はい、ということで こちらのね連載、なんと29回目になりました。
いつだっけな、2020、えっと2023年の11月とかからかな。
10月とか、はい、そのぐらいからスタートさせた連載になっていて、そこから月に2回。 で、休まずここまで更新させてもらって、今回が29回というような感じですね。
なんかポッドキャストの数字の積み上がり方とは全然違うので、29回でも僕的にはすごい重いと。
イメージはあれですね、これを14倍したペースでポッドキャストはエピソード更新してるっていう感じなので、
それぐらいの重みって感じですね。14回だからすごいよな、14×30みたいな感じだよね。 すごいすごい。
はい、という感じで、まあとにかく続けてきたこの連載ですね。 で、どんな話今回するかっていうと、太陽フレアと生命に関するお話です。
で、これ、まあ2024年を通してだけまず考えると、5月、11月と2回東北だったり北海道だったり、
そういったところでオーロラが見えるっていうタイミングがあったのが、まあ記憶に新しいかなと思います。
で、あのタイミングでやっぱGPSがちょっとずれるとかね、そういった被害だったりとか、あとはそのタイミングじゃないけど、
SpaceXの打ち上げている、あの宇宙からインターネットを届けようっていうスターリンクですね。 あのスターリンクっていう衛星も打ち上げてすぐに太陽フレアの影響で20何機、30機ぐらいだったかな。
失われてしまったというような感じで、結構実被害も出てたんですよ。 で、過去には僕が専門でやっていたX先天文学の衛星が故障っていう形になって使い物にならなくなったりとか、
あとはカナダの一つの州が大規模停電になったりとか、まあとにかくね、 こうマイナスな被害を与えてきているのがこの太陽フレアだったわけなんですけど、
実は今、あんまりみんなに注目はされないところで、太陽フレアへの評価っていうのがぐっと上がっていそうな気もすると。
で、これ何かっていうと、生命誕生のきっかけが太陽フレアなんじゃないかっていうところですね。 で、生命の誕生のために必要な要素として、
これ、書籍の第3章、4章、すごい生物、生命っていうところでも紹介しましたが、水、有機物、エネルギーっていう、これが3種の神器みたいな形で存在するんですよ。
水、有機物、エネルギー。で、地球上はもう言わずもがな水めっちゃあるじゃないですか。
で、なんかこう太陽からくるエネルギーだったりとか、地熱だったりとか、そういったところでエネルギーも豊富にあると。
では、そこに反映するための生命の誕生に必要な有機物、一体どうやって生まれたのか。
で、これ今パッと聞いたときに思い浮かべるものが他にある人はめちゃめちゃ優秀ですね。 で、よく言われているのが、地球の外から有機物が運ばれてきたっていうパターンです。
宇宙空間にあった有機物っていうのが、どんどんどんどん入ってくるっていうような形。
ですね。で、これが結構、説としては強かったりもするかなっていう。なんでかっていうと、ほら、
ハヤブサ2があったじゃないですか。ハヤブサ2、まあもちろんこれ、今宇宙業界を目指している人たちだったら、結構ハヤブサに影響された人も多いっていう流れがあるんですけど、
このハヤブサ2が持ち帰ってきた太陽系の中の小惑星からの物質に、
アミノ酸だったりとか、あとカルボン酸といったような、まあそういったところが、あれ?カルボン酸まで見つかったんだっけな。
まあ発見されたと。アミノ酸が発見されたのかっていうふうに言われていて、このアミノ酸というのが、言ってしまえば有機物として認識できるわけですね。
で、その、そういった小惑星の中に有機物が見つかるってことは、隕石とかで地球に落ちてきたものが有機物を運んできたんじゃないかっていう説が、
まあなんか結構、説としては有力なんじゃなかろうかというふうに考えられていたりもするわけなんですね。
で、そんな中で、ただ、隕石ってそんなにたくさん落ちてこなかったりはするじゃないですか。
で、そのちょっとした有機物たちが地球の生命のこの多様性みたいなのを生み出す大きなきっかけになるのかっていうと、
ちょっと量少ないんじゃないの?みたいな。
で、それよりも大量に有機物を作れるっていうところで注目されているのが、まさに太陽フレアなんですね。
地球上の生命を支えているこの太陽。
で、この太陽フレアがバーって発生したときに、一体どういう状態が発生するのか。
というと、初期の地球の大気っていうのを模したガス。
これ2023年に行われた実験で、地球の当時の最初の方の地球の大気っていうのを模したガスですね。
今とは全然違って、酸素が多く含まれているものではなくて、都市ガスとして使われているようなメタンだったりとか、アンモニアだったりとか。
で、それに加えて水蒸気、二酸化炭素とかっていうふうに、そういったものが多く含まれるような大気だったと。
とても生命が生きやすいような空気ではない感じっていうのは伝わりますよね。
で、そんな空気っていうのを模したガスっていうのを実験室で再現して、
で、それに対して太陽フレアが放つような高エネルギーの粒子っていうのを、バコーンってそこのガスにドンドンドンってぶつけてあげたんですよ。
そうすると、ここのガスの中で、アミノ酸だったりとかカルボン酸っていうような、僕たちの体を作っているこの有機物っていうものの作り出すものっていうのが実際に作られたと、ガスの中から。
で、しかもこれが結構な量作られたっていうところらしいんですね。
