世界宇宙飛行の日である4/12に、Nature掲載のインパクトMAXな論文を紹介!
#科学系ポッドキャストの日 企画で、ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡遠用いた、TRAPPIST-1(トラピスト・ワン)の惑星の観測結果を紹介します!
非常に残念な研究結果です。
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ソース
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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。 今回は、世界中にインパクトを与える太陽系みたいな惑星、
外の世界にある惑星のお話をしていきたいと思います。 今回出てくるキーワードは、地球っぽい惑星が見つかったと世界中で話題になったこと、
そしてそれが実はものすごく期待外れな結果を今回、 ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡がもたらしてくれたこと、っていうところを
Natureの論文をベースに紹介していきたいと思っております。 そして今回は、なんと科学系ポッドキャストの日の世界宇宙飛行の日、
その企画にも乗っかっているので、ぜひそちらも楽しんでいただけたら嬉しいです。
2023年4月12日始まりました。 ササキ寮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家のりょうが、 毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソード914話目を迎えております。 基本的には1話完結っていうところをテーマにお話しさせていただいておりますので、
宇宙話の楽しみ方としては900話もあるから、気になる宇宙の話題とか、宇宙の単語とかで検索してもらって、宇宙話好きなトピックから聞いてもらってですね、
それが面白いなと思ったら、どんどんチャンネルを登録していただきながら、 最新のやつ聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
そんな感じで、今回は結構宇宙業界でのインパクト、 かなり大きい天文学の研究を紹介していきたいと思います。
今回の研究は、太陽系の惑星に似た星たちを、 ジェームスウェップ宇宙望遠鏡で観測してみた結果という、
こちらですね、なんと世界的に経緯のある雑誌、 ネイチャーに掲載された、もうホット、もうホット中のホットですね、今まさに。
そして世界中にインパクトが大きいと、業界でも認められているっていうことになるので、
ネイチャーに紹介されているっていうのはね。 今回はこちらのお話をしていきたいと思います。
最終的には、太陽系が今どういう状況で、 宇宙空間の中で特別なのかどうかっていう話だったりとか、
あとは地球外生命体云々みたいな話どころまで、 行きたいなと思っておりますので、ぜひ最後まで聞いていただきたいと思っているわけなんですよ。
で、今回満を持して、満を持してってことでもないか。 まあでも、この日4月12日にどでかくネイチャーの
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インパクトのある研究を持ってきた理由っていうのがありまして、 そこからお話ししていこうかなと思います。
今日、4月12日っていうのは、 世界宇宙飛行の日っていうふうに言われてるんですね。
なぜか、1961年のまさに今日ですね。 その時にソ連、当時のソ連ですね、今のロシアの宇宙飛行士
ユーリガガーリンが地球周回を成し遂げた日。 これが4月12日なんですよ。
で、そこから50年後の2011年に国際連合によって、世界宇宙飛行の日っていうふうに 制定されたのが、この4月12日っていうところで
宇宙にめちゃめちゃゆかりのある日なんですよ、今日は。 そこでやっぱりインパクトのある研究を持っていきたいなっていう個人的な思いがあったのと
個人的な思いと言いつつ、実はこちら。 ポッドキャストといえば、科学系ポッドキャストですね。
僕も、まあ 科学系ポッドキャストの走りぐらいの頃から頑張らせていただいていて、
科学系ポッドキャストって今、すごいたくさんいろんな番組あるんですよ。 そんな中で、毎月10日っていうところを科学系ポッドキャストの日っていうところにして企画をどんどんやっていってるんですね。
