超大質量ブラックホールの重要性
太陽の100万倍から100億倍というような、極めて大きな質量を持つブラックホール、 これはいつ、どこで、どんな条件でできるのか。
宇宙の進化を知っていく上では非常に重要な存在である、 超大質量ブラックホールの出来方に関するお話です。ぜひ最後までお付き合いください。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の
亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 今日のエピソードが1677話目ということで、昨日は大阪万博
行ってきた、その万博振り返りエピソードですね。 本当宇宙天国っていう感じで、まだまだ見れてない宇宙の展示
あったので、まあ開催期間中もう1回ぐらい行きたいかなって思うぐらいは、 こう宇宙好きに刺さる内容だったと思います。ちょっとね現地で
スマホで収録したんで音が若干悪いですが、 まあその臨場感も含めて楽しんでくれたらいいかなと思っております。よろしくお願い致します。
はいということで、まあポッドキャスト好きなところから聞いてくれればいいので、 あまり気にせず楽しんでください。
はいということでじゃあ行きましょう。 今回は
超でかいブラックホール、冒頭から噛んじゃった。 太陽の100万倍から100億倍というような極めて大きな質量を持つブラックホール。
これがどうやってどういう状況で生まれるのか、 このあたりが解明された。そんなお話をしていきたいと思います。
大半の銀河の中には、でかい質量のブラックホールというのが存在するんですよ。 特に僕たちが住んでいる天の川銀河には、太陽の400万倍もの重さを持つ
観測が明らかにする新たな事実
大質量ブラックホールというのが存在しているんですね。 で宇宙空間で重いものを作ろうとしたら簡単に言うとめちゃめちゃ時間がかかるっていう
まあそういうのが一般的に考えられているわけです。 まあそれは結局は重いものを、重いブラックホールを作ろうとしたらその材料になるものを
かき集めてこないといけない。 っていうようなところで
でかい質量のブラックホールを作るには時間がかかるだろう。 ブラックホールを作るのに何億年とかっていうのがかかって、プラスそいつらが合体していくような形で
どんどんブラックホールが大きくなっていくとか ブラックホールがいろんなものを吸い込んで大きくなっていくとか
そういったところに時間がかかるはずなんですよね。 けどそう思ってたのに
最近の観測、宇宙の初期をバーって見れるようになってきた そんな中で
宇宙ができて本当 10億年20億年とかそういったタイミングとかわずか数億年とか
っていうようなタイミングでもでかいブラックホールっていうのが見つかり始めてるんですよね これは観測の能力がブワーって上がってきたことによって
遠くまで見ることができるようになってきた で遠くまで見えるようになってくるとそれだけ
昔の宇宙の姿っていうのを捉えられるようになるので まあ
こう 新しい事実っていうのが見つかりやすくなると
で早い時期本当宇宙ができてから数億年のタイミングで太陽の1000万倍を超えるブラックホールとか
100万倍のブラックホールとかそういうのが見つかってきて じゃあ
早いタイミングで大質量ブラックホールを作り出すためにはどういう条件が必要なんだろう みたいな
っていうところですねこれを考えていったと であのこれまでの研究の流れで言うと
あのこういう超巨大なブラックホールを作るようなところでは 宇宙ができてすぐの状態
水素ヘリウムをだけで構成されている特殊な環境でしかこういう巨大なブラックホールっていうのは作れない
作るにはそういう環境だったらまあ今のところ説明できるっていうようなそういう モデルのみが提案されてたんですよ
ねあのそうすると宇宙宇宙の中に水素とヘリウム以外の元素 これ炭素だったり酸素だったり軽素だったりとかまあいろいろあるわけですよね
もちろん鉄とかもあるしでこういったものっていうのは星の中でできるんですよ 星の中
星ってのは太陽みたいな星で太陽の中心て水素の核融合で反応して燃えてるみたいな ように見えてるわけですよ
で水素は核融合されるから融合水素と水素が融合してヘリウムを作ると ヘリウムとヘリウムが合体してみたいなのでどんどん次のものが
できていくみたいな そしてその星が死ぬと宇宙空間にその星の中で作られた
水素ヘリウム以外のものっていうのは単素酸素とか 最終的に鉄までできたりしますから星の中で鉄とかが撒き散らされる
こうやって撒き散らされるで星の一生なんて まあ例えば数十億年とかだとするじゃないですか
そうすると宇宙が誕生してすぐの頃は超巨大なブラックホールできるんだけど その後は
星が星の中でいろんな水素とヘリウム以外の初期の宇宙になかなかない物質たちが どんどん作られて宇宙空間に撒き散らされていって
その初期の環境とは違う 元素の環境というのが出来上がっていくんですよね
その環境になった後にでっかい質量のブラックホールができるっていう研究がこれまでなかった けど
