こんにちは、パーソナリティを務めますトクブックス店主の平忍です。
こんにちは、アシスタントを務めますワークライツの佐野巧です。よろしくお願いします。
さて、最近ちょっと梅雨でパッとしない天気が続いているんですけれども、ぼちぼち梅雨明けかもしれないみたいな感じですよね。
そうですね。
そうすると、我々にはあんまり関係ないんですけれども、夏休みシーズンがやってくる。
あっという間ですよね。
そうなんですよ。
そうすると、これもあんまり僕らには関係ないんですけれども、子どもたちにとっては夏休みの宿題が発生するわけですよ。
そうですよ。
夏休みの宿題といったら、読書感想文というのがあるという。
好きでした?
いや、全然ダメでした。
本当に、自分が書くのも苦手だったし、子どもに書かせるのも苦手だったし、なんか喧嘩になっちゃうんだよね、やっぱり。
なんで喧嘩になるんですか?
喧嘩になるというか、次男とかは真っ白い原稿用紙を目の前にして、フリーズして泣き出すという、号泣。
なんかね、真っ白になっちゃうみたい。
なんか読書ってそんなにつらいものでしたっけ?
そうなんだよ。本当にこれがきっかけで本嫌いになる子もいるんじゃないと思うけど。
ちょっとそれはね、本屋さんとしては避けたい時代です。
本当です。
なんですけれども、最近トクブックスさんのインスタグラムを見ていて、読書感想文におすすめな本みたいな感じでご紹介されていたんですけれども。
そうですね。課題図書は毎年選ばれて、大型書店さんとかにバラッと面出しで出されると思うんですけれども。
うちはもうそことは勝負をしていない小さなお店なので、多分自由課題になると思うんですけど。
そこでちょっとね、私が書きやすそうだなとか、これは本当に面白いよって小学生にぜひ読んでもらいたいっていう本を古本として販売するような形で今ちょっとずつ集めてます。
いいですね。例えばご紹介できるもので今どんなものがありますか?
私がちょっと高学年向けですけど、ケストナーの二人のロッテとか、昔からある名作みたいなのって本当に面白いんですよ。
あれ?昔からっていうといつ頃から?
80年くらい前に書かれてるやつなんだけど、多感な時期に抱えてる悩みとかって、本当に今の私たちだったり、私が子供だった時だったりとか、本当に同じ。
人間って時代が変わっても、本質的なところでこうありたいとか、こうしたいっていう願いがありつつ、それがうまくいかないみたいなのって本当に変わらないんだなっていうのをすごい感じて。
もしかしたら今の子が読んでみて、自分たちと同じだっていうところと、これ違くない?みたいな違いもちょっと探してほしいですね。
そうですね。
他にも何冊かあるんですよね?
はい、あります。今どんなのがあったかな?
あと、絵本とかもやっぱりちょっと、本当にこう初心、低学年向けのものから中学年向けのものまで、ちょっとこうなんていうのかな、絵本でも文字数が多かったり、ストーリーがきっちりしてるものとか、
だから、読書感想文用におすすめした絵本っていうのは、やっぱり翻訳絵本というよりは、日本のお話、日本の作家さんが作った、わりとしっかり物語があるようなものを用意してますので。
いいですね。さすが元師匠さんですね。
そうなんですよ、一応。
なので、子供が書けないとかって言ってたら、ちょっと声かけていただければちょっとおすすめ、どんな子ですかって、何に興味ありますかってとこからちょっと、カウンセリングじゃないけど、おすすめの本を手渡せるといいかなと思っていますので。
読書感想文の本に困ったら、ぜひ平田さんのところまで。
ということで、今回のエピソードの本のご紹介です。
今回は人文書からのご紹介です。
人類学者、奥野克美さんが東南アジアのドルネオ島に滞在。
ストレスまみれの日本を飛び出し、2人がそこで出会ったのは、何もないのに幸せな狩猟民、プナンの人々。
私たちは、お金、成功、安定を求め、競争、努力、計画に追われる。
でも彼らにはそんなものが一切ない。
うつ病、将来の不安、上下関係、そんな悩みもそもそも存在しない。
何も持たないプナンの幸福の秘密とは、この旅があなたの生き方を変えるかもしれない。
仕事のプレッシャーが消えた、朝がつらくなくなった、というヨッピーさんの変化を体感しながら、読めば心が軽くなる文化人類学の旅へようこそ。
こちらは秋書房さんのホームページより紹介させていただきました。
ありがとうございます。
お金、成功、安定を求め、競争、努力、計画に追われる。
みなさん今ドキッとしてるよね。
僕もちょっとそれを聞いて憂鬱になってきました。
元日本放送アナウンサーの吉田ひさのりさん、ヨッピーさんって呼ばれているんですね。
