太陽の活動と海の変化
11年の太陽の周期。フレアがものすごく活動的になる時期と、そうでない時期。この時期の繰り返しと、なんと地球上の海の海面の高度の変化っていうのに相関がある。
これ一体どういうことなのか、このあたりについてまとめた研究結構面白かったので、紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。 改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに天文学で白紙語を取得した専門家の
亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 今日でエピソードが1681話目迎えてますね。
基本的には1話完結でお話ししているので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
ということで、先週もしっかりと毎日更新させていただいて、昨日は日曜特集をお届けしているので、先週どんなあったかなーってなれば、ぜひぜひ
日曜特集の方をチェックしていただけたら嬉しいなと思っております。 今回は結構僕が好きなタイプの、太陽の活動と他のものが関連するっていう話ですね。
特に海なので、地球温暖化とかみたいなところと混同して話されてしまいそうなところはしっかり整理して喋っていき
たいなと思っているので、ぜひぜひ最後まで楽しんで聞いてください。 それじゃあ行きましょうか。
今回お話しするのは太陽の活動の周期と海面の高度の変化、これに相関があるっていう結構不思議な研究ですね。
紹介していきたいと思います。 太陽っていうのは11年の活動周期がある。これは宇宙話の中でも結構何度も取り上げてきた
内容ですね。11年で活発な時期とそうでない時期とっていうのを繰り返していて、 その超活発な時期っていうのがまさに今。
今ですね。 このタイミングで太陽フレアって呼ばれる太陽の表面で起こる爆発現象とかっていうのが頻繁に起こりやすくなる。
なんで起こりやすくなるかみたいなその活動周期が11年で繰り返されているっていう謎については今も研究がガンガン進められているところではあるんですね。
ただこう 不思議ですよね。40億年とか50億年とかそういった長さで生存する星たちの中で僕たちが結構頻繁にというか
高頻度で観測できるような11年という短いスパンで動いているっていうのはどういうことなんでしょうね。
でまぁそんな中でその時期が活発な時期が訪れるとその分フレアたくさん起きて地球上だとオーロラ見やすいとか
そういったまあタイミングでもあるわけで でですねこの活動性に合わせて今回の研究でわかったのは
地球の海面海の 海面の高度が上がると
太陽が活発な時期は海の高さが上がっていって で逆に
エルニーニョ現象と水循環
活発でない時期っていうのは海の高さが下がっていくっていうそんな傾向が見えるんですよ これ
な謎じゃないですかねでもこれ実際に説明されるとおおってなるような内容ばっかりだなぁと思っていて
で具体的にはですね先に結果だけ言うと 太陽が活発な時期には
海の方でこれねあのエルニーニオ現象とか 正確にはえーとなんだっけ南方
南方エルニーニオでしょ エルニーニオ南方振動っていうエルニーニオ現象に似たようなところが発生して海で雨が
降りやすくなる 海で雨が降りやすくなって海に水が残り続けるで逆に陸の方ではあんまり
雨が降らなくなる降りにくくなるのでその分 こう
陸の方で蓄えられている水分量がどんどんどんどん海に流れていって減っていってそこから 海に流れてでその後こう
雨とかを作る雲になるのも海の水からできてその海にそのまんまそれが雨として 戻っていくから
陸地の水分量が減っていって逆に海の水分量が上がっていくっていう これが太陽が活発な時期なので今
成立しているとで逆に静音期何にもない時期っていうのはこれの逆で陸地で雨が降り やすくなってその陸地で降った雨っていうのが陸に溜まる
そしてちょっとずつちょっとずつ 海に流れていくで海からまたこう雲に変わっていくときにその
また雨っていうのが陸地で降るっていうので陸地の方の水分量が増えていく これを繰り返していって11年の周期に合わせて変化していると
でね こうそもそも地球上の海面の高さっていうのはこれ1910年とかから現在にかけて
海面の高度っていうのはぐーって上がっていってるんですよ これは上がっていて単調というか比較的こう上昇し続ける
ような傾向が見えているとそれは実際あるんですよ だからなんかこう
太陽によって海面の上昇とか変化っていうのがあるうちの高いところだけその例えば 地球温暖化とかをめちゃめちゃ見てる人たちが
継承ならしてるんじゃないかみたいな見方はしないでくださいね あくまで海面っていうのはずっと高さを上げ続けている
ねこれ1910年から見ると 8どんぐらいだだいたいいまのタイミングで
82センチぐらいかな 上がっていってるのかな
あ違うか20センチか ぐらい上がっていってると
10ミリで1センチだから200ミリだからそれぐらい上がってますね なかなかこう上がるペースはあのすごいなぁと思うんですけど
で今回まず見つかったのが 太陽の11年の周期があるのに合わせて海面のその時間変化
ちょっと前のタイミングから今までに対し今の時点に対してどれぐらい上がってるか っていう
海面の高度変化っていうのを年単位で取得していった時に前の年に比べて今年の方が 上がっている
今年の方今年より来年の方が上がってる下がってるみたいな そういう見方ですねそういうふうにデータをまとめていくと
太陽の活動性が高い時期に 海面が上がっていく傾向があって
逆に太陽が静かな時に落ちていく傾向があると でそれに加えて
干ばつ 陸地の水分量が少なくなっていくっていうタイミングですね
水分量が少なくなっていく干ばつ指数っていうのも 太陽の活動が上がっていくのに合わせて上がっていくと