つまり、ハヤブサ2みたいなのが見つけた天体からの有機物に比べて、巨大な太陽フレアが昔起きていれば、それだけで有機物を大量に作れたんじゃなかろうかというような、そういう実験結果が出ちゃってるんですよ。
で、しかも面白いことにね、ほら今って11年に1回の超巨大な、巨大な高い活動性を見せる太陽の状態じゃないですか。
で、これ面白いのが、星っていうのは若ければ若いほど活発なんですよね。
で、これ今太陽系って40何億年とかってなったら、この生命が誕生したタイミングいつなんだ、何十億年前とかっていうところとかを遡って見てみると、ね、これ遡っていくと、これ星が活発になっていくってことなんですよね。
つまり、巨大な太陽フレアを頻繁に起こしやすいっていうこと。
そうすると、じゃあ当時の地球の大気により、大量の高エネルギーの粒子たちがバーって注入されることになるから、大量にやっぱ有機物っていうのを作りやすかった、より作りやすい環境が当時あったんじゃないかっていうふうに考えると、
これは、なんか太陽のおかげでやっぱり僕たちって生まれてる、生きてるっていう話があるんじゃないのっていうところまで、今来てるわけなんですね。
ただ、これあくまで計算上の話になってきているので、これからこの類の検証とかがいろいろ行われていってね、
過去のことだから、実際に起きた現場を見るっていうのはなかなか難しいけど、この計算による検証っていうのはどんどん進んでいったときに、もしかしたら今話したような説っていうのが、
生命誕生のきっかけとして、常識として語られる日っていうのが来るかもしれないので、ぜひ皆さんね、頭の片隅に入れといてくれたら嬉しいなと思っております。よろしくお願いいたします。
ということで、今回のこの内容ですね。太陽フレアが実はリスクだけじゃなく、僕たち生命を生み出した大元なんじゃないか、そんなポジティブなお話させていただきました。
概要欄にリンク貼っておきますので、僕が連載で書いた記事の方ですね。今の話のベースになっているもの。
ぜひぜひ読んでみてください。多分文字で見るのと画像とか一緒に見るのだとだいぶ違うと思うので、要チェックでございます。
はい、ということで、じゃあそんな感じで今回のエピソードは以上にしていきましょう。
でですね、これ連載の中で実はこの読みたいっていうメディアには、週刊ランキングみたいなのがあるんですよ。
で、そこで実は今ある一つの僕の連載の記事が再びランクが上がっていると。
これ何かっていうと、満月と地震の関係性に関する話です。
で、こちらですね、今の放送のタイミング1月の14日の前の日ですね。1月の13日に九州の方で地震があったと思います。
でね、これで被害を受けた方とかもいると思いますので、そちらまずは安全を第一に行動していただけたらなというふうに思っておりますが、
なんかそれと合わせて学術研究で実は、宇宙の月と地震の関係っていうのが出てるっていうところ、注目度上がっているので、
このタイミングでちょっとお話しさせていただくのもアリなんじゃないかなと思っているので、
注目度が高まってるからこそね、っていうところでちょっとお話ししていきたいなと。
今見てるだけで、週刊ランキング6位なんですよ。
だからきっとこのタイミングで何か注目がされている部分っていうのがありそうなので、
そういった情報を欲している人のためにもちょっと明日はそちらのお話をしていきたいなと思っております。よろしくお願い致します。
アフタートークです。はい、ということでいかがでしたでしょうかね。
久しぶりになんか書籍被害の話をしたから、逆に新鮮だったかなと思います。
昨日まででなんかかなり本の話しすぎちゃったんで、どうしましょう。
久しぶりにあれの話しようか。月齢の話。
月齢カレンダーの話、全然してなかったですよね。
本日1月の14日がですね、なんと今夜は満月を迎えると。
まあ実際昨晩かなり綺麗でしたね。
あのXの方にも、いつも月の写真あげてくれてるみんなが宇宙話のハッシュタグつけてつぶやいてくれてたんで、
またちょっとね、今日の放送の後とかにでもリツイートさせていただこうかなと思うんですが、
今日まさに満月でございます。
で、その満月のタイミングって結局その時々刻々月の見え方って変わるので、
あのぴったり満月のタイミング実は11月の14日の朝7時なんですよ。
だから昨日の夜の方がもしかしたら正確には満月に近かったかもしれない。
ただまあ今日の夜も満月と言っても全然いいと思うので、皆さんぜひ夜空見上げてみてください。
で、あの1月の1日から月が満ち始めて、で次新月を迎えるのが1月の29日というような感じになっております。
ここから2週間でまたどんどんちっちゃくなっていく姿っていうのもね、
Podcastと一緒に楽しんでいきましょう。よろしくお願いします。
そんな感じで今回は以上にしていきます。
今回の話も面白いなと思ったらお手元のPodcastアプリでフォロー、フォローボタンの近くにある星マーク、
こちらでレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、
Xのハッシュタグ宇宙話、Spotifyのコメントコーナー、概要欄のお便りフォーム、
アップルポッドキャストのレビュー、YouTubeボイシーリッスンどこでもお待ちしております。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。