今までの観測見てるとそこで完成しないといけないんだよなみたいな だから困ってるっていう時に今回は東北大学の研究チームが
国立天文台の天文シミュレーションをがっつりできるスーパーコンピューター アテルイツと呼ばれるスーパーコンピューターを使って
新しい研究結果の影響
この水素とヘリウム以外の元素が含まれるような宇宙環境の時に でかいブラックホールってどれぐらいできるんだろうっていうのを計算シミュレーションでスパコン使って
やってみたと その結果金属の量が
金属っていうかそのここでいう金属って実は水素とヘリウム以外全部金属って言ってるんですけど あのそういった
物質たちがちょっと増えてきたなぁぐらいですね そうするとあの200万年ぐらいの間に
太陽質量の1万倍から10万倍ぐらいの でかい星が作られると
ねこれがあのでかいブラックホールを作り出す出発点になる っていうような感じでその種になるような星っていうのがどんどん作られるようになって
いくというのがわかってあなんか 宇宙が誕生してちょっとしてからも巨大なブラックホールの種ってできるんだみたいな
ところですねこれが今回明らかになったと で逆にじゃあもっと宇宙空間が進化していって
その水素ヘリウム以外のものがブワーって増えていった世界ですね だ今に近いような状態になっていくとどうなっていくかっていうとその直ででかい
ブラックホールを作るような星っていうのはなかなか作りきれないと あやっぱそうなんだってこれまでの観測結果とある程度一致するようだ
そんな研究結果が得られていて でえっと逆になんかちょっとちっちゃめなんだけどちっちゃめの星
ちっちゃいと言っても太陽の1000倍とかですねっていうのがたくさん集まった まあ
星団というか銀河みたいなところになるような前の段階の星 の塊っていうのができるようになってきてここが結局強い重力場を持っていってこの後
宇宙空間で進化していくというような流れが見えてきたっていう今回のスパコンの研究結果 これはね結構面白そうなんで今回宇宙話でも紹介したというような感じですね
なんかこう僕たちはそもそもブラックホールの周りに住んでて その中心のブラックホールが宇宙の歴史の中でどうやって進化してどうやって作り上げられてきたのか
っていうのをまだはっきりとわかりきれてないんですよ それがちょっとずつスーパーコンピューターそして
宇宙の果てまで見えるジェームスエップとかっていう望遠鏡 こういうのの活躍のおかげでだんだんブラックホールの正体がわかってきた
宇宙の進化の歴史がわかってきたっていう結構ワクワクする規定になっているのでぜひ こういう研究も興味持ってもらえたら嬉しいなと思っております
はいそんな感じでじゃあ今回は以上ですね アフタートークいきましょう
昨日は万博の話しましたけどその万博の話と一緒にテレビ出演の話がありましたね テレビ朝日系列で放送されました
キョコロヒー 日向坂にいました斉藤京子さんと笑い芸人のヒコロヒーさんがやられている番組に30分ぐらいの
番組でそこに15分ぐらいのゲストでがっつりスタジオでお二人と喋らせてもらって 宇宙の移住に関する話をしたんですよね
でこれねー 結構なんか僕エゴサとかやっぱしちゃうタイプなんでバーって見てると
あのまあ編集ですごい盛り上がっている あのところをピックアップしてもらってでプラスやっぱお二人のさばきというかリアクションというか
そういうのがすげー綺麗に余って なんか自分が出てるんだけど普通にちゃんと楽しく見れたなって
僕自分の出てる動画なかなか見れないんですけど いやなんか変な気持ちになるじゃないですか
それでもそれでも楽しめるぐらいやっぱいい感じにできてたなぁと思ったか 上から見せに聞こえたらすげー嫌ですけど思ったんでぜひぜひ皆さんちょっとチェックして
みてくださいキョコロヒアのティーバーでも見れるので 世界中どこでも見れるんじゃないかなと思いますね
本当に見れるのかなティーバーでは見れます 世界中かどうかをちょっとみんなチャレンジしてみてください
そうそうやってなってるんででなんかめっちゃ勉強になりましたね 宇宙に普段興味ない人にも伝えなきゃいけない時はこれぐらいポップにするんだとか
あとはなんか見てて15分のパッケージで面白いってなるにはちゃんと落ちみたいなのが必要で ああこうやってやんだみたいなのを
ディレクターの方と喋りながら作ってた時に勉強になったんで ポッドキャストの作り方とかそういうのに活かせたらいいなと思いました
まあとりあえず面白いんでぜひ見てください ポッドキャストよりやっぱ
ポップに ポッドキャストと同じぐらいの時間だと思うとなんか内容全然違うなって思っておられると思うんで
そういった意味でも結構おすすめでございます 15分ぐらいでサクッと見れるんでティーバーでキョコロヒー
後半15分ですね出ておりますのでぜひぜひチェックしてみてください よろしくお願い致します
今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くに ある星マークこちらでレビューいただけたら嬉しいです
それではまた明日お会いしましょうさよなら