つまりこの 陸地の水分量だったりとか海面の高さこういったところと
黒点の増減というか太陽の活動性の増減 ここの間に相関が見えるっていうのは面白いぞっていうところになったわけですね
でそれでじゃあ詳しく実際にどういうことが起きているのかっていう その現象の方を見ていく
でこれ160年分の歴史的なデータセットを見ていくと 分かったことっていうのがその
エルニーの南方振動と呼ばれるものが発生す これが太陽の活発性に依存していると
でそれによって洪水の地域だったりとかそういったところ変化が起きている 具体的には太陽の活動が高まって地球の大気の上の方ですね
上の方の風の向きっていうのが変わったりする振動っていうのを生み出して でその風の向きが変わっていくのに合わせて雲の動きとか
気流が変わっていくわけですね 赤道付近とか季節によってで変わっていく
でそれがエルニーの南方振動っていうエルニーの現象みたいなものを引き起こして その結果洪水パターンが変化すると
つまり太陽の活動性が上がったことで地球の上部の大気に影響が与えられて その結果地上の水分量海面の高度っていうところまで関わってきている
というような 太陽の活動の周期性っていうのが地球の水循環にも大きな影響を与えているということなんですね
気候変動への影響
これは結構重要な視点になってきて これから気候変動だったり海面上昇っていうのを見ていく上で
太陽の活動っていうのはやっぱり僕たち地球に生きている上ではなかなか無視できないものだし 逆に太陽の活動とかも含めて将来どうなっていくかっていう
環境変化のシミュレーションもそうだし 環境変動のメカニズムを解明していくっていうところも一つ種になるわけですね
これ1個が分かったからってどう変化するっていうその1対1の関係ではないですけど もう考えなきゃいけない要素っていうのは一つ明確になったと
いうようなところで まあ今回はですね太陽の活動性
思ったより地球の海の情報とか環境をね 知る上では非常に重要だということが分かりました
これどうなんでしょうねこれあの論文の中というかリリースの中には書いてないんです けど
これじゃあ地球以外の惑星とかも中心の星から受けるその 活動性の変化っていうのでもしかしたら
住みやすくなる環境とかがもっとね極端に変わるかもしれないなっていうのもあるかもしれない ですよね
他の星とか見てると実はこの周期性に関する研究ってまだまだ発展途上なんですよ 地球太陽よりも短い11年よりも短い9年とか8年とかのものもあれば
20何年40年ぐらいって言われているものもあったり 11年っていうのがたまたはすごい観測しやすいスパンなだけで
宇宙全体で見るとこれのその周期の置き方っていうのはまた別々なんですよ でそうするとその星への距離感とか
その星がどれだけ影響を及ぼしやすいかによって他の地球みたいな惑星があった時の環境に 思ったより影響を与えるかもしれないというようなところになってくるんで
今回みたいな研究っていうのは実はそういう広がった先でも重要になってくるかもしれない そういうところをねちょっと頭に入れておいていただけると面白いかなと
アフタートークとリスナーの質問
ひとまず 太陽の活動性変化して何になるのとかって言われた時にはですね
地球全体の環境を知る上でそういう太陽を知るっていうのはめっちゃ重要なんだよねみたいな そういうぐらいの抽象度でもいいんで覚えておいてもらえたらいいかなと思っております
僕はこんな感じの研究がめちゃめちゃ好きなのでまた見つけたら紹介していきたいとおもいます はいということでじゃあアフタートークいきましょう
はいアフタートークです いや面白いですね僕はまず好きですねこういうのはい一つコメントをいただきました
はいえっとリスナーネーム中之助さんからいただきましたお疲れ様です質問です 次の宇宙の本でいつ頃出る予定なんですか
僕実は9月末からワーキングホリデーで日本にいないんですけど間に合いますかということで すごいなワーホリー行くんだ頑張ってくださいぜひ
ワーホリー行くってことは 年齢が年下なのか
そっかはいそうですよねワーホリーで確か30が31までなんで僕は12年前なんか あもうこれは掘りっていけない年になるんだっていうなんか改めて実感した記憶がありますね
で9月末からワーホリーって話なんですけど 9月末は
まだ無理かなごめんなさい 今の予定ではもうちょい先なのであの
キンドルとかねそういったので出た時にはぜひ手に取ってもらいたい あとは日本に帰ってくる楽しみの一つとかだと思ってくれてもいいかもしれないですね
紙媒体の温かさっていうのがあるのはなんとなくわかるんですけど 僕はねなんか海外行く時とかそういう物理的なものはなるべく置いていった方がいいんじゃない
かなとなんとなく思ってしまうんで キンドルとかで見つけたらぜひぜひあの読んでほしいです
キンドルが出るかどうかもわかんないですけどね でもこうやって楽しみにしてくれているのは嬉しいんですけどあのワーホリーマジ頑張ってください
多分人生の中でめっちゃいい 振り返っていい期間になるんじゃないかなっていう僕も1年間やっぱ
アメリカ住んでた ことで今の何か考え方とか感じ方とかそういったのが養われていっている気がして
いるので ワーホリー期間を大事に過ごしてくださいでできれば一緒にユーチューバーのしも連れて行って
やってくださいお願いします 世界中どこでも聞けるんでどこ行くのかとか教えてくださいワーホリー
はいということでじゃあこんな感じで今日は以上にしていきましょうか 今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャスタープリでフォローボタンの近くに
ある星マーク こちらでレビューいただけたら嬉しいです
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それではまた明日お会いしましょうさよなら
