今回は、極大期を迎えた太陽の活動性、こちらに関するお話をしていきたいと思います。
日本でもオーロラが見えるぐらい、でかい太陽フレアが発生して、そのタイミングで通信障害起きるかもしれないようとか、結構怖いニュース、いろいろ出てたと思うんですね。
ああいったところに直結する太陽の活動周期が一番高いところに入って、よりリスク高いよっていうのが発表されたので、こちらについてお話ししていこうと思っております。
ぜひ最後までお付き合いください。改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日でエピソードが1472話目を迎えてますね。 基本的には1話完結でお話ししているので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいなぁと思っております。
はいということで、 昨日とかは中国アメリカそれぞれが取り組む宇宙からインターネットを届けるサービスについてのお話ですね。
スペースXのスターリンクと、 中国がスタートさせた14000機とかの人工衛星打ち上げる
チアオファンだったかなっていうところの話させていただいたりしてるんで、ぜひ気になるところとか聞いていただけたらと思いますね。
はいということで、じゃあ早速今日の本題に行きましょうか。今日は太陽の活動性に関する話です。
はいということで、今回お話しするのは、太陽が今一番活動性の高い時期に突入したと
オフィシャルアナウンスがあったので、こちらについて改めてお話ししていこうかなというところです。 僕が光勢フレアっていうのは、太陽も含め他の星で起こる爆発現象、フレアですね。
これを研究していた関係で宇宙話では、もうとにかく太陽フレアご悲劇案件なわけですよ。
で、こないだオーロラ見えて、で5月にもオーロラ見えて、あれはまあ太陽フレアが起きたポジティブな面だよっていう話をしながらね、
太陽フレアがどれだけ怖いのかとか、太陽フレアに関する研究ってどれだけ進んでるのかみたいな、そんな話をどんどんどんどんさせていただきました。
で、そんな中で、今活動性めちゃめちゃ高いんだよねって言ってたけど、本当に高い時期を迎えたよっていうのが、今回出てまいりましたのでお話ししていこうかなと。
その名も極大気ですね。 太陽は11年周期っていうものを持っていて、その活動性が11年で高い時期と低い時期を繰り返していくと。
で、そんな中で、今はすごく高い時期になってたんだけど、それのピークに近づいたところ。 で、ここからだいたい1年ぐらいはこの
極大気っていう時期にずっと入っていくような感じになっていくかなと思いますね。 で、一応これ発表されたのがNASA、アメリカ航空宇宙局とアメリカ海洋大気局、
NOAAってとこですね。そう、あのここが何だろうな、多分気象庁みたいな日本でいうところの役割を担っていて、
宇宙天気とか、それこそなんか太陽の観測、常に観測して、それのスペースウェザーっていうリポートをどんどん出してくれているようなところが、これがNOAAってところなんですけど、
この2期間から、 先週の10月の15日ですね、2024年の10月15日に、
極大気入ったよーっていうような、そんなところが発表されました。 そう、このニュース見てて、あ、紹介しなきゃなーと思ってたのに、
もうポッドキャストやりながら、あの本も書いてバタバタして、頭がめっちゃかごちゃごちゃして、うわーってなってるタイミングだったんですっかり、
逃してしまっていたというような、そんな感じですね。 で、まぁ今回この活動周期、高い時期に入ったよ、極大気に入ったよっていうので、
じゃあ改めてどんな怖いことがあるのか、というとこだけおさらいしておければいいかなと思っていて、
まぁ太陽フレア発生して、フレア発生するとそこから爆風でものが噴出されてきて、 で、噴出されることによってその噴出物が地球にぶつかって、
地球の磁気を乱して、あらゆる被害を生んでくると。 で、例えばこれはGPSみたいなね、
即位システムに異常が出てきたりとか、あとは無線通信って実はこう、太陽の、地球じゃない、地球の磁気圏のそのところを反射させて通信をしていたりするので、
それが狂ったりとか、あとはオーロラが見やすくなるとか、そんな感じになってますね。
で、この、じゃあ11年周期で太陽の見た目ってどう変わるのかで言うと、
まあポッドキャストずっと聞いてくれてる人はなんとなくわかると思うんですけど、そのフレアが起きる、たくさん起きるから極大気っていうものではなくて、
この11年周期っていうのは、黒点の増減によって判断されています。
黒点の増減。太陽の表面って、実はよく見ると黒いつぶつぶ、ほくろみたいなのがあるんですよね。
このほくろみたいなものっていうのが、実はこの太陽の活動性を示す黒点と呼ばれるもの。
中学校の資料集とかに載っていたんじゃないかなっていうところで、一応みんな知ってることなのかな?
