トランプ政権下のNASAの変化
トランプ政権に代わり、アメリカの中がガラッと変わった。 その中でも、NASAの人事が大きく変わって、アルテミス計画のトップが切られるっていう、そんな状態にもなって、今、宇宙開発どうなるか正直分かんなくなってるんですよね。
そこが、そもそも今どういう状況で、どのぐらいどう変わったのか、この辺りについて有識者を呼んで話をしていく、そんな回になっております。
今日は久しぶりに、準レギュラーのヒロが登場します。ぜひ最後までお付き合いください。
改めまして、始まりました佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で白紙号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日でエピソードが1637話目ということで、冒頭にもお話ししましたが、トランプ政権に代わってNASAの内情がガラッと変わりすぎて、もうね、正直アルテミス計画止まってしまってもおかしくないっていう状態らしいんですね。
理由は、アルテミス計画のトップ全員というかほとんどいなくなっちゃったというところで、一体どうなっていくのか、実際にアメリカで事業を展開しているヒロにいろいろ話を伺ってきました。
本題に入る前に一つだけ嬉しいご報告があります。これ何かっていうとですね、1月の8日に発売させていただきました。やっぱり宇宙はすごい書籍ありましたね。こちらなんとオーディブルでもリリースされました。
これね、早くみんなに伝えたかったんですよ。というのも、ポッドキャストって音だけで楽しめるから、視覚的に宇宙の本とかを見ることができないっていう人も、ポッドキャストだから楽しめるっていう目線で聞いてくれてたりしたんですよ。
そんな方々の声とかもありながら、本だけだとどうしてもポッドキャストをいつも聞いてくれてるあなたに伝えきれないというところがあって、もやもやしてたんですよね。そんな中で担当の方がオーディブルでの公開っていうところまで調整していただいて、そのおかげで今回無事オーディブルでリリースすることができました。
なので、ぜひ書籍で読んだ方もそうだし、まだ読めなかったっていう人もぜひぜひAmazonオーディブルで聞いてくれたら嬉しいなと思います。
たぶん雰囲気もちょっと変わるというか、印象も変わるだろうし、あとはそう読めてなかったよっていう人もようやく触れられるという状態になっていると思うので、ぜひぜひこちらよろしくお願いいたします。
なんか図とかをたくさん使ってるわけじゃないから非常にオーディブル向きかなっていうのはありますね。
ただいつもの僕の声ではないので、そのあたりだけご了承いただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
それあれですね、なんか自分でオーディブル全部できるみたいな、そんななんかポッドキャスター向けのシステムとかあったら面白いですよね。
いやまあいつできるかわかんないですけど、とにかくオーディブルでリリースされました。ぜひぜひ皆さん楽しんでみてください。やっぱり宇宙はすごい。佐々木亮で調べたら出ると思います。
それではアメリカ一体どうなっちゃうの、そんなお話ししていきましょう。
よろしくお願いしまーす。
久しぶりの披露会。
ほんと、準レギュラーって呼ばれなくなっちゃうから。
大丈夫。
もっと出ないと。
前回披露出てから誰も出てない多分。
マジっすか。
最近本出したりとか忙しすぎて、人呼んで編集するとかが無理。
ね、すごいよね。だってもう何回も見たけど、3冊とか出しててまだ出るって言って、すげーなと思って。
今日もとりあえず本にサインして、新しく出した本渡して。
もう今日ようやくずーっとサインしてもらいたかった本、いただきました。
やっぱり宇宙はすごいよ。買ってもらって。
いやもう読みましたよ。最高でした。
ありがたい。宇宙の本はこれからいくつか出していくとして。
今度一緒に書こうじゃ。
あ、そう。それね。
ちょっと収録終わったら喋ろう。
今これアイディア大事に与えたから。
そっちはアカデミア科学より、こっちはビジネス寄りで書けば、面白い本書けるかもしれない。
持ち込みたい企画がありまして。
ガチの話ですか。よろしくお願いします。
そうやってやってみないと、俺多分書かないから一緒。
