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2023-02-27 19:22

870. 火星で車を走らせる世界大会!?10年後の未来を担う宇宙人材が集う場所【ARES Project Danishさん】【前編】

火星で車を走らせる!生命を探させる!世界中の優秀な学生がチャレンジする世界大会University Rover Challenge(URC)。

そこに日本からチャレンジするARES Projectから、PMのDanishさんがゲストで登場


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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙話。 今回はスペシャルゲスト会というところで、火星の表面で走る車
火星ローバーを作る世界大会を目指すリーダー、ダニシさんに来ていただいております。 最近は月面探査などで月面の表面で走る車
例えばトヨタとかが作っている、そんなお話ありますが、もっと未来の宇宙探査 火星に人間がたどり着いただったりとか
ロケットがたどり着くみたいな先にある火星の表面で走るローバーの話をしていきます これはもう宇宙開発の未来の話であり
ただそこに向かって着実にステップアップしていっているっていう、現実的な話っていうところが結構混ざって語られる部分で、なかなか面白い展開が見えてきそうなので今回はこちら紹介していきます。ぜひ最後までお付き合いください
僕が名前アイダニシと言いまして現在東北大学の工学研究科 まあ宇宙ロボット研究室というところで研究をしている修士1年生になります
でまぁプロジェクトとしてアレスプロジェクトを去年の3月あたりに立ち上げまして 今代表pm として全体を統括しているという感じです
よろしくお願いしますはいよろしくお願いします 今回メインで何の話してほしいかっていうので読んだのはやっぱ火星ローバーの話
なんですよ でこのアレスプロジェクトっていうのは
urc ユニバーシティローバーチャレンジっていうアメリカでの世界大会を目指して 組まれているチームっていうところですよね
はいその通りですこの大会って 火星ローバー作るっていうところメインだと思うんですけど
どんぐらいすごいんですか
漠然ときましたねえっとですね まずまあそのローバーの世界大会としては一番大きなものであること
でフィールドがアメリカにあるまずデザートリサーチステーション mdrs って ところでやるんですけれども
結構本格的なフィールドでそれこそ なさとかが実際に自分たちの開発したローバーとかロボットを実験するの今使ってるような
場所 で行われるもの
でミッションが4つぐらい用意されているというのはこの urc の特徴的なところで まあ日本でよくやっている観察とかの大会ってまぁ結構目的地まで
自立で走行していきなさいとかがまあ一つのゴールとしてあるんですけど urc は4つ クリアしなきゃいけなくて
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まあそのまず自立走行をやらなきゃいけないエリアがあって まあそこでは操縦ができずロボットが自分で判断して走行しなきゃいけないと
2つ目のミッションが模擬宇宙船という 火星にこう人類が行った時に宇宙船とかがあってそれをロボットかローバーが直すだろう
ということで模擬宇宙船が用意されてまして 例えばネジを締めたりとか
まあキーボードが貼り付けたって方々打ったりとか模擬宇宙船を修復する作業をやら なきゃいけないんですよそれをローバーにやられるんですかローバーにやらせるんです
ローバーってまあの車ですはい そうですね4輪でまあ内車6輪で走る普通の車なんですけど
アームを取り付けまして それで操縦しながらやるっていう感じでそのアームでキーボードとかまで打たされるんですね
打たないといけないですね結構エグいですね
ここももうすでにヤバいんですけどあの 他に3つ目のミッションが一定の重さのサンプルを持ち帰ってきなさいっていう
サンプルリターンミッションってやつですかいわゆる そうですそうです
で最後の4つ目がこれ結構面白くて サンプルを採取してそこに生命がいるかどうか探査して