前だと、去年、先月かな? 発明っていうところを軸にお話ししていきましょうっていうのがあったと思うんですけど、
今月はまさにこの世界宇宙飛行の日っていうところを記念して、じゃあ宇宙の話題話そうっていうところで、いろんなポッドキャストチャンネルが宇宙に関するお話ししてくれてます。
今回の発起人は、同じ宇宙系ポッドキャストのコペテンナイトの春名誠さんがやってくれていて、そこに賛同した番組がいくつか今回エピソードを更新しているっていうような状況ですね。
これ結構面白いので、いろんなところを渡り歩いていただきながら、科学系ポッドキャストのちょっとつながりみたいなところも楽しんでくれたら嬉しいなと思っております。
なので、僕は毎日毎日宇宙の話ししているので、わざわざ科学系ポッドキャストの日に、今回テーマが宇宙だから、宇宙の話をするっていうのを意識しなくてもその企画には乗れるっていうね、完全に宇宙系ポッドキャスト悲劇な企画となっているわけなんですが、
そんな中で、他の番組いろいろ聞いていただきたい中で、そうですね、奏でる細胞っていうポッドキャスト皆さん聞いたことありますかね。実はそこからもうちょっとした挑戦状ぐらいのものを叩きつけられておりまして、ぜひね、内容を聞いていただきたいんですけど、
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宇宙話っていうワードがちらほら出てくる、すごい嬉しい回になっていて、その中で、なんか生々しい宇宙の単語ってないんですか?みたいな。まあこれ、りょうさんに任せよっかって言って、すごいふわっと投げられたんですけど、生々しい宇宙の単語ってなんだろう?みたいな。いやでも、あんまりないと思うんですよね。
結構その、例えば、あんまり細かいこといろいろ言うと、奏でる細胞の方にちょっとね、ネタバレすんなよって言われちゃいそうなのであれなんですが、例えばエピソードの中で、銀河っていう言葉めちゃめちゃオシャレじゃない?みたいな。で、銀河。だって、例えば天の川銀河とかっていうふうに天の川を見たときに、銀色の川って表現したんですよ。
そこがすごいよねっていう話をしていて、まあ確かになって思ったんですけど、いやちょっと待てよみたいな。僕ここで気になってるのが、宇宙系の単語って生々しいものっていうのはあんまりないんですけど、この例えば、銀河って英語でギャラクシーなんですよね。で、ギャラクシーを銀河っていうふうに訳した人がいると。
で、こういった天文の業界ってものすごくちゃんと日本語の対応する言葉っていうのが決まってるんですよ。多分昔の偉い人たちがそこを完全に整備してくれたおかげで、日本語で、日本語でしか伝わらない宇宙の単語で会話ができるっていうところが結構特徴的な状態なんですよ。
なんか、これに逆に言うとすごく困らされる部分もあって、英語で何て言うんだろうが頻繁に起こるんですよ。別に覚えるのが大変だったわけじゃないんですけど、例えば、超新星爆発。超新星爆発って、超めちゃめちゃ新星、新しい星の爆発っていうふうに聞くと、あれ?みたいな。
新しい星、生まれたばっかりの星の話なのかなって思うじゃないですか。でもこれって、星が死ぬときに起こす爆発なんですよ。なんでだろうって思うじゃないですか。で、英語だとスーパーノヴァなんですよね。スーパーノヴァってなると、ん?みたいな。
やっぱりなんか、それをそのまま超新星爆発、スーパーノヴァエクスプローションとかっていうところの枠組みにすると、なんでそのワードが割り振られたんだろうっていうところは、なんか若干気になるところではあるみたいなところで、逆に言うと、その奏でる細胞へのアンサーとしては、生々しいワード、パッとは思いつかないぐらいおしゃれかつ結構固い名前が、
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ちゃんと全部についてるなっていうところが、個人的には思う部分だったりしますね。なので、まあそういったところもある、この宇宙関連のお話っていうところが、いろんなポッドキャスで展開されてるので、ぜひそちら聞いてもらいたくて、やばいですね。ここまでで相当話しきっちゃってる。まあいいや。
で、今日は、ものすごく世界中にインパクトを与えたであろう研究内容を紹介していこうと。で、どういう天体見たかっていうと、一時期、もう世界中を騒がしたと言ってもいいようなトラピストワンと呼ばれる天体、そしてその周りを回っている7個の惑星に関するお話です。
