で、この頃の天動説・地動説、わーってなってる時代の将軍っていうのが8代将軍、徳川よしむねですね。
1716年から1745年まで生きた。これあれなんすね、30年で、29歳で亡くなってるってこと?
違う、全然違った。39歳だ。ということで、西洋の天文学に対して興味を持ち始めて、それらを取り込んでいくっていうところを考えていたタイミングではあったらしいんですね。
今回は国立天文台の資料を参考にしてお話しさせていただいてます。
で、そこまでも確かにあれですね、いろんな和歌とかに天体現象とかが載っていたりはするもののですね、天体の動きを見てこういうふうになっているだろうとか、
なんかそういう説があって、それが覆される、地動説が伝わってきたことによって、みたいなことではなくて、
今回はどっちかっていうと、あんまりそこに対して興味がない。興味がないっていうのは違いますね。
これが宇宙の姿だ、みたいなものがないところに対して、西洋で通っている話が日本にやってきたよっていう、そういう流れですね。
これには結構いろいろ、右右曲折というか歴史があるみたいで、ここが結構面白かったポイントですね。
で、ここらへんからやっぱり小読みとか、そういったところも改変されていったりするタイミングがあったりするので、その天文とか天体の動きに関する書物っていうのが、
だんだんこういろんなところから入ってくるようになってきていると。で、それの中にいくつか
天文を専門にする、これ天文型っていう仕事があるみたいなんですよ。僕これ初めて知って、天文型っていう仕事があって、
まあそういう天体の動きとかに対して、あと小読みとかに対して仕事をする人たちがいたらしいんですね。
で、これをいろんな書物、基礎を成すのは中国の書物だったりするらしいんですけど、そういうのを取り入れながら小読みを作っていくというのが、
1800年にかけて行われてきていました。 で、そうするとですね、その時代にこう、
太陰太陽暦の完成が入るときに、その書物の中に、 天体は円運動をしているだとか、
太陽月に限定して、楕円運動をしているっていうところとか、 なんかそういったところが含まれていたりもしたと。
ただ、当時入ってきたその1800年ぐらいの書物の中では、 昨日おとといとか3日分ぐらいで話した中で言うと、
天動説と地動説が混ざったような知識みたいなのが、実はバーって流れてきていたというところですね。
で、なので天文型っていう、いわゆる国として、 じゃあ小読みはこうするとか、天体に関してはこうやって捉えるんだみたいなところでは、
その時代は天動説と地動説が混ざったような、そんな状態になっていたと。
で、じゃあここから、じゃあこの時本当に地動説が全てだみたいなところで、 情報が入ってきてなかったのかで言うと、そうではないらしくて、
この頃ですね、長崎。長崎にはオランダから新しい西洋の学問がたくさん入ってきていた。
これなんか医療とかもそうですよね。
それらの中には、もちろん天体に関する、天文に関する情報っていうのも含まれていたらしくて、
その現地にいる天文をなりわいにするような方たちではなくて、これ天文型ではなくて、
その翻訳者、オランダから来た書物っていうのを、日本語に変換する人たちが、その書類を見て、それらの書物を日本語にどんどん移していったと。
その移していった中で、この地動説っていうのが主流になっているような書類っていうのが出来上がっているっていうことが明らかになったみたいなんですね。
それが1792年に作られた太陽球理量解説って呼ばれるもの。
これ完成4年になっていて、その頃政府に入ってきているというか天文型っていうふうに任命された人たちの手元には、
天動説と地動説、ちょっと入り混じっているようなものとかだったにも関わらず、こっちでは地動説に基づいた論説っていうのが描かれているし、
太陽系を描いた、太陽が真ん中にあって周りをぐるぐる回っているだとか、
あとはなんと水星の姿まで図示されているっていうぐらいね。
だから浸透したタイミングがもっと後なんだけど、地動説自体の説っていうのが、
日本に入ってきたのは1792年のタイミングが一般的というか一番早かったんじゃないかというふうに言われているみたいですね。
でもこれ文字とかはあんまりちゃんと読めないですけど、この図とか見る感じだとやっぱ太陽を中心にして水星、金星、
地球とか土星とか、これが回っていて、しかもガリレオが観測した木星の衛星を小惑い星、小さく迷っている星として描かれているとか、
これプラネットからサテライトっていう名前が多分に似たようなギリシャ語由来のものが多分ついていて、それをどう訳すかみたいなので、
惑星より小っちゃいから小惑い星って最初ついてたのかなっていう感じですね。
そんな感じで、このタイミングで地動説が入ってきたんだなと。
で、その後の本当に地動説がっつり書物として残っているっていう流れとかを見ると、それよりもさらに40年後、50年後っていうところで1844年、
