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はい、始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
早速今日の本題です。今日の本題は、火星の表面にどれだけ水があるかを探査する、日本が掲げる次期火星探査ミッション、MIMを紹介していきたいと思っております。
今回紹介するのは、日本がこれから火星の探査というのをどんどん進めていくぞというところで、牽引しているプロジェクトですね。
で、これMIM、何の略かというと、マーズアイスマッパーの略なんですよね。このマーズアイスマッパー、もうこれ、火星、氷、マップというところで、
もう単純に火星の表面の氷を見つけていくっていうところで、この氷が水でできているものらしいので、こういったところを見つけていくことによって、今後人類が火星に行くみたいになった時に、
どこに住めばいいか、水っていう資源がどこにあるのかっていうところの足掛かりになる、非常に重要な研究になっているので、
今回はこちらについてご紹介していきたいと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
はい、ということでですね、毎日恒例の近況報告をさせていただこうかなと思うんですが、今日ですね、このミッションを紹介するきっかけになったのは、実は昨日のPodcastを収録していた時に、
一緒にTwitterのスペースでライブ配信してますっていう話させていただいてたと思うんですけど、そこでですね、ハルちゃんさんっていうYouTubeで宇宙関連の発信をされているJAXAで研究にやられている方からこのミッションについてご紹介いただいたんですね。
で、それきっかけで今日はこれ紹介しようというふうに思ったんですけど、でですね、そのスペースの中でTwitterのスペースやっていた中でですね、アメリカNASA行ってた時からのお友達なんですけど、コロナウイルス関連の書籍とかで今かなり有名になっているTwitterではバブ先生って呼ばれているのかな、ミネ先生ですね。
お医者さんやっているミネさんっていう方がスペース遊びに来てくれて、で、しかも宇宙関連のなんかこういう質問あるんだけどみたいなのを話してわーって喋ってたんですよ。
そうしたら、昨日のポッドキャストの収録中からそのままスペース続いて1時間ちょっとぐらいやってたのかな。そうしたらですね、なんと累計500何人とか来てくれて、これはもう確実にミネさんパワーだなと。
で、多分このポッドキャスト聞いてくださっている方の中にもミネさんバブ先生ご存知の方いるんじゃないかなと思うんですね。いろんなそれこそホリエモンのYouTubeとかも出てたしテレビとかも出ていたので結構有名人なんですよ。
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で、初めてアメリカ、アメリカ行ってる間は結構何回か飲み行ったりご飯行ったりっていうのやってて、で初めて会った時もなんか結構独特な先生なので結構面白いんですよ。
で、それで宇宙こんなの気になってるんだよねみたいなすげー無邪気に質問してくれて、それを僕がこんな感じですみたいな話をしてたらめっちゃ褒めてくれて、その時になんか説明めっちゃわかりやすいねみたいな。
って言ったのが正直このポッドキャストでこうやっていろいろ説明するみたいなところの確実にそこまでに積んできた成功体験みたいなのの一つにはなってるなっていうふうに思ってます。
本当にね当時仲良くなった時はまさかそんな有名な先生だと思ってなかったので普通にお友達みたいな感じで接していたら日本帰ってきた後ぐらいからめっちゃすごい人だっていうのを知って逆にびっくりするみたいな。
そんな感じのお友達です。
っていうところで今度ですね一緒にボイシーだったりポッドキャスト撮ってくれるっていうふうに言ってたんでここらへんはですねもういっぱい呼んでいろんな話してもらおうかなと思ってます。
まあちょっと宇宙に関連しないところでもあのやっぱ感染症の話とかってめっちゃ気になるのでそこをうまくですね宇宙に絡めながらとか
あとはお互い気になるのをもうただただ専門家に質問し合うみたいなそんなたてつけでコラボやっていきたいなーなんて思ってますので楽しみにしていただけたらと思います。
はいまあそんな感じですね昨日のスペース相当盛り上がってたのでなんかこうポッドキャストだけじゃなくて可能であればこうツイッターをフォローしていただいてですね。
あのそういった感じで展開されるものも見ていただけたら嬉しいなぁと思っております。
概要欄にツイッターのリンクは貼ってあるので楽しんでいただけたらと思います。
ということでじゃあ早速今日の本題です。
今日の本題はJAXAが掲げる次期国際火星探査ミッションMIMと呼ばれるものをご紹介していきたいと思っております。
でこのMIMですね冒頭でお話しした通りMars Ice Mapperと呼ばれるものの略で火星の氷をマッピングするそんな人工衛星になってます。
でこれ火星探査機と呼ばれてMIMなんですけど具体的にどういう風に火星の氷を見つけていくかっていう話もしようと思いつつ
そもそもなんで火星の氷が重要なのかっていうところも話の一部に入ってくるかなと思うんですね。
でこれはもちろんいくつか重要な点っていうのはあってそれこそ火星がどうやってできたのかみたいなできた時の情報とかっていうのの
火星の歴史を握ってるのがこの水だとも言われてますし
