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2022-03-16 10:11

525. リアルタイムGoogleMapを作るQPS研究所

宇宙開発利用大賞で内閣総理大臣賞を受賞した「株式会社QPS研究所」。

この会社の取り組みである「小型SAR衛星コンステレーションによる準リアルタイムデータ提供」について、

どんな技術が裏にあるのかを紹介します!


ソース

https://www8.cao.go.jp/space/prize/prize.html


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はい、始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに
毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を ドクター佐々木がお届けしております。
早速今日の本題を紹介いたします。
今日の本題は、純リアルタイムなGoogleMapを作ろうとしている
日本の宇宙ベンチャーQPS研究所というところを ご紹介させていただきたいと思っております。
今回この会社をピックアップしようと思った理由なんですけど、
今ですね、内閣府がやっている宇宙開発利用大賞と呼ばれる賞があるんですよね。
アワードみたいなものが。
で、それの宇宙開発利用大賞っていうのの中の 内閣総理大臣賞を受賞したのが、
このQPS研究所の取り組みなんですよ。
なので、これはやっぱり日本全体でも、
ここの宇宙ベンチャーすごいぞっていうような 流れが来ているというところなので、
今まであんまり紹介してこなかったと思ったのでね、
ここでがっつりと紹介しておこうかなと思っております。
この会社はリアルタイムなGoogleマップを作るというような 触れ込みがある通りで、
宇宙空間から地図を作るっていうところではあるんですけど、
リアルタイム、大体10分ぐらいの精度っていうところで、
なるべく最新のデータが取れる みたいな状況を確立しようとしている、
非常に面白い事業を展開している会社なので、 注目していただけたらと思います。
ということで、最後までお付き合いいただきたいなと思いつつ、
早速毎日恒例の緊急報告をさせていただこうかなと思っているんですが、
この宇宙開発利用大賞っていうところの発表とかあって、
結構宇宙界は盛り上がってるなっていうところがあるんですよ。
そんな中で、僕もこうやって音声配信を通して、
宇宙開発の面白さだったりっていうのを伝えている身なので、
いずれこういうところで受賞されるような会社の方々と、
何かうまく番組で絡めたら面白いな、 なんていうふうに考えているところです。
こうやって発信活動をしている中で、
ポッドキャストだとなかなか限界あるかなっていう話を前にもしたと思ってて、
そんな中で動画っていうのを作って、
そこからポッドキャストに入ってくる人を増やそうと思って、
いろいろ動画を作るみたいな、 今日は動画の撮影をするみたいなことをしてたんですよ。
そうしたらですね、ポッドキャストに慣れすぎたせいか、
なかなか難しいんですね、動画って。
半年前ぐらいまではちゃんと撮ってたんですけど、
どこを見たらいいのかとか、
あとはポッドキャストって話すとき結構パソコンの画面見れたりするので、
あんま目線も気にしなくていいし、見た目も気にしなくていいしっていうところで、
そのあたりを気にしなきゃいけない動画って難しいなってすごい思いました。
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1分ぐらいの動画を撮るみたいなのがあったんですけど、
その1分ぐらいの動画を撮るために、
一体何個動画を撮ったのかってぐらい撮ったので、
そのあたりもうちょっと上達して効率よく動画とか作れたらいいなっていうふうに思ってます。
ビデオポッドキャストっていうような、
類の動画っていうのも今世界中で流行り始めていたりするので、
そういったところも挑戦しつつっていうところかなと思っているので、
今後のポッドキャストの展開の仕方楽しみにしていただけたらなと思っております。
YouTubeのリンクとかは概要欄に貼ってあるので、
興味がある方はチャンネル登録しておいていただけたら嬉しいです。
やる気につながります。見なくて大丈夫です。
それでは早速今日の本題を紹介します。
今日の本題は宇宙開発利用対象で内閣総理大臣賞を受賞した
リアルタイムなGoogleマップを作るQPS研究所というところを
ご紹介させていただきたいなと思っております。
今回紹介するこのQPS株式会社、
多分これまでに僕はポッドキャストであまり紹介してこなかったかなと思ったので、
今回は取り上げることを決めました。
このお話、QPS研究所の紹介をするのに
最も重要な部分になってくるのが、
