1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 1371. 地震も太陽フレアも天体..
2024-07-12 15:56

1371. 地震も太陽フレアも天体衝突も全部同じ法則で起きる!?

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ソース


00:04
2024年7月12日始まりました。 佐々木亮の宇宙話。
今日は、地震、そして火星での地震、太陽フレア、 いろんなところで見える
自然界に潜んでいる壁上測って呼ばれるもの。 こちらについてお話ししていきたいと思います。
今回の話は、 いろんなところに同じような法則が出ている。
僕たちの身近なところにある、地震って大きいの起きづらいじゃん、 みたいな、こういう当たり前に思っているところが、いろんなところで見えてるんだよっていう、そんなお話ですね。
ちょっとなんか不思議な気持ちになるエピソードなんじゃないかなと思いますので、 ぜひぜひ最後まで楽しんで聞いていただけたらと思います。
ということで、改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の
亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 今日でエピソードが1371話目になります。
あと30エピソードだから1ヶ月ぐらいで 1400になるのかと思うと、なんかちょっとそわそわしますね。
嬉しいなぁ。 この間思い返してみたら、もうそろそろで4年になる?
すごいなぁと思いながら、よく毎日続けてるなぁと思ってるんですけど、 これはまあみんな聞いてくれているおかげかなと思ってるんで、本当に感謝しています。
とにかくまずは1400話目指してやっていこうかなと思っております。
でですね、 恒例の月、今日の月どんな感じ?っていうのをお話ししていこうかと思うんですけど、
今日7月の12日はですね、あと2日したら こちら半月になるというような感じで、どんどんどんどん満月に近づいていきますね。
いやなんかこの間まで この間また満月見なかったっけ?って思うぐらい1ヶ月が早い気はするんですけど、
早い気はするけど逆に遅い気もするみたいな。 最近はやっぱり子育ての影響なのか、1日1日が長く感じてる気がしますね。
小学生以来とは言わないけど、なんか大人になってからめっちゃ 1日1日短くていつの間にか1年過ぎてたなぁみたいな感覚よりは
長く感じてるっていうのは 新鮮な
ところ、なんだその生活に新鮮味が出てるってことなんですかね。 なんか慣れでそう短く感じるって言うじゃないですか。本当なのかどうかわかんないですけど、
そんな感じで次の満月もすぐだなぁという状態ですね。 でまぁ半月見えるんで、もうほぼ半月で見えると思います。
03:02
ぜひぜひ皆さん夜空見上げてみてください。 x とかでつぶやいてくれてる声とかはね、めちゃめちゃ嬉しく見てますんで。
ぜひ皆さんの地域の月見せてください。 ということでじゃあ早速今日の本題に行きましょうか。
今日の本題は、いろんなところに見える歴状則と呼ばれる法則、 こちらについてお話ししていきたいと思います。
今日お話しするのは、地震にも太陽フレアにもいろんなところに見られる 歴状則と呼ばれる不思議な法則、こちらについてお話ししていきたいと思います。
歴状則、この言葉を聞いてピンとくる人は、 多分
まあ数学得意な人かなぁと思うんですよね。 けどやっぱ一般的にはそんなに何か歴状則って言われても何なんだろうみたいな。
ここを数学的にちゃんと説明しようとすると、ログとか出てくるんですよ。 嫌じゃないですか。
なので一旦そういう話は省いて、どんな感じの傾向が見えるのかみたいなお話ししていきたいと思います。
この歴状則が見えるのは、自然界には結構ありふれた状態なんですね。
例えば地震。 日本に住んでたら地震に悩まされるじゃないですか。
そんな中で、地震って頻繁に起こってるなっていう時と、 こういうのは滅多に起こんないよなっていうところと
どんな差があると思いますか。これはもう簡単で、 ちっちゃい規模の地震はかなり頻度高く起きる。
一方で巨大な地震っていうのはなかなか起きない。 これ僕たちの感覚的にはなんとなくありますよね。
これの関係性っていうのに、 歴状則と呼ばれるものが適用できます。
これ簡単に言うと、地震の場合、マグニチュードが1上がると、 その発生回数っていうのは10分の1になるっていう、