あとはアルテミス計画っていう今世界中の宇宙機関が合同で取り組んでいる宇宙探査ミッション
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地球から月へ行って月を拠点にしてそこから火星に行ったりするっていうような人類が描いていく宇宙探査
その有人宇宙探査ですね人が火星に行くっていうところまでをゴールとして見立てていた時の
じゃあ火星に行くってなった時に火星にどういう場所に基地を建てるべきなのかだったりとか
そういったところをカバーするための情報として
今情報収集の役目として考えられているのがこのMIMだというふうなお話なんですね
これは人類がそこの場に行くってなった時にやはり現地でその資源だったりとか
それこそやっぱ必要なのは水だったりするので
その水を容易に確保できる場所っていうのは把握しておく必要があるというような状況です
ではこの水をどうやって探していくのかっていうところのお話ですが
これはそもそもMIMっていうのは人工衛星の形をしている状況になっていて
火星の周りをぐるぐる回る衛星として立て付けが行われています
そこに地上 火星の地上を測定するレーダーが搭載されています
これを剛性開光レーダー SAARって呼ばれるものですね
そういった剛性開光レーダーを乗せた衛星のことをSAAR衛星って呼んだりします
これ実はこのポッドキャストでも何度か紹介してきてますし
どういうふうに今現在地球の周りで使われているかっていうところで言うと
SAAR衛星 剛性開光レーダーを乗せた衛星っていうのは
そもそもまず地上の形 地形だったりっていうのを把握するのに優れた観測機なんですね
具体的には普通だと人工衛星で地上の写真を撮りますが
この剛性開光レーダーっていうのは 自ら光 電波とかを発して
その電波の跳ね返りの具合で地上がどういう形をしているのかなんていうのを捉えていく
そんな衛星になってるんですね
なので地球上でも地形の形を把握する
そして自分で電波を飛ばしてその跳ね返りを取ってくるっていう
このコウモリみたいなシステムになってるので
例えばそれの間に雲とかがあっても 雲はすり抜けるようなそんなレーダーを使っていたりして
それによって地形を把握できるんですね
加えてこれどのぐらいのレベルの地形を見たいのか
それこそ雲は突き抜けるけど 地表の石からは跳ね返ってほしいとか
あとはその電波が木に当たって跳ね返ってきてほしいけど
逆に木に当たらないで その下の地面の情報が知りたいみたいな感じで
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当てるレーダーの性質 波長だったりとかっていう光の種類を少しずつ変えることによって
好きな位置の言ってしまえば地形データを取ることができる
そんな素晴らしい面を持っていたりするのが この合成開光レーダーと呼ばれるものですね
これを火星でもやってあげようと
加えて今回は火星の表面よりももうちょっと下
つまり地下 大体地表から数メートルぐらいのところに隠れている氷を発見したいというところで
それに合わせたレーダーの波長っていうのに 調整されているというふうに言われてます
これ情報によると周波数が大体900MHz これどれぐらいかっていうと
一般的に電波とかもっとそういう 緩やかな光分類されるんですけど
人間の体から出ている光 赤外線レーダーとかで人見えるじゃないですか
あれが100MHzぐらいだったかな
なのでそれよりもちょっとだけHzが高いところの光を使って
火星の表面のマップを取っていくと
これによって大体サー衛星の 合成回向レーダーっていうのを用いると
深さ方向でいうと大体6メートルぐらいまで 探査できるっていうふうに言われていたりします
なので火星の表面のこの砂で覆われている部分ではなくて
深さ方向までちょっと絞った上で 火星の水を探査できるという非常に面白い衛星になっているので
このMIM衛星 Mars Ice Mapperっていうのは今後 JAXAから
いつだ 2020年代に打ち上げる予定になっているというふうな話になっているので
またこれ打ち上げが近づくにつれて いろんな情報がガンガン出てくると思うので
こちらは紹介していければなというふうに思っております
でですね JAXAが今推し進めている 火星探査ミッションにはもう1つあって
火星の周りの衛星ですね 火星の周りの衛星のものを取ってくるっていうミッションだったりっていうのも
実際に動き始めています これがMMX計画っていうふうに言われていて
これ多分Podcastでも話したかな Martian Moons Explorationっていって
マーシャンムーンズなので マーシャン 火星のムーンズ 月
つまり火星の衛星 地球にとっての月みたいなものを持って帰ってくるっていうような
そのまま持って帰ってくるわけじゃなくて 着陸して早草みたいに物を取ってきて帰ってくるみたいなところをやる予定なので
これが2024年になると思うので ここからどんどんですね 10年以内ぐらいは火星探査が熱いという
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もう月面をさらに超えた話が広がっていきそうなので この辺りもですね Podcastで一緒に楽しんでいただけたらなと思っておりますので
明日からも引き続きよろしくお願いいたします
ということで今回は 次期火星探査ミッション MIMをご紹介させていただきました
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