ハヤブサ2による研究の概要
【はやぶさ2】が持ち帰ってきた小惑星のサンプルをよく見てみると、太陽系最古の岩石を発見することができた。
そんなお話をしていきたいと思います。 今回の話は昨日の続きとなっています。昨日の回では小惑星を調べる
その意義、そしてどういう状況で今リュウグウが研究されているのか、というところをお話ししています。
で、今回はそんな中で出てきた最新の研究結果という形になっておりますので、もし昨日のエピソード聞いてない人は是非昨日から聞いてみてください。
それでは行きましょう。 改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに天文学で白紙語を取得した専門家の亮が毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日のエピソードが1759話目を迎えております。 基本的には1話完結でお話ししているので気になるトピックからぜひ聞いてみてください。
すっごい今くしゃみが出そうなのを我慢して収録しておりますが、昨日、今日で1本のエピソードっていう感じになるかなと思うんで、
冒頭にも話しましたけど、昨日から聞いてくれたらいいかなと思っています。 昨日はですね
電気通信大学っていう国立の大学で90分かけ2本の授業をしてきました。 面白かったですね。
大学で、いつもなんか大学の講義あるよとか言ってるけどあれ実はオンラインなんですよね。 だからなんかオフラインでそうやって授業ができるっていうのは結構面白い
体験だったなぁというところをなんか改めて感じました。 90分かけ2本めちゃめちゃ声張ってマイク使わないで喋ってたんで
ちょっと朝のど痛かったですね。 さすがに3時間話しっぱなしは結構きついなぁというところですが
まあポッドキャスト撮れないぐらい痛くなんなくてよかったなと思っています。 昨日ね、その電気通信大学からの帰り道ですよ。
調布にあるんですよね。 調布にあって、でちょっと都内に出ようと思ってたので慶応線に乗って行こうと思ったら慶応線がなんか
倒木? 木が倒れて、で電車とぶつかって出て、7時間8時間ぐらい
止まってたらしいですよね。昼から。それで動けなくてバス乗ってなんか三鷹の方行って、で中央線で新宿行ってみたいな
なんか 疲れましたね。最近なんか電車めっちゃ止まるんですよね。僕が乗ろうとしてたり乗ってるやつが
なんか電車の中で待たされるっていう体験が連続してる。 これだから家を出たくないんですよね。
家で基本的な仕事をするスタイルでやってたんですけど、最近ちょっとね出てくタイミングが多くて、そういう電車のタイミングに悩まされてます。
悲しい。 そんな感じでじゃあ早速本題に入っていきたいと思います。
リュウグウの成分と年代
今回お話しするのはハヤブサ2が見つけた太陽系最古の岩石。 こちら昨日イントロたくさん喋ったので今日は本題に入っていきたいと思います。
ざっくり言うとやっぱり小惑星を研究するっていうのは太陽系の歴史を探るっていうところに繋がってくるわけですね。
でこれまでのハヤブサ2の初期の分析によって 現在のこのリュウグウの主要な構成物質っていう構成している物質っていうのは
40度ぐらいの水、水というか水溶液というか まあ水溶液か
正確には水でも水溶液かというので、との反応でなんか生成した鉱物であるっていう発見があって これでこう
一時期はハヤブサ2で言ったリュウグウというこの小惑星にも水があった っていうところで世間をブワーって賑わかすニュースになったんですよね
だってそうですよね太陽系の歴史を探りたいって言って見てたら 水があった証拠があるっていう。これは結構やっぱ面白い
でそこにプラスしてアミノ酸が見つかっているとか 結構なんかリュウグウの研究成果って賑わせてくれる面白い内容がめっちゃあるんですよ
でまぁそんな水の発見があったところから その鉱物をね
あの水に浸った鉱物というかくっついた鉱物というかっていうのを分析してあげると 45億6200万年前に形成されたっていうことがわかっていた
45億6200万年です まあ相当前ですよねそう
まあ太陽の年齢があのそれよりもちょっと長いぐらいなので本当に太陽の 太陽系の初期からそういう風になっていたというところでけどなんかこう
こういう 鉱物っていうのは水との反応によって生まれた二次的なものなんですよ
つまりもともと何かがあってそこに水がくっついて今の形になった じゃあ元々の原材料って何なんだろう
もともとの原材料の年代ってどれぐらいなんだろうみたいなのをまだ 解明できてなかったんですよ
まあなんか水ついただけだからちょっとわかるんじゃないのって思うかもしれないんですけど やっぱその元の物質がどういう性質かによって水との反応の仕方も変わるから