でまぁその結果をまとめたものを最後英語で30分かプレゼンテーションしなさい あーそれ全体評価なんですよ
はーいめちゃめちゃハードル高くないですか はいめちゃくちゃ高いです地球でやってるってこと以外は
火星で実際にやりたいことを全部学生の僕らが挑戦するって感じですね そうですよね
なんかこれ最近僕の興味がダニスさんと喋ってからもそうなんですけど火星に結構 強い関心が出始めていて
いいですねはいなんかやっぱ生命の痕跡見つけたいって結構火星探査のモチベーション としてでかいじゃないですか
はいそうですねそれがミッションに加わっているのはすごい納得感があるんですけど もうなんだこの urc っていうでかいイベント
は最初からそういう火星の探査をするっていうところが 大きくこう掲げられた大会なんですか
そうですねえっとまあもともとはこう ローバーをベースとしてこう日本と同じようなこう
目的地に行くみたいなそこから始まった大会で で生命探査のミッションは途中から加わったものになります
あーそうなんで今って月面探査の方が注目度高いじゃないですかやっぱり はいそうですねはいで
まあ今ってもちろんこうでっかい企業が月面ローバーっていうのを作ろうとして いろいろ頑張ってるっていうところがあったりする中で
もっと前って多分そういう学生のチャレンジとか 研究室単位でのチャレンジみたいな感じで月面探査って進んでたと思うんですよ
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ってなった時にこのURCってどんぐらい歴史あんのかなっていうところと なんか昔は月の探査がメインだったけど最近は火星に移ったみたいなそういう
繊維とかってあんのかなと思って そこでどうなんですか最初から火星なんですかURCは
そうですね結構火星ベースで最初から考えていて 多分
まあそのURCの公式サイトとかにしっかりと詳しく書いてあるわけではないんです けど
まあその始まった時期とかだいたい30年ぐらい前とかなんですけど そういったところを見ていくとちょうどNASAとかが
ソジャーナっていうめちゃくちゃちっちゃいローバーを火星に送り込んで発射してた時期 それが大成功を収めてっていう時期とかとかぶったりしてくるので
まあそのアメリカの装甲型ローバーを火星にどんどん送り込んでいろいろやりますよ っていうその意向を組んだ
大会なんじゃないかなって思います なるほど
そういうことか じゃあ火星探査で最近はこう生命探査のミッションも入ってってなって
ダリスさんはもうそこに1からチャレンジし始めたって感じなんですか そうですね
ちょっとした経緯を話すと僕が学部生の頃は筑波大にいたんですけど その頃学部生に入って普通に4年間勉強してそのまま卒業しようって思ってたら
学部1年生から研究みたいなのをやってるやつがいるってことを知って いろいろそこを話すとストーリー長いんですが一旦割愛して
そこで僕も研究やってみたいってなったんですよね 大学1年生で
はいそうです 元々こう
宇宙系のところ好きでしたし主にメカニックなというか まあそれこそローバーとかそういったものが好きだったのでちょっと火星を探査する
っていうところ まあそのまだ人類が行ったことないけれども
人類を通ってさせたいと囁かれている火星をテーマにして探査関連で何かできないかなって 思って自分学部生時代はずっと火星ヘリコプター
火星で飛ぶ探査機の研究をやっていたんですよ はい
NASAが結構一時期頑張っていろんなニュースとかに取り上げられてた そうですそうです
ちょうどあのNASAがやっているけれどもまだまだ進行分野だったので学部1年生 2年生だったら僕でもちょっとしたところなんか手出せるだろうっていうことでやって
でまあ火星探査まあそういうヘリコプターとかいろいろ調べていくと urc っていうのがどうしても youtube が結構出てくるんですよ
それが目に入って そこで知っておいなんだこれはと学生がこんなすごいものを作って
いろんなミッションをこなしてレベルを競うそんな高い大会がアメリカで開かれているのかって ことを知ってはいはい
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やりたいと思ってたんですけどまぁ自分一人ないしはこう筑波大成だけではどうにもならん レベルだなということで1回断念してた
