sorae「火星の地下に「豊富な液体の水」を発見 地震学に基づく最も確かな証拠」はこちら
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今回は、火星の地下に豊富な液体がある、それだけじゃなくて、火星表面を深さ1キロとか2キロのそのぐらいの深さで水で満たすことができる、そんな量の水が発見されたお話をしていきたいと思います。
いや、正直わけわかんないぐらいすごい発見だなぁと思っていて、これが本当なのだとしたら、これからどんどん水の発見、そして火星の今の状態を作っている要因みたいなところまで解明されていくんじゃないかなっていうかなりワクワクした内容になっております。
ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。 改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしています。
今日でエピソードが1408話目を迎えるというところになっております、1409話目か、を迎えるところになっております。
基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいなぁと思っております。
はいということで、ちょっと最近自分のポッドキャストを聞き返しながら、冒頭ちょっと長いなぁみたいな、思ってきたんで、今週ちょっとずつ改善していきたいと思います。
一体どういうふうになっていくのか楽しみにしておいていただければと思うわけなんですけど、まあとはいえお盆が明けて、皆さんね、仕事が始まってかなり憂鬱な月曜日を過ごしているんじゃないかなと思います。
そんな中で宇宙話で少しでも気分が晴れるようなところになってくれれば嬉しいなぁと思いながらですね、今日の月例紹介していきたいと思います。
今日の月の姿、8月の19日は明日が満月なので、もうほとんどまんまるです。
で、これ本当にそんな気がしてしまうなっていうのがあるんですけど、月がデカすぎる。
なんか前回のスーパームーンの時もなんかそんなことを言っていた気がするぐらい、月デカすぎますね。
昨日とかやばかった。まあなんか台風が過ぎた後っていうのもあってちょっと空気が綺麗だったからなのか、単純に天気が良かったからなのか、
ものすごく綺麗にくっきりと月の姿が見えたっていうところがなんかこう不思議な気持ちにさせられるというか、結構ボーッと眺めちゃったし、
犬の散歩行って、子供たちとかともよく喋るんですけど、子供たちもわぁすげぇみたいな、やべぇみたいな言ってたんで、
それぐらいやっぱみんなが気づくぐらいの大きさ、綺麗さだったかなと思います。 ぜひね、皆さんのどうだろう、写真とか、さすがになんか昨日のは写真撮れた人多いんじゃないかなと思うんですよね。
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で、Xとかで見ていくと、リスナーネームとのさんから、あさて20日は満月、そしてスタージョンムーン、あ、スタージョンムーンって言うんだ。
そしてスーパームーン、そしてそして月2回満月があるブルームーンらしい。 いや、
今月は2回ないぞ。 とのさん、お気をつけください。ない、ないですね。今月はないはず。
来月かな?来月の話かな?はい、というところで、 まあそんな感じで、皆さん綺麗に見えてる写真とかはいくつか出ているっぽいので、
皆さんもぜひ教えてください。よろしくお願い致します。 ということで、じゃあ早速本題に行きましょうか。
今日は火星の水に関するお話です。これはやばいですね。 今回お話しするのは、火星に水がめちゃめちゃありそうっていう、そういうお話です。
火星の地下に豊富な水があるっていうところの研究が発表されていたので、そちらを紹介するんですが、
今回お話しするのは大人気宇宙ポータルサイトソラエとのコラボ企画になっております。 ちょっと音声だけだとわかんないなっていうところがあれば、ぜひ文字で詳細な情報とかも拾って
いっていただけたら嬉しいですね。 はい、ということで、じゃあ早速行きましょうか。
火星の表面、みんな今頭の中でイメージした姿はどんな感じになってます? これはもうね、
さすがにみんな一緒なんじゃないか。荒れ果てた、ちょっと赤っぽい土の、一面砂漠のような、
カラカラとした、そんな空間だと思いますが、 これ、
実は、火星が生まれてからずっとその姿だったかで言うと、そんなことはないんですね。
まあそれが、火星に生命がいたんじゃないかって言われる、 ゆえんというか、まあ要素の一つにはなっているわけなんですけど、
昔は、大量の水っていうのが存在したというふうに考えられていて、 この大量の水は少なく、全然もう普通に海とかがあるようなレベル。
で、火星の表面の地形とかを見てみると、そういった水が流れているっていう、 そんな痕跡というか、地形の特徴まで見られている、そんな状態だったわけです。
で、これじゃあ、いつから火星の水がなくなっているのかっていうところですね。
火星はもう、かれこれ確か30億年ぐらい前には、水をほとんど全て失ってしまった、少なくても表面からね、っていうふうに考えられているわけですよ。
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で、その豊富な水っていうのは、一体どこに行ってしまったのか。
蒸発、分解、そして宇宙空間に逃げてしまったっていうところだったり、
あとは、実はちょっと浅いところの地下に埋もれているんじゃ なかろうか。
まあ、そんないろんな説が出てきて、そこに組み合わせて、時期圏の話とかね、地球みたいに時期で覆われているところの要素が変化してしまったから、っていう説もあったりして、
で、それが今言った宇宙空間に逃げてしまったっていうところに、関連させてお話があったりとか、まあそういうふうにあったりするんですよ。
ただ、ここらへん、なんか有力に思われていた一方で、なかなか説明しきれない、そんなジレンマに陥っていたのが、火星の水に対する研究ですね。
具体的には、それらの説、まあ多分要素としてはあるんだろうけど、宇宙空間に逃げていくとか、浅い地表のところに、まあなんか氷として存在しているとかね、月みたいなパターンですね。
