1. TheThinkingTrack~考え続けるための思考ログ~
  2. TTT/お茶でも酒でもない、飲..
TTT/お茶でも酒でもない、飲み物の空白地帯/ ~WILKINSONとASAHIの巧みなマーケティング戦略~
2026-08-26 14:03

TTT/お茶でも酒でもない、飲み物の空白地帯/ ~WILKINSONとASAHIの巧みなマーケティング戦略~

甘すぎず、食事にも合う。
そんな「大人向けのソフトドリンク」が、もっとあってもよさそうなのに、なぜか選択肢は少ない。

無糖なら、お茶や炭酸水。
味わいを求めれば、ノンアルコール飲料。

この間にある「空白地帯」は、なぜ埋まらないのか?

そんな素朴な違和感から、WILKINSONとASAHIの商品を眺めてみると、昼と夜、健康志向と嗜好性、ソフトドリンクとノンアル――その境界を巧みに狙うマーケティングが見えてきました。

今回は、商品そのものを語るというより、
「なぜ、この商品はここにあるのか?」
という視点から、飲み物の市場を考えてみます。

果たしてこれは偶然なのか、それとも……。

※あくまで個人的な観察と考察です。

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

本エピソードでは、甘すぎず食事にも合う「大人向けソフトドリンク」の空白地帯に焦点を当て、アサヒ飲料とアサヒビールの巧みなマーケティング戦略を考察します。市場の構造的要因、コンビニや自販機の棚の制約、そしてノンアルコール飲料がお酒の代替として高価格帯で販売される理由を分析。特にアサヒグループが「スマドリ」戦略を通じて、昼はヘルシー志向、夜はリラックス志向といった異なるニーズに応える商品展開で、この空白地帯を埋めようとしている戦略の妙を解説します。