どうやって地上の地図を作るのか、
リアルタイムなGoogleマップを作るのかっていうところのお話、
そこに使われるサー衛星、SAR衛星と呼ばれるものの技術をご紹介していこうかなと思っております。
このQPS株式会社の説明する前に、
ここが使っているサー衛星、合成開口レーダーの略なんですよ。
合成開口レーダーを用いた衛星を使って地上の写真を撮るということをやってるんですけど、
一体このサー衛星って何なのか、
これ宇宙ビジネス界隈では結構聞く言葉なので、
ぜひポッドキャスト聞いてる方には覚えていただきたいんですけど、
簡単に言えば普通の写真って太陽光の反射を撮ったりとか、
あとはそのものが光っていたりした時に写真を撮るっていうような方式だと思うんですが、
この合成開口レーダー、サー衛星と呼ばれるものっていうのは、
自ら光を出す、ここで言うと例えば電波ですね。
電波を照射して、その跳ね返ってきた電波によって、
地形だったりとかっていうのの情報を取りに行こうっていうのがこのサー衛星なんですよ。
なので、真っ暗闇の中で自分たちで懐中電灯を当てて、
そのものが何かを見に行くみたいなことに近いかなと思います。
これって地上に向かって宇宙空間に人工衛星を飛ばして、
そこから電波を地球の地上に当てて、
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その跳ね返りを自分で取得するっていうところになっているんですけど、
これ電波を使っているっていうこの性質上ですね、
なんと天気の影響を受けないんですよ。
つまり、表面に雲があるとか、そういったところの情報をすり抜けて、
地上に光を届かせて、
反射した光も地上から跳ね返ってきた情報っていうのを
人工衛星で取得することができるというようなところで、
非常に流用性の高い技術なのがこのサー衛星と呼ばれるものです。
このQPS研究所、僕散々さっき株式会社って言ってましたね。
株式会社QPS研究所ですね、申し訳ありません。
が作ろうとしている純リアルタイムのGoogleマップってどういうことなのかっていうところで言うと、
小型のサー衛星、合成回光レーダーを持っている衛星っていうのを
複数打ち上げていって、この複数打ち上げたことによって
コンステレーション、いわゆる僕がポッドキャストでよく話す
SpaceXのスターリンクとかみたいな感じで、
地球の周りにたくさんの人工衛星を覆うように設置して、
それぞれで地上にレーダーを当てて、その跳ね返りを取るっていうのを常にやり続けるという風になってくると、
その衛星の数が多くなればなるほど、よりリアルタイムなデータが地上から取得することができる
っていうような状況になってくるっていうところなんですね。
そういったところで、このQPS研究所っていうのは、今実際に人工衛星をバンバン打ち上げている段階で、
例えば2017年、2018年っていうところには、実際に資金調達をして、その後プラン通りに衛星を打ち上げて
っていうところを実施しております。
2021年、去年の5月にはイザナミっていう人工衛星を打ち上げた人工衛星から
大体地球の表面70センチぐらいを分解することができるサー衛星っていうのの画像取得に成功したという風にコメントしてるんですね。
今後は、まあそういった複数打ち上げたものだけじゃなくて、
コンステレーションを作れるような巨大なネットワークっていうのを構築して、最終的にはリアルタイムに地図を見れる。
地図って結局上空からの写真とかってどうにでもなるものなので、
そういったところから新たなサービスっていうのが展開される可能性があるんだろうなというところで、
きっと今回その期待を込めて、宇宙開発利用大賞の中で内閣総理大臣賞っていうのが受賞されたんじゃないかなという風に僕は考えております。
この宇宙開発利用大賞っていうところなんですけど、ちょっと簡単に説明しておくと、
ホームページの文言そのまま書きますね。
宇宙開発利用の推進において大きな成果を収め、先導的な取り組みを行うなど、
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宇宙開発利用の推進に多大な貢献をした事例に対し、その貢献を称えることにより、
我が国の宇宙開発利用のさらなる進展や宇宙開発利用に対する国民の認識と理解の醸成に寄与することを目的としているというところなので、
やはり今後の進展に期待するっていうところだったり、宇宙開発への貢献っていうところが認められているので、
これからですね、この株式会社QPS研究所とそこで使われている合成開光レーダーまたはサー衛星っていうところを覚えておいていただけたら嬉しいなと思っております。
この技術ですね、今後きっといろんなところで目にすると思うので、ぜひチェックしてみてください。
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