地球外生命体を探って60年!SETI = Serch for Extraterrestrial Intelligence プロジェクトとは?20年前からまるでweb3な思想で進むプロジェクトを解説!
CROSSPODディレクターズカット版公開されました!!聴き逃した方、是非チェックしてください!銀シャリの橋本直さん、chelmicoの鈴木真海子さん、ありがとうございました!
お便りコーナーはこちら!
https://forms.gle/CmDJj6w9UCoz8HRn8
もう1つのチャンネル「となりのデータ分析屋さん」はこちら!
Spotify
https://open.spotify.com/show/0Gz5oreIawFvFbvRD13BQU
Apple
Amazon
Youtubeチャンネルも更新中
https://www.youtube.com/channel/UCHW6gg92z7E7hdnhbStpzTA
Instagram(ryo_astro)
https://www.instagram.com/ryo_astro/
個人ホームページはこちら!
Voicy
https://voicy.jp/channel/1726
Twitter(_ryo_astro)
https://twitter.com/_ryo_astro
note
ジングル作成:モリグチさんfromワクワクラジオ
https://open.spotify.com/show/3LYTJRlUlb9wU7geQyoDzE?si=c178010fd8154ea9
ソース
Credit :SETI@Home
00:02
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。 今回は、地球外知的生命体を本気で探す研究。
この研究、SETIについて紹介していきます。 このSETIというプロジェクトは、そのロマンティックな面だけじゃなくて、
民間の一般の人も参加した研究としても有名。 そして、今話題のWEB3の流れにも、実は先駆け的にもう2000年ぐらいから取り組んでたんじゃないかっていう側面だったりとか、
あとは映画にもなっていて、ジョディ・フォスターの映画で注目を集めていたとか、 かなり面白い面がたくさんあるので、その辺りをまるっと紹介していきながら、
最新の地球外生命体探査っていうところがどうなっているのかお話ししておりますので、 ぜひ最後までお付き合いください。
2023年8月6日始まりました、佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の亮が毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1032話目を迎えております。 1032話っていう数字聞くとうっと思うかもしれませんが、基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピック、気になるタイトル、その辺りからぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
ちなみに前回は殺人電子から人類を守る地球のバリアーに関するお話をさせていただいてたり、 ちょっと前とかだと宇宙飛行士の古川宇宙飛行士が今月宇宙行くんですけど、
宇宙飛行士って宇宙で何してんだろうっていうところで、宇宙飛行士の実験に注目したお話とかね、 させていただいておりました。
そんな感じで天文だったり宇宙開発だったり、 あとは宇宙ビジネスの話もちらほらしてたりするっていうところで、好きなところから、興味ある話題は1個ぐらいはあるんじゃないかなと思っている、そんなところでございます。
でですね、じゃあ今回どんなお話ししていこうかなっていうところなんですけど、 これ
地球外の知的生命体を発見する、 そこに本気で取り組んでいる研究者たちの研究、こちら紹介していきたいと思います。
これもうね、ロマンにあふれまくってますよね。 天文学とか宇宙開発の中でも一番ロマンがあるミッションなんじゃないかなって僕は思っているのが、
この地球外生命体、なんなら地球外の文明から発せられた光を取得しようとするようなこの研究ですね。 こちらなんですよ。
03:10
なんでこのタイミングで この調査の方法っていうのを紹介していこうと思ったかっていうと、最新の研究で地球外の文明から飛んできた信号、
こうやったら見つけられそうだ っていうような方法というか、新たな発展技術みたいなのが提案されたっていうニュースを見て、
あ、これ喋りたいな、ポッドキャストで、って思ったんですけど、 今まで地球外の文明を探査していく話なんて
してなかったんですよね。 これはまずいというようなところで、今回まずは地球外の文明を発見しに行こうとしている研究っていうのを