飲み物の空白地帯と市場の構造
WILKINSONを知っていますか?
知っていますよ!
ASAHIのスーパードライバーはビームですよね?
それぞれのロゴが付いた商品は、実は2つの会社が同時に同じロゴを使って販売しているのを知っていましたか?
思考は完成させなくていい。
気になったテーマを深掘り、今回はお茶でも酒でもない飲み物の空白地帯をテーマに進めてまいります。
甘さ控えめだったり、食事に合うテイストのソフトドリンク、もっと出てもいいんじゃないかって私は思っております。
自分が必要としているということですね。
甘くない、食事に合う大人向けのソフトドリンクという需要。
需要は絶対あるはずなんです。
ところが表だって定着してこない背景。
これって、清涼飲料業界の構造的な不都合な真実とまでは言いませんが、その都合、裏の事情があるのではないかと。
一つは、無糖であったり甘さ控えめは食って、お茶とか水、無糖炭酸のイメージが強い。
甘さ控えめで食事に合う飲み物を探そうとすると、最終的にお茶、麦茶、ウーロン茶、あるいはミネアルウォーター、冒頭ネタにしましたウィルキンソンなどの無糖炭酸水に行き着きます。
これだって製造コストが比較的安くて、既に巨大な市場、マーケットが出来上がっています。
だからメーカーとしては新しいもの、新規で市場を開拓しなくても、既存のお茶とか炭酸水のシェア、ネームバリューのあるブランドを使って戦った方が強いし確実で利益率が高い。
それが一つ。
2つ目がコンビニの棚。物理的に置ける種類に限りがある。
自動販売機も1台で置ける商品には限界がある。数量の種類。
棚とか自販機の種類の何を置くかの奪い合いが起きる。
コンビニの棚とか自販機の1スロットに置く商品って、要するに何が起こるかというと万人受けでみんなが好きで回転率がどんどん上がっていくもの。
それが結局とても分かりやすい甘いジュースとか定番のお茶とか水が圧倒的に有利なわけですよ。
甘さ控えめで食事に合う大人向けのジュース。
結構ニッチなので欲しい人は欲しいんですけど、そんなにガンガン売れていくわけではない。
爆発的には売れないから新商品の時だけ真新しさで並んでもすぐ棚から消えちゃう。
これ2つ目。
ノンアルコール飲料とお酒の代替戦略
もう1つ目がお酒代わりにする。
甘くなくて食事に合う飲料を作るんだったら単なる炭酸水とか清涼飲料水で売るよりノンガル、お酒の代替えとして売った方が利益が出る。
ノンガルってアルコールの代替えだからちょっと高めの設定でも気にならないじゃないですか。
アルコールより少しでも安ければね。
清涼飲料水と比べるんじゃなくてアルコールと比べるから。
しかもでも味わいはお酒に近い。複雑系。酸味とか苦味とかね。発酵感とか。
そういうものを加える。
ただそうするともちろん開発するとか作るのに製造コストがかかるんですけども、値段が価格転換しやすい。
比較対象がアルコールだから。
酒税のかかってるアルコールに比べれば似たような価格でちょっと安く売っても利益を出しやすい。
また飲食店でもお酒と同じような単価ね。
お酒の代替え、お酒のお店なんかだとノンガル頼んでもほぼお酒と同じ値段で売れるじゃないですか。
そういう商品として高く売れる。
だからメーカーとかは甘くないソフトドリンクっていうよりもノンガルっていう風に打ち出した方が売りやすい。
結果的にどんなことが起きてるかというと、十数リバって甘いものが残って、甘くない飲み物を欲しいときはお茶とか無糖炭酸に行く。
それがたまに無糖炭酸系だとノンアルコールに誘導されることもあったりする。
アサヒグループのスマドリ戦略
そこをさっき冒頭申し上げた朝日グループがこっそり攻め始めている気がします。
スマドリなんて言ってね、スマートドリンキングを略してスマドリ戦略っていうのを朝日がやってますけども、
単にお酒が飲めない人の代替品としてノンアルコールを売るんじゃなくて、最初からもそもそもお酒今日は飲まないっていう人も、
でも甘くないのがいいんだよな、お互い向けの食事に合う飲み物として楽しむ、みたいな。
そういう市場を作り出そうとしてますね、これね。
どんな風に攻めてるか。
だからお酒がいっぱい飲まないっていうのもあるんですよ。
低アルコール、微量0.5%とか、ビアリーとかハイボールとか、
ジュースだと甘すぎるけど泥酔したくない的な絶妙なニーズ。
これもニッチですよね、隙間。
そういう商品を投入してみたりとか、無糖サワー系のノンアル。
無糖レモンとか、無糖ジンサワーテイストみたいな。
本当に甘くないけどノンアル。
ちょっとありますよね、それも。
ジュースじゃなくて食事に合わせる炭酸水。
で、お茶ではないお茶代わりのポジション。
これを、で、さらに売り場までね。
店もありますね。スマートドリンキングバー、実際のバーですよ、お店。
低アルコール、ノンアルコール専門のバーなんかを都内に作ったりしてます。
お酒を飲まない人が、お茶やジュース以外でも、
サテンじゃない、キサテンじゃない。
お茶やジュース以外の選択肢で楽しむバーという文化までプロデュースしている。
ブランド戦略と高単価戦略
うーん、アザヒやりますね。
飲料メーカーとしてみたって1本150円とか160円のペットボトル、緑茶とか炭酸水より
お酒を作る製造部門のブランド、スマドリっていうブランドね、今ありますけど。
それを使ってちょっと高負荷価値な、普通のソフトドリンクとは違うよっていう差別感ができた