うーん、なんかあんまり僕、中学生の塾の先生とか、あの高校のとかも教えてたけど、
黒点なんて出てきたかなーっていうぐらいなんだけど、なんかいろんな人に聞くと大体そういう資料集ぐらいのレベルには載ってるよみたいな。
そうなんだーと思って。で、それの増減ですね。これがちょうど11年の周期でなっていくというようなところになってるんで、
その発生の個数とかを見ながら、今が極大気になってきてるよみたいなところですね。
その活動性の11年の周期があるっていうその波みたいなものも、縦軸が例えば黒点の数だったりとか、
っていうような指標になっていたりするんで、なんかどうやってその周期見てるんだろうっていうと、
黒点だよっていうのをどっかで言ってみてはいかがでしょうかっていう感じですかね。
やばいやばい、音鳴っちゃった。まあいいや。はい、ということで、で、そんな中で、じゃあ黒点がたくさんあるっていうところと太陽フレアいっぱい放たれるっていうところの関係性で言うと、
太陽フレアって黒点で起きるんですよね。
黒点で発生します。この黒点があるってことは、太陽フレアが発生しやすいっていうこと。
逆に黒点がないところでフレアが起きるっていうのはなかなかないというような感じです。で、なのでイメージとしては、
この間みたいに地球でオーロラがたくさん見える、日本でもオーロラ見えたみたいなタイミングっていうのは、結構事前にその危険性みたいなのはわかっていて、
太陽の黒点っていうのをモニターしてるんですよね、ずっと。モニターしてるからイメージとしては、重厚を、
太陽がいろんな拳銃を持ってて、黒点っていうのはその重厚であるみたいなイメージ。で、太陽っていうのは27日とかで一周するんですよ。
ぐーって一周してくるから、なんかこう、拳銃を構えながらぐるーっと回ってきて、あるタイミングでは黒点が僕たちの方向向いている。
だから拳銃でカチャってこっちに向けられてて、あとはいつ放たれるかわからないみたいな、そんな状態でいると。
だから、やばい、あの黒点回ってきたぞ、もしこっち向かって爆発起きたらやばいなっていうのは実は数日前からわかってたりはするんですよ。
で、そんな黒点があるっていうのがわかった上で、最近はAIの研究とかで24時間前とか、えーと、72時間前とかっていうぐらいのタイミングで、
だいたい8割ぐらいの精度でフレアが発生するかどうかっていうのもわかるので、結構、まあいい時代になってきたなと。
で、それでそっからフレアが発生して地球に影響を与えるまでに、また2,3日かかるわけですよね。
その爆発した瞬間っていうのは僕ら見えるんですよ。なぜなら、その信号って光によって僕たちに届いてくるから、
あ、爆発したっていうのはわかるんだけど、地球に対して影響を与えるのって、その爆発の光ではなくて、爆風なんですよね。
爆発によって吹き飛ばされてくる物質。そうするとそれらっていうのは光よりも全然遅いスピードで飛んでくるので、
地球と太陽の距離感の間をぐーっと高速で、高速っていうのは光の速度じゃなくてめっちゃ速いスピードでバーってくると。
で、それがぶつかるっていうまでのタイムラグが2,3日あるみたいなイメージ。だから今まではフレアが発生してやばいぞって言って2,3日で対策しなきゃいけなかったところが、
AIの登場によって、もしかしたら1日2日その猶予が伸びているみたいな、そんな状態にはなっているだろうなっていうところなので、少しは対策の仕様がある。
ただ、じゃあその太陽フレアの影響で地球が歪んできたよみたいな話になってきても、代替処断っていうのが基本的にはないんですよね。
だから、被害が最大化しないように抑えていく以外方法はないんですよ。 だから例えば、GPSずれるってなったらGPS使わないようにするとかしかできないし、
人工衛星に影響が出そうだったら人工衛星活動をちょっとストップして高さを上げるとかね。 あとはこれ、飛行機の中で受ける影響っていうのも実は強まるって言われていて、例えば放射線とか。
だからそれを運休するとか、電力も、電線に思いっきり過電流がかかって停電しちゃうとかっていうのであれば、
電線の先にそういう過剰な電流が流れても大丈夫なような仕組みを設定しておいて、一旦電気の供給止めるとかね。
まあとにかくできることはたくさんある。 けどあくまで対処療法というか対策をするに過ぎなくて、
何かこう、万弱な体制として迎えるっていうのはなかなか現状難しいんじゃないかなと。
ただ、まあそういった被害が出うるっていうところをね、ここから1年は少なくともちょっと構えておいてもいいかもしれない。
だって、今極大気入ったよっていう話ってことはですよ。 この間の巨大な太陽フレアも、5月に起きたオーロラが見えたような太陽フレアも、
一応極大気のものではないものが、あれを引き起こしているわけですから、 その影響力たるや、ここからちょっと危機感は高めておかないといけないかなというところで、