紹介していって、そこからお話を展開していければというところで、明日もこれで行こうかなと思ってるんですよね。
ということで、まあ早速そんな感じで行きたいと思います。 昨日の最後の予告でもお話ししましたが、皆さん、
SETI っていうプロジェクト知ってますか? SETI
SETI SETI ですね。 SETI SETI これ何かっていうと略称です。
Search for Extraterrestrial Intelligence というところで、 日本語訳すると、地球外知的生命体の探索というようなところで、もうまさに
文字のまま、 こんな研究を本当にやってるんだっていうところですよね。
宇宙空間から地球に届く電波、 電波っていうのを解析して、文明を持った
これ、エクストラテレスティアルインテリジェンスたちを、地球外生命体ですね、を 探していこうと。で彼らが発しているような信号っていうのが捉えられるんじゃないか
っていうところを元に進んでいるプロジェクトが、この SETI なんですよね。 実はこの SETI 自体の歴史っていうのはものすごく長くて、
SF 的な話ではなくて、本当に科学的に意義があるんじゃないかっていうような提案が されたのは、なんと1959年ですね。
1959年にコッコーニっていう方とモリソンっていう方がですね、研究、数値計算とかちゃんとして
Nature って呼ばれる、もう非常に今、権威のある雑誌に発表した論文から始まっているっていうふうに言われています。
で彼らは、地球外の文明が通信を行おうとするのであれば、宇宙に普遍的に存在している
中性水素原子っていう、水素からの光っていうのを使ってくるだろうと。 でそうするとこれ、なんで水素に注目したかっていうと一番普遍的だからですね。
06:11
僕たちの周りのものっていうのとか、そもそも宇宙空間ができて、この宇宙のベースになっているのって水素なんですよ。
だから元素の周期表をみんな覚えるときもね、水平理米で一番最初に水って出てくるじゃないですか、水素。
あれがもう一番ベースにあるから、あれ1なんですよ、重さ的には。だから1だから、1たす1は2にもなるし、2たす1で3とか4とかっていうのも作れるしっていうので、
すべての元素のまず多子算の ベースになっているのが水素っていうところで、まあまあまあ
使うなら水素だろう。で水素を使うんだったら電波で見えるんじゃないのか っていうような
提案がされてきたと。ここから始まるからやっぱり 人間が今までずっと考えてきたことは一緒なんですよ
1959年にちゃんと科学的に証明されたとはいえ やっぱりみんな知りたいのは
僕たちみたいな生命体、何なら文明を築くような知的生命体って呼ばれるものが 宇宙空間にいるかどうかっていうのが
本当に気になっているんですね でそういったところがあって論文で紹介された1959年から
まあ時間は経って25年とかですかね だった1984年にこの研究がスタートしていくというところでアメリカの
カリフォルニア州に設立された 設置の活動中心になっている施設からスタートしていって
2008年からはその電波を検出するための電波望遠鏡っていうのを使って 実際に観測がスタートしていたというようなところが
実際に動いていたところですね で2008年からどんどんどんどん稼働していって
実はねこれめちゃめちゃ悲しいことに 2020年に一旦休止してしまってるんですよ
2008年からスタートしているから約12年っていう研究がずっと行われて 地球外生命体を探査していくっていうような
もうその天文台の中でもちゃんと時間を確保してずっと見て見て見て データ分析してはダメだみたいなっていうところになっていく
そんなところになってたんですよね でこれまでにも実は面白い信号っていうのをいくつか宇宙から取得していて
ただそれも全部単発だったりして難しいなーっていうところになってたりするんですよ でこんな世知っていうプロジェクト
09:03
こんなロマンあふれてて宇宙好きの人がみんなは1回ぐらいは気になるであろう 宇宙に生命がいるのかっていうのを本気で研究してるっていうのはかなり面白い部分だと思うん
ですよね でここにも実はいくつか
特徴的なポイントがあってちょっと専門的というか エンジニアリング的な話も入ってくるんですけど
この 地球外生命体の探査をしようとするミッションというのは電波で
ものを検出していこうとしていると そしてこれいろんなところで同じような研究されてるんですけど
設置といえばカリフォルニア州にある アレン電波干渉系っていうところで電波干渉系これ電波望遠鏡って
パラボラアンテナみたいなので宇宙に向けて検出しようとするんですよ でこれ1個1個のパラボラアンテナだとやっぱり能力ちょっと弱いなっていうので
電波望遠鏡っていうのは10個とか20個とか なんならもっとの
