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1日10分宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙話。 今回は日本の月面着陸実証。
SLIMが着陸していく。そんな中でアメリカから民間初の無人月面着陸 このチャレンジが行われていた。
ただなかなか難しい。 難航している中でSLIMがどれだけ今順調なのか。 そしてSLIMが行おうとしているピンポイント着陸。
実はこれアメリカの民間企業でもチャレンジしようとしていた。 そのあたりの世界の状況と今のジャクサ日本の状況。
このあたりを比較してお話ししていこうと思っております。 ぜひ最後までお付き合いください。
ささき寮の宇宙話。
2024年1月19日始まりました。 ささき寮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の寮が 毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1197話目を迎えております。 基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
ちなみに前回は、今日ですね、1月の19日に着陸を試みる。 そこにチャレンジしていく月面着陸船SLIMに関するお話。
それの何がすごいか、それは宇宙の月面の好きなところにピンポイントで着陸できるっていう話ですね。
ここをしっかりとお話しさせていただいた形になります。 そしてその前の日1195話では双子座にある灼熱の地球、
この辺りのお話をさせていただきましたので、こちらもぜひチェックしていただけたらと思います。
ということで、昨日のエピソードを聞いた方は、よりテンションが上がっているというか、 ワクワクしている部分も多いんじゃないかなと思います。
月面着陸船SLIMの月面チャレンジ。 ぜひね、多分いろんなところで中継とか出ると思いますし、
あとは、朝、まあなんとなく結果だけ知れればいいやーみたいな人は、朝ですね、起きてニュースつけてみたら、
成功のニュースがたくさんバーッと出ている、そんな状態になっている可能性が高いので、 ぜひここは期待していただきたいポイントかなと思っております。
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ということで、じゃあ早速今日の本題に移っていきたいかなと思うんですが、 今日の本題も月面着陸っていうところにちょっとフォーカスを置いてお話ししていきたいと思います。
今回は先日1月の8日に打ち上げられた月面着陸船、 アメリカの民間初の月面着陸船、ペレグリン。
こちらに関するお話をしていきたいと思います。 で、ここで楽しんでいただきたいポイントとしてはですね、
これ楽しんでいただきたいポイントは、アメリカからの初の民間での試みっていうところ。 そしてこの民間の試みが失敗してしまったというよりも、
ミッションを完遂できない。 そんな状況が見えている中で、今回のスリム、やっぱり順調だよねっていう、そういうところが確認できるエピソードになってたらいいかなと思っておりますので、ぜひ最後まで楽しんでいただけたらと思います。
でですね、今回お話しするのは、アストロボティック社と呼ばれるアメリカの宇宙企業、 ここが挑戦していた月面着陸、ここに関するお話です。
アストロボティックっていう会社は、アメリカにある宇宙技術とか、宇宙ロボットの技術を開発している民間企業になります。
このアストロボティックっていうのはもう、 アメリカの宇宙企業の中だったらものすごく有名な会社の一つで、
創業もかなり古いですね。2007年になっていて、もうこのなんて言うんだろうな、今の宇宙スタートアップのバーっていう流れとか、そういうののいわゆる第一世代というか、
まあ今業界を牽引している企業群の一つって感じですね。 で、このアストロボティック社っていうのが、今回月面着陸にチャレンジしたと。
で、しかも民間企業でアメリカでは初という状況で、イメージとしては、 日本のアイスペースが昨年月面着陸にチャレンジした、あれのアメリカバージョンって感じですね。
それにチャレンジしていこうというところで、 今年の2024年1月の8日にフロリダのケープカナベラルっていう宇宙
ロケットの打ち上げ場から打ち上げられて、宇宙に飛んでいったというような、そんな状況になっています。
で、このペレグリン月面着陸っていうところを目指して打ち上げられていったんですけど、 何が搭載されていたか
ご存知ですか。 もうねー
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めちゃめちゃ日本のある有名なものが搭載されているっていうところで、 もうみんな注目のポイントだったんですよ、ペレグリンに関しては。
これポカリスエットですね。 もしかしたらいろんなニュースとかでポカリスエットが宇宙へっていう、そんな
振れ込みを見たこともあるんじゃないかなと思うんですが、このペレグリンは、 まあいろんな民間企業なので売り上げも上げなきゃいけない。
だから載せたい人いますかーっていうので募集かけて、そのうちの一つが大塚製薬だったっていう話ですね。 それで宇宙に行った飲み物として、
ポカリスエットがペイロードに載せられたわけですよ。 だから宇宙にあるポカリスエットのパッケージ
これが見えていたのがやっぱりペレグリンの 日本人としては注目のポイントだし、やっぱりなんか宇宙にポカリあんのめちゃめちゃ面白いじゃないですか。
ポカリ僕めちゃめちゃ好きなので、結構飲むな。 ポカリ好きなんですよ。
