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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙ばなし。
今回は、怪奇月食、ものすごく綺麗に見えたよねっていうお話と、
実はポッドキャストで紹介していなかった怪奇月食に付随する、442年ぶりの大イベント、怪奇月食と同時に行われる
惑星食っていうところが一体どんなものだったのかについてお話ししていこうと思ってますので、
ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
2022年11月9日始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の亮が、
毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
ということで本日でエピソードが764話目?765話を迎えているというところで、
今回お話しするのは、昨日の怪奇月食、そしてその時に一緒に見えた天皇星の姿。
これ結構面白かったよねっていうところで、
ちょっと振り返りもしつつ、一体どんな現象だったんだろうっていうところをお話ししていければというふうに思っております。
これね、いつも大体事前に怪奇月食だったりとか、流星群だったりとかっていうのをお話しするんですよ。
で、実際に今回の怪奇月食に関する話も11月の頭3日だったかな?2日か3日とかにしていて、
で、それ聞いた方がじゃあ月食どんな感じなんだろう?みたいな感じで楽しんでいただけた、そんな感じだったんですけど、
その時にですね、天皇星が一緒に見えるっていう情報をお話しするのをすっかり忘れてまして、
なので今日はちょっと事後報告的にお話ししていこうかなというふうに思っております。
で、今回の怪奇月食については、まあ皆さんもよく知っている通りだし、日本中結構晴れの場所が多かったからSNSとかでもいろんな情報見れたんじゃないでしょうか。
で、そんな中でも僕も今回ツイッターのスペースを開きながら、大体1時間から1時間半ぐらい一緒に皆さんと観測をさせていただいたっていう感じになるんですね。
で、怪奇月食、これ自体は1年前にも見れるものでしたし、その前も結構すぐだったような気がするので、
だったので、比較的珍しい現象ではないのかなっていうところになるものの、じゃあなんで月が赤く光るのか?なんていうところ?
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こういったところの理論的なお話っていうのをPodcastの中ではさせていただいたわけなんですね。
で、今回はその怪奇月食、つまり太陽、地球、月っていうところが一直線に並んで、太陽から届く光っていうのを地球が遮って、で月が赤くなるっていう現象だったわけなんですけど、
これと同じタイミングで惑星食って呼ばれるものが起きたんですね。この惑星食、食って食べるっていう字を書いて惑星食ですね。
で、これ何かっていうと月が惑星を隠すっていう、惑星を月が食べちゃうみたいな、そういうような現象として知られているものになります。
で、その中でも今回は天皇星が今回ですね、月に隠されたというような、そういう状況が発生しておりました。
で、実際にこれ惑星が月に食われるみたいなところについては全然1年間のうちに何回かあるっていうもの、だってこれ月の軌道がただただ見えている惑星の軌道と重なって一瞬隠すみたいなところなので、
そこまで騒ぎ立てるようなことじゃないのかなっていうふうに思いつつも、今回何が珍しいのかっていうと、怪奇月食が起こったタイミングでこの惑星食っていうのが発生したっていうところが重要な点になるんですよ。
で、なんか今回SNSとかで442年ぶりみたいなワードをよく見かけた方いるんじゃないかなと思うんですけど、
これね、語弊があるなぁと思ってるんで、僕はちゃんとポッドキャスト、宇宙話を聞いているリスナーのあなたにはもう絶対に押さえておいていただきたいポイントが一つあります。
今回見えている442年ぶりっていうのは、怪奇月食と天皇制がセットになったお話ではなくて、怪奇月食の間に惑星食が起きたタイミングが442年ぶりということで、
この天皇制に限った話ではないと。つまり、なんかもうちょっと広い意味での442年ぶりだったっていうところをですね、頭の片隅に押さえておいていただきたくて、前回は土星が怪奇月食の時に食われたと、土星食っていうのが行われて1580年にそれが起きたっていうところで440年ぶりって言われてるわけなんですよね。
そういった状況があってですね、別にこの食が起こったからって何があるのかっていうと、これはもう一言言ったら何もないです。別にただただ軌道が重なったっていうだけのお話なんですけど、こういう知ってる天文現象っていうのが2つ重なるみたいなところで注目度が高くなったのは非常に面白い部分だったんじゃないかなというふうに思っております。