電波のパラボラアンテナとかを使ってそれらのデータを組み合わせて 1個の巨大な望遠鏡にしていこうみたいなそういうテクニックが使われたりするんですよね
記憶に新しいところで言うとブラックホールの写真を撮ったっていうニュース 2年前3年前か3年から4年前ぐらいに出て
ブラックホールって本当にあるんだっていう赤いリングのやつですね あれを撮ったのもまさにこの電波望遠鏡っていう能力を使っていて
電波望遠鏡はそのいくつかの望遠鏡を組み合わせてデータを取るから そのブラックホールの写真撮った時っていうのは地球サイズの望遠鏡であるっていう話が出てたと思うん
ですけど あれまさにで南極から北極ぐらいまでの勢いで電波の望遠鏡というのを置いて
でそれらのデータを部分部分で組み合わせて まるで地球1個が望遠鏡になっているかのように
データを組み合わせて使っていたっていう意味での地球サイズの望遠鏡だったんですよね
あれによって電波望遠鏡っていうのの能力がすごい注目されたっていうのもあるし 僕が
研究をしてっていうところでやっぱり国からの研究費を取らなきゃいけなかった時が あるんですけど
ああいうのって今まさに成果がバコバコ出てる分野っていうところにお金の比重が置かれるんですよね
でそうなった時多分僕の 同世代での研究で一番注目されてたのはやっぱり電波あたりだったんじゃないかなと
個人的には思ってたりするというような感じで まあ電波かなりいろんなところで注目度は高まっていた
12:08
っていう感じなんですよね でそういったパラボラアンテナを組み合わせて何か信号を取得しようとするその電波望遠鏡の使い
方を使ってこの設置っていうのも行われていたというようなところです カリフォルニア州にあるアレン電波観賞計っていうところも
写真 正確な数はわかんないですけど20ぐらいとかはあってそれらのデータを組み合わせると
でこのここですごい面白い データの分析のされ方がされてて
これまさに今世界中で話題になっている web 3っていう観点
そしてシチズンサイエンスとかオープンサイエンスとかって呼ばれるような そういったところがふんだんに盛り込まれているのが実はこの設置っていう
プロジェクトなんですよ ここらへんのなんかこう
web 3的なデータ分析の話みたいなところは 僕がもう1個やってるポッドキャストの方でもちらほらお話ししてるんですね
隣のデータ分析屋さんという方で なのでそういうのはまぁそっち聞いていただけたらいいかなと思うんですけど
これ何がすごいかっていうとその電波望遠鏡で使ってるデータ量って えげつない量になるんですよ
僕の研究室の1個下の後輩がそういう電波望遠鏡を使った研究とかをやっていて そうすると彼が例えば
数日分の天体のデータを外部の研究所で電波望遠鏡で取得したっていうふうになると 本当にデータ量がテラとか余裕でいくんですよ
確か で だからどういうふうにデータを転送していくかっていうと
これ 僕らがやってた方法はハードディスク送って
でそのハードこのハードディスク使ってみたいな感じでそのハードも提供して向こうで データを取得しまくってくれるみたいな
そういったところなんですよね だからもう1日毎日ガーって稼働してたらその場で使われるハードディスクとかの容量じゃもう全然足りなくなっちゃう
そこからもちろんデータ分析しやすいように加工すると容量っていうのは落としていったりできるんですけど
もともと一番大元になるデータっていうのはやっぱりその後の研究とかにも使うから保持はしておきたいけど
もうどうしようもないからちょっとじゃあ2テラのハードディスクを送りますみたいな いうような感じでデータの取得とかっていうところを手伝ってたりしてたんですよね
だからそのぐらいのデータ量を処理して しかも見つかるかわかんない信号を何とか見つけようとするっていうふうにすると何が足りなくなるかっていうともうパソコンの
15:01
マシンのパワーが足りなくなるんですよね もうだってなんとなくわかるじゃないですか
そもそもパソコンとかに何テラとかのハードディスクをぶち込んでやってたりもする人いる けどそれにやっぱエネルギーめちゃめちゃかかるんですよね
でしかもそれを分析していかなきゃいけないっていうところでまずいと 1研究所じゃそんなことはできない
なんならこの研究っていうのは財団からお金をもらっていたりだとか非営利法人が運営していたりとか っていうのでお金を確保していったりしなきゃいけない
というようなところでじゃあどうやってこのデータの分析をやっていくか これ民間の市民のパソコンを借りまくって
分散処理させてたんですよ これマジですごくて
これ世知アットホームっていうプロジェクトが1999年に始まったんですけど これ何かっていうと取得したデータの処理っていうのをデータを分散させて
