明らかにちょっとスペースXはそもそも上手いのは、上手いっていうかよくわかんないですけど。
状況的にそんなに他のところに比べて影響度合いは少ないかもしれないみたいな状態。
かなーって感じがしますね。それも上手いって言いかけたのは、やっぱり技術優位性はやっぱりスペースXすごいので。
そうっすよね。間違いない。
全体条件を厳しくすると生き残れるのはスペースXみたいな条件であり得て、かつこのストーリーは公平なんですよね。
政府のやることは、全体にやることは公平じゃなきゃいけないので、国税に関することは。真面目な話をすると。
まあなるほどか。
医者をよくわからない理由で言うことがしちゃいけないわけですよ。絶対的な基準と理由がなきゃいけなくて。
日本の宇宙開発への波及
だからそういうのうまくやればっていうね。
なるほどな。で、だから政府に依存している割合が多いところがとか、そういうのも含めて。
技術成熟だとか。
総合的に全体を減らした時に、全員同じパーセンテージ減ってるんだけど、食らうダメージは違うというか。
だから今までいろんな面でスペースXとか内製にいろいろ変えていって、自分たちで技術抱えてるから、他の影響を受けづらかったりもする。
そういうのもありますね。あとこの前ちょっと後悔ニュース出てましたけど、スターシップ。
詳細は省きますけど、NASAも1個、打ち上げ機を決める、ロケットを決める枠組みがあって、カテゴリーも1,2,3とかいろいろあるんですけど、
カテゴリー1がリスクはあるけど、NASAのプロジェクトで使うもの。2はまあまあなリスク。3はリスクが低いみたいなのがあって、
スターシップ、この前追加されてたんですよ。1個まで使わないでいうと。どういう意味かっていうと、普通スターシップみたいにまだ打ち上げが成功してないというか、
衛星を投入できてないものが選ばれることってほぼないのに選ばれてて、逆に言うと、強豪のブルーオリジン、JFベーサスの、
ニューグレンっていう大きな衛星打ち上げが1月に成功したじゃないですか。それで打ち上げを成功して、予約そのクラスに入ったところと同じ基準で、スターシップもですね、
先週ぐらいかな、4日5日前ぐらいにね、NASAにラムのそのコンタクトのリストに入ってたっていうニュースもあるので、それはちょっと優遇されてるなって思います。
あのさっきの話戻ると、うまく条件とかなんかやってんのかなって。
まあでもそれも、こんだけやるとちょっとやりすぎ感があります。
でもそれもなんかきっと後々振り返ったりとか、第三者機関が見ても、ものすごく不自然にならないようにはきっとしてるんだろうな、みたいな感じなんでしょうね。
きっと。 まあやりすぎたら後々結局帰ってきちゃったら意味ないから。
そうそうそう。まあでもこれは公開情報ですし事実なので。
まあでも一般的に見たら、そんな打ち上げのデモを一回も成功してないものが、こういうNASAの打ち上げ機の一番低いカテゴリーですけどヤバいことなんてあんまなかったのに、すごいなっていうのもあったりとか。
その割にね、このアルティメストが切ったりとかしてるし。 確かに。
いろいろ買うものすごいね。 すごいな。
来週も私は米国の政府系のデカイイベントに行きますし、毎日のようにアメリカのキーパーソンと話してますけど、みんなでも分かりかねてますよね。
ああそう。 あまりにすごすぎて動きが。
そうなんだ。
適応できるもののみ生き残れる。だからこれはもう戦国時代感あります。
そうか。 動きが激しい時は、本当実力あるって、適応できるものが生き残るから、弱きものとか、スタートアップはあるし、資本力がないのがあるかもしれないですけど、適応できれば生き残れると思う。
確かに確かに。 デカイ会社とか結構世界中で、自国政府は思わないと厳しいかもね。急に変われないからさ、こんな。
アルティメス以外もたくさんいろんなデカイプロジェクトあるから。
アルティメス計画ありきでやってる会社たくさんあるもんな。
そういうことよ、例えば。 いやーそっか。
日本もね、トヨタもいるし。 あんなもう動かないと思ってたしな。