この星たちって、実は一時期、2017年とかっていうタイミングで、いきなり見つかった惑星たちで、今で言うところの地球以外、太陽系以外の惑星って、いつも話してるみたいに5千個ぐらい見つかってますって話してるじゃないですか。
けど、やっぱ2016年2017年、僕もその時研究してたんですけど、ないんですよ、そんなに。むしろこのタイミングから、2016年2017年ぐらいから、思いっきり観測例が増えたなっていうところの第一歩ぐらいの感じで考えられるのが、このトラピストワンっていう天体なんですね。
で、それの周りに地球っぽい惑星が7個もぐるぐる回ってるっていうところが、当時の研究で明らかになって、これはだってびっくりするじゃないですか。え、みたいな。地球っぽい星ってそんなにあるんだみたいな。しかも1つの星に7個もあるんだみたいな。そういったところですごく話題になって、当時僕は惑星の研究ではなくて、
太陽みたいに自分で輝く星の研究をしていたので、イメージ的にはその7個の惑星が回っている中心の星をずっと見ているような感じだったんですよね。なので、その惑星を見るっていうよりは、中心の星がどういう星なのか、ちょっと佐々木くん調べてみてくれない?みたいな感じで、研究室の教授の先生に言われて、
じゃあやっておきます。みたいな感じで分析して、そこでなんとなく見えてきたことで言うと、太陽よりもかなり過酷な環境を周りに作ってるんじゃないかなっていうところがなんとなく見えた部分だったんですよね。何が過酷かっていうと、ポッドキャストでもよく話す太陽フレアみたいなところですね。
そこで言うと、この光勢フレア化にあたるものっていうのが、太陽よりも大きい爆発を起こしやすいような天体っぽいなっていうところが、僕がやってた研究と結びつけたときに、なんとなく見えてきたんですよ。これ結構面白くて、その時はまだ何か周りの7個の星全部地球っぽいんじゃない?って言われてたときに、研究室で調べてみたら、いや、
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どっちかっていうと、これはあんまり済むのに適してないような爆発激しい星なんじゃないのかなって、当時から結構思ってた部分だったんですよね。
それが論文としてインパクトの残るような研究というか、気づきかって言うとそうでもないし、論文にできるような精密な分析をして論理立てて考えたわけではなくて、
なんとなく自分たちが持っている感覚と分析結果というのを照らし合わせて、そういうふうに考えていたっていうのが、実は当時の思い入れとしてあって、
そんな星なんですけど、後々いろいろやっぱり、その7つの惑星に対する研究っていうのがどんどんどんどん進んでいった中でですね、
結局は地球っぽくはないっていう結論にたどり着いたんですよ。
これが結構面白い部分かなと思っていて、
地球っぽい惑星っていうところの概念が、ここでどれだけふわっとしたものなのかっていうところが結構気づかれたっていう、そういう場面でもあるんですよね。
地球っぽい惑星っていうのは、単なる岩石でできた惑星のことなんですよ。
太陽系の中の惑星っていうのは大きく2種類に分けられて、 地球とかみたいに地表があるような岩石でできた惑星、主に地球の隣の火星とかよりも内側っていうところはこの岩石惑星に当たるような天体。
その一方でそれよりも外側、木星とか土星とかっていうところはガスでできたガス惑星なので、
太陽系の代表的な天体2つ使って、岩石でできている星のことを地球型惑星って言って、ガスでできている星のことをジュピター型、木星型惑星って言ったりするんですよね。
そんな中でただ岩石だったっていうだけで、地球への類似度みたいなところが語られていたのがこのトラピストワンの惑星たちになっていて、
後々、結局は地球っぽくないっていうところは分かったんですけど、なんでかっていうと、
太陽、中心にある星から受ける日射量っていうのがものすごい状況だと、地球が太陽から受ける光の4倍ぐらいの光っていうのをこの星たちは受けるっていうことが分かったんですね。
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この4倍っていうのは、この惑星の表面に例えば海だったりとか、生命だったりとか、そういったのが
生息していくにはちょっと過酷すぎる環境なんですよね。 っていうところで、地球みたいに潤いのある表面があってとかっていうのではなくて、
岩石ではあるけど別の種類の惑星っぽいよねっていうところまで分かってたんですよ。 そんな中で、宇宙の果てを見ようとするぐらいものすごく目の良い望遠鏡である