家庭にあるパソコンでみんなにちょっとずつやってもらうっていう分散処理をして そのデータをかき集めて1個の綺麗なデータを作るみたいなことをやっていたんですよね
これまさに民間の市民が参加するシチズンサイエンスっていうところを体現しているし やっぱり
今まさに分散処理とか分散保有みたいな考え方がweb3とか出てきてるんですけど それのマジで先駆け
でこれ20年間のこのプロジェクト進行している中で 170万人以上の参加者が自分のコンピューターの空き時間を提供してくれたんですよ
170万人ですよ すごくないですか
でそれのおかげで20年間のこのコンピューティングプロジェクトっていうところがしっかりと進んで 設置の研究っていうのがちゃんと下支えされていたというようなところが始まったのが
本当にすごい部分かなと思ってるです僕は でこれのおかげで多分データが今たくさん溜まっていてこれからはそのデータを分析していく
フェーズであるっていうところになっているみたいなので これからどうやって結果が出てくるのか
もしかしたら本当に地球外生命体の信号をキャッチしていたかもしれないとか そういったところが今後見えてくるんじゃないかなというところでかなりワクワクして
ます でこれの実は多分170万人とかが参加できるそのベースを作ったのって多分映画とかの
ブランディングだったりもするんですよね コンタクトっていう映画見たことないですかねコンタクトっていう映画これはね
ジョディフォスターがやってるからもう結構な 有名映画なんですよ
ジョディフォスターが主演になっていてこの設置のプロジェクトのところで働いている 研究者が主役それがジョディフォスターっていうところになっていて
18:06
地球外生命体を発見していくみたいなところを 描いたところになっているからこれによって多分資金とかも集まっただろうし
でそれに加えて市民が参加したいっていう意欲も湧いただろうしっていうようなところで やっぱりコンテンツの力ってすごいなぁと思いましたね
まあちょっとまた明日も話そうかなと思うんですけど 映画 今度映画じゃないや
Netflixオリジナルでスタートする世界的爆発大ヒットSF小説3体ですね 1年半前とかは3体の解説依頼とかめっちゃ来てたんで
僕も解説してたんですけどポッドキャストで そこを考えるとここからまた盛り上がっていく分野なんですよね
なら明日とかにもいろいろ話すのでちょっと一緒に聞いていただけたら嬉しいなぁと思っておりますので
引き続き楽しみにしておいてください ということで今回は地球外知的生命体を探す設置っていうプロジェクト紹介させていただきました
ということで今回の本題以上になりまして 今日ですね2023年8月6日日曜日は18時40分から日本放送の
黒スポットっていうポッドキャストに僕出演させていただいております これが後編ですね先週前編公開されて
日本放送での収録嬉しかったなーっていうところと でまぁここからさらに深い宇宙の話を銀シャリの橋本さんと
チェルミコの鈴木まみ子さんとさせてもらうっていうようなところになっていて でなんで今回これ地球外生命体の話になったかっていうと
鈴木まみ子さんから宇宙人いるんですかって聞かれて っていうような会話があったんですよ
でだからこそ このタイミングでポッドキャストでそういう話も聞いてほしいなっていうところになりますね
あと僕が人にそうやって聞かれたらなんて答えてんだろうみたいなところはぜひラジオで 聞いていただけたら嬉しいなと
ラジオに聞きに行ってもらうことで そういう新しい
ねあのこういうふうに説明するんだみたいなところを見えてきたりすると思うので そちらもぜひちょっとチェックしてみていただけたらと思います
でこのラジオ番組に関してはまあ普通に日本放送で放送されるだけじゃなくて アフタートークも含めそしてあの本編ではカットされた部分も含め
アマゾンミュージックのポッドキャストでディレクターズカット版というのが公開されてます だから先週の聞き逃した方はそちらも聞けますし今日のやつも明日
ベッドディレクターズカット版が公開されるっていうところになってますので両方とも 楽しんでいただけたらと思っております
であの収録のタイミングでお手紙とかくださった方たくさんいたので本当にありがたい なぁと思ってちょっと明日そのあたりのお話もしていこうかなと思っておりますので明日の
21:08
放送も引き続き楽しみにしておいてください 今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー
ボタンの近くにあるレビューぜひ宜しくお願い致します 番組の感想や宇宙に関する質問についてはツイッターのハッシュタグ宇宙話
または概要欄にあるお便りコーナーだったり spotify の q & a コーナーからじゃんじゃんお寄せください それではまた明日お会いしましょうさようなら
21:43
コメント
スクロール