H3ロケットの打ち上げ試み
日本が宇宙開発で世界と戦っていく上で、どうしても必要になってくるのが、ロケットという手段です。
その中で、12月末に打ち上げが試みられたH3ロケット8号機、この打ち上げが失敗に終わってしまったというようなところで、
痛い失敗ですが、一体どういう原因があったのか、原因というか、今回の失敗がどこでどのタイミングで起きたのか、
この辺りをちょっと整理しておく。で、細かくその原因が出てきたら、また続報でポッドキャストでも話していく、そんな立て付けにしていこうと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。それでは行きましょう。
改めまして始まりました。佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしています。
今日でエピソードが1897話目ですね。基本的には1話完結でお話ししております。気になるところからぜひぜひ聞いてみてください。
そんな感じで、はい、なんとかお届けしてまして、昨日のエピソードが夜のうちに更新されてなかったっていう、
ちゃんと更新したから許してねーって気持ちがあるんで、昨日のエピソードちょっと更新が遅れてたのは許してください。ごめんなさい。
もうね、そういう緩い線引きでやっていかないと毎日更新なかなか難しくて、ここまでの3年ぐらいがうまくできすぎてましたね。
ちょっと、はい、体が限界でございました。なんとか、年末はもうね、これ体調崩さないというのが一番大事ですから、
寝不足だったりとか、そういったところは一気に体調に響きそうなので、それだけ気をつけていきたいなと思います。
はい、ということで、皆さんは年末どうお過ごしでしょうか。今日は12月の24日、クリスマスイブですね。
夜中がシャンシャンシャンシャンとなっている中、私は夜まで仕事が入っております。
でもね、この仕事はね、どっちかっていうと、11月の25日に、ちょっと1ヶ月前ですね、発売させていただいた書籍、
宇宙ビジネス超入門、宇宙話で話した宇宙ビジネスの内容がガンガンガンガン組み込まれているという内容になってるんですけど、
これの取材が実は入っているというようなところで、夜に取材していただけるなんてありがたいなと思っておりますので、
そういったところも含めて、クリスマスイブも夜まで頑張ってやっていきたいと思います。
夜まできっと遅くまで仕事で、何がクリスマスイブじゃいと思っているそこのあなた、仲間はここにいます。
頑張っていきましょう。
そんな感じで、早速本題に入っていきまーす。
ロケットの打ち上げの詳細
ということで、今回お話しするのはH3ロケット打ち上げ失敗に関するお話です。
2025年12月22日月曜日、打ち上げ時刻が10時51分30秒、日本時間でですね。
このタイミングで、日本の鹿児島、種ヶ島から打ち上げた大型ロケットH3ロケット、この打ち上げが失敗したという、
なんともこう、日本の宇宙開発にとっては大打撃になっていきそうな、そんなお話をしていきたいと思います。
いやー、なかなか悲しい渋いお知らせですね。
はい、ということでH3ロケットの打ち上げが失敗と、ニュースで見ました?