そうなんですよ。 そんな軽々しく、そんな短い期間で動くような計画だと思ってないから。
大きな企業として、そんぐらい安定してないと、リンギスと入れないじゃないですか。
確かに確かに。そっか。
トヨタのルナ・クルーザーもまさにか。
これみんな多分ね、巷でもみんな噂してると思いますけど、アルティメス計画がどこまで変わるかですよね。
確かに。
これはトヨタは別に、日本だとトヨタがでかくてあれですけど、各国そういうのがありますから。
確かに。
国家間協定とか、国を代表する何かの企業がやるとか、フィンランドのノーキアがやるとかもあるし、たくさんありますから、世界中行ったら。
じゃあもうみんながどう動くかに合わせて。
でもみんなもうアルティメス投資したし、開発進めてるし、人も付けたしね。
確かに確かに。もう止めるか、走り切っちゃって、タイミングを待つかみたいな。
急に変わりすぎるのもね、そういう弊害があるんですよね。
うまくやらないとさ、ついていけないから周りが。
ついていけないと崩壊するからよ、空中分解があるから。
まだリーク的な情報だけど、今日収録してるタイミングの朝、昨日とかに、さすがにイーロン・マスク同時からいなくなるんじゃないかみたいな。
トランプ大統領が内輪に出たっていう話も出てますしね。
まだ要確認なんで、自分も断言できないというか、JCを思ってないですけど、
出てたソースは結構信用できるところなんで、ポリティコっていうところで有名なんですけど。
結構そういう事前情報として出たやつが、本当にそうなったねっていうのが、割と多いメディアみたいな。
多いです。政治系だと信頼できる、結構信頼できるんで、参考になる。
エクスクルーシブルで出てて、多分本当かなって思うんですけど。
でも正直多分、時期と今のタイミングかどうかっていうのを置いといて、
みんな普通に話してる一般の人も話してるんですけど、
イーロン・マスクとトランプ大統領のキャラが濃すぎて、明らかにこれ喧嘩するよね感は誰が見てもわかるじゃないですか。
確かに。
言葉を選ばずに言うと絶対これ喧嘩するじゃないですか。
そのパワータイプ2人みたいな印象、外から見えてるの。
会社に行っても学校に行っても部に向いても、ああいう2人は多分喧嘩するじゃないですか。
そうですね。
どっちかが辞めるっていう。
そう、俺はこうしたい、俺はこうしたい、じゃあもういいよってなるじゃないですか。
なんかそんな感じにもちょっと暴走しつつなってて、明らかにもう、
イーロン・マスクの要望じゃないの風なこともトランプも言ったりだとか、
もうお互いに多分、お互いをちゃんとついてこなくなってる感があるのはもう見えてるんですよ。
例えば、活性を最優先するとか、最初の任命される選挙の時とか言ってたけど、
蓋開けてみていろいろ言ったら、活性は優先事項であるけど、最優先事項じゃないみたいな感じだったりとか、
まあまあまあ。
NASAの科学部門の来年度の予算半額になったりだとか、
それはもう…
それはある程度全然かかるし、だからあれ?ってなるわけじゃないですか。
俺…
イーロンとしても。
俺いた時も、2018年から19年だから、トランプ政権で、
それこそ、ガバメントシャットダウンになって、
1ヶ月間ファシリティ行けないみたいになってたから、
あん時もやっぱり、NASAの礼遇というか、風向き厳しいなぁみたいな雰囲気になってたけど、
今回の方が、聞いてるとちょっと厳しそう。
今回の厳しいと思う。いや、俺もそんななかったんじゃないかな。
アルテミス計画の影響
不死目不死目であるけど、もちろんスペースシャトルが終わった時とかそういうのも、
その時の方がもっと厳しかったかもしれないですけど、これは結構ね。
いやー。
知り合いが結構いなくなってるぐらいだから、俺も。
そうっすよねー。
友達がやってた部署全部なくなるとか、もう何回も聞いてるから。
それって…
評価の一角だと思うんですよ、それも。
それってじゃあちょっと角度変えると、
日本の宇宙戦略の基金とかあるじゃないですか。
うん。
あれとかに影響って出ないんですか?