甘くない大人向けの飲料っていう、ビジネス的なうまみをちゃんとついて
ソフトドリンク市場の隙間、ニッチを
製料飲料水側、ビバレッジ、なんとかビーチャー、ビバレッジ側ではなく
種類メーカー側、ビール側の能がおと高単価戦略で
外側から塗り替えていってみるのではないか、なんて気がしちゃうわけです。
はい、なんかね、そんな工夫な気がしたわけなんですよ。
カテゴリーを超えたターゲット戦略
本当かどうかわかりませんよ。私はそう想像しているだけですけどね。
普通の飲料水の棚を見ているだけでは、ちょっと気づきにくい。一見ね、うっかり気づかない。
カテゴリーの壁を越えたターゲットの取り込みを
戦略的に仕掛けてきてるんじゃないかと。
お酒が飲めない人の配慮っていうポーズはとってますけども、
実質的には甘いジュースはお断りだけど、お茶や水じゃねーんだよ、味気ないんだよ
っていう巨大な浮遊想を、単価の高いノンアル、低アルコール市場へ
鮮やかに引きずり込んでいるのではないか。
消費者の日常の選択肢とか、企業のビジネスモデルの好きな
ウィルキンソンブランドの二面性戦略
ここをね、ちゃんと狙って。朝日のロゴ。朝日飲料も使ってるし、朝日ビールも使ってるんです。
ウェルキンゾン、あのロゴ皆さんご存知。あれ朝日ビールも朝日飲料も両方使ってるんですよ。
でも違う商品をそれぞれが作っている。朝日飲料では果汁×無糖みたいなね。
果汁入ってるのに無糖なんだって思いますけど、0.2%だったら無糖って言えるみたいですね。
そういうものが入っていたり、ゼロキロカロリーって書いてあるんですよ、果汁入ってるの。
そんなものを売っていたり、あとは朝日ビール側はスマドリの方で夜専用とか言ってね、
そういう炭酸で糖類を含んでいるもの。こっちはだからダイエットニーズは朝日飲料側がやって、朝日ビール側はちょっと入っててもいいんで美味しければ、食事に合えばっていうね。
そういう使い分けを見事にやってるんですよ。
同じウェルキンゾンブランドを使いながら、同じ朝日のブランドを使いながら、
こちら側には意識させずに、こちら側の真相真理と、いわゆる法律の抜け道っていうんですか。
アルコールの種税の問題もあります。
抜け道を巧みに使い分けた。
マーケティング。すごいマーケティング戦略です。勉強になります。
ゼロカロリー表示の巧みな活用
これ商品開発の人、きっと考えているはず。
果汁が入ってるのにエネルギーゼロキロカロリーってなんだろうって思ったんですよ。
これ日本の食品表示基準のルールを巧みについたみたいで、
100ミリリットルあたり5キロカロリー未満ならゼロキロカロリーとして表記してよいってルールがあるみたいですよ。
食品表示法。間違ってたらごめんなさいね。
100ミリリットルあたりの熱量が5キロカロリー未満であればゼロとして表示することOKみたいなんです。
だから果汁が入ってるのにゼロ。私そこに違和感を感じたんです。
そこでも基準上は間違ってないってことになります。
果汁100%だったら絶対無理なんでしょうけども、レモンとかグレープフルーツとかの柑橘系って果汁の中に含まれるカロリーが極めて低い。
だから数%程度に抑えれば全体で4.9キロカロリー以下なんて抑えられる。
それを技術的にクリアできるみたいなんですね。
これで朝日飲料の方は果汁の美味しさを謳いつつもギルティフリーな太りたくないゼロキロカロリー。
罪悪感ゼロな売り方を商品の中に盛り込んでいる。
昼間日中のダイエットヘルスケアニーズをここで回収しているわけですよ。
夜向け飲料と満足感の演出
一方でビール側朝日ビール側はスマドリっていうブランドで
やっぱりウリキンソンのブランド名でタグそば。
糖類ちょっと入ってるんですけどもゼロじゃないんですよ。
でも美味しい。甘くない。レモンジンジャーなんか甘くないけど生姜が効いてて辛口で
リピートしたくなる系のよくできた味わいでしたよ。
そんなものを作っている。
お酒の代わりとしての満足感なんで
多少あるカロリーは仕方がない。
アルコールが入っている時点で高カロリーですからね。
すでにその分で優位性があるわけですよ。
アルコールを抜いている時点ですでにかなりカロリーは下がってますんで
飲みやすい程度の糖分であれば全然許容範囲。
むしろ飲みごたえとか満足感を加えるために使う。
あとは心理的な話で言うとチルっていうの。
夜のくつろぎ。
だから本当にストイックにゼロにこだわらないで
ご褒美だからちょっとぐらいいいよね。
罪悪感をフリーにする。
夜だからいいじゃんちょっとぐらい。
最後のお疲れ様だから。
そこで罪悪感なく糖分を受け入れられるような心理状態まで演出。
ブランドの二面性を使った縄の貼り方が見事という感動しました。
ブランドの二面性と巧みなマーケティング
うっかり同じものかと思ってたら全然違う
アルコール系のビール会社と飲料系の会社が
同じブランドロゴを使って、看板を使って
昼と夜と別の欲求を。
免責事項と考察
最後にお断りです。
この配信では身の回りでセイラーGが感じたことをもとに
ネットやAIなどから得た情報も参考に構成しています。
正確性についての保証はいたしかねますので
くれぐれもご自身で最終判断をしてください。
疑わしき情報やお気づきの点がございましたら
お知らせいただける。
思考は途中にこそ解答だと。
利点でしょうか。
知らんけど。
14:03

コメント

スクロール