で、今回2回ぐらい収録させてもらおうかなと思ってて、
ここは、次回スペース態度の話。
多分今年も開催するっていうところで。
やりますもちろん。
早めの宣伝会というか、今年どんな感じっていう話して、
で、もう1回は、今回はトランプ政権になって、
アメリカバタバタして、
NASA大丈夫なん?みたいな雰囲気出てて、みたいなところを、
ビジネスマン目線でというか、
世界中の国際情勢詳しい人目線でというか、
色々話したいなと。
もちろんです。言う範囲と分かる範囲ですけど。
コメントとかでめっちゃ来て、
俺があんま触れてないのが、
めっちゃ流動的だろうから、
今答えてもしょうがないなって思ってた。
普通に、NASA人を斬られまくってるけど大丈夫っすか?みたいな。
そうそうそう。
そんなヤバい人斬られた?みたいなところから教えてくれたら助かった。
国全体のレベルなんで、NASA以外も色々あるんですけど、
NASAにまず話すと、
NASAもちろん色々やってますよね。
アルテミス計画が皆さん、宇宙好きなら知ってる、
アポロ計画の後続なんですけど、
アルテミス計画が、
このイーロンマスクが、
例のトランプ政権の、
アドバイザーに諮問機関みたいな感じで、
同人ってついてますけど、
政府公立箇所。
アルテミス計画での月を経て、
火星に行くより火星に直接行った方がいいと、色々、
どっちかというと意見ベースで行ってて、
もちろん、ちゃんと施行されるためには、
政府なので、
しっかるべき方法を取らなきゃいけないので、
議会とかで立案させて、
予算通したりとか補正するとかあるので、
全部取ってるわけじゃないんですが、
なんと色々、アルテミス計画の関連人物、
トップ5ぐらいかな、
全員もう辞めてます、今の時点で。
主要人物何人かの名前は見たけど、
トップ5ってさっき聞いて結構びっくりだった。
ナサの局長は任命される町ですけど、
臨時でナンバーワンの役をやってる人が、
ジム・フリーシーさんという人がいたんですね。
その人がまさしくアルテミス計画の、
本気にかつリーダーなんですけど、
彼も急遽、
次、何辞める判明になったというか、
辞めるというアナウンスメントがあってですね、
しかもアナウンスメントがあって、
3日後辞めますみたいな。
しかも公認いませんみたいな。
そんなこと今までない。
だけど確かに
政府機関じゃなかなかないか。
政府機関じゃなかなかないし、
公認を言わないで辞めるっていうのも普通はないから、
まあ明らかに、
あんまり言わないけど、
なんかあったんでしょっていうのも分かるし、
それだけじゃないしね。
アメリカの宇宙開発の未来
アルテミス計画に対する
風向きの変わり方が
直で出たみたいなイメージ。
それだけだとね、
アルテミス以外じゃなくても、
NASAのナンバー2だからっていうのはあるかなと思うけど、
それ以外を見ていくと、
キャッシーさんとか、
その人はアルテミス計画のお金回り?
のCFO的な役割した人も
急遽辞めるって言われたし、
他にも3名ぐらい技術寄りの人とか、
様々な統括レベル、
そういう面で言うとトップ5ぐらいみんな、
5日以内に今週末で辞めます、
公認しません、みたいなのが出てきたのが、
もう言うて1か月前以外かな。
本当にそうなったんで、
こういうのって、
本来NASAの上のほうの人事とかって、
しかるべきね、
プロセスをやって、
事前のアナウンスメントがあったりとかあるんだけど、
こんなになることに次回異例で、
本来はこの色マスクとかやってる同士とかって、
そんな権力はないんですよ。
普通は。
普通は。
だからそれがなぜこんなにできてるのか、
ちょっと不思議っていうのがありつつ、
それは構造としてはいびつ?
いびつ。
本来は権利がないから、
いろいろ一定やっているが、
例えば今話題になってるのは、
NASAから話を少し前に広げていくと、
公務員なんだ、
2年目までの人で、
一定数の人は全員、
ほぼ無条件でレイオフにしたりだとか、
ええ、そうなの?
特にやってたんですよ、
ワシントンDCに。
全員全員知らん。
あんまり日本ニュースではないじゃないですか。
あと各省庁で全員、
一回上司と面接をして、
自分がいる価値と何をしたかっていうのを連接して、
それを基準に何パーセントかカットするっていうのを、
全省庁でやったり。
それは見た?