皆さんにはちょっとね、頭の片隅に太陽の活動を入れておいていただけたら嬉しいなと思って、こんな話させていただきました。
はい、とにかく何か大きな被害が出ないといいですね。 ということで、今回は以上にしていきたいと思います。
明日ですね。明日は、 ちょっと面白い話、あのなんだ、この最新トピックがっていうよりは、僕がいろいろ最近こう記事とか書いてて、
あれこれめっちゃおもろくね?って思ったのがあって、 ケプラーさんってわかりますか?ドイツの天文学者、ヨハネス・ケプラー。
この間、地動説・天動説、漫画地がアニメ化して話題になっているよっていう話させていただいたところがですね、
ケプラーの話させていただいたと思うんですけど、ケプラーの言及って地動説・天動説だけじゃないんですよね。
っていうところを何かちょっと伝えたいなぁと思って、その中でも特に、超新星爆発の名前にもなってるんですよ。実はケプラー。
ケプラー天体みたいなのがあるんですよね。ケプラーの超新星って言われるもの。 こちらをお話ししていこうかなと思います。実は徳川家康もその目で見ている。
そんな爆発だったりするんで、 ちょっと明日のエピソードは楽しみに、歴史とちょっと絡めて話していければと思っております。
アフタートークです。はい、ということで、 昨日ですねー
ちょっと 雑談というか、いやそんなことないか。あの結構ポッドキャストに関わることだ。
あの 昨日
amazon の amazon music スタジオ東京に行ってまいりました。 でこれ何かっていうと、まあ場所を聞いただけでピンと来た人いるかなと思うんですが、
東京の渋谷にあるスタジオなんですね。 amazon music が持ってる。 amazon music でこのポッドキャスト聞いてくれている人もいると思いますが、
11月の2日にですね、科学系ポッドキャストのイベント、 ポッドキャストシンポジウムっていうのを実施させていただくんですよ。
ありがたいことにチケットを2日で完売というような形になって、 あの後はしっかりと開催をしていくっていうところが鍵になっていくわけなんですけど、
まあそこで あの僕がね、場所取りだったりとかっていうのを進めていたので、
技術したみってやつに行ってきたんですよ。 どんなところに資料とか出せるかなーとか、どうやってマイク使えるかなーとか、
BGMってどこでかけよっかーとか、なんかいろいろね、 照明とかどうしよっかーみたいなのを、僕があのスタジオに行って見てきて、
あ、こんな感じでできるんだーっていうのをやってきました。
あのー、いい感じにできそうだなっていう。
なんかあれですかね、不穏な空気を感じ取っていた方は申し訳ないですが、全然大丈夫です。むしろあの当日のイメージがめちゃめちゃ湧いて、
ワクワクする、そんな下見でしたね。やっぱりなんかAmazonのスタジオってなかなか入れないじゃないですか。
僕らポッドキャスターの人とかも、なんか使っていいですよーとはなんか言われているもののですね、 なかなか使うタイミングがなくて、僕も
2年ぐらい前から言ってもらっていて、初めて実現したっていうような感じですね。 で、来ていただく方ももちろんAmazonのスタジオとか入るタイミングないかと思うんで、
そこをね、ちょっとやっぱ堪能してもらえるような形っていうのをしっかり作っていけたらと思っております。
いや、ワクワクです。ワクワクドキドキでございます。 っていうので、11月2日、きっと遊びに来てくれる方も宇宙話のリスナーの中にはいるんじゃないかなと思いますので、
しっかりと準備進んでるよっていうところ。で、当日の音源、多分来たくても来れないっていうこう、距離的にね、難しい人もいたと思うんですけど、
当日の音源の一部、まあうまくできたら、 ちょっとあんま期待しないでほしいんですけど、ちょっとお届けできたらなと思いますね。
ただまあ、来てくれた人が楽しんでもらったコンテンツでもあるので、本当に一部。 ちょろっと聞いてもらえるぐらい。
もうなんとなくできそうな気はしてるんで、そんな感じでちょっとポッドキャストシンポジウム自体も楽しみにしておいていただけたら嬉しいなと思っております。
よろしくお願いいたします。 ということで、じゃあここから多分イベントに向けて動きながら、
今週末からまたね、宇宙話の書籍、ありえない宇宙の見直しというか、そういうのがガーッと入っていきそうで、
またちょっとバタバタしそうですが、ぜひ応援していただけたら嬉しいなと思っております。よろしくお願いします。
今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くにある星マーク、 こちらでレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、Xのハッシュタグ宇宙話、またスポッティファイのQ&Aコーナー、
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。