さすがに見たか。いろんなニュースになってましたからね。
で、このH3ロケット、まあ日本から打ち上げることができるように製作されている、まあ、大型ロケットですね。
日本の中では一応、H3ロケットとイプシロンロケット、これらを組み合わせて、
大、中、サイズですね、の宇宙への物の運搬というところを担っていこうというところが、
今後の宇宙開発の軸として検討されています。
で、このH3ロケットの一部にもイプシロンロケットで使っているエンジン機構というものも搭載されていて、
まさにこう、一心同体というか、その二軸を日本として両方管理し、一緒に管理しながら、
リスクを最小限に抑えて進めていくぞというようなところになっているような、そんな関係性でもあるんですね。
で、そんな中でH3ロケット、今回が8号機として打ち上げテストというか、もうテストじゃないですね。
8号機として本運用の中で打ち上げが行われたんですけど、今回失敗というような形。
で、どんな失敗だったかしっかり理解できました。
ロケットっていうのはリフトオフ。地上から離れていくときに大噴出、大出力のロケットで、
ブワァァァァァッとこう、エンジンを孵化しながら飛んでいくわけですよ。
で、それで飛んでいって、出力が終わったら、まず両サイドにある羽みたいな小っちゃいロケットがポコッと外れて、
第1弾のロケットが噴出している途中で離れていくって感じですかね。
で、これでポコッて取れていって、で、ロケットっていうのは実はあの長いフォルムをしている中で、
先端の部分、先っちょの部分ですね。これを宇宙に持っていくっていう、そういうイメージなんですよ。
だからなんかスペースXのロケット、再利用として地上に戻ってくるときも、なんかただの筒が戻ってくるじゃないですか。
あれ実は先端、先っちょにそのトラックでいうとこの荷台みたいなのが乗ってついていて、
その荷台を宇宙空間でポーンって切り離して、で、それをさらにそこについているエンジンで微調整していって、
軌道に投入していくみたいな、そんな感じなんですね。
だからロケットは先端の丸い矢尻みたいな、矢尻じゃないや、その矢の先になっているような部分というのがスポンって抜けて、
さらに宇宙空間を飛んでいくみたいな。で、あの部分をペイロード、あそこに乗っているものをペイロードって言ったりする。
なんかペイロードって言葉がピンとこないのは、このロケットの構造がピンとこないとペイロードって言葉があんまピンとこないっていうのは実はあったりするかもしれないですね。
で、その先っちょがその筒から切り離されて、第1弾と第2弾と呼ばれてるんですけど、2弾部分ですね。
これがものが乗っているところ。で、宇宙に、宇宙空間に出るぐらいの時にポーンってこう切り離されて、
そこについてるエンジンがブワーッと噴射して、さらに宇宙空間で動いていくと。
で、1弾、1回目の燃焼が終わって、姿勢を確認して、2回目にさらにエンジンの推力がバーッと吹き出されて、
宇宙空間で任意のその目指している軌道っていうところに最後調整をかけていくような、そんなイメージ。
だから、ロケットに火をつけるタイミングが大きく3回あるんですね。地上からのリフトオフ、大噴出のもの。
で、筒と、でその後ですね、筒と先端が切り離された後の先っちょの方で、まず第1回のエンジンがブワーッとついて、
その軌道、投入していきたい軌道をしっかりと目指していく。で、1回切って、いい感じの軌道になってきたなってなったら最後、
第2弾の、第2回のエンジンをブワーッと噴出して、軌道をしっかりと定めていくっていうような、そんなイメージ。
で、投入したい人工衛星を投入したい軌道に、いい感じに到達できたら、その先っぽから人工衛星がパカッと放出されて、
で、それがそのまま宇宙空間で活動していく人工衛星として働いて、働かれていくというような、そんなイメージです。
失敗の原因の分析
で、今回、H3ロケットが失敗した部分っていうのは、その先端がポコッと外れた後の2回目の燃焼。
これが、うまく正常に立ち上がらず、早めに終了してしまった、っていうところが失敗の要因になってます。
だから、3回あるうちの3回目、第2弾、その先端が切り離された後の2回目、ここの燃焼がうまくいかなかったっていうところですね、エンジンの。
うーん、っていうところで、なんでこの部分がダメだったのか。
そこがこれから原因究明されていく部分になってきているので、これからの原因究明の流れ、ちょっとね、注目していきたいなと思います。
で、ここに搭載されていた人工衛星が導きというものなので、今回導きを失ったインパクトだったりとか、
導きそもそもどういう人工衛星だったのか、みたいなところはちょっと明日にかけてお話ししていきたいと思いますので、
ぜひ明日の宇宙話も楽しみにしていてください。
ということで、アフタートークでーす。
そんな感じで以上にしていきましょうか。
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明日はクリスマスですね。みんな楽しくお過ごしください。
それではまた明日お会いしましょう。さよならー。