なので そのポカリが宇宙に行ったっていうので、僕はこのニュースを見たときにすぐまたポカリ飲みましたね。
そんなこうアストロボティック社のこの月面着陸、多分大塚製薬の話があったから
日本でも結構話題になっていた。 まあでもアメリカの民間発っていうところもかなり注目のポイントだったので
見た方も多いんじゃないかなっていうところですね。 で打ち上げられた後、これがちょっと正直言うとうまくいかなかった
っていうのが現状になっています。 打ち上げが完了した後、そこから
月に向かう軌道に入っていって、人工衛星の命になるのはやっぱ電力なわけですね。 その電力を確保するために太陽電池のパネルを展開しなければいけません。
そして太陽電池のパネルを展開したら、なるべく太陽からの光が当たるような角度に 機体を調整していかなきゃいけない。
まあそういった安定性っていうところをしっかりと担保しなきゃいけないんですけど、 姿勢が不安定になって、でその太陽方向に向けるために推進のシステムを
つまりあのスラスターみたいなプシュプシュプシュっていうのあるじゃないですか。 ああいった推進能力っていうのをそこに使いすぎてしまって、でそれの影響で
推進材を大量に失ってしまったという、そういう状況になっています。 推進材を失うとどうなるのか。このペレグリンっていうのは最終的には月面に
しっかりと着陸していく。でしかも難着陸、ソフトランディングって呼ばれるものを実施しようとしていました。
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なのでこれをするためには着陸するタイミングである程度の推進材が必要だし、 最終的にこう月の着陸軌道に調整して入っていく時にも推進材が必要だし、
そんな中でこのペレグリンの推進材が不足していったっていう状況から着陸ができなくなって しまった。
これが現状のペレグリンなんですね。 なので
大塚製薬のポカリスエットとかが月面に到達するっていうところが期待されてましたけど、
そこは叶うことがちょっとないかなっていうのがペレグリンの状況です。
このペレグリン開発しているアストロボティック社、この会社2007年に 創立されたっていうところで、今月面を目指しているわけじゃないですか。
だからその月面に対する技術力の高さがどれだけ要求されるのかっていうのは、
まあもうなんかいろんなミッションを見てるとわかりますよね。 日本も
一昨年、一昨年から去年にかけて2つミッションがあって、おもてなし衛星とiスペースのハクト、
ハクトアルカ。で、そうなってきた時に、まあやっぱうまくいかなかったわけじゃないですか。 だからそこに対してアプローチしていくのがどれだけ大変なのか。
ここがどんどん浮き彫りになってきているのが最近の月面に対してのアプローチの結果なんじゃないかなと思ってますね。
で、その2007年に創業されてから、まずこの会社何を目指してたかっていうと、
iスペースもチャレンジしていたGoogleルナーX、GoogleルナーXプライズっていうのがあって、
で、これ月面に着陸してミッションいろいろ行っていこうっていうので、賞金いくらだっけ? 1億円ぐらいでしたっけ?
なんかそんなのが展開されていたんですよ。 で、それ自体
は結局クリアする人がいずに終わったミッションだったんですけど、ミッションというかコンペみたいな。
だったんですけど、そこからの歴史のあるアストロボティック社なので、ようやくこのタイミングで月面を目指せるようになった。
っていうところは、 これね、かなり注目のポイントではあったかなと思いますね。
で、しかもこのアストロボティック社の月面へのチャレンジ、アプローチっていうのは、結構国の肝入りだったというか、
アメリカっていうのは、今NASAは自分たちでの開発もある程度はするんだけど、 一種、投資機関みたいな形になっていて、
今後の月面開発っていうのは、民間と政府、官民を連携してやっていきましょうっていう流れがあって、
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で、その中でNASAが募集をかけて、民間企業に対してお金を渡しながらどんどんどんどん開発進めてもらってっていう
CLPS、CLPSって呼ばれる、あ、言ってたかな。 っていう
民間企業への、なんていうんだろうな、月面に向けたコマーシャルルナー
Pなんちゃら、なんちゃらみたいな感じなんですけど、まあそうやって 展開されていくミッションの一部だったんですね。
だから、まあアメリカのこのお金をいろいろ払ってるっていうとこでも、ちょっとアメリカの月面着陸に対するチャレンジにはマイナスに働いてしまう結果になってるんじゃないかなというような、まあそんな背景も実はあったりしますね。
で、じゃあまあこのペレグリンどう、結局なんかゴミになって終わるのかっていうと、 まあ宇宙にはいるわけだし
月面にこの後どんどん着陸目指していくっていう話があるから、月にできるだけ近づいていく っていうところのミッションに変更されているらしくですね。
まあそうすると少なくとも月面着陸 まではいかなくても、月にアプローチしていくノウハウっていうのはここからどんどんためられていって
アストロボティック社の今後の 活躍っていうところにつながっていくんじゃないかなと思っているので、かなり期待の部分ですね。
そしてこのアストロボティック社のチャレンジ、実はスリムと共通するところがあります。 あとその前に
スリム、スリムの着陸の日にこんな ネガティブっぽい話するなよっていう感じもすると思うんですけど、これ逆に
こういう壁を乗り越えてスリム、今めちゃめちゃ順調に月面にアプローチしていってます。 極力推進剤を使わずにいけるような、1ヶ月とかかけて
