今回は、地震が発生する直前に 上空にある異変が起きる 物理メカニズムの話をします。
地震の時に発生する 地面の中の影響によって 上空のオーロラが発生する場所に 影響が出ます。
これが実際に 過去の大地震の前とかに 見られていたらしいんですね。
それこそ東日本大震災とか そういったタイミングで。
じゃあ一体これどういう現象なのか この辺りについてお話ししていきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
ということで改めまして始まりました 佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに 天文学で博士号を取得した専門家の亮が
毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日でエピソードが1385話目を迎えるということですね。
基本的には1話完結でお話ししてますので 気になるところからぜひぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
ということでまあ毎日みんなと共有しながら楽しくワイワイやってる 月の姿今日どんな感じなんでしょうか。
今日7月26日は半月の2日前になっているので 満月からちょっとずつちっちゃくなっていっているそんな月の姿が見えるかなと思います。
まあ今日は天気どうでしょう関東圏とか微妙なのかな まあこのあたりもね運がいい時は綺麗に見える
まあそのぐらいの感じで構えてみるのがいいんじゃないでしょうかね 結構やっぱ満月のタイミングとかだとみんな
月の写真Xにたくさんあげてくれてて それこそフェリックスさんとかはいつも聞いてくださってるね
あのこないだの満月のタイミングで月の出っていうか日の出っぽい写真とかをあげて くれたりしてたので
すごい楽しませていただきました まあでも中途半端な月もねいいんじゃないかなと思うんで好きな
角度から見てもらえたらいいかなと思います ということでじゃあ早速今日の本題に行きたいと思います
今日は地震の直前にその上空に何か異変が起きる そんなお話です
今回はまあ昨日に引き続き地震に関するお話です 地震が起きたときにその上空しかもオーロラが発生するようなそういう
上空の部分で電力異常まあ電気的な性質がちょっとおかしくなっているっていう そんなお話をしていきたいと思います
まあ日本に住んでいるとどうしても地震っていうところは避けては通れないというか 逆にちょっとこう
日常の中にありすぎる当たり前に発生するものになりすぎているっていう感じもある ぐらい
やっぱり国によってその感覚は違うわけですよね でそんな中でまあ定期的に発生してくるこの大地震というところ
それこそまあ今年だったらのと半島の話もありましたし東日本もあったし で熊本の地震もあったっていうところでまあそういった
大規模な地震に見舞われることが多い まあそんな中でじゃあ昨日のエピソードとかでは地震
っていうのが巨大な地震とかは特にその満月とか新月っていう月の位置に由来して いるんだよっていう話させていただきましたが今回は地震が地震ってこう
地面の中で起きるその中での異変が 上空に異常をきたすそんなお話ですね
大地震の直前ちょっと前なんですよねしかもにある異常がこう上空で観測された っていうのが複数報告されています
これ何かっていうとだいたい上空60キロから1000キロっていうまあ比較的広い範囲に 伝理圏と呼ばれる場所があります
伝理圏 この伝理圏っていうのは太陽からの強い紫外線とかを受けて
なんかその太陽の光によって伝理されている空間だったりして でそこには電子だったりイオンだったりっていういわゆるこう電気的な性質のよりなんか
性質の強いバージョンみたいなものが存在しているんですね で特にそのエリアっていうのはそういう電気的な性質があるとで
このポッドキャストでもオーロラの話よくしますが 太陽フレアを着て電気的な性質を持ったものが太陽の表面からバーッと飛ばされてきて
でその飛ばされてきたものっていうのが地球のこう 大気と相互作用を起こしてオーロラを発生させると
でこのオーロラ発生させる時にまさに相互作用する場所の1個がこの伝理圏と呼ばれる ところなんですね
なので実はオーロラでもかなりそこの話出てきたし 今回の話にも出てくると
で今回のこの研究は一体どんなことになっているかっていうと 地震が発生するタイミングでこの伝理圏に変化が起きたと
でこれどういうメカニズムなのか 全然違いそうじゃないですか 地下で起きていることと上空で起きていること
ただこれには地震の原理とその環境っていうのを ちゃんとじっくり見ていくとわかる部分があって
地震って2つのプレートで発生するじゃないですか でその境界面には滑りやすい粘土質の物質っていうのが存在するらしいんですね
これがプレートがずれることによって地震が発生する その地震の発生する場所にある粘土質の物質って感じです
でその中には水があって水分があって その水分が地震が発生する直前
地震が発生するギリギリ耐えているタイミングっていうのは 圧力がかかって高温になっていると
高温高圧下で水がこう 限界状態臨界状態っていうんですけど臨界状態を迎えると
そうするとその水の中に含まれている 電気的な性質っていうのが変わって
つまり地下にある水の電気の性質が変化するんですね この地震によってかかるギリギリ
今から地震起きるぞっていうこの圧力が高くなった状態の時に そうすると地震のその直前で地下の水の電気性質が変わる
でこの電気性質が変わると 電磁気学の相互作用が起きて上空の電離層って呼ばれるようなところ
電離圏っていうところの大気の電気容量っていう静電容量っていうのを変えてしまうんですね
でこれによって上空で電離圏でなんか変な揺らぎみたいなのが起きてるぞっていうのに発展していくと
なんかこういうステップがあるんですよ これはでも結構地球規模でものを見てるからこそわかる
でただこれを今までの比較的大きな地震とかでは観測はされていたけどこれモデル化なかなかされてなかったっていうところで
今回2024年の3月ですね大体4ヶ月前ぐらいにこれインターナショナルジャーナルオブプラズマエンバイルメントサイエンスアンドテクノロジーっていうところに掲載された
この論文の発表によって 地下で起こっている事象と地球の上空で発生している事象とっていうのを
紐づけることができるようになったところですね しかもこれがちゃんと関連があるっていうことがわかった
でこの結びつきっていうのを明らかにすることができるようになるとそれこそ地震の直前とかにこの
変化があるからもしかしたら防災システムに役立っていけるかなっていう話もあったりするし そもそも地震に対する理解っていうのを深めていく
地震のエネルギーっていうのがどういうふうに変換されていってるのかみたいな そこもね
わかってくるかなと思うんで結構 発展が楽しみな そして日本人としてはなかなか無視できない研究結果かなと思って紹介させていただきました
なんかこうこの2日はどっちかっていうとこう地球を宇宙の一部として 捉えてもらいながら身近な地震っていうこの
現象がどういうふうになっているのか 地震による影響と地震に対する影響をお話しさせていただきましたので昨日からまあ
連続で内緒はこれ聞き終わったら昨日の分も聞いてみていただけたらと思っております はいということで今回は以上にしていきましょうか