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ジングル作成:モリグチさんfromワクワクラジオ
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サマリー
今回のエピソードでは、太陽フレアが発生した時に地球上で起こる具体的な被害や影響について、科学的な視点で詳しく説明しています。そして、詳しい情報を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。2017年に太陽フレアが発生し、それが地球に与える影響が心配されるようになりました。そのため、宇宙の気象に対する危機感が高まり、対策が重要視されるようになっています。
太陽フレアによる地上への影響
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております。宇宙話。今回はフレア特集ということで、太陽フレアが発生したときに地球上に起こる実被害。
この実被害は、科学的にどういう現象が起きたから発生したのか、その角度で掘り下げていきたいと思います。
ここは結構、科学研究をがっつりやってきた、白紙豪文字の私の専門分野になってくるんじゃないかなと思っておりますので、ぜひ最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。
それでは、どうぞ。
2023年12月11日、始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに。
天文学で白紙豪を取得した専門家のりょうが、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが、こちら、1157話目を迎えるというところになっておりますね。
基本的には毎日お届けしておりまして、1話完結なので、ぜひ過去の回も聞いていただけたら嬉しいです。
あ、1158話目だった。申し訳ないですね。
はい、で、まあ昨日、
双子座流星群すごいよーっていう話をしつつ、
最近日曜日は、その前1週間どんなこと話してたかみたいな振り返りの特集をしてきているので、
そのあたり聞いてもらいながら、先週1週間どれが面白かったかなーとかは振り返ってくれたら嬉しいなと思います。
でも今、全然流れ星見れると思うんですよね。
ピークはもうちょっと先だけど、14日から15日っていう。
ただ、まあ、それの前後、まあ数日間とかは見れるから、みんなね、流れ星見つけたら、いろんなところからコメントくれたら嬉しいなと思っております。
で、最近は、そうだ、ポッドキャストの始めに月齢の話もしてますね。
12月11日は、まあ13日が新月っていうことで、もうかなり月が細々となってきてるんじゃないかなと思います。
すごい細くて。
細くなっているこの月の様子とかもね、見ながら。
で、しかもあれなんですよ。
この流星群が始まるタイミングが結構新月ドンピシャみたいな感じなんですよね。
新月ドンピシャだから何がいいかっていうと、
満月あるとめっちゃ見づらいんですよ、星って。
でも新月だったら結構、夜空、光が抑えられて、流星群めっちゃ見やすいみたいな。
そんな感じになってるから、
ぜひですね、流星群これマジチャンスなんで。
明日とか、ちょっと東京とかはあんま天気良くないらしい。
明後日も微妙って言ってたかなってなってたから、
まあ実は、極大の14日の4日とかに聞くのが一番いいのかもしれないですね。
はい、ということで、まあ月の予報とかもいろいろしていって、
みんなに宇宙の観測を楽しんでくれたらいいなと思ってやっておりますので、
ぜひ毎日聞いていただけたら嬉しいです。
ということで、
じゃあ本題行きますか。
今日の本題は、まあ今、フレア特集っていうのをやってるんですよね。
太陽フレアみたいな、星の表面で起こる爆発現象です。
このフレアの特集してるんですけど、
みんなにはちょっと今日、怖い思いをしてもらおうかなと思ってます。
どういうことかっていうと、
フレアが発生したときに、地球上だったりとか、地球の周りで発生する実被害みたいなところが、
今回はちょっと科学的な目線で話していこうかなと思っております。
科学的な視点、どういうことかっていうと、
実は先週もそんなような話したんですよね。
太陽フレアが発生したことで、5兆円規模の被害が出るんじゃないかって言ってて、
いろんな被害の例を紹介したんですけど、
それ、あくまで被害なんですよね。
で、じゃあ、
どういう被害が発生するのか、みたいなところのお話を今回はしていこうと思っております。
中学校の理科の授業とか思い出してくれたらめっちゃいいのかなと思ってて、
じゃあ、いきますね。
誘導電流と通信への影響
まず、太陽フレアってそもそも怖いと思ってる?っていう話があるんですよ。
ちゃんと怖いと思ってる?みんな。
ね、これ、かなり怖いと思います。
僕たちは太陽に生かされているわけなんですけど、