それは少ないと思いますよ。これも個人の意見ですけど、
別個だし。
そもそも日本国としての独立した優位性をあるためにやってるんで、
ある程度すごく、もちろん見てるのはありますけど、アメリカ主導で日本も関連しているプロジェクトとして、
それに依存したものじゃなくて、むしろ独立しても日本国は強くなることを目的にした、
しかも事業とかビジネス出口がある緊急開発をさせるっていうのが目的なんで、
それで止まるってことはむしろ重要なのは、お金の量は変わるか増えるか置いときつつ、
今の状況にも適応して、順次順応できるように国側レベルからでも変えられるかっていうものですよね。
たぶん事業者側がやるべきものもこれでよって、直近3年だけかもしれないけど大統領が変わった場合、そこにお金を付けられるように、
政府も早く動かないと、大抵1年前2年前に決まったものにお金入れてやるみたいになっちゃうのが政府だから、
それどんなノリでやると、もう今古い状況だから。
確かに。アメリカの動きとは全然違うスピード感。
これ想定しなかった状態での計画が今去年ぐらいから入札だとかやってるから、
これどうするっていうふうにはなると思う。こんな大きなお金付けた場合はね。
それはまあ自分は別に政府の人間でもないからあれですけど、
だから影響はあるかもしれない、影響あるってそういう意味であるかもしれないけど、
だからといって別に、宇宙戦略機器の意味と背景的には別に、
そもそも独立してる目的があるからいいのか。
アメリカの公務員削減
全然。
なるほどな。いやーすごい時代だな。
面白いですね。自分みたいなガンガン動く人には楽しいでしょうね。
こういう時代に新しいものがね。
確かに確かに。
こういうゴロゴロ動くこのカオスな時代に新しいものがね、
ガラッと構成が変わり、新しいものが起きられるから。
いやーおもろいなー。これすごいな。2ヶ月3ヶ月後に聞いたら変わりますね。
地の世界ですよ。
確かに。信じる。
人々の意見とかもろもろが変わるから、今までないと思ったものが受け入れられるかもしれない。
いやーおもろいなー。
食い込める。新規ユーザーがだから新規参入がやりやすいかもね。
確かに。もう一周すんのか。フェーズが一気に変わるというか。
短めの第二フェーズだったみたいな感じ。
そう。
いやーおもろいわ。
ポッドキャストで話してなかったところだからちょっと多分リスナー喜んでる。
もしもっと話してほしいみたいなのがあればまたね。
2ヶ月後ぐらい。
また来週またアメリカでしょっちゅういるし、また決まってきたらまたお話しします。
たぶん1、2ヶ月したら状況変わってそうだから。
変わると思う。てか固まってくる。今だから未定で空白ポジションって書いてある。
確かに。
空白ポジションだらけ的に。
それが埋まって。
皆さん以外も。
埋まった人って何やるって決まって。
埋まいのって感じ。
そうっすね。いやー楽しみだ。ちょっと2ヶ月、ちょっと前回が半年前だからもうちょい短いスパンで出てもらって、前回からのアップデートみたいな感じで話してもらいましょう。
もちろんです。
ちょっとと言いつつ後半なんか10分ぐらいもう1回別のタイミングでスペース態度の話だけしたいなと思ってるから。
うんうん。
ちょっとじゃあまた続編喋りましょう。ありがとうございます。
ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。いやーなんかうまく回ってるのかうまく回ってないのかまだまだわからない状況ですよね。いや難しい。
そんな中で、これ収録したのが4月の3日とかなんですけど、実はですね、これその後すぐというかほぼ同時ぐらいのタイミングであるニュースが出ておりました。
でこれですね、気づかなかったんですけど、アメリカ連邦地裁はトランプ政権による大量解雇は違法だとして、18省庁少なくとも2万4千人の私用公務員の復職を命じたということで、
まあこう、連邦公務員削減の動きがさすがにまずいんじゃないのっていう、ここですね、これなんか今いろんな裁判所で違法だっていうふうに判断され始めているという部分もありそうなので、なんだかんだアルテミス計画の流れっていうのが復活するかもしれないですね。
どうなってくるのか、ここからちょっと注目のポイントとなっております。なんか普通にアメリカの政治が気にならないかもっていう人はいるかもしれませんが、宇宙話聞いてたら、宇宙の関連する情勢は気になってくれる人もいるんじゃないかなと思いますね。
なので、そういう目線で楽しめると、少しは興味持ってる範囲が広がるんじゃないかなと思います。僕も含めですけどね。はい、ということで、じゃあ今回は以上にしていきましょうか。ちょっとね、日曜日に今回食い込んじゃったんで、いつもやってる日曜特集は明日お届けしていきたいと思います。ぜひぜひ明日のエピソードも楽しみにしておいてください。
1週間の宇宙ニュースがっつり振り返っていきましょう。
今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローフォローボタンの近くにある星マーク、こちらでレビューいただけたら嬉しいです。
1月に発売しました。やっぱり宇宙はすごい。先日からオーディブルで聞けるようになりました。概要欄のオーディブルのリンクからぜひぜひ飛んで聞いてみてください。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