ヨッピーさんですね。
あとは文化人類学者の奥野克美さんが、ボルネオ島のプナンっていう資料民のところに行って、
本当に一緒に暮らしたというか、何日も過ごして、その中で考えたりとか考察したりとかしたことが書かれているっていう本なんですよね。
なんかこれ対談形式、対談とは検談形式で書かれているので、すごく読みやすいです。
そうですね。
けっこう楽しくてスイスイ読めました、僕も。
で、プナン、プナン族ってそもそも何だ?みたいな話なんですけれども、
初めて知りました。
自分もこれを読んで初めて知ったんですけれども、詳しくはこの本を読んでいただくのが一番早いんですけれども、
ざっくりどんな部族っていうのをご紹介すると、
マレーシアのサラワク州とかブルネイっていうところにある、ボルネオ島に住んでいます。
熱帯雨林の中で住んでいる先住民族。
一箇所に留まって生活するっていうよりかは森の中を移動しながら狩りをしているような部族の皆さんなんですね。
最近は政府の政策とか環境の変化とかもあって、部分的にちょっと定住していたりとか、
あと狩猟をする時の小屋とかを建ててそこを使っているみたいなそういう動きもあるそうです。
ちょっと面白いのが、ありがとうもごめんなさいも言葉として持っていない。
これいいのか?みたいな感じで思ったんですけど。
ごめんなさいとありがとうだけは必要ですよね。
多分社会人になったらそれをちゃんと言えればよいのではみたいな。
でもそれでもちゃんと成り立っている。
平田さんだってごめんなさい言われなかったらどうするって。
これ子供に絶対言ってたもんね。
ありがとうとごめんなさい言えないとちゃんとした大人になれないよみたいなのは言ってた気がする。
今本当に生きる上でのお仕事スキル以前の大事なことって感じになってますしね。
もう一つが今ここだけを生きるっていう感覚って簡単に言うと
未来のこと考えて不安にならないんだそうです。
だって明日食べるものなくなったらどうしようとか
例えばだってトクブックスさんだったら経営のこととか考えるじゃないですか。
そういう不安がないし
あとあんまり過去も振り返らない。
すごいよね本当にね。
例えば嫌なことされてもそんななんか追求して
責任者は責任あるのは誰だったんだみたいないかない。
なんかお話の中にも本の中にもあったけど
やっぱちょっと一つ一つすごい面白いエピソードがねいっぱいありましたよね。
あるしあと物とか知識とかを独り占めしない。
例えば本の中にもあったのがみんなで狩りに行きます。
うまいことでっかいイノシシ取れましたなった時に
ある人がでっかいイノシシを仕留めたわけじゃないですか。
その時にみんなでこんなちっちゃいイノシシ誰だって取れるよみたいな感じでけなすらしいんですよ。
それは獲物を取ったっていう功績を独り占めせないとか
あと能力がその一人だけすごいっていうふうな力権力が集中するようなことをしないみたいな。
上下を作らないんですね。徹底して。
それでいいんだみたいな。
自分なんかだとねお仕事をしているとこれはあの人が得意だからあの人にお願いしようとかっていう風になるし
絶対だって得意な人いるよね。この狩りに関してもさ。
もちろんね分け合いたいけど何かを分ける時は自分に余裕がないと分け合うってできないじゃないですか。
あとは子育てとか教育のオープンさこれすごいなって思ったんですけど
簡単に言うと子供が生まれたら村のみんなで育てるみたいな感覚はそこもあってそれはわかるじゃないですか社会で育てるみたいな感じで
あんまりこの子は自分の子供だからっていう風になんていうのかな
執着ともしないんだけど自分の子も他人の子も関係なく分け隔てなく育てるみたいな感じがある。
これありなんだ。
やっぱ我が子に愛情をたくさん注ぎたくなるってあるとは思うんですけど
そういう感覚とはまた違うんだろうなってね。
そんなプナンの特徴をあげさせていただいたんですけれども
我々日本人からしたらちょっと違う感覚で感覚と文化で動いている生きているプナンの皆さんなんですけれども
そもそもこの本を選んだ理由をちょっと伺いたいなって思ったんですよ。
私52歳なんですけど知らないことすごい多いなっていろいろ痛感していて
知り合いの方が文化人類学とか民族学を学んでるって
もちろん大人なんだけど改めて大学行って
趣味って言ったらなんだけど完全に仕事とか関係なしで学びたいから学ぶっていうスタイルで
大学に通ってるとかっていう話を聞いて
それまで文化人類学とか民族学とか全然興味がなかったんだけど
その時に図書館に勤めてて
そこのコーナーを文化人類学とか民族学って三類の棚のところにあるんだけど
そうするとめちゃくちゃ幅が広い
三類って何ですか?