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で、冒頭でもお話しした通り、僕は今回ツイッターのスペース開きながら常時30人ぐらいいるようなスペースずっとやらせていただいて、そこで裸眼でずっと家のベランダから僕は見てたんですよね。なので、その月が欠けていく姿は見えてるんですけど、リスナーの方々の中にはそれこそ双眼鏡で覗いてる人もいましたし、
あとは今回僕実は所属の研究室の広報担当みたいなものを勝手に任命されまして、というのも大学の、僕中央大学の宇宙物理学研究室っていうところで共同研究員やらせていただいてるんですね。
もうずっとそこで博士号まで取ったっていうところがあったので、その関係で研究のお手伝いっていうのをさせていただいてる状況なんですけど、その中で大学の屋上に今天文観測ドーム、いわゆるドーム状の建物の中に望遠鏡が今3つある。3つドームが建っていて、しかも東京ドームの横なんですよ。
写真の角度をうまく撮ると、東京の都心でドームを4つ画角に収めることができるっていうような、かなりレアな場所に望遠鏡の設置がされていて、そこで撮ったその望遠鏡に一眼レフを差し込んで撮った画像っていうのをホームページでどんどん更新していたんですよね。
なので、実はその画像を元に結構いろんな話をさせてもらっているというところで、それ実はギャラリーになっているので、ギャラリー形式のウェブページが作られているので、概要欄にちょっと貼っておくので、ぜひ皆さんも覗いてみていただきたいと。
で、今日のこのサムネイルっていうんですかね、アートワークも月食の画像になっていると思いますが、これは19時59分、いわゆる月食のピークのタイミングで、中央大学僕のいる研究室の望遠鏡で撮影されたものっていうところになっているので、ぜひですね、これがどうやって描けていったのかだったりとか、
あとはそれこそ今日、惑星食っていうところをメインテーマにお話しさせていただきましたが、惑星食の様子っていうのもしっかりと望遠鏡のパワー使って掴んでいるので、そのあたりちょっとですね、写真で楽しんでいただけたらと。
これ裸眼じゃ全然見えないので、そこら辺が結構注目ポイントかなっていうふうに思っていたりします。
これ結構実は感慨深いなって思う部分がいくつかあって、なんでかっていうと、僕が研究室に入ったタイミングとかって、1個目の天体ドームが立ってすぐとか1年後とかそれぐらいに入ったんですよね。
天文ドーム伝われるの面白いなと思いながら、ちょっとメインの研究はそこじゃなかったんですけど、そこからいろいろ機能の違う望遠鏡、もう1個立てたら面白いことできる、もう1個立てたら面白いことできるっていうところで、自分が研究室にいる間に3つも立ったんですよ。
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プラス2つ立って3つの望遠鏡の天体ドームっていうのができてっていうところが結構面白かったのと、あとはそれの間ずっと僕も運用してる人間の横にいたりしたわけなんですけど、その運用がまあ大変で、やっぱり精密機械、そして夜空の中の本当に一粒っていうところを観測しに行く制度っていうのが重要だったりしたので、なかなか苦労している姿を見ていたんですけど、
やっぱり学生のレベルって年々上がっていくんだなと思っていて、これを一眼レフつけて撮って、もう10分に1回職がどうやって進んでるかだったりとか、そういったところを更新できるまでのスキルっていうのがあるっていうのは本当にいい環境が出来上がってるなっていうのを感じて、
あとはローバシンっていうんですかね、なんかすごい先輩風を吹かせたくなるような、そんな成果を残してくれて非常に嬉しいなっていうところを思ったり、で、僕らが使い切れてなかった機能っていうところまでしっかりと広げていってくれる嬉しさっていうところも本当に感じているというところになってますね。
これ、日本全国で見た方たくさんいるだろうし、ただですね、どこよりも綺麗に月の画像っていうところが今回ギャラリーとして残せている研究室の成果だったりもすると思うので、ぜひですね、この辺りちょっと皆さんにも覗いていってほしいなというふうに思っておりますので、ぜひ確認してみてください。
ということで、今回はちょっと事後報告的になった惑星色っていうところは何っていうお話と、怪奇月食綺麗だったよねっていうところの皆さんに見ていただきたい画像集みたいなところのご紹介させていただきました。
明日はですね、なかなかビッグ、明日じゃないか、明日だ。この放送から見て明日はビッグなゲストとの収録が控えております。
12月はなかなかの面白いエピソード公開がどんどんと控えているようなそんな感じになってますので、これから是非応援のしがいがあるかなと思っているので、楽しみにしておいてください。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。