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始まりました、佐々木亮の宇宙話。
普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします。
こちらのポッドキャスト。本日はですね、天文学の種類についてのお話、特に電波天文学っていうものを紹介していきたいと思います。
こちらですね、この後いろいろこういった電波天文学のお話っていうのをしていきたいと思ったので、
一度、天文学っていうのはいろんな種類があるんですよっていうお話を今回はしておきたいなと思いました。
というのも、昨日ですね、漫画の宇宙兄弟の最新刊が発売されて、それを読んでいたわけなんですけど、
読んでいる方はわかるかなと思いますが、すごいでっかい望遠鏡を月面に作る、そんなお話が展開されているわけなんですよね。
詳しくはぜひ読んでほしいんですけど、そこで扱われている月面に作った望遠鏡っていうのも実はその電波天文学と呼ばれるものの一種になるので、
今回、宇宙兄弟に触発されて、そこのお話もちょっとしていきたいなと思ったので、今回は電波天文学のお話をしていきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
といったところで、毎日恒例の活動報告、緊急報告になりますが、
毎日聞いてくださっている方、もしかしたら気づいたかもしれませんが、本日ですね、137回目の放送になるわけなんですけど、
昨日の136回目の放送、一度非公開にさせていただいております。
というのも、詳しく内容を言うと非公開にした意味がないんですけど、マックシー論文の審査会が昨日全部終わりまして、
終わりました、こんな感じです、みたいな話をさせていただいたんですけど、ほぼほぼ決定事項ではあるわけですが、
まだ公にしないでくれと言われまして、先走って公開をしてしまっていたというところで、幻の回として136話残しておこうと思います。
情報解禁というところを迎えたら公開はしようと思うんですけど、聞けた方はラッキーというぐらいの感じで、
もし聞き逃した方は1、2週間ぐらい待っていただければ、そのタイミングで公開しようと思いますので、
申し訳ありませんが、しばらくの間途中連番になっていないように見えるかもしれませんが、気長に待っていただければなと思っております。
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このポッドキャストの更新の声のテンションを聞けば、なんとなくはわかるかなというぐらいのところで留めておいていただければと思っております。
ちょっとおっちょこちょいをやらかしました。
というところで、今日は切り替えて、また毎日更新していこうと思っているわけなんですが、
白紙論文いろいろ追い込まれて、体調もかなり悪くなっていたというところで、
本当にがっつりのお休みを何も考えずに取ることができた今日。本当にいい日だったなと。
正直言うとこれはもう自分の性格上の問題だと思うんですけど、なかなかじっとしていられるタイプでもいないので、
この先チャレンジしていきたいところというのをどんどんお話し進めたりですね。
宇宙系のお仕事のご依頼もいただいたりですね。
あとは今後どんなことやっていきたいかななんていうのを考えたり。
あと白紙論文で追い込まれて、6キロ、7キロ、8キロぐらい痩せてしまった体を、
もともと筋肉がつりつけていたのが多分消えたんですね。
なのでそれを復活させようとジムに通い出したりまた。
といったところで、早速次の日から次のステップに向けていろいろ動き始めてはおります。
ただ割とゆっくりはできたので、明日からは結局普通にやってるんだろうななんていうのを思いながら、
今日はこんなポッドキャストを最後撮っているといったところでございます。
こんな感じでですね、聞いていただければ分かる通り、
かなりせっかちというか落ち着きのない人間になっているので、
きっとまた新しいことを始めて、また勝手に追い込まれて、
なんていうところになるかもしれないので、
そんな一喜一憂というか、そんなところをお楽しみいただければななんて思っております。
そんな感じで今日も元気にやっております。
それでは早速本題に入っていきましょうか。
今日の本題は、天文学の中の種類にいろいろある電波天文学というところのお話をしていければなと思っております。
こちら、電波天文学って皆さんピンときますかね。
そもそも天文学に種類があるってどういうことだろうっていうことをお話ししていきたいと思うんですけど、
この種類があるっていうのは、簡単に言えば、光の種類によって天文学の領域っていうのは結構分かれていたりするんですね。
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私たちが見える、この目で見ている光っていうのは、目で見ることができる光と書いて、
可視光と呼ばれる光っていうのは赤から紫まである、虹で見えるわけですね。