逆に、こう、殺されてしまうっていう危険性もちゃんと感じておかなきゃいけないんですよね。
で、一番その太陽の被害で、太陽フレアの被害で一番語られるネタっていうのが、
これ、1989年まで遡ります。
1989年に、まあ、比較的大きい太陽フレアが発生したときに、
カナダのケベック州が全部、
全部じゃないな。
一部が停電して、これ、9時間停電して、600万人に影響が出て、っていうような、
そんな状態が発生したんですよね。
で、これ、これ自体で、ほんとね、何兆円っていう損失があったよっていうので、
怖い怖いっていう話をしたんですけど、
これ、なんで発生するか。
ピンときますか?みんな。
これ、なんで発生するかっていうと、
理科の授業を思い出しましょう。
やだやだって言わないでね。
簡単に説明すると、太陽フレア発生するよね。
で、太陽フレア発生して、
太陽フレアが発生したときに、
まあ、電気を帯びた粒子とかが地球に飛んでくると。
で、地球に飛んできたやつが、
まあ、宇宙と地球のこの空間の境目にあるような、
まあ、磁力を持っている、磁気圏って呼ばれるとこだったり、
そういったところと、
相互作用を起こして、
こう、空が乱れる。
空の電気的な、磁気的な性質が乱れていくっていう状態が発生します。
これが太陽フレアによる影響ですね。
そうすると、何が起きたかっていうと、
その上空の磁気が歪むことによって、
そのアンバランスさで、
なんと地上にある送電線に、
誘導電流と呼ばれるものが流れてしまったと。
誘導電流。
覚えてますかね?
ちょっと頭の中頑張って、
10台に戻してみようか。
ってなってきたときに、
なんかコイルがあって、
コイルに、
棒磁石を突っ込んだら、
電流計振れるみたいな。
覚えてません?
磁力を持っているものを、
電気的な性質を一定、
通しやすい場所に対して、
動かしてあげると、
まあ、磁石を動かすと、
磁石を動かしているから、
磁場が動くんだよね。
で、磁場が動くから、
その分、電気的な性質も動かされる。
それによって、
回路に電流が流れる。
っていうのを、コイルに対して、
棒磁石を突っ込んだり、
引っこ抜いたりしながらやると、
電流が振れるっていう、
そういう実験やったことある。
記憶がみんなの頭の中にあったら、
嬉しいなっていう。
それがまさに、誘導電流って呼ばれるもので、
この、地球規模バージョン。
規模やばいっすよね。
で、そういった規模で、
発生したからこそ、
電線に、電気がドバーって流れて、
で、ドバーって流れたことによって、
変圧器とかね、
そういう電気を運ぶ仕組みのところに、
負荷がかかって、
で、そこでバチンと止まって、
停電が起きたと。
いうような状況になるのが、
この太陽フレアによる影響の一つですね。
で、この、
GPSなどの機器への影響
誘導電流の、
誘導電流とか、
その磁気的なところを動かして、
地上の電気に影響を与えるっていうのは、
太陽フレアが出す、
実被害のうちの、
ほんの一部なんだよね。
これほんの一部で、
他にどんなことがあるかっていうと、
これ、
通信に対する、
悪影響っていうのも指摘されてます。
これ、
2017年に発生したフレアが、
これを起こしてて、
実はこれのせいで、
世界中の、
宇宙機関、
特に日本の宇宙機関とかの、
あと国の政策の中で、
太陽フレア、
なめちゃいかんなっていう、
雰囲気が出てきたんでね。
っていう状況があって、
じゃあ、
どんなことが起きたのかっていうと、
太陽フレア、
比較的大きいのが発生します。
で、発生したことによって、
太陽の表面にある物質だったりとか、
電気を帯びた物質っていうのが、
地球に降り注ぐ。
あとは、
爆発が起きたから、
その分、強い放射線が放射されて、
放射されたことによって、
その放射線も、
地球の大気に対して、
影響を与えるというような、
ダブルパンチが発生するとですね、
これ何が起こるか。
まず一つは、
通信関連ですね。
こういった電気的な性質によって、
磁気圏だったり、電離圏って呼ばれるものが、
乱れると、
まず僕たちも、
たぶん毎日使ってんじゃないかな。
GPSとかの、
いわゆる、
測位情報。位置を測定するような、
もの。
あれって、
宇宙からの通信に頼ってるんですよね。
宇宙から飛んできた電波とかを拾いながら、
その、
衛星との距離感とかで、
自分がどこにいるかみたいな、
状態を把握できるっていうものに対して、
あれ、カーナビとか、
スマートフォンとか、いろんなところに、
位置を測定する、
機械が搭載されてるじゃないですか。
あれの、
精度が、太陽フレアの影響で、
一気に劣化したと。
一時的なものなんですけど、
劣化した、っていうことがあるんですよ。
で、まあ、これからの時代は、
こういう、
GPSのデータ使って、
なおかつAIでの判断とかもして、
で、これによって、
自動運転とか、
どんどん発展していくわけじゃないですか。
もう、位置情報を使って、
サービスのほうが少ないんじゃないの?