まあただいろいろ経緯があってまあ奇跡的に今幹部メンバーとしてもう2人いるんです けど彼らと会うことができて
ぜひ挑戦しましょうって話になりまして そこからどんどんメンバーせて今24人ぐらいいる
大きな大会なんですけど どんどん開発してちゃんと世界大会目指して出ましょう感じで進めています
中盤し すごいメンバー増えてますよねそっから考えたら
そうですねまだ1年経ってねあと1ヶ月ぐらいで1年なんですけど あの最初ほんと3人で始まって去年の夏ぐらいまではずっと3人だったかな
ええったんですけどそこからパーって人増えて何回もやってます そうですねその
なんか3人といえ僕ら無駄な自信があったんですよ 全員こうちょっとした開発をやってきただけに全員ローバーぐらい作れるだろうっていうとてつもない
自信を根拠ないんですけどあったんですよ ただそれでもどうにもならない
どうにもならないって思ってたのが生命探査のとこでこれは僕ら理論もわからなければ 実験装置が何だってことも全くわかんないし
一人来るとしようってことででまずこう まあいろいろ発表会みたいなのがあってあの
東大の学生さんと会うことができたんですねアストロバイオあたり興味があっていろいろやってる まさにど真ん中じゃないはい
そうその通りですで彼に入ってほしかったんですけど彼はもうすでにこう研究プラン とかで海外行くない何なりでいろいろ忙しいからっていう状態だったんですが
そのアストロバイオのコミュニティで候補をかけてみるよというふうに言われまして そこでバイオ系の人が
まあ慶応義塾大学だったり東大だったり 東北大も一人がバーって入りまして
でまず1回目の後人数増える機みたいなのが来るんですよ はいはい
でバイオだけこう集まっていってバイオがめちゃめちゃ進んでこうちゃんとあの研究の文献 から読み漁ってどういう分析理論がいいかみたいな話をしている中冷静に考えたら
3人でローバー作れるわけないってことでここで気づいた そうなんですよ結構遅いんですよね
ちょうどどこで人をリクルートできるかなっていうのを見てたときに 幹部の一人が東北大学のフロムズイアースFTというサークルのもともとリーダー
副リーダーだったっけな勤めてて そこがこうカンサットとかハイブレットロケットを作ってる団体なのでそこでメンバー募集かけたら
7名ぐらい入ってきたっていう感じです そこから徐々に増えていく
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ローバー3人じゃ作れねーよなってなったのは 僕も全然そのローバーの難易度がわかってないから聞くんですけど
どこに人数が欲しいんですか そのまずこう3人であの絶対できるだろってこう
自信満々だった理由が3人ともハードウェアがめちゃめちゃできる ハードウェアに自信があったメンツだったんですね
いわゆる車の側の部分っていうんですか 側の部分です 側の部分とか気候とかを作れるっていうのに自信があって
キャドーの図面とかを作ったりできるのでなんか形みたいな見えてくるんですよ なので最初はめちゃめちゃ自信があるというか
ちょっと改良すればうまくいくだろうみたいな感じなんですが 途中からあれこれ伝送と制御ももっとまともなものを
実装しないと そんな適当にRTの制御するようなレベルじゃあかんぞこれっていう話になってきて
ちょうど僕も進学しましたしあの幹部メンバーの東北大のその FTEの副代表 長岡っていうんですけど彼も研究室所属ということで研究室に入って
今東北大の吉田県というところにいるんですけどちょうどローバを作る研究室だったんですよ そこでいろいろ知るんですよねローバを制御するにはこういうソフト関連の知識が
必要だとか いろいろ知って僕らもまぁちょっとずつスキルは身につけたんですけど
これはそれを専門としてやるスペシャリストもしくは班を作らないと無理だってなったんですよ そこが経緯です
じゃあ学んでいった先に見えてなかった壁が こう見えてきたからこその増員って感じだったってことですね
そうですねまぁ多分普通の人だったらすぐ見える壁だったんでしょうけど 僕らその良くないフィルターがかかっていたから
絶対できるだろうって頭おかしいんですよね でも技術者としてはなんかすげー頼もしい感じしますけどね
まあそうですよねまぁそのローバーの難易度に 一番最初に気づいてしまって蹴落とされてこう
