1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 524. 宇宙では塩が超レア!?..
2022-03-15 12:09

524. 宇宙では塩が超レア!?【ベテルギウス】

地球でレアなものは、宇宙でのレア度に直結するとか豪語したにもかかわらず

宇宙空間での塩が異常にレアであるという研究結果が出てきました。


ソース

https://alma-telescope.jp/news/press/salt-202009


感想、質問は「#宇宙ばなし」をつけてツイッターで呟いてください!

すぐに見に行きます!


Youtube(佐々木亮の宇宙ばなし)を再開します!

顔が見たい!宇宙の画像を見ながら楽しみたい!という方におすすめです。

https://www.youtube.com/channel/UCHW6gg92z7E7hdnhbStpzT


Voicy公式パーソナリティーとしても活動中!

Podcastの収録と同時に、Voicyでの生配信も実施している!?

https://voicy.jp/channel/1726


Instagram(ryo_astro)

https://www.instagram.com/ryo_astro/

Twitter(_ryo_astro)

https://twitter.com/_ryo_astro

00:00
はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
早速今日の本題です。今日の本題は、宇宙空間で見つかったものすごく熱い水蒸気と、それと一緒に出てくる塩、ソルトですね、これのお話をしていきたいと思っております。
今回紹介するので、やっぱり一番注目なのは、最後に言った塩ですね。塩化ナトリウムと呼ばれる、いわゆる塩の主成分になっているもの。
これが宇宙空間で見つかったと。しかもこれってなかなか宇宙空間で見つかることがなくて、私たちにこの馴染みのある、もう食卓には絶対にあるだろうみたいな、そういったものが宇宙空間では逆にレアっていうような、
ちょっと前にお話しした金、ゴールドですね、とかプラチナがものすごく高いのは宇宙空間での存在比のせいですよ、みたいな話をしたと思うんですが、それとはちょっと違うような感覚の物質のレア度というか、そんなお話をしていきたいと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたらと思います。
今日はですね、ベテルギウスみたいな巨大な星の周りで見つかった塩のお話なので、ちょっと面白いかなと思いますのでよろしくお願いいたします。
はい、ということでですね、毎日恒例の緊急報告をさせていただこうかと思うんですが、今日ですね、多分この回は本当は3月15日分の回なんですよ。
で、今って放送回がだいたい523だったかな、今回が524話になってるかと思うんですが、本当にギリギリで毎日更新を続けてるっていうような感じです。
昨日とかなんて1日に2回更新しましたが、あれはもうちょっと前に1日ずれ込んでしまったものを無理やり修正してるみたいな、そんな感じなんですよ。
で、これなんでギリギリになっちゃってるかっていうと、もうあれですね、メインでやってるデータサイエンスの仕事で出勤になっていたっていうところがずっと大きくて、
往復でですね、4時間弱ぐらいかな、になってたんだと思うんですけど、その生活からもようやく解放されるめどが立ちまして、
来週ぐらいからはもう少し余裕を持って更新できるんじゃないかなというふうに思ってます。
もう今ですね、仕事行って帰ってきてご飯食べてなんか色々作業したら、もう限界で寝そう、頭動いてんのかってぐらいの状態で最近は毎日更新をしてるっていう状況なので、
なかなか辛い状況が続いていまして、ちょっとですね、ポッドキャスト更新するの諦めようかなって思う日は、いやもう何度もありましたね。
ただまあ、そういうところで頑張っていると意外と聞いてくれる人も増えてっていうことを知っているので、そこはこう最後ね、しっかり頑張っていかなきゃいけないと思って
03:01
気合い入れてやっておりましたが、来週ぐらいから在宅に戻れそうな感じがあるので、ちょっとゆっくり更新できればなというふうに思っております。
そんな感じでですね、自分の環境も変わって少しはポッドキャストに余裕を持ってなんかいろいろできるんじゃないかなと思っているので、
そのあたりリニューアルはちょっと先ですけど、楽しみにしていただければと思います。
また朝更新には戻るのでね、好きなタイミングで聞いていただければ嬉しいです。
はい、じゃあ早速今日の本題を紹介します。
今日の本題は宇宙空間で見つかった珍しい塩と、そこの周りに吹いているものすごく熱い水蒸気のお話をしていきたいと思っております。
今回紹介するのは、メインで一番知っていただきたいのは塩ですね。
塩って中学校の理科の時間とかでもやったと思うんですけど、主成分がいわゆる塩化ナトリウムと呼ばれるものですね。
これが宇宙空間で見つかるんだっていうような研究結果が出たっていう感じなんですよ。
今までそういった塩の観測例っていうのがなくて、そういった塩を持った物質が輝いて光を放っているっていうところが非常に面白い点になっているので、
今回こちらを紹介していこうと思っています。
今回はまずそもそも普通の星なのかっていうと、どっちかっていうと比較的若い星を紹介しようと思っています。
2つ紹介する星についてのポイントがあって、1つはものすごく若い赤ちゃんの星であること、そしてもう1つはものすごくでかいということですね。
まず前者のものすごく若いっていうところをご紹介していこうと思っています。
これはポッドキャストでも何度かお話ししている通りですね。
星がどうやってできるのか、太陽みたいな光勢ですね、自ら光ってる星ですがどうやってできるのかっていうところを考えると、
宇宙空間にある塵とかガスとか、そういったのがまずある一箇所に雲みたいな状態で固まり始めて、