みたいな、って思えるぐらい、
そういうのってたくさんあるから、
その影響って、
2017年の時点でもすごかったけど、
そっから、もう、
6年、何だろう、もう7年ぐらい
経とうとしてるのかな、っていう状況の中で、
どれだけそれがやばいか、
っていう話、になってくる。
まあ、実際そうですよね。
だって、もう、
自分の位置、
何かしらで絶対測定するもんな。
よくあるのは、
お花火使ってて、
ブーって走ってたら、
わけわかんないとこ走っちゃう、みたいな。
あれみたいなものが、
太陽フレアのせいで発生する、
っていうことですね。
で、とか、あとは、
その時、当時ですね、2017年に、
カリブ海で、
ハリケーンが起きて、
やばいぞーってなってるときの、
それの救援作業っていうのを行っていた、
タイミングで、
その無線通信っていうのが、
使えなくなってしまう。
っていうところが起きたりとか、
あとは、南米の飛行機の通信が、
約90分間、
途絶してしまうっていう状況、
が発生したと。
もう、航空機90分通信できないなんて、
怖くてしょうがなくないですか。
ね。
だって、ああいうのって、
完璧に位置把握されてて、
で、
通信してることによって、
太陽フレアの影響と宇宙天気
着陸とかも、
なんかあれって、見えなくても行けるとかってあるじゃないですか。
それが、位置情報も使えなくなるし、
通信も使えなくなるし、
っていうところで、
かなり危ないですよね。
まあ、そういったところが、
発生したのが2017年。
で、この2017年に、
こういうことが起きたせいで、
あれみたいな、
俺たちのこの、
普段の生活って、
太陽の活動によって、
めちゃめちゃ左右されちゃうんじゃないのか、
っていう危機感が上がってきた。
そんなタイミングでもありました。
で、それによってですね、
こういう、
こういう一連の動きっていうのを、
宇宙天気って呼ぶんですよ。
宇宙空間の、
気象的なもの、
天気みたいなものを、
総称して宇宙天気って呼んでるんですけど、
で、この宇宙天気に対する危機感が、
めちゃめちゃ高まった。
で、めちゃめちゃ高まったことによって、
で、めちゃめちゃ高まったことによって、
何が起きたかっていうと、
もう2017年の11月時点で、
もう2017年の11月時点で、
ガラッと変わったと、方針が。
で、これ例えば、
具体的に何が起こったかっていうと、
平日8時間だけ、
いわゆる働いてる状態の時だけ、
いわゆる働いてる状態の時だけ、
宇宙なんて監視しとけばいいよ、
みたいな感じだったものを、
いや、これはもう休日も含めた。
24時間365日、
ずっと見ましょう、
みたいな体制に変わったと。
だからこれは、
もうほんと災害対策っていう面で、
重要性が指摘されたからこそ、
このシステムに変わった。
そういう目線で見ると、
かなり面白い変更ですよね。
こういった変更があったりする時点で、
こういった変更があったりする時点で、
実被害としてかなり出てると。
なんかこう、
震災が起こると決まりが変わる、
みたいなことがあるのと一緒で、
こういう太陽からの被害っていうのが、
起きたことによって、
システムが変わったと。
で、まだけど、
この状態だけじゃ、
中の対策の本質っていうのは、
まだ変わってきていないっていうので、
いろんな対策進めていきましょうっていうのが、
いろんな対策進めていきましょうっていうのが、
こわだかに最近は掲げられている、
人工衛星への被害
みたいな状態なんですよね。
ここらへん結構、
面白いんですよ。時系列で見ると。
他にも、これPodcastでも
一回紹介したから、
サクッとでいいんだけど、
SpaceXのスターリンクとかもね、
40機打ち上げて、
太陽フレアの影響で一気に潰れちゃった、
みたいな。そんなのもありました。
で、これなんでかっていうと、
原因の話、確かにしてなかったなと思ってて、
太陽フレア起きる。
で、地球の大気に影響を与える。
ざっくり言うと、影響を与えたせいで、
地球の大気が、
まあ、熱とか、そういうのを、
外部の影響を受けて広がる。
広がると、人工衛星の軌道に
空気が染み出ていく。
染み出ていくと、
人工衛星が受ける空気抵抗が増える。
空気抵抗が増えると、
その空気抵抗によって、
制御が、
人工衛星の制御ができなくなって、
ダメになっちゃうと。
というような、
