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始まりました、佐々木亮の宇宙話。
普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします。こちらのポッドキャスト。
本日はですね、はやぶさ2が上陸したリュウグウは、かなり乾いた、乾燥した惑星だったと。小惑星だったというようなお話をしていきたいと思います。
こちらはですね、先日というかちょっと前にかなり話題になった、はやぶさ2が上陸したことでも知られる、小惑星リュウグウですね。
これが、実ははやぶさ2が行ったり来たりというので、かなり話題になってましたけど、
この実際にやって集めてきた物質からどういうことがわかったのか、みたいなところって、実はあまり注目されてないんじゃないかなっていうのがあったんで、
そちらの研究結果について今回はお話しできればなと思ってますので、ぜひ最後までお付き合いいただければと思います。よろしくお願いいたします。
それではですね、早速毎日の活動報告、緊急報告になりますと、
今日は休みの中ですね、明日の発表資料作りと、今日は結構いろいろやりましたね。
YouTube動画3本やって、それで今ポッドキャストを撮って、
あと、ノートの記事も1つ公開しましたね。
といった感じで、時間の余裕ができたのをすごい実感しながら、いい休日を過ごせてるかなというような実感をしております。
で、やっぱ白紙論文で追い詰められてから、なかなかそういう発信活動っていうのはポッドキャスト以外でできていなかったので、
いろんなことを並行してやってるときの方が精神衛生上めちゃめちゃいいってことを再実感しております。
それでやっぱりポッドキャストだけだと声だけになっちゃうじゃないですか。
この今生配信をするときにすごい気になっていたのが、やっぱり宇宙ってめっちゃ綺麗な星とか、
そういうところを見ながら魅力を感じる分野でもあったりすると思うので、声だけでどれだけ伝えれるかななんていう不安があったんですよね。
で、実際に興味持ってくださっている方がたくさんいるっていうのがわかったので、それはそれでいいんですが、
やっぱり実際の観測した綺麗な絵だったりとかっていうのがあった方が伝わるものは伝わるんだろうなっていうのはあるので、
自分の顔を打っていくとともに、そういったところでまた宇宙の理解を進めてもらえたらいいなと思って、
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YouTubeも再開しようというところで動画を取りだめ、編集をし、どんどん公開していくと思っておりますので、
チャンネル登録してお待ちください。
ちゃんと更新するための材料が揃えつつあります。
そんな感じで、今日はやってました。
明日のでっかい発表会はですね、朝一、しかも初っ端なので爪痕を残してですね、
なんとか評価されるような発表ができればと思っております。
今11時でこれ撮ってるんですけど、最後また見直してですね、
しっかり時間内に終わらせられるよう工夫して本番臨みたいと思ってますので、
明日どんな結果になってるかお楽しみいただければと思っています。
それでは早速今日の本題入っていきましょうか。
今日の本題はですね、はやぶさ2が上陸した竜宮、小惑星竜宮が、
実はすごく乾いた惑星だったというお話をしていきたいと思います。
こちらはちょっと前に話題になった、はやぶさ2が持って帰ってきたサンプルでかなり話題になったじゃないですか、竜宮って。
それが実際にはやぶさ2が上陸し、その表面で竜宮の地表とかっていうのを観測したときに出た結果ですね。
そちらを今回紹介していこうというような形になってます。
これなんでそもそも小惑星に行く必要があったのかっていうところ、そもそものお話になるんですけど、
こういう小惑星とかみたいな岩石の塊っていうのはどういうふうにできるかっていうと、
もともとあった星とかが例えば粉々に砕けて、それの一部が太陽系の中を浮遊してるっていう状態であったりだとか、
そういうことがあった場合ですね、もともとの星の情報っていうのを蓄えてる可能性が非常に高いというところが、
小惑星にはあります。
宇宙の研究をしている中で一つまだ大きい課題として残っているものがあって、
それが太陽系はどうやってできたのかという大きい目的がある中で、
まだ太陽系の生成、太陽系ができたことの理解っていうのは進んでないんですね。
そうすると、もともと小惑星の元になった星とかも、太陽系ができたときの情報を持っていたとすれば、
その星が粉々になってできた小惑星にもその情報っていうのが残っていると。
つまり小惑星を研究するということは、
最終的にはこの太陽系の歴史っていうところを解き明かそうとするような、
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そういう大目的が裏には存在してるんですね。
なので、今回のこのハヤブサ2、技術がすごい云々とかというよりは、やっぱりそういう科学的な目的が裏にあると。
今回はですね、このハヤブサ2が到着した小惑星リュウグウっていうのが、
どれだけ水を保持しているのか、水がどれくらいあるのかっていうところを調査していきたいというのが、