日本自身分類法って分類法ですね
なるほど
後でちゃんと調べてみます
そこの棚に行ったらものすごく民族学の本とか文化人類学の本がいっぱいあって
うわーと思ってこれは大変な学問なんだなと思って
入門書みたいのを読み始めてて
これは本屋さんで見つけて
ちょっとかわいいんだよねなんか表紙が
イラストなんですけど
本当にカラフルで
普段の皆さんがその辺でゴロゴロしたりご飯食べたりしている真ん中で
スーツ姿のおじさん二人が正座している
もう象徴的なスタイルだよね
本当に帯に書いてあるのは
お金もないのに幸せな人たちがいるっていうね
一日中だらだらだらだら過ごしているのに幸せを感じて生きている人がいるっていうのは
やっぱりなんかどういうことと思って
っていう感じですよね
本を手に取ったの
そのほうが絶対楽しいんですよね
もう一つここ
タイラさんが民族としてのプナンだとしたら
日本におけるね
いい位置づけだよね
ここの前も公開資料がありましたけれども
人棚オーナー
あれもプナンがいるプナンの村の中の
分け合える場所みたいなところでもあるのかなと思ったんです
やっぱここってタイラさんの世界じゃないですか
このトークブックスっていうところで
私タイラさんのセレクションの本があるんですけど
でもやっぱり一緒に本の楽しさを分かち合える人が
入ってくるところがあって
そこでいろんな交流が発生していって
それいいな
みんなの場所としてシェアしていく感じがいいなって思ったんですよね
なんかでも村感あるかもね
コミュニティっていうとなんとなく
でも一緒か
村
村だと思うのはどういうところからですかそれは
なんかね
コミュニケーションのハードルがものすごく低くなるから
棚があるだけで
棚オーナーさんだけじゃなくて
そこに棚オーナーさんとたまたま言い合わせた人の
会話が生まれるハードルっていうのがものすごく低いなと思って
何ですかねそのハードルが低くなる要因
分かんないでも棚オーナーさんは紹介したいのよね
自分の入れた本だったりとか
あとでも自分の棚だけじゃないのよ
紹介するのは
ここちょっとで言って
相手が好きそうなところをちょっと紹介したりとかするのが
非常に面白いよね
いいですねさっきのプナンの権力とか物を独り占めしないじゃないですけど
独り占めしないのよ
だから人の物売れたって自分の利益にならないんですけど
そういう意味で言うとものすごいプナンっぽいかな
プナン的なね
ちなみにちょっと前に自分も人棚オーナーを
桜川市の書館で始めましたよみたいな話をちょっとしたじゃないですか
そこで思ったのがそこも場所としては素敵な場所なんですけれども
交流が起こらないんですよ今のところね
今のところねこれからじゃん
でもやっぱりそんな積極的に話をしていい場所
会話していいんですけれども
トクブックスさんほどワーって盛り上がれるところじゃない
図書館なのかな
図書館なんですけれども話してもらえることがよくて
フリースペース的な感じなの
いやもう完全に図書館の中じゃないですよ
でもどうなんだ図書館は話しにくくない
そうやっぱり話してもokなんですけど声を抑えちゃうし
なんかそれってやっぱもう我々に植え付いてるものだよねきっと
図書館は静かにみたいな
でもトクブックスさんはめっちゃ喋ってるんですからね
そうだから何て言うんですかね
この推し合戦みたいなのが起こるじゃないですか
トクブックスさんではそこがやっぱり面白さだしいいところだし
なんかねいいななんかおすすめをシェアし合える
自分のだけじゃなくてお隣さんのもシェアして
やっぱり私今思ったけど私がいるからいいんだよね
なんか私って別に私っていうよりは
誰かが管理人みたいな形で誰かがいつもいるから
コミュニケーション苦手な人ももちろんいるんだけど
私はもう棚本さんはもうみんな知り合いになるじゃん
私とは必ず一回はやり取りをしてるわけだから
そうすると私を介してとか私がもう勝手にその人を紹介しちゃうから