ジェームスウェップ宇宙望遠鏡、打ち上がって今まさにいろんな研究してますね。 その中で、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡は
JWSTとか言われて、ポッドキャストでも何度か紹介してるので、もし初めて聞いたよっていう人は、まず
あれだけ見てほしいな、画像だけ見てほしいな。 ジェームスウェップ宇宙望遠鏡っていうのだけ調べてもらうと、結構そういうのが出てきたりするんですけど
もうかっこいいんですよ、宇宙船っぽくて。 で、この望遠鏡ものすごくて、今宇宙にいるんですけど、宇宙でできた初めての星を観測しようとしてると。
それ関連の話って、最近900話超えてから何回かしたと思うので、そっち聞いてもらいたいなと思うんですけど、それぐらい目が良くて、この望遠鏡の性質上
惑星の大気とか、そもそも惑星の細かい表面の情報っていうのを取得しやすいっていうような、そういう性質を持ってるんですよ。
なら、やっぱり一時期世界を賑わせて、7個も岩石のある惑星系を調べてあげると、そこに
地球みたいな、地球みたいな大気は難しいけど、金星みたいに分厚い大気で覆われた惑星みたいなのなのかとか、あとは
もうほとんど大気を持たない、惑星でいうとこの彗星とか、あとは月もちょっと惑星じゃないけどそうですね。
そういったところみたいな、大気を持ってないか持ってるかっていうところに1個終止符を打てるというか、
新しい研究結果を持ってこれるんじゃないかっていうところに目をつけたのが今回の研究です。
ものすごく目の良い望遠鏡を使って、そして惑星の大気を調べるのに非常に適した望遠鏡を使って、
一時期世界を騒がせたトラピスト1と呼ばれる天体、この天体のこの惑星ですね、を観測してあげようという、そういう研究結果になります。
結果、先に紹介すると、今回の結果から見えた傾向で言うと、これ、この星たちには大気がなさそうっていう研究結果が出ました。
つまり、空気ないです、地表に。地球よりも4倍の光を受ける、中心の星から4倍の光を受ける、この
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トラピスト1の惑星は、なんと、 地球っぽいかなぁと思われてたら、そもそも地球みたいに水が生存できるような状況ではない。
生物も無理だろうって言われた。それだけではなくて、今回新しい研究によって大気も存在しないと。
つまり、ただの石の塊だと、いうような研究結果がわかったんですよ。 これが結構、なんだろうな、
あ、やっぱりそうなんだっていう波と、多分、なんだ残念だなっていう思う波と、多分半々ぐらいいるような研究結果になっていて、
そこをしっかりと確かめられた。 そして、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡を使って、こういうことができるっていう、
なんか指標を一つ立ててくれたっていうところが、このネイチャーに掲載されるに値するっていう風に考えられて、きっと今回ピックアップされてるんだろうなぁという風に思っているので、
今回のこの研究結果からですね、今の5000個以上見つかる太陽系以外の惑星の流れの最初を作ったトラピストワンっていう天体だけ覚えていただきたくて、
そこの天体に大気がないことが、ジェームスウェップによってわかったんだよっていうところですね。これを、まあ、そうですね、
にわか宇宙好きっぽい友達とかに言ってみたらいいんじゃないですか?ソースは?とか言われたら、もう、ここのポッドキャストの概要欄に貼ってある論文バチンと出してください。
この英語の論文に書いてあるから、ネイチャーだよみたいな。そんな感じで使ってくれたら嬉しいなぁと思ってます。
まあ、皆さんにはそんな花のつく人間になってほしいと思ってないですけど、まあ、そうやって宇宙話の内容でちょっとでも面白いなぁと思ったら、
そうやって周りの人にぜひですね、話してみてくれたら嬉しいなと思っております。そんな感じで、今回は科学系ポッドキャストの日の企画というところで、
世界宇宙飛行の日にネイチャーに掲載された世界中にインパクトを与える天文学の研究、太陽系みたいな惑星に関するお話をさせていただきました。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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