虹って7色に大体分けれて赤から紫まであると思うんですけど、あれが可視光と呼ばれるもの。
紫よりももっと青っぽい光、紫の外側の光っていうのを紫外線、日焼けしてしまうやつですね。
あれが紫外線だったり、それよりもさらに、紫外線って日焼けするとかっていうダメージあるじゃないですか。
ああいうダメージがあるってことは、エネルギーが強いというような捉え方をしてくれればよくて、
そんな感じのもの、つまり可視光よりもエネルギーが高い光が紫外線。
それよりさらに強いのがX線と呼ばれるもの、レントゲンですね。
レントゲンとかもすごい浴びまくると被爆してしまうなんて話ってあると思うんですけど、ああいうのがあると。
それぞれに可視光の天文学、紫外線天文学、X線天文学みたいなのがあるわけなんですね。
ちなみに言うと、私が研究の分野でガッツリやらせていただいているのは、このX線、宇宙からくるX線を用いた観測の研究なので、
X線天文学っていうのが私の専門分野になっているわけなんですよ。
その目で見える光のエネルギーが低い方、赤色の方ですね。
赤よりもさらにエネルギーが低いもの、これ皆さん聞いたことあるんです。
紫外線が紫の外だったら赤より外は赤外線ですね。
もしかしたらすごい若い世代だとピンとこないかもしれませんが、携帯の通信とかで使ってたあの赤外線です。
宇宙からくる赤外線を見る赤外線天文学っていうものがあったりして、
それよりもさらにエネルギーが低いもの、これを電波天文学と呼ぶんですね。
電波天文学、これって電波って単純によく聞くと思うんですよ。
携帯の通信に使っているのも電波だし、あとは衛星放送、ベランダとかに空に向かってパラボラアンテナ、お皿みたいなアンテナを向けている。
あんなようなのも電波を拾うためのものなわけですよ。
そんな光の種類、光の種類を使って行う電波天文学っていうのが最近は結構注目を集めていると。
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なんで注目を集めているか、これが一番注目を集めたのはやっぱりブラックホールの写真じゃないですかね。
皆さん、多分ニュースとかでも結構ガッツリやっていたから、記憶にはあるかなと思うんですよ。
ブラックホール、写真撮れましたって言って、赤い縁の真ん中が真っ黒になっている画像を見せられたことありませんか。
あれが電波天文学の大きな功績になってるんですね。
じゃあ、どうやってあんな今まで見つけられなかったブラックホールの写真を撮ることができたのか、なんていうところのお話をしていこうとすると、
かなり時間を使ってしまいそうなので、明日そちらの電波天文学っていうもののどういうふうに観測しているのかだったりとか、
電波天文学で見える現象っていうのがどういうものなのかっていうのをお話ししていきたいと思います。
それに加えて、今回の最新の宇宙兄弟の中で観測されている天体、ネタバレになりそうなので全体名は言いませんが、
そういったのの観測のお話もしていけたらなと思っているので、明日の配信もお楽しみにしていただければなと思っております。
今日のお話はですね、こうやって光の種類によって天文学がそれぞれ分かれているんだよ、そこの中で注目されているのが電波天文学、
あと私の専攻のX線天文学っていうところだけ今日は覚えて帰っていただければなと思っております。
もしさらに調べようかなと思ったら、エネルギーの違いっていうのは光の波長っていうのの長さの違いなんだよっていう、
光の波の性質の違いなんだよっていうところもちょっと調べてみると面白いのかもしれません。
今回の話も面白いなと思ったら、ぜひお手元のPodcastアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
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ハッシュタグ宇宙話し、宇宙が漢字で話しがひらがなになっておりますので、じゃんじゃんつぶやいていただけると嬉しいです。
早速今日もいただいているコメントを一つ読み上げさせていただきます。
Twitterネームあやなさんからいただきました。
宇宙話し133ファーサビアランスについてのお話を拝聴しました。
なんとなく申し込んだけれど、そういうことだったのかとワクワクして聞きました。
勉強になり楽しいので聞いていこうと思います。
というコメントいただきました。ありがとうございます。
133話でNASAが打ち上げた火星探査機のお話させていただいたと思うんですけど、
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それがどういうことをしようとしているのかというところのお話、
面白がっていただけたら非常に嬉しいなと。
こうやって最新の研究というのをご紹介していることで、
皆さんの宇宙に触れる少しのネタになればなと思っております。
こんな感じでTwitterでのコメントをどんどん読み上げていきますので、
皆さんもガンガン呟いてください。よろしくお願いいたします。
それではまた明日お会いいたしましょう。さよなら。