その中でお互いの引き合う力でだんだん大きくなっていって、1つの固まりを作って中心で核融合を引き起こすような力を持っていくっていうのが星ができる。
すごいざっくりとした流れになっています。
そんな中で、自ら光ってる星って大きさとか重さって様々なんですよね。
太陽みたいに、いわゆる宇宙空間では小さい質量のもの、小質量性って呼ばれるものもありますし、
逆にベテルギウス、皆さんたぶん1回は聞いたことあるかなと思いますし、
なんならベテルギウスが爆発するんじゃないか、なんていう話を覚えてる方もいるかと思いますが、
ベテルギウスとかっていう夜空に輝いてる星とかは逆に太陽の重さの10倍の質量を持っている。
06:04
太陽が小質量性だとしたら大中小の大ですね。大質量性って呼ばれたりします。
このベテルギウスみたいな太陽の10倍以上の星とかっていうのは、最終的に超新星爆発、英語で言うとスーパーノバですね。
これを発生させて、星自体の物質を周囲にばらまくみたいな感じで宇宙空間に影響を与えやすいというところで、
太陽みたいな星にも注目は集まりつつも、やっぱり大質量性っていうところへの注目度の高さっていうのは否定しきれない部分が非常に大きいという状況です。
そんな中でなんですけど、こういった巨大な星がどうやってできて、どうやって成長していくのかっていうその過程がわからないと。
今まであまり観測例がなかったので、そういったところでその希少性っていうのをどんどんつかんでいってあげたい、解明していってあげたいっていうのが研究者のモチベーションの一つとしてありました。
そんな中で今回は、日本が持っている巨大な望遠鏡を使って大質量原子星と呼ばれる巨大な星の原子星、原子人の原子に星なんですけど、
その原子の生まれたての状態、つまり赤ちゃんがいる、大質量の赤ちゃんがいる場所を観測するっていうような研究が行われました。
しかもこの時に見た天体っていうのが一見一つに見えるんですが、よく見ると2つの巨大な星が同じような場所で成長を遂げているっていうようなところなんですよね。
そこをよく目のいい望遠鏡とかでどんどん見ていくと、その中の一部で塩化ナトリウム、つまり私たちの食卓をにぎわせる塩から発せられる光っていうところを観測することに成功したというふうな研究結果が出ておりました。
これ冒頭にもお話ししたんですが、塩なんて地球上の言っちゃえばどこにでもあるわけじゃないですか。ただ宇宙空間になると今回のこの観測例が本当に2例目とか、今時点でも本当に数件しか見つかっていないような状況なので、それだけレア度が高い物質でもあるわけですよ、この塩化ナトリウム、食塩っていうのは。
で、それを見つかったっていうところで、まず非常にセンセーショナルな研究結果であったというふうに考えられています。
で、加えてですね、星が生まれてすぐの頃ってどういう状況なのかっていう何か、幾何学的な図で思い浮かべながら聞いていただきたいんですが、まあ、星が生まれるタイミングって周りを雲が覆われているような、なんかこう霧の中にいる赤ちゃんがパって誕生するイメージなんですよ。
で、そうなった時にやっぱ中心の星っていうのがどんどん力を持っていって、それこそその星の時点とかで周りのガスがすごいぐるぐる回されて円盤を作るみたいな感じで、円盤で一番いい例は若干違いますけど、土星の輪っかみたいなそんなイメージです。
09:14
真ん中に星があって、それの周りにガスとか地理でできた円盤ができているっていうような天体なんですね。今回紹介する研究の対象になったものっていうのは。で、それらが2つまとまっているんですよ。つまり円盤を持ってる同士が近くで回ってたらどうなるかっていうとこも研究の内容としては非常に注目度が高かったんですが、ものすごく目のいい視力のいい望遠鏡を使った結果ですね。
なんとこれはお互いの円盤がくるくる回っている方向が逆であるというふうに発見されました。これ何が面白いのかっていうと、こんな巨大な大質量星になるような赤ちゃんの星、横綱みたいなちっちゃい子ですね。
これ完全に余談ですけど、僕は生まれてすぐの時の体重が重すぎて病院で横綱ちゃんと呼ばれていたというのを母親に言われたことがありますが、そんなことは置いておいて巨大な星の赤ちゃんがぐるぐる回ってる。そして2つセットになっている。こんなレアな状況なかなかないので、きっとそこの場所が特殊で同じ場所でものすごく重い星が2つできたんだろうと思っていたところですね。
円盤が逆回転、つまり星の回転の方向が逆ということは、もともと同じ雲の中のガスをかき集めて作られたものではないというふうに判断できるということが今回結構面白い部分になっていて、つまり巨大な星を作る環境っていうのは巨大な星を一緒に作るのではなくて、たまたま巨大な星ができて赤ちゃんのままあります。
その近くにもさらに巨大な重さ、大体太陽の10倍ぐらいとかになるような巨大な若い星が生まれたというところで、その中で宇宙空間の長い歴史の中でちょっとずつ近づいていって、今真横にいるような状況になっているというのがこの2つの特徴なんですよ。
なので、このお互いが持っているガスの円盤みたいなのが逆回転だからぶつかったりみたいな、そんなところで結構面白い観測対象になっているので、今後ですね、太陽系がどういうふうに育ってきたのかっていうところのヒントに塩だったり円盤だったりっていうのの理解が使われる可能性もあるので、これからのデータの分析に注目になっております。
ということで、今回は宇宙空間で見つかった巨大な星の赤ちゃん、そして塩のお話をさせていただきました。今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問はTwitterのハッシュタグ、宇宙話で募集しておりますので、じゃんじゃん呟いていただけたら嬉しいです。
12:03
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
12:09

コメント

スクロール