見ましたよね。
あれは見た。
やってるんですよ。
そういうのとかって、
本来そこまでの権力はないんですよ。
だからそれでやめさせることはできないので、
何が起きてるかっていうと、
反対する省庁は、
やらなくていいとか、
あえて無視したりとか、
そういうとこもあります。
それに対しても無理やりでもやらす、
みたいなことを言ったりもしてるけど、
そもそもそういう権利がないんですよ。
単なる諮問機会だし。
同時に?
そうそう。
そうなんだ。
みたいな感じなんで、
噂がどうなのって話、
周りで言うと、
NASAとの災害の話もしましたけど、
今言ったのは本当に起きてる。
私もワシントンDCの会社の社長もやってるし、
知り合いも何にもいなくなりました。
そうか。
ワシントンDCに作るメリット、
会社を作るメリットって、
逆に言うと、
ヘッドクォーターあったりとか、
近くにコーダーがあったりとか、
ホワイトハウスも議会も。
全部あります。
そこに直接コミュニケーション取りやすいようにとか、
抑える意味でのアメリカ支部、
ワシントンに立てるみたいな。
そうそう。
そういう理由だったんですよ。
私は定期的に言ってて、
彼らとも会う。
会ってます。定期的に会ってるので、
すぐ話が来るわけですよ。
確かにね。
定期的にミーティング飲み会とか、
クロースコミュニティがたくさんあるんで、
すぐ即日のように来るわけですよね。
公開ニュースにならなくても、
そういえば自分今日で辞めることになった、
みたいなチャットとかコミュニティで来て、
自分のチーム全員だわ、みたいな。
これも公開ニュースみたいな感じなんで、
NASAの人事変更
言ってもいいと思いますけど、
なぜもチーフサイエンティストのオフィス、
エイシー・キラニアさんとか、
リョウもラッサいたから、
多分ニュース聞いてるかもしれない。
あとスペースポリシーのヘッドのチャリティさん、
っていう人も。
これも全員友達で、
自分も。
そこら辺のね。
この部署全部いなくなった。
すごいね。
ちょうど1か月前ぐらいに。
即日、みたいな。
普通だったらやっぱそうだよね、
公認いて、
事前に発表するじゃん。
まあこの人に悲痛から頼むわ、
みたいなつまんなぐらいの感じで、
いなくなるよね、普通はね。
本人もそんな感じで、
当日にも言われるから。
ねえ、企業はあるけど、
スペース省庁は、
アメリカでもさすがに省庁はないから。
ないない。
そんなイメージはない。
アメリカの企業はね、あるからさ。
当日。
全然あるね。
当日クビとかありえるけど。
明日は我が身みたいな感じで、
みんなヒヤヒヤして仕事してるもんね。
だから、
アクセス悪くない。
コンタクトしても、
アクション、
本人たちも自分が何やるか、
どうなるかわからないから、
精神的なストレスもあるし、
返信が遅くなったり、
いろんな活動止まりますよね。
動きづらいよね。
効率化とか言うんですけど、
それぞれみんなキャリアがあるから、
もしクビになったとき、
例えばね、
言い方悪いけど、
クビになったとき用に、
次の職とかも探し始めるとかやってると、
本職が遅くなるじゃないですか。
そういう効果が明らかに出てるのを、
あらゆる省庁でも、
自分はもう穴渡りにしてます。
肌感あるんだ。
もうだって全員会ってますもん。
宇宙関連なら。
そんな直で影響を受けてる人、
初めてだな。
いるからね。
俺は言ってるからね。
先月もだって、
一週間がいたし、
DCにイベントもあったし、
そんな感じですよ。
そうなると、
公認いないってなると、
例えばアルテミス計画とかは、
プロジェクトへの影響
止まりかねないみたいな。
上流レベルって、
これがだからまた、
いびつなっていうところなんですけど、
普通は、
担当者とプロジェクト自体の進行っていうのは、
完全に一対一で紐づいていて、
このプロジェクトが止まるから人事も変わります、
とか、
どっちかというと上から決まるじゃないですか。
人が急に変わったから、
上の方は特にアナウンスメントないんですよ。
何をやるかとか変更とかも、
公式アナウンスはないんですよ。
とはいえ、
担当者のヘッドの方がいなくなったら、
誰かカジトリするので、
その人も動かないわけじゃないですか。
公表のタイミングがずれてるだけで、
別にもう決まってることも一部あるんじゃないの?