まあ、そういう順序で発生するのが、
この太陽フレアの
人工衛星に対する被害ですね。
まあ、
こういった被害が
発生しているからこそ、
うん。
もう、実際の対策っていうのが、
どんどん打たれていっているっていう
背景もあるので、
これは結構、
注目していきたいポイントかなと。
対策の重要性
で、これからね、
太陽の活動性上がっていくよって話したじゃないですか。
上がっていったら、
その被害っていうのも、
どんどんでかくなっちゃうんですよ。
危険性がでかくなっていくってイメージかな。
なので、
そういう実例がもしかしたら、
これからどんどん出てきちゃうっていうことも
考えられるので、
宇宙話聞いてくれてるみんなには、
そこらへんしっかりとカバーしておいてくれたら、
嬉しいなと思って、
このお話、
今回紹介させていただきました。
ということで、
今日は以上という形になりますかね。
いやー、怖いっすよね。
太陽フレア。
しかも、
この分野、
僕、ずっと研究でやっていたところが、
太陽じゃない、
別の星の爆発全般扱うみたいな感じだったんで、
その目線で見たら、
こういう風に太陽見れるよ、
みたいなところも、
今回のフレア特集の中で
色々お話していけたら、
面白いかなと思っておりますので、
ご覧ください。
ということで、
時間ももうちょっとあるので、
リスナーコメント、
紹介していきたいと思います。
リスナーネーム、
トムさんからいただきました。
毎日出社中に聞いています。
太陽フレアが、
地球に影響を強く及ぼすことはわかりました。
実際、その規模のフレアは、
発生しうるんでしょうか?
はい、ということで、
ありがとうございます。
なんか、めちゃめちゃでかいフレアあるよ、
みたいな話、
これまでしたじゃないですか。
それに対して、
まず、
太陽で起きうる大きさが、
マックスどれぐらいなのか、
どのぐらいでかいフレアまで、
太陽で起きうるのか、
っていう目線の研究については、
これ、
まだ全然決着ついてないです。
だから、
今まで観測的に見えていた、
最大規模の爆発、
これ、
マジでやばかったよね、
みたいなものがあるんですよ。
キャリントンイベントって呼ばれるものだったりとかがあって、
で、
そこと、
同等なものは、
全然起きうるだろうなっていうのは、
みんな思っていて、
じゃあ、天文学者が大好きな、
これの10倍っていう単位の、
フレアが起きるかっていうのは、
これから、
そこに言及していく研究が、
広がっていくと。
やっぱりの、
研究のネタを、
触れるような感じで、
博士論文とかを書いていたので、
ちょっとね、そこら辺、
まあ、博士論文、
オープンにできてない部分もあるから、
出版している話とかも含めて、
ちょっとそうだな、
まあ、今週どっかでお話していこうかな、
と思っておりますので、
トムさん、ぜひね、
聞いてくれたら嬉しいです。
ということで、
今回は、まあ、こんな感じですかね。
以上にしていきたいと思います。
今日も、
Twitterのスペースを開きながら、
Podcastの収録しています。
で、前の日、
前の前の日ぐらいのエピソードっていうのは、
Twitterの方が実は、
早く聞けたりするかもしれない。
夜の、そうだな、
10時半から12時過ぎぐらいまでの、
間のどっかで、
スペースいきなり、
ゲリラ的に始まっていくことあるんで、
ぜひTwitterの方もチェックしておいていただけたら、
嬉しいです。
今日、Twitterのスペース、
聞いてくれてるみんな、ありがとうございます。
ということで、じゃあ今回は、
以上にしていこうと思います。
今回の話も、面白いなと思ったら、
お手元のPodcastアプリで、
フォロー、フォローボタンの近くにある星マーク、
こちらでレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や、
宇宙に関する質問については、
Twitterのハッシュタグ、
宇宙話、またはSpotifyのQ&Aコーナーだったり、
概要欄のお便りフォーム、
Appleなどなど、じゃんじゃん。
募集しておりますので、
ぜひ、コメントいただけたら嬉しいです。
それでは、また明日お会いしましょう。
さよなら。
20:09
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