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2024年8月16日、金曜日、毎度大きにタートルでございます。よろしくお願いいたします。
世間的にお盆っていうのが、たぶん13、14、15ぐらいの日にちで、お休みがあったりとか、お盆期間とかいう風にされてると思うんですよね。
お盆っていうのが、仏教的な考え方ですよね。亡くなられた方の霊がお仏台に帰ってくると。
ご先祖様と一緒に過ごして、お盆が終わる頃に、またあの世へ戻っていかれるということじゃないですか。
イメージとしては、イメージでしかないんですけど。
この京都、京都府には、送り火っていう行事があるんですよ。これは多分京都府だけなのかな。全国的には聞いたことないんですけれども。
この送り火っていうのが、五山の送り火って言って、五山っていうのは、五つの山と書いて五山。
五山、送り火、送るは仙道、英語で言ったら仙道ですね。送るに火です。
ご先祖様をあの世へ送り返すために、火を焚くと。そして五つの山で火を焚くということなんです。
ただただ山に火をつけるんじゃなくて、意味のある地のように火を焚かれるんですよ。
これが有名なのが、大文字焼きって言って、大っていう漢字、大きいっていう漢字ありますよね。
大きいっていう漢字の形で火を焚かれるんですよ。まあ松明を焚かれるんですけどね。
だから火を焚いたら、夜の真っ暗な山に大っていう火の文字が現れるんですよね。
これから大文字って言って一番有名なんですけど。
あとこの五つの山で大っていう字が二つあって、あとは明。明っていうのは炒めるみたいな字ですよ。
野菜炒めの炒めるみたいな字。左側が火じゃなくて女辺か。女辺って言うかな。
南明法令元凶の明。法。法律の法。あと船形って言って船の形。ヨットみたいな形の火が焚かれるんですよ。
五つの山で大と明と法と船形。この五つが山に火を焚かれてご先祖様があの世へ帰って行かれるのを贈るという贈り火っていうのがありましたね。
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あと鳥居形っていうのもありましたね。鳥居っていうのは神社の入り口にある鳥居あるじゃないですか。鳥居としか言いようがないですけどあの形。
あの形、船形と鳥居は文字じゃなくて造形ですよね。形を火でかたどります。あとは漢字ですね。
まあ京都市の道はどえらい渋滞になるんですよ。交通で言うたら。もちろんその御山の贈り火を見るために繰出さはる方の車などで渋滞するんですけど、なんとなくそれが京都のお盆の終わりを告げるっていうね。
でそれが終わればもう夏も終わりやなっていうようなちょっと感じ。
KBS京都っていうねあのローカルチャンネル京都で映ってるチャンネルではね夜はそれはねテレビ中継しはるんで家で見てられるんですけどね。
でいろんな解説してくれはったりするんで夜の8時20時ですね。してくれはるんでいよいよ今日の晩でも夏も終わりかなというふうに思ってます。
なかなか面白くないですか。そういう京都の行事って他府県の方からしたら聞かれたことないかもしれへんし大文字焼きそんなん知らんなってねことになると思いますけど。
山をね大の字で焼くので焼いた後はねその焼いた後の大が残るんですよ。
大文字焼きやってる時は大が日で表されるけど、あとの1年中大は焼けた後の大が残ってるんですよ山に。面白いでしょ。大文字の名残やなみたいな。
ところで今日はお盆に関する京都の行事のお話をさせていただきました。
そもそもですけど僕は無宗教っていうのか多宗教っていうのか神様にも仏様にも手を合わせたりしますからあんまりよくわかってませんけれども。
ご先祖様の霊がお仏壇に帰ってくるだとか、そのお仏壇からまたあの世へ帰っていくだとか、ほんまなんてね。
疑う気持ちもあります。だってそんなことは人が考えたことでそうであってほしいなと願う気持ちをなんとなくイメージしてそういう習慣をつけたってことでしょ。
宗教っていうのはだからあんまり深く信仰してなかったらこのように疑う気持ちを持ってしまうかもしれないし、他の人もいるかもしれないけど。
でもね、深く信じてる。本当にそうであってほしいとそう願うっていう方からしたらね、こんな疑問はちょっとあんま聞きたくないかもしれませんけれども。
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墓参りの方法なんかもちょっと変わりつつあるみたいですよね。
一人一人墓石があってのお墓というよりかは英体育養の方がシェアが増えてきているっていう風な統計もあるみたいですし、何ならオンライン墓参りっていうのもあるみたいなんでね。
オンラインがなかった時代はやっぱりそういうことは考えられなかったけど、ある時代にはそういう墓参りの方法もあるっていう新しい形を作り出したわけですよね。
それを否定するっていうのもね、そのなかった時代を知ってるから否定するのであって、どの場所からであっても願う気持ちさえあれば、祈る気持ちさえあればっていうところが根本やと思うんですけどね。
そんなお盆の終わりでございました。また明日お話しさせていただきます。ありがとうございました。お気に入りでございます。失礼いたします。