っていう話か。
それか、
あとそもそもアルテミスの企画変えるか。
でも結構、
いろんな人と話すに、
自分の意見も含めてますけど、
一旦は遅くなるなり、
いろいろ。
これはNASAだけじゃなくて、
要するにペンタゴンとか、
国防系もね、
あんま話しづらいですけど、
変わっても多々あり、
人も変わるし、
NASAだけじゃなくて全部。
宇宙系、
特に、
まあ、
それ以外は、
そこぐらいしか自分が見てないから、
アンテナがないだけかもしれんけど、
自動車だったらそうかもしれんけど、
ガラッと急に変えちゃうから。
じゃあ、
なんか、
遅れ気味になってた計画とか、
いろいろあったけど、
一旦もっと遅れる可能性とかの方が、
まあ、
状況としては、
そう考えてる人に自然じゃないからさ。
そうそうそう。
まあそうだよな。
企業もですよ、
そういう面で言うと。
だから、
SLS、
皆さんご存知かもしれない、
アルテミスで使うロケットのSLSですけど、
ボーイングやってますけど、
担当チームも、
トランプ大統領の任命と、
イロンマスクしか同日に、
同時のヘッドで選べましたけど、
その1週間後ぐらいにね、
チームの結構な部分の人をレイオフするって言った人に。
それは、
トランプの動き、
トランプ大統領の動き、
イロンマスクの動きが、
見えてきたぐらいで、
早めの決断をしたみたいな感じ?
うん。
そういう企業、
早めかな?
元から危うくて、
政策的に明らかに堂々と言ってるようなものは、
いずれやっぱりなるんじゃないですか。
確かに、確かに。
それを実現するためになってるし。
なるし、
思ったより早い、
こういう動きってありますけど、
いずれなることが分かったら、
企業としては早めに対応するから、
ボーイングの話今出しましたけど、
SLSとか、
他もあります、
こういう動き。
今知ってるのは言えないからですけど、
結構な会社で、
このプロジェクトのこれにかかるチームは、
レイオフみたいなのも、
2桁レベルで、
自分は効いてます。
いやー、そうなんだ。
この会社のこのシーンはとか。
でもなんか、明らかにね、
方針変わったらもう無くなるからさ、
何かのプロジェクトは。
逆に言うと、
今ほら、日本も、
JAXAを起点にして、
お金回すみたいな動きになってるけど、
それがNASA起点で色々回ってたり、
ペンタゴンとか、
あの周りで回ってたりしてたやつが、
止まるのが目に見えてたら、
そこ依存だから、
人を減らさざるを得ないというか、
一旦なんかこう、
耐える時期を迎えないといけないみたいな。
向こうの場合は、
日本の場合はそれでも、
ちゃんと人を守るというか、
宇宙企業の未来
変えなかったりして、
どっかね、
一時的に他の部署とかにやったけど、
アメリカの場合は省庁でも変えるから、
プロジェクトが無いなら、
関連部署は無くなるみたいな感じを、
まさか省庁でもやるとは思ってなかったの、
ちょっとびっくりだったね。
そっかー。
じゃあまぁ、
周りの企業、
結局周りの企業にお金配って、
というかまぁ、
開発資金を出してたやつも、
止まるってなったら、
全体のスピードも、
もちろん落ちる。
そこの関連性とかは落ちるというか、
止まる。
それって、
いかがでしたでしょうか。
ちょっとね、
喋りすぎちゃったんですよ。
今回の収録、
鎌倉の鶴ヶ丘八幡宮の横の池の近くで撮ってたんですけど、
そう、
喋りすぎちゃって、
なので明日も続きをお届けしていきます。
明日は、
ほら、
今日のエピソードで、
イーロンマスクの存在感が、
結構ここの状況が変わる要因になってるっぽいよねって、
整理していったんですけど、
SpaceX大丈夫なの?っていう話と、
あとは、
日本の中のお金の回り方というか、
日本の宇宙企業大丈夫なの?っていうところですね。
そこをヒロの目線で整理してもらうっていう、
そんな回になってるんで、
ぜひぜひ明日のエピソードも楽しみにしておいてください。
よろしくお願いいたします。
今回の話も面白いなと思ったら、
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それではまた明日。
さよなら。