で、そういった感じだと、じゃあ表面をめちゃめちゃ水で覆われていた時期とか、火星の大きさとかを考えると、いや、もっと水あったでしょっていう、そういうふうに考えられてきたわけですね。
で、まあそんな中で、じゃあどうやって失われたのかの説に、今回新たに、しかもものすごく説明ができる研究結果が出てきました。
それは、深さ、約20キロまでの範囲のところに、水が入り込んで、つまり浸透していって、その中に今もまだ蓄えられている、そんな説ですね。
で、これがなんと、最終的に今回ちゃんと観測で、計算じゃなくて観測で、それが見積もられたっていう話で、
で、最終的にその見積もられた水の量を計算してみると、火星の表面を深さ1、2キロの水で、海で覆うのに十分な量が、地下深くに今も蓄えられているんじゃなかろうかというところですね。
これは不思議。で、一体どうやって、その地下深くを探索したのか、掘ったのかい?っていう話になるじゃないですか。
でも、それは全然違くて、どうやって観測したかというと、地震波、地震の波を探索に使ったんですね。
火星の地下では、地震が発生するような場所があると。
で、それに対して、NASAが今、火星の表面に送っている火星探査機、前に送っていたやつですね。
インサイトというのがあって、そのインサイトというのが、地震の波を計測することが できるんですよ。
で、この地震の波を計測するときに、火星の中で起きた地震が、どういう地盤を伝って、今、地表の揺れに繋がっているのか。
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ここの地震波の伝わる速度とか、角度とか、減衰率とか、そういったところから、内部の 高性物質の量というのを計算していくことが できるという、そういうアプローチですね。
だから、掘ってもいないのに、なんで地下のことが 分かるのかと思った人は、そういう波の性質を うまく使っていると、理解してくれればいいですね。
本当にそんなことができるのか、と思うかもしれませんが、 実際に天体を観測するとか、ああいうのも結局、光という波を見ているわけですね。
そして、その星の中にどんな元素が含まれているか、 その星の周りを回っている惑星の大気に、どんなものがあるのか。
それを調べるときも、その光の中に含まれる 元素の情報というのを抜き出して、天体の細かい情報を拾っていくんですよ。
なので、そこでやられていることと、比較的近い。 結局は地震も波だから、そういう話だと思ってくれると、もうちょっと シンプルに理解できるかなと思いますね。
これによって、半径50kmの範囲の深さ20kmまでの 地殻構造が、今回明らかになって、その結果、ものすごく 大きい量の水が見つかった。
水の存在なんじゃなかろうか、というところですね。 なので、これが本当なのだとしたら、
火星の水の問題というのは、もしかしたら これで説明できちゃうかもしれないという、かなりこれは
ブレイクスルーと言ってもいいかもしれない ぐらいの内容になってきそうなので、ちょっと皆さん、
要チェックでございます。これはね、頭に入れておいて損はないかなという、 むしろ入れておくべき内容かもしれませんね。
皆さんね、ぜひこちら チェックしてみてください。よろしくお願い致します。
はい、ということで、じゃあ今回は以上にしていきますね。 明日、明日はこれネイチャーの論文にめっちゃ面白い内容出てました。
ストーンヘンジってわかりますか?皆さん。 もう世界最古の天文施設と言ってもいい、あのストーンヘンジ。
石がこう積み重なって、なんかあの鳥居みたいな形になってるやつが、 円形に配置されて、みたいなやつですね。
あれに対する、あれどうやって作ったのかっていうところに対する 新たな研究が発表されていて、これがかなり興味深いので、皆さんにも
お伝えしていこうかなと思います。 ストーンヘンジ、そもそも宇宙と関係あんのかって思った人は、
さらに要チェックですね。よろしくお願い致します。 アフタートークです。
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コメント一つ紹介させていただきたいと思います。 リスナーネームSonoさんから頂きました。
Spotifyのコメント欄ですね。 1400…1408回おめでとうございます。
1400回の時は旅行中だったのでコメントしそびれました。 今回の月の話を聞いて、十数年前、上司と職場を出るとまさに
光合と輝く月を見て、岐阜を感じたことを思い出しました。 後でスーパームーンだと知ったことを知り、月との距離が変わることも初めて知りました。
その頃は子育てもあり、職場、保育園、自宅を往復するだけの日々。 ああすごい今ちょうど読んでいたのに、ロードが始まってしまった。大丈夫ですね。
保育園、自宅を往復するだけの日々だったので、余計に印象深いのかもしれません。 今回の月の話を聞いて、その月を見た頃の自分や感情までも思い出した
ことにびっくりしました。 これも月の力、これもこれからもいろいろな楽しいお話を待っています。
といただきました。ありがとうございます。 めちゃめちゃ素敵なコメントをいただきましたね。でこれ
そう、あの返信もさせていただいたんですけど、僕もまさに今同じ状況で見るわけですよ。 子供が生まれて、でその子供の世話をしながらこのタイミングでめっちゃでかい月を見るって
いうね。 で、うわー今、ポッドキャスト配信してみんなと情報を共有しながら
うわーすげーわー月って言ってるこの感覚をいつかまたスーパームーンを迎えた時に思い出せたらすごい いいなーっていうふうに感じた。そんな内容だったので、園さんからのこのコメントめっちゃ嬉しかったです。
ありがとうございます。 ということで皆さんからもコメントをジャンジャンいただきたいなと思ってるんでよろしくお願い致します。
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コメント
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