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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております。宇宙話。今回は木星の月、
エウロパという天体の最新研究を紹介していきたいと思います。 この研究で、表面はかなり分厚い氷で覆われている。
まあ、この下には海があって、その海の中に地球外生命体がいるんじゃないかっていう 期待まで背負っている。そんなエウロパに関する最新の研究になってますので、ぜひ最後までお付き合いください。
どうぞ。
宇宙話。
2024年3月29日。始まりました。佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、
毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 本日で、エピソードが1267話目を迎えるというところになってまして、
例えば昨日とかだと、リアルアルマゲドン計画 NASA のダートっていうミッションの結果がどうなっていたのか、そんな振り返りの研究だったりを紹介させていただきましたので、
ぜひ気になるところチェックしてみてください。 あとは今週、三体に関する情報もいろいろね、やってたかなと思うので、要チェックでございます。
最近ネットウィックスの三体面白かったねっていう話と、それに合わせてあの記事マジ面白かったねって連載の内容を褒めてもらえることがかなり多いので、嬉しい限りですね。
ぜひ読んでない方チェックしてみてください。 はいということで、じゃあ早速今日本題に行きましょうか。
年度末で皆さん仕事バタバタしてるんじゃないでしょうか。 私もかなり疲労困憊ですが頑張っていきたいと思います。
はい、ということで今回は、 研究の対象は氷の衛星、エウロパに関するお話です。
エウロパ。 名前聞いたことある人、まあ結構いるんじゃないかなと。
木星にとっての月、つまり衛星ですね。 この星に関する新しい研究っていうのが出ていたので、こちら紹介していきたいと思います。
今回の論文は、サイエンスアドバンシーズっていうところに掲載された論文になっているので、ぜひですね、
ソースの方も確認していただきたいところなんですけど、 エウロパ、木星にとっての月、
なっていて、その表面は氷で覆われた、 氷の殻、殻みたいなのに覆われているんですね。
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で、氷の殻の下には液体の水でできた海があるっていうふうに考えられていて、なおかつそこには、
生命が存在する可能性っていうところまで期待されているというところがあるからこそ、このエウロパっていうのを研究する意義が一定あるだろうというふうに考えられているんですね。
実際に、これ2024年の10月に打ち上げる予定のNASAのミッション、エウロパクリッパーと呼ばれるものがあります。
これはまさに、エウロパを詳細に観測していくっていうところを目標にしている、そんなターン先になっているので、
ここ数年でエウロパに関する研究っていうのはガツガツ進んでいきそうなんですね。
その運用というかデータ分析のベースになり得るような研究結果っていうのが今回出てきているのが面白いポイントかなと思っています。
表面が氷で、中に海がある。この海の中に生命がいるかもしれない。こういう順番で考えているわけなんですけど、
この表面の氷の殻みたいなのが、一体どれぐらいの分厚さで、どれぐらい表面を覆っているのか、そこが明らかになっていないんですね。
太陽系にいて、この生命がっていうところの順番を考えると、やっぱり太陽の光っていうのの影響をどうやって受けて、
どうやってポジティブな影響が内側まで伝わってとか、で、海を構成している物質とも多分関係があるじゃないですか。
ここの関係性を明らかにしていくことの中でも、やっぱり氷のその表面の殻の分厚さっていうところが重要なポイントになってくるだろう。
っていうので、これまでいろんな研究がされてきたという背景があります。
そんな中で、エウロパの表面にある小さなクレーターとか、例えば水星が衝突するとかね、そういう外部由来の物質が氷の殻を通して、
氷の殻にぶつかってとかで、クレーターができてたりするらしいんですよね。
そうすると、その氷の厚さっていうのも、どれぐらいえぐれたかとか、どういう衝突があったから今こうやって見えてるとか、そういうところが明らかになるじゃないですか。
けど、氷の殻が薄い場合と厚い場合もそうだし、その材質によって硬い材質なのか脆い材質なのか、
っていうところの区別っていうのができない。 そういう課題がこれまであったんですね。
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こういった、あんまりまだ今目の前で情報を取得できていないものに対して、どうやってじゃあ天文学としてはアプローチしていくのかっていうと、
これ一つはやっぱりコンピューターシミュレーションっていうのが非常に良いソリューションになるんですね。