やっぱできないやってすぐ諦めぐらいならある程度ところまでこうバカやって作って 全然ダメだって気づくぐらいの方が
作って壊しては精神の方が最初の導入としてはいいかなって僕は思ってるんで エンジニアって感じですね
そうですねそんな感じです じゃあそこからめっちゃこう人増えて
結構じゃあ開発もスピードアップしていってって感じで 今結構順調に進んでるんですか
そうですねあのちょっと前まで20人いかないぐらい19人か18人ぐらいの時には1回苦労しました
というのもまあメンバーと人数がいるので僕ら幹部は幹部の基準でできるでしょって ことでそのままタスクをメンバーに投げてたんですが
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そのメンバーが全員が全員僕がみたいな経験をしてきたわけじゃないし まあ全員が全員ローバーについて知識があるわけでもないのであまりこう
ローバーとしてまぁ一応立ってるけど完璧じゃないなっていう3号機が出来上がる時期が あるんですよ
ただこれじゃあ全然大会は遠いなっていう風になって今体制をしっかりと整えまして どういうふうに開発するのかっていう方針だったりまあ細かい枠組みの作り方ですよね
そういうのを全部決めて今もうちゃんと進んでるって感じで 機体として割と自由に動くことができて問題のない4号機が完成しまして
はいすごいそれをこの間ビッグサイトの国際宇宙産業店ってとこで展示してたんですよ はいそれどうでした反応というか
やっぱりめちゃめちゃ良かったです 宇宙産業店って
結構なスペシャリストの人だったりとか業界の超詳しい人とかもやっぱ来るじゃないですか そこでも反応が上々だったっていうのは結構嬉しい流れ
いやこっそう嬉しい流れでここも僕らのコープ謎フィルターでちょっとなんかこう バカやってたところがあるんですけど
僕僕が国際宇宙産業店夫としのものに出展したことがあって その時はこうちょっとブースも全宇宙産業店全体として小さくて同時開催だった国際ロボット店に
みんな行くみたいな状態だったんですあっちの方がすごかったん ただ今年行ってみたら去年の3倍ぐらいのこうブースの量だったり大きさだったり人の
込み合いだったりとかね まずそこでちょっと圧倒されたんですけどやっぱものができててこれをちょっと学生団体
で1年も経たずに作りましたみたいな話をしていると いろんな企業さんだったりとかこう
まあなんか何かした協賛できるかもしれませんって話をしてくれたり 一番大きかったのはまあまだまだなんですけどこう
鳥取県の方とかまあ鳥取県でこう 実験フィールドを作っている会社さんとこから来いいただいて今後ぜひ実験やりませんか
みたいな めっちゃいい願ってもないことあった
をぜひ感じでしたじゃあも出た会あったって感じなんですね いやもう間違いなく出た会いましたしこういう展示会とかそういうイベント系は
どんどん団体として参加していきたいなって今考えてます なんかちょっと話戻ると
はいその人数バーって増えて今4号機綺麗に完成してめっちゃ 評判良くて
順調みたいな感じの話だったと思うんですけど 僕の僕の感覚
そのエンジニアリングがゴリゴリできるエンジニア機質のしかも自信満々の3人が マネジメント前向きに果たしてみんなできてるのか問題がちょっと気になって
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なんか嫌って人いそうじゃないですか
はいということで今回はこのあたりというところでね 最後ちょっと気になる話題が出てきたかなと思うのでそのあたりは明日の続きの
エピソード楽しみにしておいていただけたらと思います まあ今日の中ではダニスさんがどういうことにチャレンジしていてどういう気持ちでみたいな
ところを伺いましたが明日の後編ではこちらですね 本番のURCの大会に向けてどういうステップがあるのかとか
今直面している課題そして次のステップに進化しようとしているっていうところの お話まで結構深掘りして聞いていけてるかなと思っておりますのでぜひ後半も
楽しみにしておいてください 今回の話も面白いなぁと思ったらお手元の
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19:22

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