研究として挙げられておりました。
簡単に結論を言うと、この小惑星、めちゃめちゃ水少ないです。
めっちゃ水少ないですね。
この水が少ないっていう状況、どうやってできたのかっていうのは、いくつか説があったんですね。
まずは小惑星ができるときに、もともとの天体が粉々になって、衝突とかで粉々になってできた破片がくっついたと。
そうなったときに、じゃあもともとの天体がすごい水分を持っていなかったのか、
はたまた砕け散ったとき、またその砕け散ったやつが新しくくっついて一つの小惑星を作るとき。
このときに水が蒸発してしまったりとか、っていうようなことがあったんじゃないかっていう様々な説があったんですね。
あとはもう一つか。もう一つは、リュウグウっていう小惑星ができた後ですね。
太陽に、これも太陽系の中にいる天体なので、太陽に近づいたり離れたりっていう動きをするんですけど、
太陽に近づいたときにその熱によって水が吹き飛ばされたんじゃないかっていう説も考えられていたんですよ。
そうすると、例えば外から熱せられて水がなくなった場合っていうのは、
表面には水がないけど内側にも水があってもいいじゃないですか。
ただですね、今回このハヤブサ2がリュウグウの表面に行って、表面ぶっ壊したりしたじゃないですか。
表面ぶっ壊して水がどれぐらい内側にもあるのかっていうのを研究してあげたんですね。
そうすると、その表面にこんだけ水がないのって分かってたんですけど、さらに奥まで行っても全然水ないんですね。
つまり、表面でも地下深くでも水がないっていうことが分かったっていうことは、そもそもリュウグウ自体に水があまりないと。
太陽とかの力ではなくて、作られたときから水がないんじゃないかっていうような結論に立ったんですね。
その結論に至るっていうことは、もともとリュウグウが作られる前の、もともとの天体が衝突ないしなんかでこなごなになっちゃった、
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その天体っていうの自体もかなり乾燥していたっていう状況が容易に想像がつくっていうところで、
もともとの水分量が少ない星ができていた。そんなところに今回の研究の結論は置かれている感じですね。
そう考えると、やっぱり生命ができるかどうかっていうのは、水ってかなり重要じゃないですか。
その水の重要性っていうのを考えると、この惑星が作られたときに水ができるっていう奇跡度合いと言いますか。
地球がどれだけ恵まれているのかなっていうのを再実感するような研究結果ですよね。
今回のこれによって、また太陽系全体では実は水っていうのは本当に貴重なものだっていうのが将来的に分かるのかもしれませんと言ったところで、今回の話は以上にさせていただきます。
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番組の感想や宇宙に関する質問についてはTwitterで募集しております。
ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになっておりますので、ぜひ皆さんの感想をどんどんお伝えしてくれればいいなと思っております。
それでは早速、Twitterでいただいたコメントを読み上げさせていただきます。
Twitterネーム東山水力療養さんからいただきました。
お勧めで出てきたので、Into the Nightというフランスのネットフリーオリジナルを見ていたら、物語のきっかけが太陽の磁極反転。
11年ごとにぬんぬんとさらっと語られているSFなんだけど、登場人物の心理描写を中心に描かれたあたりがフランスの作品っぽくて面白い。
こちらの磁極反転がポッドキャストで紹介されていたので、Twitterでコメントをいただきました。
宇宙話で、ちょっと前に太陽の磁極が反転してるっていうようなお話。地球の磁極も反転するよっていう話をさせていただいたんですけど、
このInto the Nightというフランスの映画ですかね、自分もちょっと覗いてみようかなと思いました。
続いてはですね、もう一つコメントを紹介させていただきます。
Twitterネームまーやさんからいただきました。
アルマゲドンは無理。面白かったのでやべえ宇宙の話。Kindleでポチ。
去年のニュースなんとなく思い出しましたよ。
今後はりょうさんのおかげで宇宙のニュースがもっと身近になりそうですというコメントをいただきました。
ありがとうございます。
そうですね、最近よくコメントでいただけるのが、私のこのポッドキャストを聞いてくださったのをきっかけに宇宙のニュースっていうところにアンテナを張るような生活になりましたと言ったところで、
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ちょっとこの生活のリズムとかもポッドキャストを中心に動いてくれてるのはちょっとおかがましいですけど、
そんな感じで宇宙への興味っていうのを持ってくださる方が増えたっていうのは本当に嬉しく思っております。
そんな感じでですね、明日も毎日更新していきますので、とりあえず明日の発表結果をお楽しみください。
それではまたお会いしましょう。さよなら。