これ、いろんな観測から明らかになっている法則があるんですね。 そんな感じで、
ちょっとの変化でも一気に数値が変わってくるような、 この歴状則っていうのがあらゆるところで見えてくるわけです。
例えば、太陽フレア。
太陽フレアっていうのも、 この間、僕たちの身の回りでも、日本中いろんなところでオーロラ見えた、 みたいな話あったじゃないですか。
あのオーロラが見えた時も、やっぱり巨大なフレアが発生してたんですよ。 太陽フレアがね。
06:05
で、その太陽フレアの発生頻度っていうのも、 10倍大きくなると10分の1発生頻度になってきますよ、みたいな。
実は、そういう関係性が、これまでの観測で明らかになっているんですね。
しかも、この法則っていうのは、 太陽の活動性が高くなった時も、低くなった時も変わらなくて、
太陽の活動性が高くなっても、その全体的な発生頻度は増えるんだけど、
その10倍大きくなったら、頻度が10分の1になる、みたいな、その関係性、これは崩れないんですよ。
ただ、例えばレベル1みたいなフレアっていうのが、 例えば1日に1回起きますっていうパターンと、
レベル1が1日に2回起きますっていうのは、これは太陽の活動性によって、つまりあの11年周期の中で変わっていくんですけど、
じゃあ2回起きるものが、じゃあ10倍大きいのってどのくらい起きるんだろう、みたいな、その差分ですね。
ここは変わんないんですよ。面白いですよね。
で、この法則、歴常則って呼ばれるものが、地球だと地震、あとは宇宙だと太陽フレアでも見えてくると。
あとは、昨日お話ししたエピソードの中で、火星の地震、これも同じような法則に乗るよって話しましたし、
あとは、昨日紹介した火星に天体が衝突するっていう話、
あれも実は、衝突する天体の大きさ、衝突の規模ですね。これと発生頻度っていうのの間には、
歴常則が存在していると。 これもうね、いろんなところで本当に見えるんですよ。すごいですよ。
火山活動、火山噴火もそうです。噴火の規模。
あとは、SNSとか使った時に、なんかフォロー数、フォロワー数がめちゃめちゃいるっていう人と、フォロワーあんまりいないっていう人の差ってあるじゃないですか。
これの間にも歴常則って見えるし、都市の人口分布とかもそうだし、
あとは、森林火災、大規模な火災は稀だけど、小規模な火災はたくさん起きてるよとか、もうね、あらゆるところに出てくるんですよ。
歴常則。面白くて、なんか僕も正直、いろんな仕事で分析しても、最終的にその結果が出てくるっていうことが多くてですね。
例えば、白紙論文書いてる時に、僕は太陽フレアとかよりも100倍でかいとか、なんなら最大で言うと1000万倍大きいっていう規模のフレアの分析とかをしてたんですよ。
で、そういうフレア、100万倍とか10万倍とかっていうのがたくさんサンプルとして手元にあって、それらを使って、
09:04
じゃあ、発生頻度分布みたいなのを作ったらどうなるのかっていうのを試してみると、ここからも同じような歴常則が見られると。
で、これは太陽に似た星で起こるスーパーフレアっていう、まあ巨大なフレアでも見られてるしっていうので、
フレアの発生頻度にはこの歴常則が裏で隠れているよとかっていう話もあるんですね。
もうとにかくいろんなところで見えてくる、この歴常則。
で、この傾向に乗っているもの、グーテンベルグリフター則とかって言われるんですけど、特に地震を代表してね。
で、これが見られるところっていうのは、プラスで面白い特徴があって、いろんな条件が重なって発生する、何かこう限界値を超えて発生するもの。
だから、地震っていうのもプレートでガーってエネルギー溜まったものがあるタイミングで、その式なんかの値を超えてバンって起こるから地震になるじゃないですか。
フレアとかも、太陽が抱えている磁力のエネルギー、磁気エネルギーみたいなのを解放するときにバンとフレアが起きるというので、
このなんか、溜めて放つみたいな。で、ただこれが臨界点を超えるまでにいろんな複雑性とかがあって発生する現象だと、このベキジョーソーが見られるんですよ。
だからこの複雑性とカオス性っていうところが裏にあるからこそ、実はやっぱりこう地震の予測っていうのは難しいし、
太陽フレアの予測も全くないところからするのはなかなか難しかったりするというところが特徴として挙げられて、
けど僕たちの予測できないってなってるんだけど身の回りのことは大抵ベキジョーソーに乗ってるっていうこのなんとも、
