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2023-02-08 13:31

851. 火星は昔生命にとって快適な環境だった!?【スラムダンク見た】

Nature Communicationsに投稿された世界的にインパクトの強そうな火星のお話。

火星は昔生命誕生にとって非常に良い環境だったのではないか?というワクワクする示唆が得られた研究をピックアップ。


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00:00
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。 今回は、火星に関するお話です。
火星に、今、海はないけど、昔は、そういった水資源だったり、生命が誕生するきっかけの場としては、非常に優れた環境だったんじゃないか。
そんな研究が、ネイチャーコミュニケーションズという、ネイチャーという非常に権威ある雑誌の、火星雑誌で発表されておりましたので、こちらを紹介していくとともにですね、
アルテミス計画の次、月探査の次は火星だと言われている、その世界を少し覗きながら、皆さんと宇宙について考えていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
ささき寮の宇宙話。
2023年2月8日始まりました、ささき寮の宇宙話。 このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の寮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日エピソードが851話目を迎えるというところになっております。 今日紹介するのは、身近な惑星、火星に関するお話です。
火星が昔、生命が生きるのに非常に適切な環境だったんじゃないか、だったりっていうのを、最新の研究で明らかにしたっていう、そういう研究内容を紹介していこうと思うんですけど、
これ、最近リリースされた論文で、ネイチャーアストロノミーっていう、ネイチャーっていう非常に権威のある雑誌が、あ、ネイチャーアストロノミーじゃないか、ネイチャーコミュニケーションズか、っていうところに掲載された、
これ、ネイチャーっていう非常に権威のある雑誌があって、論文雑誌が、で、そこの火星雑誌みたいな、数年前からこういう火星の雑誌っていうのが結構出てくるようになっていて、
ネイチャーとかサイエンスとかっていうような、すごい有名どころに対して、その業界特化の内容がそこに収録されるみたいな、そういう感じなんですね。
で、そういったところに掲載されているので、非常に世界的にもインパクトがあるというような、そういう研究なんですよ。
で、どういう研究を行ったかっていうと、簡単に言うと、人工衛星に乗っている望遠鏡ですね。
この人工衛星に乗っている望遠鏡を使って、火星を観測してあげたと。
で、しかもその火星の表面を、ただ写真を撮るだけじゃなくて、水素、まあ一般的な元素の一つですよね。
水素と酸素の成分だけを見れるようなカメラのフィルターみたいなのをつけて見てあげると、
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これ、火星の表面で水素と酸素の活発な時間帯が全然違うっていうところが今回明らかになったっていうのが、大きい研究成果なんですね。
で、今回紹介する衛星っていうのは、これ、火先と呼ばれるもので、
この火先っていうのは実は僕も研究で使ったことがある人工衛星のデータになるんですよ。
僕が、この火先っていうのはX線ではないんですけど、僕が白紙の研究でずっとやってたX線天文学っていうところと、
性質が比較的似ている部分、ただちょっとだけ違う特徴を持ってるから、
違う性質が見れるっていうので、組み合わせて研究するみたいなとこで、
ちょうどNASAにいるときにそういった観測やってたりとかして、
結構思い出に残っていたりとか、あとは、前にJAXAコラボしたじゃないですか。
JAXAコラボしたときに、JAXAの担当者のエンジニアの人たちも、実はこの火先っていうところがベースで今の研究まで発展していってるみたいな話があったので、
そういうところで若干盛り上がったりはしたんですよね。
そんな感じで結構国内の研究者、火先使ってる率、意外と高いんじゃない?
それか、僕が狭いところにすごいいるっていう話かもしれないんですけど、
そういったところで注目されてる観測器なんですね。
で、そんな中で、この人工衛星が酸素、水素っていうところをそれぞれ見れるようなフィルターを使って火星を観測してあげたと。
で、一体どんなタイミングで観測をしたのかっていうところなんですけど、
これは火星に砂嵐が起きた前後で比較を行って観測をしているってことなんですね。
火星っていうのは1年間、火星の1年ってだいたい620日ぐらいかな?
で、1年を過ごすわけなんですけど、
その1年間の中で数回、大規模な表面をバーって覆うような砂嵐が発生するんですよ。
今、火星の表面には水っていうのがなくて、比較的かなり乾燥された土地がガーって広がってるんですよね。
で、そこの昔は実はそこに海があったりとかしていた水があったって言われてるんですけど、
火星自体の表面には今水がなくて、その水も地下深くに落ちていっちゃって、
今、氷として残ってるんじゃないかって話とか、
あとはもう宇宙の大気中にバーって飛んでっちゃったんじゃないかっていう説があるんですけど、
そういう今、水分を持っていない火星の表面でものすごい大きな砂嵐っていうのが頻繁に起きる。
で、この火星の砂嵐っていうのは結構一般的に知られている現象なので、
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ぜひね、今回火星の表面って砂嵐起きてるんだって思ったら、ちょっと頭の片隅に入れといていただきたいんですよ。
で、火星の表面で砂嵐が起きた前後で一体どういう反応の違いが見られたのかっていうところですね。
なんか、惑星とかそういう天体って実は大気を持っていても、
