00:04
はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。今回はですね、ノーベル賞でかなり注目を集めているブラックホールについて、また別の研究が出ていたので、今回それを紹介したいと思います。
で、ブラックホール、以前もノーベル賞の話したんですけど、ブラックホールが見つかって、最近かなり注目が集まっていると。
で、ちょっと前にブラックホールのニュースで聞くと、ニュースって聞くと多分ブラックホールの写真を撮りましたっていう話がもう1個あったのと、もう1つは重力波。
重力波の話ってみなさん覚えてますか?重力波っていうのは、単純に重力を持っているもの全てが走っている波なんですけど、これが以前のノーベル賞でも、ノーベル賞を受賞した話になりますね。
なのでブラックホールはかなりノーベル賞側から注目されている内容で、その重力波っていうのによって新しくブラックホールみたいなものが見つかったぞっていう研究が発表されたので、今回はそれを紹介したいと思います。
これですね、重力波天文学から新しいニュースが飛び込んできたものに関して言うと、今回は重力波から考えられるブラックホールの大きさっていうのが、もう今まで見つかったブラックホールの中で一番軽いんじゃないかって言われてます。
これがどれくらい軽いかっていうと、太陽の2.5倍くらいの重さ。これ実際はめちゃめちゃ重いと思うんですけど、ブラックホールの中で言ったら相当小さい部類になりますね。
実際にブラックホールが発生するとき、ブラックホールになるのっていうのは、星がどんどん進化していって、その進化の果てにブラックホールになるんですよ。
死骸みたいなもので、星の。そのときに大体太陽が8倍以上の重さがないといけないみたいな、言われていて、あとは私たちがいる銀河系の中心にあるブラックホールっていうのは、もう太陽の何十倍とか100倍近くになってる重さのものだったと思うので、それに比べると太陽の2.5倍っていうのは相当軽いですね。
ただ、この太陽の2.5倍の重さのものって、これ本当にブラックホールなのかなっていう疑問が一つ、この研究の中で浮かんできて、もしブラックホールじゃなかったら何なのかっていう。
で、その場合に提唱される説っていうのが中性死性と呼ばれるものですね。中性死性、これ多分このラジオの中では扱ったことないと思うんですけど、中性死性はブラックホールと一緒のいわゆる星の死骸ですね。
03:01
星の最終形態にあたるものなんですけど、どれぐらいの重さかっていうと、ブラックホールになりきれないぐらいの、だけど他の星に比べたら相当重いみたいな。
で、なおかつこの中性死性っていうのはすごい高密度の星なんですよ。どれぐらい高密度かっていうと、重さは、存在しているときは大体太陽の重さとか、太陽よりちょっと重いとかっていうぐらいの重さに対して、星の大きさが山手線にすっぽり入るぐらい。
なので直径10キロぐらいの星なんですね。これやばくないですか。だって太陽って相当大きいですよ。地球なんてもう本当に針の穴にプスって穴を刺したぐらいの大きさに見えるぐらいの太陽の大きさがあるのに、その重さと同じなのに関わらず半径10キロっていうのは衝撃の状態ですよね。
なのでそうなると他の元素とかそういうのが全く残らず、電子とか全く残らず、元素を構成している中性死ってやつだけが残るような星ってことで中性死性と言われてます。
ブラックホールになれなかったものが中性死性って言ってるぐらいなんで、重さで分かれるんですね、そこの分かれ目っていうのは。
今まで見つかった中で一番軽いブラックホールなんじゃないかっていうことは逆に言うと、これまで見つかった中で一番重い中性死性なんじゃないかっていう説も今回の研究では提唱されている。
なのでどっちにしても一番すごい、一番重いか一番軽いかっていう極端な例を見つけたっていうので、今回の研究はかなり重要な位置づけを今後取っていくんじゃないかなと思っているところです。
今後は日本の重力波検出機、カグラっていうものも稼働を開始してきて、どんどん今後成果を出してくると思うので、そうなるとこういった研究に日本のチームからどんどん成果が出てくるっていうところもあると思うので、今後の重力波天文学注目です。
こんな感じで今日は以上になります。毎日こうやって最新の天文学の研究の内容を英語で出た論文を日本語にして紹介していくので、良ければチャンネル登録をお願いいたします。
こういうのよりもっと細かいなめ知識みたいなものはインスタグラムのストーリー等でどんどん配信しているので、そちらもぜひフォローください。
概要欄の方にリンク貼っておきます。アカウント名はryostroです。ではまたお会いしましょう。さようなら。