なんかそのコミュニケーションに入らずなる
得なくなる状況を私が作っちゃうわけ
そうなんかいい感じのね触媒というか
そうそうそうそう
だからなんかそれもなんか
例えば平さんはいないとね会話が絶対に生まれないというか
初回は平さんを介してかもしれないけれども
2回目で会った時なんかはねハードルが下がっていると思うし
全然下がっている
頭喋り出すのも見た感じ
もう平さんからしたら勝手に喋って盛り上がってくれたら嬉しいなって感じですよね
いいなあ
そうでもたまに会話に入りたくなっちゃってね
なんかコーヒー入れなきゃいけないのにみたいな
耳だけグイーンみたいになったりするけど
でも全然いいです皆さんも本当に皆さんで楽しんでいただいて
会話も独り占めしないでみんなでシェアしてみたいな感じですね
独り占めはよくないね
でもねここはねやっぱり広がりやすい会話が広がりやすい雰囲気がありますからね
なんか書籍の話というよりかはなんかプナンっぽいねの話にどんどんなっていってるんですけれども
でもちょっとプナンっぽくなるためにどうしたらいいのかなっていうのは
それはあれじゃないあれだよ佐野さんの課題でしょ
本当そうですよ
これささっきのプナンの特徴
ありがとうとごめんなさいは言いたいですよ
ちゃんと言いたいです
言ったほうがいいんじゃないうまくいくためにね
でたぶんね今ここだけを生きるは僕ちょっとねこれからの課題なんですけれども
そうね
でも難しいよね今ここだけを生きるって
僕もやっぱ本作ってたりしてて
今作るっていうことだけに集中できたらどれだけ楽かみたいな
思いますしねこれからだってちょっと出版イベントどうしようとか
そうだよね
どこどこの本の販売イベントに申し込んでとか
売れなかったらどうしようとかね
そっかそっかそっか
まあねちょっとそういうのをビビりながらやってるとやっぱりね
今ここってねあの仕事も本も作ってるし本じゃないところもやっていて
うわーなんか頭の中ごちゃごちゃやーみたいな
忙しいことはね仕事で忙しいことはいいことだけどね
皆さんなりのねプナン的になる心がけをいろいろ一人済みせずにシェアするとか
今ここを意識するとか
例えば子育ての話とかでみんなで協力し合うとかね
みんなのプナン的ムーブどんなものを持っているのか聞いてみたいですね
そうですね私ね一つ思ったのがあって
そのねプナンには幸せとか不幸とかっていう言葉自体がないっていう
あのすごく言葉自体がないっていう感覚がすごく多いんだよね
それがそれによってすごく自由なんだなっていうのは思ったんだよね
言葉にしちゃうとてか考え方があるとそこに縛られちゃうっていうか
なんかそれがね
あとほらリーダーになりそうなやつのことを徹底的に無視するっていう
でやっぱり権力を持たせないっていうその社会のルールがあるっていうのが
それはそうやって仕組みとしてあるんだってそれはなんか面白かった
そう権力が集中しないから誰がモテるっていう要素もないっていうね
すごいよねだから
これプナンの人たちってみんなそれぞれのことをどういうふうに見てるんだろうって
多分こういうのがあるからやっぱ文化人大学者が参与観察って言って
現地に行ってもう何日かも一緒に過ごしながら観察というかリサーチしていくらしいんですけども
なんかそこで行ってみないと感じられないんだろうな
だってさこの本の中にリサーチ中って言って
プナンの人の横で寝っ転がりながら話を聞いてる姿があるんだよね
でもそれが立派なリサーチっていうかフィールドワークっていうか
そうなっていくのってすげえ溶け込みすぎだなみたいなね
一緒にゴロゴロしながらじゃないと本当のことが聞けないのかもしれないですしね
だから本当に知らないこと多いなっていうのの中で
本ってすごい便利と思ったコスパがいいよね
そうなんですよ
特になんか自分とは全然知らない世界の話って発見がものすごく多くて面白いですよね
面白かったです
ということで今回は何も持っていないのになんで幸せなんですか?