歯がゆい感じがあるんですよ。けどなんでこの話したかっていうと、僕フレアの研究してた時もこのベキジョーソー見たし、それこそ昨日の
火星の表面での地震、そして火星に衝突する天体とかこの辺りでも見えてきたから、やっぱりいろんなところで見えてくるんだなと。
そして僕ら身近だったのは何年か前に流行りましたね。流行病、それこそコロナとか、ああいうのも大規模な感染拡大っていうのはなかなか起きない。
だからこそあの時みんなパニックになったわけじゃないですか。あの規模の感染っていうのはなかなか起きないけど、小規模のなんか風とかね、そういうのの感染はいろんなところでいっぱい起きてるみたいな。
こういうのをとにかく、あ、こういう傾向があるのってなんか自然なことだよねみたいなのをちょっとでもなんか感じてもらえたら面白いなぁと思って、今回はちょっとふわっとした話題なんですけど、このベキジョーソクっていう話
12:04
お話しさせていただきましたので、ぜひぜひね、皆さんちょっと意識してみると面白い側面が見えてくるんじゃないでしょうか。
はい、ということで、じゃあ今回は以上ですね。じゃあ次回、明日どんな話しようかなと思ってるんですけど、がっちり天文のお話ししていきましょうか。
ジェームス・エップ宇宙望遠鏡が133億光年彼方にある星の塊、星団を見つけたっていう話ですね。
また宇宙の歴史が一つ解明されるヒントが出てきたなぁと思って、かなり面白いポイントだと思ってますんで、明日も聞いてください。よろしくお願い致します。
ということで、アフタートークです。はい、ということで、今日は僕が結構話したい、なんか最新の論文というよりは、世の中のいろんなものの裏にある
法則みたいなものをちょっとね、紹介させていただきました。面白いなと思ったら是非ね、あの
歴史はべき定則で動くっていう本がね、マジで面白いんでチェックしてみてください。 ということで、じゃあいただいたコメントを読み上げさせていただきます。
リスナーネームしんさんからいただきました。Xのアカウントですね。 しん at 動画編集者さんからです。
うちの娘が宇宙話を聞いた内容をもとに宇宙辞典を作ってました。 ヤバい。宇宙話のロゴとかも書いてて可愛かったので是非見てください。
ということで写真ね、送っていただいてるんですけど、まさかこの宇宙話をベースにして
聞いたことをまとめてくれるような、まあ辞典だから きっとメモみたいに書いて太陽フレアって何なんだろう
月って何なんだろうみたいな色々書いてあるのかなと思いますね。 しかもこう宇宙話のアートワーク、ロゴっていうのも反映してくれてるのでめっちゃ嬉しいですね。
ありがとうございます。 もう一つ紹介しますね。リスナーネーム
イズさんからいただきました。これねシンプルで嬉しかったやつ。 生成AIじゃない人間が喋ってるんだって思えるのがいいと。
嬉しすぎますねこれ。なんか 僕普段AIの
導入とかサービス導入とかも色々こう コード書いたりしてやったりもしてるんですけど、この
生成AIめっちゃやっぱ有用なんですよね。 僕はあの世の中いろんなアンチの人がいるかもしれないですけど肯定派で
その天文の研究やってるところからAIの話って僕 勉強し始めたっていうのもあるぐらいなんでそうなんですけど
この話今度どっかにしようかな。 これからAIめっちゃ
台頭してくる中で AIにできない仕事ってしたいじゃないですか。こういう知識系は微妙なのかなと思うんですけど
見せ方次第かなと思うんで、できることやっていこうかなと思います。 コメントありがとうございました。
15:02
はい、ということで今日は以上にしていきたいとおもいます。 僕がもう一つやってるポッドキャストチャンネル
隣のデータ分析屋さんの最新話公開してます。 相方のたっちゃんの
企業物語。なんか頑張ってるなぁと思って、いつもとちょっと宇宙話と違うキャラもねそっちで楽しんでいただけたら嬉しいです。
今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー フォローボタンの近くにある星マーク
こちらでレビューいただけたら嬉しいです。番組の感想や宇宙に関する質問については twitter の
ハッシュタグ宇宙話または Spotify のQ&Aコーナー概要欄のお便りフォーム
Apple Podcastのレビューなどなどジャンジャンお待ちしております。 それではまた明日お会いしましょう。さよなら
15:56

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