なんかそれをちゃんと解明してあげないと正確な年代ってわかりきらないんですよね そこで今回やられた研究っていうのはリュウグーのサンプルの中にその細かーい
細かくなんか別の物質ないから別の物質ないから見て簡単にとびちょびちょになってない奴 物質ないかなっていう検索というかあの探索をしてあげたんですよ
ねそうすると初期の太陽系の高温な領域 めっちゃ温度の高い1000度以上高かったような領域で
形成されたと考えられる原材料物質 cai
cai カルシウムだったりアルミニウムっていうな l か l でアルミニウムかカルシウムとかアルミニウムに
を飛んだ方いう8部物質物質ですねが発見されたと ね
カルシウムだったりアルミニウムが含まれている物質が今回発見された でこの cal っていうのを年代分析っていうのを北海道大学の同位体顕微鏡って言われる
ねあの素晴らしい顕微鏡で観測してあげた結果ですね 太陽系ができた直後の45億6730万年前のデータであることがわかったと
45億6730万年前でえっともともとビチョビチョになった鉱物から見つかった そのわかった
年代っていうのは形成された年代は45億6200万年 で今回わかったのが6045億6730万年前
つまり 水で濡れた後の鉱物で調べた年代よりもさらに前
そこからで言うとえっと500だいたい500万年前530万年前に形成された物質っていう のがまあ今回発見されたというところです
で今回の発見で何がわかったかっていうとその竜宮が太陽系の誕生の直後に形成された 熱の高い物質っていうのを取り組んでる取り込んでるっていうことがわかったんですよね
ねつまり8まあその初期の頃の物質をちゃんとキープしていると であのこれのこの竜宮っていう小惑星と形がに形が似た地球に落ちてきた
隕石とかそういったのも再度もう1回同じ物質この cal ってやつがないかなーっていうのを 探ってあげたんですけど
見つからなかったと cal つまり竜宮にしかない物質だと っていうことはどういうことがわかるかっていうと竜宮は太陽系の遠方で形成されて
あの近くに来たような得意な天体である可能性っていうのが出てきたのが今回の 研究結果ですね
そうするとなんかこう 太陽系の天体がどうやって誕生してきてどうやって進化してきたのかっていうのを
理解する上で 実は太陽系の外側からやっぱ物が持ってかられてきたとか
なんなら外がのその遠方の方ですね地球に近いところじゃなくてもっと遠いところから 持ってこられてきたんじゃないかっていうようなそういう説とかも出てきて
惑星が形成されていく理論的な面がどんどんどんどん新しくサポートされていく まあそんな研究結果が出てきたっていう感じですね
隕石と宇宙の理解
これはおもろいですね やっぱりなんかこう実は地球に落ちてきている隕石でも
あのね今回研究内で出てきましたけど ある程度宇宙の歴史というのは探れるんですよ
ただ汚染っていう問題があって汚染て何かっていうと 地球の空気に触れた瞬間に地球の空気の成分が付くから何か状況が変わってしまって
いるんじゃないかとか 新しく見つけた物質が本当に地球にないものなのかっていうのを証明するのが
難しいっていうそういう なんか
見られ方をしちゃうんですよね隕石って だから
わざわざお金をかけてまで小惑星に物を取りに行くというアプローチをとっている でそれで行った結果そこにしかないものが見つかったっていうのは今回めちゃめちゃ面白い
発見だし 行った甲斐があったなっていうそんなところが見えてくる研究だったのでなんかちょっと
研究の方法とか意義みたいなところですね ここと照らし合わせて考えてみると結構面白みが増してくるんでぜひぜひ宇宙
バージョン楽しみ方としてはそういう目線も持ってくれたら嬉しいです 宜しくお願いします
ということでじゃあ2頭書いていきましょうか とはいえもう10分喋ってしまいました10分ぐらいの方がやっぱり聞きやすいんでね
終わりにしておきましょうか明日のエピソードなんですけど ちょっとね面白いコメントいただきました
リスナーネームは浦部浦部レイさんからですねいただきまして そのジェームスウェップの話題を先日取り上げた時にジェームスウェップの分解能っていう言葉
ですねこれにぶち当たったと 分解能っていうのがこれでこういう感じなんですねっていう話をしてくれたので望遠鏡の
トークを見る時の性能である分解能って呼ばれる言葉についてちょっと明日お話し していきたいと思います
もしかしたらこう天文宇宙検定とかをね受けようとしている 人もいると思うのでそういうのに結構役立つ言葉かなっていう話ですぜひぜひ
参考にしてみてください明日のエピソードを楽しみに 今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローフォローボタンの
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