そういう大気とかって例えば、なんかいろんな成分あるんですけど、例えば重力とかで、
その大気の分子、原子とかっていうのが抑えられてて、つまり重力で引っ張られてることによって表面にずっと残り続けてるみたいなのだったり、
あとはいろんな作用によって惑星の表面に大気っていうのがキープされ続ける状態が起きるんですよね。
ただ、結構宇宙空間に流れていってしまう、流出してるっていうような現象があって、
今回この火星表面の砂嵐が発生したことによって、
火星の表面から砂嵐が起こる前っていうのは、どんどんどんどん酸素が宇宙空間に流れていってるっていうのが観測的に分かっていたんですが、
砂嵐が発生した後、状況が変わると、次、酸素が外に漏れ出す量っていうのが減って、
逆に水素が宇宙空間に出ていくみたいな、で、そういう現象が見つかったんですね。
つまり、砂嵐が起これば起こるほどより、砂嵐が発生すると酸素の流出が抑えられて、水素がどんどん出ていくみたいな形が今回明らかになったってことなんですね。
で、これ、こういう状況になってくると、昔はもっと還元的、つまり酸素がもっともっとたくさん、
酸素が抜ける前か、還元的なので、より酸素が少ないような状態っていうところが想定されていて、
で、それを考えると、昔はもっとやっぱり豊富な水資源とかが火星の表面にあって、
で、しかも、そういう状況の中では有機物、生命が誕生するために必要な材料の一つである有機物とかっていうのが反応しやすい。
雷とか起こって、そのきっかけで生物ができるとかっていう、そういう話もされてたりするんですよね。
なので、そういった環境が整いやすかった。
だから、もっとまとめると、昔の火星って生命に非常に適してた環境だったっぽいけど、
今回研究で見てみると、だんだんだんだん不適切な環境に流れていってしまってるんじゃないかっていうところが指摘されたっていう感じですね。
今回こういう研究結果、新たに火星っていう近いところだからこそ、
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こういう結構研究結果自体はシンプルでインパクト強いなと思ってて、
こういうところも見えてなかったんだっていうのは個人的には驚きというか、
えーってすげー思った、そんな研究でした。
この後、どんどん実際、月を今探査していくっていう世界の流れがある中で、
その次、火星に行こうっていうところがあるんで、
そういった意味では、火星をどんどん観測していくだったり、
火星に対する知識がどんどん深められていく時代に入っていくのかなと思うので、
ぜひですね、宇宙話のリスナーのみんなには、その辺りはしっかりと掴んでいただいて、
火星の時代が来た時にでかい顔ができるようにね、
僕がいろいろ情報提供していきたいと思ってますので、
引き続き楽しんでいただけたらというふうに思っております。
はい、ということで、そんな感じで本題は以上にしていこうと思うんですが、
近況報告ですね。
なんか、すごい宣伝チックな話多くね?みたいな話が近況報告の中でちらほら言われる。
まあなんか、知り合いづてですよ。
友達づてというか、直接話すときにそんな感じになったんで、
じゃあちょっとガツガツ近況報告っぽい話しようかなと思うんですけど、
あの、遅ればせながら、あれなんですよね。
スラムダンク映画見て、最近マジで映画を観に行く時間とかがなくて、
大学の時とか、いつだっけな、1年か2年の時、
年間100本ぐらいなんか、家の近くにツタやったんで、見てたんですけど、
もう最近全然、何ヶ月に1個映画観るかな、観ないかな、ぐらいの感じになってる中で、
映画観、めちゃめちゃ久しぶりに行って、スラムダンク見て、みたいな。
で、僕あの湘南の方に、神奈川の湘南の方にいるっていう話をちらほらしたことあるかなと思うんですけど、
まあそこが舞台なわけですよね。なので、すごいなんか、
海沿いバーって走って結構遠くまで行ったりするんで、その時に、
あ、ここじゃない?みたいな。っていうのをなんか、
高校、中学高校の時にスラムダンク読んだ時は、なんかこう、
神奈川のあっちの方の話なんだ、みたいなぐらいで思ってたんですけど、
なんかね、いざ湘南に住んでみて、もう2年ぐらい経とうとしてるのかな、ってなった時に、
なんか見覚えのある景色みたいなのがちらほら見えてて、
はー、みたいな。って思う部分が多かったなっていうのが気づきと、
あとはやっぱアングルすごいなーみたいな、これなんかいろんなポッドキャストで話してたりして、
構成の話とかいろいろすると、すべてがちょっとずつネタバレになってしまうから、
あんまり語りきれんみたいな話があったので、僕もちょっとまだ見てない人のためには避けたいなと思うんですけど、
まあ、良かったっすよ。なんかすげー臨場感のある感じだし、
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やっぱ一番盛り上がるところ、2時間ギュッて詰め込まれてるのはめちゃめちゃ面白いなと思いました。
はい、まあそんな感じで、こうなんか久しぶりに、もうあんま触れてなかったんですよね。
高校とか中学高校の時にバースで読んで、そこからほぼ触れてなかったので、なんか久しぶりにおーってなった感じをお伝えできればっていう、
完全に近況報告の話をすると、最後話を締めづらいっていう課題に今ぶち当たってますね。
なんかぬるって終わんのも嫌だし、なんか次楽しみにしててねーみたいなのだと終わりやすいなと思うんですけど、
やっぱすごいですね。雑談系のポッドキャストの人ってすごいなと思うんで、なんかポッドキャストのイベントとか行ったら、
話題の締め方のコツとか聞いておきます。
ということで、今度からは近況報告の部分も、もうちょっと近況報告っぽい話ができるように頑張っていきたいと思いますので、
引き続き応援よろしくお願い致します。
そんな感じで、今回の放送は以上にしていきます。
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それではまた明日お会いしましょう。さようならー。
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