今回はアメリカの研究チームが、これまでの探査機で見つかったボンチ、クレーターみたいになってるところの中で、
を示す大きいクレーターに注目して、このボンチの形成は氷の殻の構造に強い影響を受けているため、その形成過程を明らかにすることで氷の厚さに制限をかけようとしたわけですね。
で、これで国立天文台が運用する研究のサーバーとコード等みたいなので、天体の衝突シミュレーションっていうのを、なんと100通りブワーってやったらしいですね。
100通りやって、今得られている結果とどういう条件が整合性があるのか、つまりどの条件がその計算で得た結果と実際の観測とっていう間の条件を埋めてくれるのか。
ここが重要になってきます。 その結果、多重リングボンチの形成については、硬い層、めちゃめちゃ硬いガッチガッチの層と、
脆い層、つまりぐしゃぐしゃってすぐ崩れる層っていうのの2層からなる、少なくとも厚さが20キロメートルの分厚い氷の核が必要であるっていうことが、
今回研究の結果明らかになりました。 これさらにですね、厚さが20キロメートル以上の氷の核の場合っていうのは、
計算結果と測定結果一致することから、まあそうなってるし、逆にこう薄いパターンってあるのかな、
って言っても、なかなかこう実際の観測結果と合うような結果を得られなかったっていうところを見て、ある程度、少なくとも20キロっていう氷の分厚さが表面を覆っている可能性があるんじゃないかと。
これはどうなん…結構僕は分厚いのがあるんだろうなっていう感覚になってるんですけど、その中の海の情報とかってじゃあ、
エウロパクリッパー行ったら取れるのかな、みたいな。そこは、 エウロパクリッパーのちょっと取り組み方を一緒に勉強していくのがいいかなと思ったんで、
僕もちょっと明日までにエウロパクリッパーについて色々調べてみます。 なので明日はエウロパクリッパー、これ2024年の10月にNASAから打ち上がる最新の
宇宙観測ミッションになりますので、こちらをカバーしていくことで、みんなと一緒に最新の研究を勉強していく、そんな形とっていければと思っております。
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ということで、明日の放送もぜひ楽しみにしておいてください。 はい、ということでそんな感じですかね。
あたとくちょっと行きましょうか。ということで、本日3月29日金曜日になっています。
大体の会社の方は、今日で年度末、最後の日ってなるんじゃないですかね。 今週なかなかハードに過ごしてた人もいるんじゃないかと。
で僕もですね、本業の方もかなり色々忙しくさせてもらっていて、 なおかつ、ポッドキャストを軸にしたいろんなお仕事もさせていただいているので、
それがもうバタバタといろんなところで重なっている状態でございます。 で昨日はですね、なんと
あのー、ポッドキャスト好きの人だったら、ゆとりっ子たちのタワーごとっていうポッドキャストチャンネル知ってるかなと思うんですけど、
ゆとタワーのリスナーとしても有名で、テレビとか色々活躍されている、
お笑い芸人のね、ティモンディの前田さんっていらっしゃるんですけど、 そのティモンディの前田さんと
対談企画っていうのを、ちょっと周囲者のオフィスでやってきました。 まだあの、周囲者のオフィスでってことは、
気づいた人もいるかもしれませんが、連載、僕が持っている連載との連動企画っていう感じですね。
で同世代で、前田さんが一個上だったんですけど、なんかめっちゃ面白くて、なんか
色んなこう、宇宙に関する話とかをしながら、わーって喋ってて、でその後一緒にお昼も食べて、
感じて、すげー、わー、超面白いって思いながらずっとやってたんですよね。 だから、なんか宇宙話もずっと聞いてくれてるっていうことで、
実際ラジオとかでも紹介してもらったことあるんですよ。でもちょっと疑ってて、本当なんすか? みたいな。
言ったら、本当に聞いてますみたいな、と言ってくれて嬉しいなと。 なので、ちょっとポッドキャスト出てくれるって言って、
ずーずしかお願いしようかなと思ってます。 近いうちにティモンディの前田さんにポッドキャスト出てもらって、色んな話ししてこようと思ってますので、
ぜひお楽しみにしておいてください。よろしくお願い致します。 ということで、年度末皆さん頑張りましょう。
僕も今日金曜日最後追い込んで頑張っていこうと思ってますので、 一緒に頑張って土日を迎えましょう。
土日お仕事の方はまたあと少し年度末あると思いますが、 なんとか乗り切りましょう。
土日は僕も結局仕事なので大丈夫です。一緒に多分裏で頑張ってると思います。 今回の話も面白いなぁと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォロー、
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宇宙話、またスポティファイのQ&Aコーナーだったり、概要欄のお便りフォームからじゃんじゃんお寄せ下さい。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。