後編、榎戸さんをゲストにした後編をお届けしていきたいと思います。 榎戸さんは理科学研究所
理研 博美研究センターのチームリードを務めていて、なおかつ京都大学の
順教授も務められている。ほんとすごい方なんですね。 で、前回のエピソードではNinjaSatがどういうサイエンスを達成していくのか
っていう話をしてきましたけど、今回はちょっと角度を変えて榎戸さんのこれまでのキャリアの話、そしてまあアメリカ時代
実は僕がNASA行ったきっかけをくれた人でもあるので、そういった思い出話とか。で、あとはNinjaSat
をどう使っていくかみたいなところで、宇宙話のリスナーと新しくこんなことできたら面白いん じゃないのっていうアイディアのお話もいろいろしているので、これから宇宙話楽しんで
いく上でも重要な回になってきそうな予感がしております。 こちらぜひ最後まで楽しんで聞いてください。それではどうぞ
地球ってもしかすると地球みたいなものってみんな頑張って探してますけど、惑星って多分
人類系内に5万とあって、でもその地球上で生物がいて人類がいて気象環境があって大気圏があって海があってマグマがあって火山があってってそこに大量に新しいことがあるわけですよね。
だから有名どころでもう発見されている天体ちょっと見たら性質はある程度わかってるよっていうものも長く見たらやっぱり新しい観測ができてくる。面白いものが見つかってくると僕は思っていて、なので非常に明るい天体を長期にモニタリングしてあげる。
しかも今はですねカシコウとか他の波長と連携していろんなことができるので、そういう連携観測からいろんなことがわかってくるんじゃないかなっていうふうに思っています。
例えば、いくつか例あるんですけどブラックホールにものが落ちるときにX線とカシコウで同時に観測してあげるとその明るさの変化の時間ズレみたいのはものがどう落ちてって落ちたものが周りのさっき言った光着円盤をどう照らすかみたいな情報を持ってたりします。
それは実は結構まだ新しいサイエンスがいっぱいあるはず。他にもサソリザX-1っていう前天で一番明るいX線の星があるんですね。これ何かというとさっき出てきた中星星なんですけど、結構磁場が弱い中星星が非常に高速で回転していると思われていて、面白い可能性の一つとしてここから重力波、重力の波が出てるんじゃないかって人たちがいるんですね。
めちゃめちゃ話題になったやつですね、一時期。
そうです。みんながよく知っている重力波っていうのは、2つ中星星がぶつかったりブラックホール同士がぶつかるとその瞬間に大きな質量を持ったものがくるくる回っているので、重力、時空のさざ波がフワッとできて、それが地上までやってきて、その非常に弱い重力波を世界最高線との重力波観測器で測るというのは2015年、2017年と続々と
ブラックホール中星星の合体が見つかってきたわけですけど、今言っているのですが、中星星が完璧に球体じゃなくてちょっと歪んでたりすると、その歪みによっても重力波が出るんじゃないかというのは定常重力波というのがあって、それを重力波の人たちがずっと探しているんですよ。
ニンジャサットは、例えばこのスコーX-1というのは、今あるような大型弁儀系は明るすぎるので観測がとっても難しいし、あるいはそういったものを長期モニターするというのは難しいんだけど、がゆえに小型衛星ができて、それをずっと見ていくと時間変動に、ちょっとここ専門的すぎるんですけど、
ツインキロヘルツ級POという周期に時間に特徴的な回転の周期みたいなのが2個あって、その差分が星の時点に対応しているんじゃないかという仮説があって、この星の時点を長期でモニターしてあげて、それを重力波望遠鏡に情報として渡してあげると、重力波観測の感度を上げられるんじゃないかというそういう発想があったんですね。
忍者さんとの初期の時の議論は、ぜひこういうのを見たいんで、ちょっとやってみようって話だったんです。
今それはやってみようとしてますけど、感度的にはサイズ的に結構ギリギリなので、それができるかどうかはエクストラサクセス、できたら素晴らしいっていう感じの目標にはなってますけど、これができたらやっぱり小型衛星で重力波の世界と連携できるのとっても面白いテーマで、
忍者さんはそういうですね、すごくアグレッシブなところも狙っていきましょうみたいな、そんな感じのサイエンスになっていて、その辺がですね、大型衛星と住み分けができているという感じになっているわけです。