天保15年に完成歴書って呼ばれるものが発行されて、その中に地動説みたいなものが入っていたりとか、
あとは、数定歴書、歴印っていうのが1855年に発行されていて、で、この中でも地動説を、
この中では、あれだ。多分入ってきたタイミングが微妙だったのかな。なんかこう、天動説っぽい書かれ方がしているとかね。
っていうところで、なかなかね、1850年ぐらいにかけても、
なんて言うんでしょう。天動説と地動説が混ざったような書物っていうのが結構出てきている。
完成歴書もちょっと天動説入っているみたいですね。っていうような感じで、この1850年ぐらいまでは、
まだ発行された書物見てみると天動説、地動説っていうのが入っていそう。ただ実際のところは1792年に長崎経由で、
ちゃんと地動説をベースにした書籍っていうのが発行されているっていうところが見えてくるので、
まだやっぱ日本分断されているというか、デカすぎる情報伝達をするには。みたいなところで、ここからどんどんちゃんと地動説がメインなんだよっていうのが浸透していくみたいですね。
いやー、なんかあんまり考えたことないポイントだったから結構面白いですね。こうやってみると。
なので、西洋の学問がどうやって入ってきたのかとかは、なんか自分の好きな分野とかで調べてみたらもしかしたら結構面白いかもしれないです。
地動説とか西洋医学とかそういったところと同じタイミングなのかまた違うのかみたいなところですね。
チェックしてみてはいかがでしょうか。 ということで、じゃあ今回は以上にしていこうかなと思います。
明日はですね、日曜日なんで日曜特集していこうかなと思ったんですけど、あれですね。もう今すごいことになっている。
何がすごいかっていうと太陽フレアですよ。太陽フレアバコバコ起きて結構やばいことになってますね。
世の中の注目も集まってきているタイミングかなと思うので、ちょっと太陽フレアに関するお話をちょっとしてみようかなと思います。
久しぶりにする感じですよね。 実は作っている書籍の中でも太陽フレアはがっつり紹介している部分なので、みんなに知ってもらえたらいいかなと思っております。
ぜひ明日も楽しみにしておいてください。 アフタートークです。
はい、ということで、今日の話結構僕的には興味深いなーっていうところがいくつかあって、やっぱり
天文の研究とかをガーってしてて思ってたんですけど、日本語の対応する言葉がめちゃめちゃあるんですよ。
これどういうことかっていうと、やっぱ日本の歴史の中で西洋の学問が入ってきた時に全てをちゃんと翻訳するっていう歴史があった。
だからこそ日本語名、和名っていうのがあって、 ブラックホールとかブラックホールのまんまだけど歴史が比較的浅いからかな。
でなんか超新星爆発とかスーパーノバディーシナーみたいな、そういう専門の学問を英語でインプットするような歴史の国なのか、それとも自国の言葉に変換して進めていく国なのかっていうと、
その後者、日本みたいな進め方って結構マイノリティーなんですよね。 だからその分両方の言葉を覚えなきゃいけないっていうハードルはあるんだけど、世界に出ようとすると。
でも逆に自国の言葉で、自分の母語で、そういうのを勉強できるから最初のハードルが一切なくて、一気にこの所属を得られるっていうメリットもあるので、
恵まれている環境ではあるっていう感じですね。 多分どの分野でもそうだと思うんですけど、もしかしたらそれが新しい研究分野になっていけばいくほど、
そういう対応する日本語っていうのをあえて作らないっていうパターンも出てくるかもしれないですね。 でもなんか癖でつけちゃいそうですよね。
ということで、こういうのもかなり面白い角度かなと思っております。 ぜひこちらもチェックしてみて、楽しみにしていてください。よろしくお願いします。
僕がもう一つやってるポッドキャストは、隣のデータ分析屋さんもこちら新しいエピソードを公開してますんで、ぜひチェックしてみてください。
最近めっちゃ調子いいんですよ、そっちのポッドキャスト。めっちゃ聞かれてる。 今回取り上げたのが、アメリカの大統領選挙あるじゃないですか、キタルね。
あれって、前の選挙とか前の前とかって、インターネット上のフェイクニュースにめちゃめちゃ惑わされてたっていう背景があるんですよ。
で、そういう科学研究みたいなの、僕今会社でやってたりするんで、そこをデータ側で見るっていうデータサイエンス目線でフェイクニュースとか大統領選挙を見るっていうそんなお話になってるんで、
宇宙開発の予算とかにも関わってくるかもしれないですからね。 ぜひ皆さんそちらもチェックしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
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