月面にアプローチするような、そういう軌道を描いて進んでいっているっていう、そんな背景もありますし、で実際に
昨日話したみたいに上空600キロっていうところまでアプローチできていて、この後どんどんどんどん効果フェースに入っていくと
上空15キロぐらいっていうようなところを
滑空し始めて、でそこから垂直効果、スパーンって垂直に落ちていって、で月面に着陸するというようなところを目指しているので、
かなり順調な状態っていうところが、まあこういう他との比較がいいのかわかんないですけど、
なっているって状態ですね。 でスリムっていうのは昨日話したみたいにピンポイント着陸っていうところを目指している
そんなミッションです。 月面の好きなところに目的地に対してドアトゥードアでアプローチできるっていうところが重要かなと思って
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いて、でそこにスリムは技術の実証を行いに行く。 まあそんな状態ができるようになると、日本のこの
日本が世界で5番目の国になるっていうところよりは、もっと具体的な未来の宇宙開発っていうのの発展に繋がっていきそうな技術が
検証される、そんなところになりますね。
で実はこのアストロボティック社も ピンポイント着陸っていうのをもう当初からずっと狙っている
設立当初から。 もうちょっと最近かぐらい狙っていて、でこのピンポイント着陸って
持っている月面のデータを利用して着陸体制に入って、で月面の持っているデータと実際に着陸船が載せているカメラ
このカメラと連動させて、そのデータを自分が今どこにいてどこに着陸するのが 一番ベストなのか
そんな場所を見つけて100メートルぐらいの精度で着陸していく。 これを目指しているのがスリムだし、でアストロボティック社っていうのもそこを目指して実はこの
ペレグリンっていうのは打ち上げられていました。 今回はあくまで実証機っていう話でペレグリンには今回カメラが搭載されていて
そのカメラ自体で月面を観測して、その着陸制御みたいなところができる性能のシステムなのか ここを
調整していくというミッションも含まれていたらしいので、なんかこうスリムの裏で似たような ピンポイント着陸への試みっていうのが民間からも行われていた
だからアメリカのやっぱ底力っていうのはすごいなって思うわけですよ。 民間を巻き込んでやっていく中で、日本が政府主導でやっているところと同じところに
チャレンジしようとしていた。 このアストロボティック社の動きっていうのは今後も着陸
どんどんチャレンジしていくかなと思っているので、期待していきたいなと思っているポイントですね。 まあこんな感じで現状をバーッとまとめてみましたけど
ここら辺をチェックしてみながら、スリムいろんな壁を乗り越えて今ここまで来てるんだな 着陸うまくいってほしいな
そんな目線でいろいろ見れたら今回の着陸チャレンジ面白いんじゃないでしょうか ぜひ楽しんでみてください
明日の話はもうだいたいこんな感じになるでしょうね。スリムに関する話です それか普通に天文の話してるかもしれないですね
皆さんのご要望聞かせてくださいお願いします そんな感じでじゃあエンディングトークになります
じゃあ今日はちょっとツイッターでいただいたメッセージを紹介させていただきたいと思います リスナーネームしのちゃんさんからいただきました
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一度諦めた天文学何気に今は毎日少しずつコツコツと勉強できている 毎日だよすごいことだよね
大学で毎日講義を受けているようなもんだん 諦めて諦めていたことが実現できてるってことじゃん
いやー出会えてよかった佐々木涼の宇宙話に感謝 ありがとうございますこれねーめちゃめちゃ染みましたね
なんかそうやってそういう気持ちで聞いてもらってるってのすごい嬉しいなぁと思ってて 確かに毎日受けれる講義なんてね他の大学にはなかなかな他の大学って
どこの大学にもないので 研究とかしない限り毎日宇宙に触れることなんてないじゃないですか
それか今だったらそのアストロボティックシャーみたいな 民間の宇宙の企業に入るっていうとこも手だし
まあでもまあそんな中で天文学ってなるとやっぱ研究なんですよね でまぁそれに近いところがこの宇宙話で感じれてるよっていう話はものすごい嬉しい角度のご
意見だったなぁと思ってちょっと紹介させていただきました こういう気持ちでもしかしたらね宇宙話聞いてくれてるみんなもいるんじゃないかなと思ったので
そういう仲間がいるよと twitter で是非ね 篠ちゃん見つけて絡みに行ったらいいんじゃないでしょうかと
そんなところになっております はいということでツイッターとかでもいろいろご意見いただきながら宇宙話一緒に作っていければと思っております
最近のツイッターでやっぱピックアップしてもらう一番多いトピックとしては先週の 先週の土曜日のエピソードかな
1191話の世界一可愛いビッグバンに関する質問の答え もうこれねー
やっぱ冒頭のパンチ力でしょうね
もう可愛すぎる リスナーさんのというかもうリスナーだ彼女自体も
可愛い子供の声から始まるそんなエピソードになってますで本人もすごい楽しく あの喜んで聞いてくれたっていうコメントもいただいたのでやってよかったなぁと思って
ます ぜひあの皆さんのお子さんの声でのボイス質問
楽しみにしておりますのでぜひじゃんじゃお寄せください
今回の話も面白いなぁと思ったらお手元の podcast アプリでフォローボタンの近くにある星マーク
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それではまた明日お会いしましょうさようなら