なんか言語化できない何か日本の、日本のなんか恋しいみたいな気持ちがワックスの時に、江本さんからペヤングの差し入れをもらった時の感動がいれつなくて、なんかもうきっと自分も体験した中でこのタイミングでこれ欲しいだろうなみたいなのをくれたんだろうなと思ってて、あれが結構こうアメリカ生活の中で、あ、日本だみたいな。
そんなことありましたね、そうか。懐かしいですね。
そうとかもそうだし、あと僕アメリカ行ってる間は、そっかさ、シアトルの学会で一緒の時にね、一緒になんか海鮮食べに行った思い出とかもあって、かなりこうアメリカ滞在中はお世話になったなって感じはしてるんですけど。
なるほど。
いや、いいっすね。
だからそこ、そういうじゃあめっちゃデカい人工衛星として打ち上げるみたいなものにも関わっていて、で、ナイサーとかだと国際宇宙ステーションに搭載する衛星っていうよりは外付けの装置みたいな。
そうですね。
で、あとは、こういうなんかね、この枠の中で語りきれないなと思うんですけど、雷の研究を日本海側でやって、それだとシチズンサイエンスみたいな、現地の人を巻き込んでいろいろやってっていうので、かなり幅広く展開している中で今NINJA SATに来てるって状態だと思うんですけど。
NINJA SATの中でさっきチラッとお伺いしたら、初期の頃と最近でまたちょっと関わり方が変わってるみたいな話があると思うんですけど。
一番最初の頃はNINJA SATを打ち上げる前は、超小型衛星でちゃんと宇宙観測できるようなものをやりたいですねって話を理科学研究所中心に、その時玉川さん、この後お話しされると思いますけど、とか、他の研究員の僕の周りの仲間たちと一緒にお話ししていて、そういうのあげたいですねってコンセプトの議論いろいろしていて、
例えばさっき出てきたサソリザX-1の重量化を検出できますかとか、そういう話があり。
初期のNINJA SATのところですか。
そうですね。その後、理研でずっと玉川さんが中心になって観測技術を磨いてきたガス電子増幅フォイル、GEMっていうのがあって、それをコアにしたガス検出機だったらたくさんX-rayの光を集めることができますよねっていうことで、
それをメインにした検出機をあげましょうっていうことで、玉川さんを中心にして、理科学研究所で、あと僕のチームと一緒にNINJA SATやっていきましょうってなって。
最初の頃はいろいろ装置開発で、うちの研究室にいた沼澤くんって、今回はお話ししないと思うんだけど、彼が初期の頃に結構いろんな環境試験をやったり、ボード開発をしたりして頑張って、非常に大きな貢献をしてくれて、
あと加藤陽さんっていう、この後お話でも出てくるかなと思いますけど、メインのガス電子増幅フォイルとは、別に横にですね、過電粒子、電化を持った粒子がたくさん宇宙空間にはいるので、それが入ってきたときにメイン検出機を壊さないかっていう視点とかですね、
あるいは地球の周りの過電粒子の環境を長期モニタリングするみたいなことができる装置を加藤さん中心にずっと作ってきて、
あと最近谷口君っていう、学生参集師で、かつ江本県でお仕事もしている人が観測運用できるようなシミュレーターを頑張って作ってくれたりして、そういうメンバーがですね、Ninja Hatに貢献していきました。
僕最初の頃はいろいろやったんです。だんだん忙しくなってきちゃって、だんだんおじさんになって口だけ出すような感じになっちゃいましたけど、その後兄弟に移ってしまいましたが、それでもまあ皆さんいろいろずっとやってるので、そんな形で2研究室プラスあと何人かぐらいで衛生できるのすごいなと思っていて、
中心はガスの検出機作られている玉川さんとか竹田君とかがこの後その辺の苦労話がいろいろしてくれると思うし、それがもっと大きなストーリーにどうなっていくかみたいな話も出てくると思うんですけど、衛生って一人じゃもちろんできないので、いろんな人が得意なものを出し合って作っていくっていうのをほぼ4年とか5年ぐらいにわたって見てきたので、
そういうのがもっといろんな人たちに必ずしも宇宙観測だけじゃなくて宇宙利用でもいいかもしれないですし、そういうところにつながっていくといいですよね。
じゃああそこらへんのこの後、それこそこの後のエピソードで玉川さんとかに話してもらうんですけど、そういうNinja SATっていう一つの枠組みに収まらないで、いろんな人に発展して使っていってもらおうよみたいな、そういったところのコンセプトも初期の頃から考えてたんですか?
そこはこれから、今まず宇宙観測できるところまでって感じなんですけど、せっかく小型だから色々と自由に使えるのでどんなことできるでしょうねっていうのはチームメンバーで議論していて、